JPS59207155A - 背圧獲得装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無菌処理システムの装置滅菌の際に、充填ノ
ズルに圧盾し、システム内を所定の加圧状態となして、
システム内の高温殺菌を可能とする、背圧犯１ｑ菰置に
関づる。

一般的に、食品−１ｂ医桑品等をＪｌ（ξ画処理する場
合には、１２品運転に先行して、殺菌機をはじめとしで
、充填機に至るまて、製品か融れる仝ての配管、装置、
（産品等を無菌状態にしてｄ−３＜必要がある。

この方法としては、例えば殺菌剤等の薬剤を゛システム
内に流す、加熱殺菌機で加熱して得られる熱水を流して
システム内を加熱殺菌する、蒸気を別途配管でシステム
内に導入して加熱殺菌する、等の方法がとられる。しか
し、薬剤を使用すると、薬剤かシステム内に残留して食
品中に混入する等、安全衛生上問題があるのであまり使
用されず、実際には、熱水或いは蒸気を用いて加熱殺菌
する方法がとられている。

また、上記の場合の殺菌条件は、一般的に１２０〜１４
０℃で２０〜４５分間保持Ｊ−るものとされている。と
ころで、上記の場合に、熱水或いは蒸気を１００℃以上
に保持するためには、システム内を大気圧以上の圧力（
沸騰抑制圧−背圧）に保持することが必要となってくる
。また、熱水や蒸気がシステム内で滞留していたのでは
、システム内から外部雰囲気への放熱のために温度が低
下したり、蒸気ドレンが溜って、システム内の殺菌が不
充分になってしまう。したがって、システム内では、熱
水或いは蒸気が滞留せずに、富に流れていることが要求
される。

一方、充填機に於る充填ノズルは、充填する製品の性状
に応じで、様々な形状のものが工夫されているが、何れ
も充填工程に於ては、ノズルの先端が聞かれて、ここか
ら製品が流されて製品容器等に充填され、次に新たな製
品容器が供給されるまでの充填停止時には、ノズルの先
端が全開状態となるのが、一般的である。したがって、
こうした従来の充填ノズルの（幾重によれば、システム
内を殺菌に必要な温度を得るに足るだけの大気圧以上の
圧力を安定的に肩１持し、かつシステｌ＼内で炎；１水
や蒸気が絶えず流れている状態をつくりだ′づ−ことは
、不可能であった。

したがって、従来は、充填ノズルに装置滅菌のための付
属装置を装着し、このイ」属装置から配管によって、圧
力制御弁或いはスチーム１〜ラツプのＪ、うな背圧狽寄
菰；ｔＣへと接続りる手段がとられ−（いた。どころか
、充填機の充愼ノズルイ」近（よ、一般的に器（４部品
か多く（＝Ｊ屈しているため、人手（こＪ、って上記の
（＝ｊ属装置を充填ノズルに装着する作業は、極めて煩
雑で、面倒であった。また、システム内を装置滅菌した
直後は、充填ノズル、付属装置はかなりの高温であるた
め、直ぐには人手で操作できず、室温程度に冷えるまで
、通常約３０分程度放置しておかなければならなかった
。

更には、上記のように放冷が終了した後、付属装置を取
り外す際には、殺菌済の充填ノズルの先端及び内面を、
細菌等微生物によって汚染しないよう細心の注意を払わ
なければならず、手指を消毒し、更に付属装置を取り外
した後に、充填ノズル部分に殺菌剤を噴霧する等の処置
を講じなければならなかった。しかし、これらの処置を
講じたどしても、付属装置を取り外すためには、充填機
内部を無菌状態に保持するための外部雰囲気どの遮断扉
を開けな（プればならず、このため充填機内部が外気に
より汚染される問題を有していた。

