JPH09165016A - 容器の洗浄殺菌方法 - Google Patents

容器の洗浄殺菌方法

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JPH09165016A
JPH09165016A JP32435295A JP32435295A JPH09165016A JP H09165016 A JPH09165016 A JP H09165016A JP 32435295 A JP32435295 A JP 32435295A JP 32435295 A JP32435295 A JP 32435295A JP H09165016 A JPH09165016 A JP H09165016A
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container
ozone water
cleaning
sterilizing
treatment
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JP32435295A
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Shogo Yamaguchi
昇吾 山口
Naokazu Takeuchi
直和 竹内
Yukio Yamaguchi
幸男 山口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の倒立させた容器を直列配置で連続的に
移動させ下方から容器内に挿入されたノズルと容器外部
のノズルを介して容器内外壁面を洗浄する洗浄装置を用
いて行う容器の洗浄殺菌方法において、比較的低温での
処理を可能にし、肉薄容器(PETボトル等)の変形を
防ぐ。 【解決手段】 容器の内壁面及び外壁面を、濃度10〜
20ppm,温度10〜25℃のオゾン水で14〜15秒間
の洗浄殺菌処理をなし、引続き濃度0.5〜2.0ppm,
温度10〜25℃のオゾン水で3〜3.5秒間のススギ
処理をした後に、容器の内壁面を無菌エアーの噴射によ
って水切り処理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種飲料用等の容
器の洗浄殺菌方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品飲料に利用される容器を殺
菌する方法としては、熱水または蒸気等により容器を加
熱する加熱殺菌方法、容器を薬剤と接触させて殺菌する
薬品殺菌方法、及び容器内に紫外線を照射して殺菌する
紫外線殺菌方法等が広く利用されているが、その一例と
して特開平7−76325で提供されているものを、図
5,図6に基づいて説明する。
【0003】従来技術における洗浄処理は、図5に示す
ように、ボトル01の口部02を下方に向け、この状態
で口部02から温水注入ノズル03をボトル01の内部
に挿入する。次いで、温水04がボトル01の底壁05
から側壁06,06’を伝わって口部02から外部に流
出するように温水04を上方に放出させて、ボトル01
の内壁の温度を40〜70℃に昇温させる。この際、温
水注入ノズル03の先端が、ボトル01の底壁05から
側壁06〜06’を伝わって流下する温水W,W’に接
触しないように、温水注入ノズル03をボトル01の内
奥部に挿入する。
【0004】温水注入ノズル03として、ノズル内径8
〜10mmの円筒状ノズルを使用し、且つ70℃以下で温
水を注入する。この場合、40〜70℃の温水をボトル
1本当たりボトル内容量の0.4〜1.1倍量使用す
る。温水を温水注入ノズル03から10〜20リットル/分
の速度で5〜10秒間放出する。このようにすると、ボ
トル01の内壁を均一に洗浄処理することができる。
【0005】従来技術における殺菌処理は、温熱加熱処
理、又はオゾン水処理により行われる。このうち温熱加
熱処理は、熱水又は蒸気により、65〜75℃、5〜2
0秒間の処理条件で実施することが必要とされる。一
方、オゾン水処理の場合は、オゾン濃度5〜15ppm 、
温度5〜20℃、処理時間5〜25秒間の処理条件で実
施することが必要とされる。上記各処理条件は、ボトル
に対する負荷の限界値と、殺菌効果の限界値として設定
されるものであり、当該条件からはずれた場合、所期の
目的を達成することはできない。上記温熱加熱による処
理は、図5に示すように、ボトル01の口部02を下方
に向け、その口部02から熱水注入ノズル03’を当該
ボトル01の内部に挿入し、ボトル内壁面全域に熱水が
接触するように熱水を噴射する方法、ボトルの内部に熱
