JPH02151609A - 含フッ素共重合体およびその用途 - Google Patents

含フッ素共重合体およびその用途

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JPH02151609A
JPH02151609A JP30544288A JP30544288A JPH02151609A JP H02151609 A JPH02151609 A JP H02151609A JP 30544288 A JP30544288 A JP 30544288A JP 30544288 A JP30544288 A JP 30544288A JP H02151609 A JPH02151609 A JP H02151609A
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栄 村上
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和泉 隆
Hajime Inagaki
稲垣 始
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、有機溶剤に溶解して常温で速やかに硬化させ
ることができる含フッ素共重合体に添加した場合に基材
との密着性を向上させることができるような含フッ素共
重合体および基材との密着性に優れた含フッ素共重合体
組成物ならびにその用途に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 含フッ素重合体は耐候性、耐水性、耐薬品性、撥水性、
低摩擦性等の各種性質に優れているので、高機能塗料へ
の応用が期待されている。しかし−方では、含フッ素重
合体は常温において溶剤不溶性または難溶性であるため
溶液型塗料として使用できなかったり、基材に対する付
着性が悪いという問題もある。
ところで最近によりフルオロオレフィン、シクロヘキシ
ルビニルエーテル、アルキルビニルエーテルおよびヒド
ロキシアルキルビニルエーテルの4成分を共重合してな
るフッ素系4元共重合体は、有機溶剤に対して常温で可
溶であり、かつ、硬化成分を混合することにより常温硬
化し、さらには該共重合体を主成分とする塗料により形
成された塗膜は、前述したようなフッ素系重合体の優れ
た特性を示すことが、特公昭60−21688号公報に
開示されている。
しかし、この共重合体を常温で硬化させるためには、メ
ラミン系硬化剤や尿素樹脂系硬化剤が必要であり、必然
的にその分だけ耐候性が低下するという問題点がある。
そこで、本願出願人は含フッ素重合体のみを含んで硬化
する耐候性塗料用樹脂を開発すべく検討を重ねた結果、
フルオロオレフィン、ビニルエーテルおよび特定の有機
珪素化合物とからなるフッ素系3元共重合体が常温下で
有機溶剤に可溶であること、そして硬化成分を必要とす
ることなく常温硬化することを見出し、すでに提案した
(特開昭61−141713号公報)。
しかし、このフッ素系重合体を用いた塗料も、基材に対
する塗膜付着性の面で必ずしも満足すべきものではない
ことが判った。すなわち、塗布後短期間しか経過してい
ないエポキシ樹脂下塗り塗料から形成された塗膜に対し
ては、塗膜付着性が優れるものの、塗布後の経過時間が
長いエポキシ樹脂下塗り塗料から形成された塗膜に対し
ては十分な付着強度を示さないことが判った。
ところで、エポキシ樹脂は塗料のビヒクルとして最も一
般的に用いられており、したがって重ね塗りなどによっ
てエポキシ系塗料と共に他の塗料が使用されるケースが
しばしば発生する。このため、塗料分野においては、エ
ポキシ樹脂に対する付着性を求められる場合が多い。
また、実際の塗装作業においては、天候によりエポキシ
系塗料を塗装した後、上塗り塗料塗装までの経過時間が
長い場合もしばしばみられる。
発明の目的 本発明は、上記のような問題点を解決しようとするもの
であって、有機溶剤に溶解して塗料として用いた場合に
、基材との密着性に優れた塗膜を与えつるような、有機
溶剤に可溶性の新規な含フッ素共重合体およびこの含フ
ッ素共重合体を有機溶剤に溶解してなる塗料組成物を提
供することを目的としている。
また本発明は、上記したような珪素を含有する溶剤可溶
性含フッ素共重合体と、上記したような新規な含フッ素
共重合体とからなる含フッ素共重合体組成物およびこの
含フッ素共重合体組成物を有機溶剤に溶解してなる塗料
組成物を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る含フッ素共重合体[I]は、[A](i)
フルオロオレフィン (i)ビニルエーテル (ii)次式 %式% (式中、R、R2およびR3は、水素または低級アルキ
ル基であってそれぞれ同一であってもよくまた異なって
いてもよく、nは1以上の整数である)で表わされる不
飽和カルボン酸の共重合体であって、 [B]該共重合体を形成する(i)、(i)および(i
i)の合計モル数に対して、(i)は30〜70モル%
の量で、(i)は20〜60モル%の量で、(it)は