本発明の目的は、上記のような問題を起こざづ゛に、無
菌処理システム内の充填機を含む製品か触れる全ての部
分を良好に殺菌することが可能な手段を提供することに
ある。即ち、本発明の第１の目的は、充填ノズルに装着
ツることによって、システム内を所定の加圧状態、即ち
１００℃以上の高温に保持し、システム内での加熱媒体
の滞留をも防止し得る、背圧獲得装置を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、煩雑な作業や持ち詩
間な□どを必要とぜず、しかも、殺菌後の充填ノズル及
び充填機内の無菌状態を崩すことなく、充填ノズルに脱
着可能な、背圧獲得装置を提供することにある。

木兄明壱らは、上記の目的を達成すべく研究を進めた結
果、特に、システム内の前方の圧力を所定の圧力に保持
しなから加熱媒体を排出する成型を有した、加熱媒体排
出手段を備えた、受は容器を、充ｊＯ′ｉノズルに圧名
し、この状態でシステムに加熱媒体を流すことに」２っ
て、システム内は所定の加圧状態と４１って充分高温に
加熱され、また、加熱媒１本がシステム内で滞留せず、
システム内は高温条ｆ’ｌ　’（、＋Ｊ！めで良りｊ′
に殺菌されることを見出した。Ｊ、た、同時に本光明者
らは、上記の受は容器ｆ、Ｊ、　、　ＪＩ　７ｉ’；　
ｉコニ−＋　ン／＜　’／　ｔ−な（１’ｊ　］：’ｉ
、設ｆｉｌ’−Ｃあ；ｊ、＞　１．：　メ、これをコン
ベアー等の移送手段によって、充填ノズルの真下にまで
移送し、比較的平易な手段てヂｄｊ眞ノス゛ルに圧着で
さること。またこれによって、装置を脱着する際に、充
填ノズルを細菌汚染したり、充填機内部の無菌状態を崩
づことかないことを見出した。

本発明は、上記の知見に基ついてなされたもので、少な
くとも、充填ノズル、該充填ノズルと対向する受（プ容
器、該受（づ容器を昇降可能ならしめる昇降手段、該充
填ノズルと該受（］＠器の圧るを液密に規る手段、該受
（プ容器に設けられ該受（プ容器より前方のシステム内
の圧力を保持しなから加熱媒体を排出する機能を有した
加熱媒体排出手段からなることを特徴とする、背圧獲得
装置である。

以下、図面に基づいて本発明について；、ｉ　＋、　＜
説明する。

第１図は、本発明背圧獲得装置の好ましい一実施例を示
す図である。第１図に於て、先ず充填ノズル１は、充填
機天板８に段【プられ、図にＪ、ると、充填機天板８よ
り上部は充填機の外部、下部は充填機の内部どなる。ま
た、背圧獲得装置の本体である受り容器２は、上記の充
填ノズル１と対向し、これを譬陪ならしめる荷降手段、
例えば、充Ｊ６’ｉ　ｌ別天板８に設けられた穴に通さ
れる取り付は用ポル］〜４、及び受ｔプ容器２の側壁に
設（づられた、フランジ７にあいたねじ穴１２を螺合さ
せることによって、充填ノズル１に圧着される。この際
、充填ノズル１と受り容器２が液密に圧着されるよう、
両者の中間にＯリング５等が介される。また、上記の妥
り容器２には、システム内の受（プ容器２より前方の１
１１３分の圧力を所定の圧力に１７持しイＶがら、加熱
媒体を排出する機能を有した、加熱媒体ＩＪ＋出手段、
例えば、スブーム１へラップ３１．ＩＪ＋出ロ６宿がδ
９げられる。

実際に、この背圧犯１１〕装置を使用して無菌処１１ｊ
シスデムの加熱殺菌を行なう場合には、先ず受り容器２
は、通常充填鋼内で製品容器等が移送される方法、例え
ばコンベアーチェーン９によって運ばれ、受（プ容器２
が充填ノズル１の真下まできた時に、コンベアーチェー
ン９が停止される。この状態で、充填機天板８に設けら
れた穴に、取り付は用ボルト４が通され、これが受は容
器２の側壁に設けられた７ランジ７のねじ穴１２に螺合
される。