水を満注充填する方法、熱水の中を通したり、蒸気を接
触させるなどの方法、等により行うことができる。
【0006】蒸気を接触させて殺菌する場合は、70〜
100℃に保持した蒸気のトンネル内に3〜10秒間程
度通過させることにより好適に実施することができる。
上記ボトルの殺菌処理は、図6に示す連続処理装置01
0を使用して連続的に行うことができる。ここで、図6
においては、搬送装置011によって、ボトル01は熱
水注入ノズル03’により内部に熱水を注入させなが
ら、且つ熱水シャワー部012で外部上方からボトル0
1に熱水をシャワーさせながら図示の方向に搬送されて
行く。
【0007】また、オゾン水処理は、5〜15ppm のオ
ゾン濃度を有するオゾン水を使用し、当該オゾン水とボ
トルの内壁面、又は、ボトルの外壁面及び内壁面とを接
触することにより実施される。オゾン水との接触の具体
的な処理手段の一例として、ボトル01の口部02を下
方に向け、その口部02からノズル03をボトル01内
部に挿入し、ボトル01の内壁面全域にオゾン水が接触
するように、オゾン水をノズル03から噴射する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のような、容器内
にノズルを挿入し40〜70℃の温水による洗浄処理を
10〜20リットル/分の速度で5〜10秒間行った後に、
再び容器内にノズルを挿入し70〜75℃の熱水シャワ
ーを10〜15秒行う殺菌処理方法においては、容器の
軽量化が進められているPET容器は、肉厚が薄く高温
(70℃以上)に対しては変形する可能性があり、温水
洗浄、加熱殺菌処理方法では対応が困難である。又、前
記温水洗浄とオゾン水殺菌処理方法においては、洗浄処
理での高温問題と、容器内へ挿入される注入ノズルを洗
浄と殺菌の2種類を必要として、機構的に複雑となり処
理時間も長くなり、高能力化・省スペース化への対応も
困難である。
【0009】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、比
較的低温での処理と、簡単な機構による処理を可能にす
る容器の洗浄殺菌方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、多数の倒立させた容器を直列配置で
連続的に移動させ下方から容器内に挿入されたノズルと
容器外部のノズルを介して容器内外壁面を洗浄する洗浄
装置を用いて行う容器の洗浄殺菌方法において、次の特
徴を有する容器の洗浄殺菌方法に関するものである。
【0011】(1)容器の内壁面及び外壁面を、濃度1
0〜20ppm,温度10〜25℃のオゾン水で14〜15
秒間の洗浄殺菌処理をなし、引続き濃度0.5〜2.0
ppm,温度10〜25℃のオゾン水で3〜3.5秒間のス
スギ処理をした後に、容器の内壁面を無菌エアーの噴射
によって水切り処理をする。
【0012】(2)上記(1)項に記載の容器の洗浄殺
菌方法において、容器の内壁面をオゾン水により洗浄殺
菌処理とススギ処理をするそれぞれの工程中に、無菌エ
アーを間欠噴射して容器内から排出されるオゾン水の排
出速度を高める。
【0013】(3)上記(1)項又は上記(2)項に記
載の容器の洗浄殺菌方法において、オゾン水及び無菌エ
アーの供給経路毎に切換弁を設け、洗浄殺菌処理、スス
ギ処理、及び水切り処理の時間を、上記の切換弁を電気
的に制御して設定する。
【0014】(4)上記(1)項又は上記(2)項に記
載の容器の洗浄殺菌方法において、洗浄殺菌、ススギ、
及び水切りの処理をされるべき容器の有無を確認する検
出手段を設け、容器の存在が確認された位置においての
み洗浄殺菌、ススギ、及び水切りの各処理をする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
る容器洗浄殺菌装置の平面図、図2は同装置の縦断面
図、図3は同装置の系統図、図4は同装置の運転のフロ
ーチャートである。図1,図2に示す洗浄装置1はロー
タリ式で、回転部分を中心とする主要部分は従来より提
供されているものである。この装置においては、スター
ホィール25a,25bによって容器3の受渡しがさ
れ、把持手段11は反転機能を備えてブラケット10を
介して、旋回テーブル6に固定配設された昇降ガイド9
に固定されている。ロータリージョイント7は洗浄装置
1の中心部に設けられ、配管32が放射状に配設されて
旋回テーブル6上に固定されたリング管33に接続され
ている。
【0016】図2に示すように、ベース5上に旋回テー
ブル6が回転自在に設置されて、同旋回テーブル6に一
体形成された旋回軸6aの上方にロータリージョイント
7が連設されている。ノズル昇降カム8は前記ベース5