3〜35モル%の量であり、かつ [C]ゲル・パーミェーションクロマトグラフ法によっ
て測定した数平均分子jl(Klin)が3000〜1
00000の範囲内にあることを特徴としている。
また本発明に係る第1の塗料組成物は、上記のような含
フッ素共重合体[1]を有機溶剤に溶解してなることを
特徴としている。
また本発明に係る含フッ素共重合体組成物は、[11上
記のような含フッ素共重合体[I]と、[A] (a)
フルオロオレフィン (b)ビニルエーテル (C)オレフィン性不飽和結合および加水分解可能な基
を有する有機珪素化合物の共重合体であって、 [B]該共重合体を形成する(a)  (b)および(
C)の合計モル数に対して、(a)は30〜70モル%
の量で、(b)は20〜60モル%の量で、(C)は1
〜25モル%の量であり、かつ、 [C]ゲル・パーミェーションクロマトグラフ法によっ
て測定した数平均分子量(Mn )が3000〜200
000の範囲内にあることを特徴とする溶剤可溶性含フ
ッ素共重合体[■]とからなることを特徴としている。
また本発明に係る第2の塗料組成物は、上記のような含
フッ素共重合体組成物を有機溶剤に溶解してなることを
特徴としている。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る含フッ素共重合体[1]およびこれを
含む塗料組成物について、具体的に説明する。
まず本発明に係る含フッ素共重合体[I]について説明
すると、この含フッ素共重合体は、(i)フルオロオレ
フィンと、(i)ビニルエーテルと、(i)不飽和カル
ボン酸とがら導がれる3種類のモノマー成分単位からな
る共重合体である。しかし本発明の目的を損わない範囲
で、少量の他の共重合可能なモノマー成分、たとえばα
−オレフィン類、シクロオレフィン類、カルボン酸ビニ
ルエステル、カルボン酸アリルエステル類などが共重合
されていてもよい。
本発明で用いられるフルオロオレフィン(i)は、分子
中に少なくとも1個以上のフッ素原子をもっており、好
ましくはオレフィンの水素原子がすべてフッ素原子およ
び他のハロゲン原子で置換されているベルハロオレフィ
ンが好適である。さらに重合性および得られる重合体の
性質の観点からは、炭素原子数2または3のフルオロオ
レフィンが好ましい。
このようなフルオロオレフィンとしては、具体的には以
下のような化合物が用いられる。
CF  −CF  、CHF−CF  、CH2−CF
  SCH−CHF、C(l F−CF2、CHCF 
−CF  、CCg −CF  5CCff F−CC
,OF、CHF−CCI7  、CH2−CHF。
CCl22−C(1! F等の炭素原子数2のフルオロ
オレフィン(フルオロエチレン系)。
CF  CF−CF  5CF3CF−CHF。
CF  CH−CF  、CF  CF−CH2,CF
  CF−CHFSCHF2CF−CHF。
CF  CH−CHS CHCF−CF2.CHCM−
CF  、CHCF−CH2,CF  CICF■CF
  、CF  C(1−CF2.CF3CF−CFCI
、 CF  (l CCff−CF  5CF2i CF−
CFCfISCFCg2CF−CF2、CF  CCU
 −C1! FSCF3CCj)虐CCI  % CC
ll F  CF−CCI 2、C1!  CF−CF
  、CF2Cff CCll−CCN  5CFCf
I  Ci −Ci 2、CF  CF−CHCfl 
S Ci F2CF−CHC,Q 、CF3CC1)−
CH(1。
CHF  C(1−CCff  、CF2CD CH−
CCI   、  CF   CN  C(1−CHC
ll  。
C1!  CF−CHiSCF  N CF−CF2、
CF  Br CH−CF  、CF3CBr −CH
Br 、CF  CI CBr−CH2、CHBrCF
wmCCg 5CF3CB「−CHS CF  CH−
CHBr 、CF2Br CH= CHF SCF  
B r CF −CF 2等の炭素原子数3のフルオロ
オレフィン(フルオロプロペン系)。
CF  CF  CF−CF2、 CF  CF−CFCF  、CF3CH−CFCF 
 、CF  −CFCF  CHF2.CF  CF 
 CF−CHS CF3 CH−CHCF  SCF 
 −CFCF  CH、CF譚CFCHCHS CF 
 CH2CH−CH2,CF  CH−CHCH、CF
2− CHCHCH、CHCF  CH−CH2,CFHCH
−CHCFHS CH3CF2CH−CHSCH−CF
CH,、、CH3、CF  (CF  )  CF−C
F2.CF (CF2)80F四CF2等の炭素原子数
4以上のフルオロオレフィン系。
これらの中では、テトラフルオロエチレン(CF  −
CF2) 、ヘキサフルオロプルペン(CF  −CF
CF3)およびクロロトリフル第ロエチレン(CF2−
CCI F)が好適であり、さらには安全性、取扱い性
の面からヘキサフルオロプロペンおよびクロロトリフル
オロエチレンが好適である。
また本発明において、フルオロオレフィンは、単独で用