かくして取り付は用ボルト４がフランジ７に螺合される
にしたがい、受は容器２はコンベアーチェーン９を離れ
、充填ノズル１に向って引き上けられ、ついにはＯリン
グ５を介して充填ノズル１と液密に接するようになる。

この状態で、充＠機より上方位置から別途配管によりシ
ステム内に飽和蒸気が供給され、飽和蒸気はシステム内
を通って、充填ノズル１を経、受は容器２を通過した後
にシステム外に排出される。

この際、受（プ容器２が有するスチーム１〜ラツプ３に
より、システム内のスチーム１〜ラツプ３より前方部分
の圧力は所定の圧力に保持され、また、トレン化した蒸
気は選択的に排出口６から排出される。したがって、シ
ステム内には、これを殺菌するに足る温度に必要な蒸気
圧が保持され、かつ蒸気ドレンを排出口から断続的に排
出することにより、蒸気供給配管から充填ノズル１に向
ってシステム内を蒸気が常に流動する状態がっくり出さ
れる。このようにして、システム内を殺菌リ−るに必要
な所定の温度・貯量保持してシステム内の殺菌か行イ了
われる。

上記のＪ、うにして、システム内の殺菌が終了した後、
取り付は用ポルｈ　４が緩められ、受（プ容器２は充填
ノズル１を離れコンベアーチェーン９上に降り、コンベ
アーチェーン９を再ひ運転づることにより、充填１幾の
外に運ばれる。この場合に、受り容器２の取り外し、及
び移送は一切人手にょらり゛、このため充填ノズル１の
先端や内側を細菌汚染したり、また充填機内部の無菌状
態を崩す危険性（よ仝くない。

また、充」眞樋に於ては、通常充１ｆＪノズル１より１
受りに、製品容器の封緘装置が設けられるが、上記のよ
うに受（ブ容゛器２を移送ブる際には、封緘）装置を稼
動さけないことにより、受は容器２を損傷せずに、また
逆に充填機装置を受は容器２にＪ、って倶つ（ＸＩずに
、受り容器２を充填幾の外に取り出すことが可能である
。

尚、受は容器２を充填ノズル１から取り外した後は、取
り付は用ボルト４は生産時本来の製品容器が運ばれる際
、障害となるので、充填機天板８にあけられた穴から取
り除かれるが、この場合に、充填機大板８の下部、即ち
充填（穴内部を、例えば、無菌エアー、不活性ガス、過
熱水蒸気等により、大気圧より僅かに高い圧力（陽圧）
に保つことによって、取り付は用ポルＩ〜４が充填機大
板８から取り外されても、充＠機外部から細菌等が侵入
せず、充填機内の無菌状態が崩れることはない。尚取り
イリ（ブ用ポル１〜４を取り外した後に充填機天板８に
設（プられた穴を適宜の手段で封緘することが好ましい
ことは言うまでもない。

以上、第１図を塁に、飽和蒸気によりシステム内を加熱
殺菌する場合について説明したが、上述したように、シ
ステム内の加熱殺菌は蒸気による方法に限られず、加熱
殺菌機によって加熱された熱水を利用することもできる
。この場合は、第１図に於るスチーム１〜ラツプ３に替
えて、例えばオリフイス、ニー１−ルバルブ等の絞り弁
を受（プ容器２に取り付けることになる。３ξた、蒸気
あるい（，１゜熱水の何れを使用する揚台に−し、蒸気
ドレン水Ａゝ）熱水が充填１幾内に排出されることが好
ましくない場合には、刊出口６に配管等を接続しく、こ
れによって蒸気ドレン、熱水を充填機外に排出づること
も可能である。