上に固設されて、昇降ユニット12の下部には軸20を
介してローラ21が回転自在に装着され、上部には内洗
ノズル22が着脱可能な状態で螺合されている。昇降ユ
ニット12は、旋回テーブル6の外周に配設された昇降
ガイド9に係合して、上下移動可能に装着されている。
昇降ガイド9は昇降ユニット12を介してローラ21を
ノズル昇降カム8の上面に密着させる加圧機能を備えて
いる。又、内洗ノズル22は二重構造の円筒で内側にオ
ゾン水の噴射経路を設け、外側に無菌エアーの噴射経路
が設けられている。
【0017】図3において、ロータリージョイント7の
固定部7aに、殺菌オゾン水(以下オゾン水Aと呼ぶ)
の供給配管34a、ススギ用オゾン水(以下オゾン水B
と呼ぶ)の供給配管34b、無菌エアーの供給配管34
cが接続され、ロータリージョイント7の回転部7bに
設けられた複数の供給口7cとリング管33a,33
b,33cは、それぞれが配管32a,32b,32c
の接続により連通されている。リング管33a,33
b,33cより、旋回テーブル6の外周に配設された複
数の昇降ユニット12の間に切換弁35(本実施形態で
は昇降ユニット2個に対して切換弁1個)を配設し、配
管36a,36b,36cを接続し連通されている。
尚、配管32cの中間にフィルタ38を設けてある。切
換弁35と昇降ユニット12はチューブ37a,37b
によって接続され、同昇降ユニット12は上下移動可能
な状態で連通されている。
【0018】また、前記の各配管と同様にロータリージ
ョイント7の固定部7aには、内洗ノズル22より噴射
されるオゾン水および無菌エアーを制御する電気配線4
5および操作用エアー配管48も接続されている。ロー
タリージョイント7の回転部7bより分電盤40へは配
線46により結線され、電磁弁43(前記切換弁35と
同数個)へは配線47によって分電盤40より作動可能
に結線されている。分岐ユニット42は配管49により
ロータリージョイント7の回転部7bより接続され、複
数個の電磁弁43と配管50によってそれぞれが接続さ
れている。切換弁35を作動させるアクチェータ44は
配線47で、電磁弁43と接続されて電気の通電切り換
えにより作動する。
【0019】次に本装置の系統について説明する。容器
3の内壁を洗浄殺菌するのに必要とする、オゾン水A
(濃度10〜20ppm 、温度10〜25℃)とオゾン水
B(濃度0.5〜2.0ppm 、温度10〜25℃)およ
び無菌エアーと操作エアーは、洗浄装置1の外部に設け
られた設備より、洗浄装置1のロータリージョイント7
の固定部に供給されている。オゾン水Aは配管34aに
より、供給源よりロータリージョイント7を介して、複
数の配管32aによってリング管33aに送り込まれ、
同リング管33aより配管36aを介して、複数個の切
換弁35の供給口35aに送られアクチェータ44aの
弁棒によって止められている。オゾン水Bは配管34b
により、供給源よりロータリージョイント7を介して、
複数の配管32bによってリング管33bに送り込ま
れ、同リング管33bより配管36bを介して、複数個
の切換弁35の供給口35bに送られアクチェータ44
bの弁棒によって止められている。
【0020】無菌エアーは配管34cにより、供給源よ
りロータリージョイント7を介して、複数の配管32c
の中間に設けられたフィルタ38よりリング管33cに
送り込まれ、同リング管33cより配管36cを介し
て、複数個の切換弁35の供給口35cに送られ、アク
チェータ44cの弁棒によって止められている。操作エ
アーは配管48により、供給源よりロータリージョイン
ト7、配管49を介して分岐ユニット42に送り込ま
れ、同分岐ユニット42より複数個の電磁弁43a,4
3b,43cに供給されている。
【0021】また、電磁弁43a,43b,43cを操
作する電源は、図示されない制御盤より電気配線45に
よって、ロータリージョイント7を介して電線46によ
って、分電盤40に通電されている。同分電盤40より
複数個の電磁弁43a,43b,43cに通電されるこ
とによって、それぞれの電磁弁43a,43b,43c
が個々に作動する。
【0022】次に本装置の作用について述べる図1にお
いて、容器3は上流工程より搬送コンベヤAによって連
続的に供給され、スターホィール25aによって回転す
る洗浄装置1の入口部に順次受け渡しされると同時に、
把持手段11によって容器口部を把持し、図示されない
反転機構により、容器口部が真下となるように反転(図
2の状態)させながら回転移動する。搬送される該当容
器3が昇降開始位置に到達すると、昇降ユニット12が
ノズル昇降カム8に接するローラ21を介して、上昇を