いてもよく、また2種以上を混合して用いてもよい。
本発明で用いられるビニルエーテル(j)は、ビニル基
と、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラ
ルキル基などとがエーテル結合した化合物である。
このようなビニルエーテルとしては、具体的には、エチ
ルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロ
ピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、tert
−ブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル、ヘ
キシルビニルエーテル、イソヘキシルビニルエーテル、
オクチルビニルエーテル、4−メチル−1−ペンチルビ
ニルエーテル等の鎖状アルキルビニルエーテル類、シク
ロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエー
テル等のシクロアルキルビニルエーテル類、フェニルビ
ニルエーテル等のアリールビニルエーテル類、ベンジル
ビニルエーテル、フェネチルビニルエーテル等のアラル
キルビニルエーテル類を用いることができる。
これらの中ではとくに炭素数が8以下好ましくは2〜4
である鎖状アルキルビニルエーテルおよび炭素数が5〜
6であるシクロアルキルビニルエーテルが好ましく、さ
らにはエチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル
、ブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテ
ルが好適である。
また本発明においては、上記のようなビニルエーテルは
、単独で用いてもよく、また複数混合して用いてもよい
本発明で用いられる不飽和カルボン酸(ii)は、次式 %式% (式中、RおよびR2は炭化水素基であってそれぞれ同
一であってもよくまた異なっていてもよく、R3は水素
または低級アルキル基であり、nは1以上の整数である
。)で表わされる。
上記式において、RSR2およびR3が水素である不飽
和カルボン酸が好ましい。
上記式においてnは1以上の整数であるが、nは1〜2
0特に2〜10であることが好ましい。
さらにR1は場合によって水酸基を含む炭化水素基であ
ってもよく、たとえば C)l−±CH←CH(0)1) −CH2−などであ
ってもよい。
このような不飽和カルボン酸(e)としては、具体的に
は以下のような化合物が用いられる。
アクリル酸(C112−CIl−COO11)II ■ 、クロトン酸(C113−C−CIICOOII)4−
ペンテン酸(CI  −CIl (C112+T−CO
O11)5−ヘキセン酸((、II  −CIl (C
112+7− C00II)6−ヘプテン酸(CIl 
 −CIl (C11□±−7−C00II)7−オク
テン酸(CIl  −CIl (C1+□−)−7−C
00II)8−ノナン酸(CI  −C■(CH2−)
−7−C00II)9−デカン酸(CIl2−CI (
CH2+丁−COO11)10−ウンデシレン酸 (CIl  −CIl (C112+−r−COOII
)ブラシジン酸 (CI −+C11?−CH−Cl1 (C112−+
fiCOO11)リシノール酸 (C113−+CII□←丁C1l (Oll) −C
11゜−C1l−CIl (C112士TCOO11)
本発明に係る含フッ素共重合体[11では、(i)〜(
i)のモノマー成分の含有割合は、(i)〜(ii )
の合計モル数を基準として、(i)は30〜70モル%
好ましくは40〜60モル%の量であり、(i)は20
〜60モル%好ましくは20〜50モル%の量であり、
(ii)は3〜35モル%好ましくは5〜25モル%の
量である。
このような含フッ素共重合体[1Fでは、テトラヒドロ
フランを溶媒にし、分子量既知の単分散ポリスチレンを
標準物質として用いて、ゲル・パーミエーションク、ロ
フトグラフ法(GPC)により測定して求めた数平均分
子量(Mn )が、通常3000〜100000、多く
は5000〜50000の範囲にある。
本発明に係る含フッ素共重合体CI]は、また非品性あ
るいは低結晶性、多くは非品性であり、一般にはX線に
よる結晶化度が0%、示差走査型熱量計(D S C)
で融点が観察されないことが多い。したがって本発明に
係る含フッ素共重合体は、透明性が良好である。
また本発明に係る含フッ素共重合体[IIでは、そのガ
ラス転移温度(Tg )は、試料を一120℃に冷却し
たのち10℃/分の昇温速度でDSCにより測定すると
、通常−50〜20℃、多(が−30〜5℃の範囲にあ
る。
本発明に係る含フッ素系共重合体は、このような組成割
合および分子量を採ることにより、溶剤可溶性で含フッ
素共重合体[nlに添加して耐候性に優れ、かつ基材と
の付着性を向上させる効果に優れたものとなる。
このような本発明に係る含フッ素共重合体[IIは、常