また、本発明背圧獲得装置の本体である受（ブ容器を充
填ノズルの真下にまで移送する手段も、通常の」ンヘア
ーチＪ−−ン等による移送に限らづ゛、）受は容器が充
１眞ノズルの真下に移送され、かつ充填（人的のり１（
（菌状態を崩さな（プれば、何れの手段ににってもにい
。尚、上述のようにコンベアーチェーンを使用りる場合
に、受（す容器を通常の製品容器の供給経路（こしたが
って移送力ることが困難である場合には、例えばコンｌ
＼アーヂ土−ンを）ｊ転させて、受ｔノ容器を充填（；
（出口側から製品容器のｊｌ給とは逆方向に、充填ノズ
ルの真下に移送づ−ることも可能である。また、受は容
器を充填ノズルに圧君ツ′るための昇降手段も、図示し
たねじによるものに限らず、他に別途リフターで持ち上
げる等の手段をとることも可能である。

また、受は容器の形態は、第１図に示づようなものに限
られず、充填ノズルに圧着して、上述のような作用を果
たすものであれば」、く、場合によって（ユ、第２図に
示すような、オリフィス１ｏと、充填ノズル１と８＆密
にするだめのガスケット１１を有した、ねじ穴１２をタ
ップしたステンレス板１３等を使用することも可能であ
る。また、充填ノズルと受り容器の間を液密にするため
の手段も、第１図に示すものに限らず、例えば受は容器
を充填ノズルに螺合、嵌着あるいは覆設したり、或いは
両者の間に合成樹脂、ゴム等のパツキンを設（プること
も可能である。また、場合によっては、第３図に示すよ
うに、受は容器２を充填成人Ｆ；！８にガスケツ１〜１
１等を介して液密に設（ブ、これによって、充填ノズル
１と受は容器２の間を液密にグることもできる。

また、本発明背圧獲得、装置の材質は、所定の殺菌条件
に耐え得るものであれば何れでもよく、ス１ンレス、金
属、ビラミンク、合成（伺脂ｑを使用づることか可能Ｃ
ある。

以十、本光明背Ｉ」：５舊得装首によれば、受（ノ容器
を、／ｊ（（画処理システムの装置滅菌の際に充填ノズ
ルに圧るづ゛ることにより、シスアム内を所定の加圧状
態となして、充分に高温℃・の加熱殺菌を可能どし、ま
た熱水Ａ１）Ｍ気等の加熱媒体がシメｊム内で？１１）
留づることもない。

しかし、この受は容器はコンバク１〜な４Ｍ　ｉ５’ｔ
　（−あるので、充Ｊｉノズルを細菌汚染したり、充填
Ｍ内部の無菌１人態を崩すことなく、充填ノズルにＩ）
）２名可能である。

【図面の簡単な説明】

第′１−３図は、本発明背圧獲得装置の好ましい一態様
を・示りｌＪｉ　ｉｌ’ｉｉ図（・・ある。 １・・・・・・充填ノズル、２・・・・・・受【ブ容器
、３・・・・・・スチーム１−ラップ、４・・・・・・
Ｊ＆？り付ｔブ用ノノクルト、５・・・・・・Ｏリング
、６・・・・・・１〕１出口、７川・・・フラノン、８
・・・・・・充填機天板、９・・・・・・］ンｌ＼）ノ
ーチェーン、′１０・・・・・・Ａリフイス、１１・・
・・・・カスケラ１〜．１２・・・・・・ねじ穴、１３
・・・・・・ステンレス板反、１４・・・・・・リフタ
ー。 特許出願人　ハ・クス食品１業株式会社葛１図 − 篤２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも、充填ノズル、該充填ノズルと対向する受（
   プ容器、該受は容器を昇降可能ならしめる昇降手段、該
   充填ノズルと該受は容器の圧着を液密にする手段、該受
   は容器に設（プられ該受は容器より前方のシステム内の
   圧力を保持しながら加熱媒体を排出する数面を有した加
   熱媒体排出手段からなることを特徴と覆る、背圧獲得装
   置。