開始し内洗ノズル22は容器3の内部に挿入される。同
時に図示されないエンコーダ等により搬送移動する容器
3毎に、噴射開始の位置T1が確認されその検出信号に
基づいて、電磁弁43aに通電されることによって操作
エアーの回路が開放されて、アクチェータ44aの弁棒
が作動し切換弁35の供給口35aが開放される。オゾ
ン水Aの供給口35aが開放されることによって、オゾ
ン水Aはチューブ37aを流通して内洗ノズル22の先
端より容器3の内壁底部に向けて噴射を開始する。
【0023】図4に示すように、オゾン水Aは定められ
た移動距離(T1〜T2)噴射を続け、該当容器3が位
置T2に到達した検出信号に基づいて、電磁弁43aの
作動によりアクチェータ44aの弁棒により供給口35
aが閉ざされて噴射を停止する。また、オゾン水Aの噴
射時間中に無菌エアーを間欠して複数回噴射し、容器内
のオゾン水Aは加速排出され、該当容器3の内部は洗浄
殺菌される。該当容器3が位置T2に到達した検出信号
に基づいて、電磁弁43bが作動しアクチェータ44b
の弁棒によりオゾン水Bの供給口35bが開放され、オ
ゾン水Bはチューブ37aを流通して内洗ノズル22の
先端より容器3の内壁底部に向けて噴射を開始する。
【0024】オゾン水Bは定められた移動距離(T2〜
T3)噴射を続け、該当容器3が位置T3に到達した検
出信号に基づいて、電磁弁43b作動によりアクチェー
タ44bの弁棒により供給口35bが閉ざされて噴射を
停止する。また、オゾン水Bの噴射時間中に無菌エアー
を間欠して複数回噴射し、容器内のオゾン水Bは加速排
出され、該当容器3の内部はススギ処理される。
【0025】該当容器3が位置T3に到達した検出信号
に基づいて、電磁弁43cが作動しアクチェータ44c
の弁棒により無菌エアーの供給口35cが開放され、無
菌エアーはチューブ37bを流通して内洗ノズル22の
先端より容器3の内壁底部に向けて噴射を開始する。無
菌エアーは定められた移動距離(T3〜T4)噴射を続
け、該当容器3が位置T4に到達した検出信号に基づい
て、電磁弁43cの作動によりアクチェータ44c弁棒
により供給口35cが閉ざされて噴射を停止する。
【0026】また、内洗ノズル22は位置T4に到達す
ると下降を開始し、容器3内のオゾン水Bの水滴を排出
しながら位置T4においては、下降を終了しノズル22
は容器3より抜脱されて、容器内の水切り処理を完了す
る。尚、容器3の外壁部については詳細説明を省略する
が、旋回搬送される容器3の円周上部に設けられた外洗
シャワー39により、容器内部と同様にオゾン水A,B
による洗浄殺菌、ススギ処理がされる。
【0027】上述の如く、洗浄殺菌、ススギ、水切りの
各工程を、連続的に処理された容器3は、洗浄装置1の
出口部において把持手段11の反転により容器口部を上
にして、スターホィール25bに順次受渡し、コンベヤ
Bによって後工程の充填装置に搬送される。
【0028】また、洗浄装置1の入口部において、容器
3の有無検出する検出手段を設けて、把持手段11が容
器3を把持しないで旋回する位置においては、上記の洗
浄殺菌、ススギ、水切りの切換弁35はオゾン水および
無菌エアーの噴射をしないようにする。
【0029】テスト結果として、容器の内壁面に106
個の菌(Bacillus subtilis var.globigii(胞子)、Ba
cillus megaterium (胞子)、Neosartorya sp. (耐熱
性カビ))を付着させオゾン水Aを濃度10〜20ppm
、温度10〜25℃で14.8秒ノズル噴射し、オゾ
ン水Bを濃度0.5〜2.0ppm 、温度10〜25℃で
3.5秒ノズル噴射のススギ処理を行った結果、菌数は
0個であることが確認され、容器は確実に殺菌された。
【0030】以上詳述したように、本実施形態において
は、洗浄装置内を搬送され旋回する過程において、容器
内に内洗ノズルを挿入した状態で洗浄殺菌、ススギの処
理を連続して行うことによって、処理時間の短縮を図る
ことを可能とし、オゾン水の低温化によって容器の変形
損傷を防止すると共に、オゾン水熱交換機の小型化を図
ることができる。
【0031】また、洗浄殺菌およびススギ処理のオゾン
水噴射過程において、無菌エアーを間欠噴射させる注入
機能を設けることによって、容器内に滞留しがちな汚染
されたオゾン水を速やかに容器外に排出することを可能
としたので殺菌効果の向上を図ることができる。
【0032】また、洗浄装置入口部において、容器の供
給有無を確認することで無駄なオゾン水の噴射による、
オゾン水の使用量を削減するとともに、オゾン濃度を下
げることでコストの低減ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の容器の洗浄殺菌方法において
は、容器の内壁面及び外壁面を、濃度10〜20ppm,温
度10〜25℃のオゾン水で14〜15秒間の洗浄殺菌
処理をなし、引続き濃度0.5〜2.0ppm,温度10〜
25℃のオゾン水で3〜3.5秒間のススギ処理をした
後に、容器の内壁面を無菌エアーの噴射によって水切り
処理をするので、比較的低温で容器の洗浄殺菌を行うこ
とができ、肉薄容器(PETボトル等)の変形を防止す
ることができる。容器の内壁面をオゾン水による洗浄殺
菌処理とススギ処理をするそれぞれの工程中に、無菌エ
アーを間欠噴射して容器内から排出されるオゾン水の排
出速度を高める方法においては、殺菌効果の向上を図る
ことができる。
【0034】また、オゾン水及び無菌エアーの供給経路
毎に切換弁を設け、洗浄殺菌処理、ススギ処理、及び水
切り処理の時間を、上記の切換弁を電気的に制御して設
定する方法においては、供給する流体毎にノズルを交換
する必要がないので、簡単な装置で処理を行うことがで
きる。洗浄殺菌、ススギ、及び水切りの処理をされるべ
き容器の有無を確認する検出手段を設け、容器の存在が
確認された位置においてのみ洗浄殺菌、ススギ、及び水
切りの各処理をする方法においては、供給流体の無駄な
消費を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る容器洗浄殺菌装置
の平面図。
【図2】同装置の縦断面図。
【図3】同装置の系統図。
【図4】同装置の運転のフローチャート。
【図5】従来の容器洗浄殺菌工程の説明図。
【図6】従来の容器洗浄殺菌装置の斜視図。
【符号の説明】
1 洗浄装置 3 容器 5 ベース 6 旋回テーブル 7 ロータリージョイント 8 ノズル昇降カム 9 昇降ガイド 10 ブラケット 11 把持手段 12 昇降ユニット 21 ローラ 22 内洗ノズル 25 スターホィール 32 配管 33 リング管 35 切換弁 38 フィルタ 40 分電盤 42 分岐ユニット 42 電磁弁 44 アクチェータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の倒立させた容器を直列配置で連続
    的に移動させ下方から容器内に挿入されたノズルと容器
    外部のノズルを介して容器内外壁面を洗浄する洗浄装置
    を用いて行う容器の洗浄殺菌方法において、容器の内壁
    面及び外壁面を、濃度10〜20ppm,温度10〜25℃
    のオゾン水で14〜15秒間の洗浄殺菌処理をなし、引
    続き濃度0.5〜2.0ppm,温度10〜25℃のオゾン
    水で3〜3.5秒間のススギ処理をした後に、容器の内
    壁面を無菌エアーの噴射によって水切り処理をすること
    を特徴とする容器の洗浄殺菌方法。
  2. 【請求項2】 容器の内壁面をオゾン水により洗浄殺菌
    処理とススギ処理をするそれぞれの工程中に、無菌エア
    ーを間欠噴射して容器内から排出されるオゾン水の排出
    速度を高めることを特徴とする請求項1に記載の容器の
    洗浄殺菌方法。
  3. 【請求項3】 オゾン水及び無菌エアーの供給経路毎に
    切換弁を設け、洗浄殺菌処理、ススギ処理、及び水切り
    処理の時間を、上記の切換弁を電気的に制御して設定す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器
    の洗浄殺菌方法。
  4. 【請求項4】 洗浄殺菌、ススギ、及び水切りの処理を
    されるべき容器の有無を確認する検出手段を設け、容器
    の存在が確認された位置においてのみ洗浄殺菌、スス
    ギ、及び水切りの各処理をすることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の容器の洗浄殺菌方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017029347A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 三菱重工食品包装機械株式会社 オゾン処理装置

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JP2017029347A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 三菱重工食品包装機械株式会社 オゾン処理装置

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