温において、たとえばベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン
などのケトン類、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテ
ルなどのエーテル類、エタノールなどのアルコール類、
トリクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼンな
どのハロゲン化炭化水素類などに溶解する。
したがって上記のような含フッ素共重合体[11を上記
のような有機溶剤に溶解させ、後述する含フッ素共重合
体[■]の硬化触媒を加えることにより、基材との付着
性を向上させる硬化触媒液を調製することもできる。
上記のような含フッ素共重合体[1]から硬化触媒液を
調製する場合には、有機溶剤として、トルエン、キシレ
ン、イソブチルメチルケトン、酢酸ブチル、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブあるいはこれらの混合物など
を用いることが好ましい。
本発明では、また上記のような本発明に係る含フッ素共
重合体[I]と、下記のような珪素を含有する溶剤可溶
性含フッ素共重合体[11とからなる組成物が提供され
る。
すなわち本発明では、上記のような含フッ素共重合体[
1]と、組合せて用いられる珪素を含有する溶剤可溶性
含フッ素共重合体[II]は、[A] (a)フルオロ
オレフィン (b)ビニルエーテル (C)オレフィン性不飽和結合および加水分解可能な基
を有する有機珪素化合物の共重合体であって、 [B]該共重合体を形成する(a)  (b)および(
e)の合計モル数に対して、(a)は30〜70モル%
の量で、(b)は20〜60モル%の量で、(C)は1
〜25モル%の量であり、かつ、 [C]ゲル・パーミェーションクロマトグラフ法によっ
て測定した数平均分子量(un )が3000〜200
000の範囲にある含フッ素共重合体である。
この珪素を含有する溶剤可溶性含フッ素共重合体[■]
では、(a)フルオロオレフィンとしては、上記のよう
な(i)フルオロオレフィンが用いられ、また(b)ビ
ニルエーテルとしては、上記のような(社)ビニルエー
テルが用いられる。
またこの珪素を含有する含フッ素共重合体[I[]で用
いられる有機珪素化合物(C)は、分子中にオレフィン
性不飽和結合および加水分解可能な基を有する化合物で
あって、具体的には下記−数式(1)〜(3)に示され
る化合物を例示することができる。
RRSIY’Y2    (1) ■ RXSI Y1Y2    (2) R’ St Y’ Y2Y3   (8)(式中、RR
は、オレフィン性不飽和結合を有し、炭素、水素および
場合によって酸素からなり、それぞれ同一または相異な
る基である。Xは、オレフィン性不飽和結合を有しない
有機基であり、Yl Y2 Y3はそれぞれ同一または
相異なる加水分解可能な基である。) RまたはR2は、具体的には、ビニル、アリル(all
yl) 、ブテニル、シクロへキセニル、シクロペンタ
ジェニルなどであり、とくに末端オレフィン性不飽和基
であることが好ましい。またR1またはR2は、末端不
飽和酸のエステル結合を有する C12−CH−0(CH2) 3 CH2−C(CH3)Coo (CH2) 3CH2−
C(CH3)COO(CH2) 2−0(CH2’) 
3 CH2wmC(CH3)COOCH20H2などの基で
あることもできる。これらの中では、R1およびR2が
酸素を含まず炭素と水素とから構成されていることが好
ましく、特にビニル基が最適である。
Xは、具体的には、1価の炭化水素基であるメチル、エ
チル、プロピル、テトラデシル、オクタデシル、フェニ
ル、ベンジル、トリルなどであり、またこれらの基は、
ハロゲン置換炭化水素基でもよい。
YI Y  Y3は、具体的には、メトキシ、エトキシ
、ブトキシ、メトキシエトキシなどのアルコキシ基、ア
ルコキシアルコキシ基、ホルミロキシ、アセトキシ、ブ
ロピオノキシなどのアシロキシ基、オキシムたとえば 一0N−C(CH3) 2、 −ON纏CHCH2C2H5および −ON −C(Ce H5) 2などであり、その他任
意の加水分解し得る有機基である。
本発明では有機珪素化合物[II]は、−数式(3)で
表わされる化合物であることが好ましく、とくに基Y1
 Y2、Y3が同一である有機珪素化合物が好ましい。
これらの中でもR1がビニル基であり、Y1〜Y3がア
ルコキシ基またはアルコキシアルコキシ基である有機珪
素化合物が特に好マしく、たとえばビニロキシプロピル
トリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエトキ
シ)シランなどが好ましい。またビニルメチルジェトキ
シシラン、ビニルフエニルジメトキシシランなども同様
に用いることができる。
このような珪素を含有する含フッ素共重合体[I[] 
テは、(a)〜(C)のモノマー成分の含有割合は、(
a)〜(C)の合計モル数を基準として、(a)は30
〜70モル%好ましくは40〜60モル%の量であり、
(b)は20〜60モル%好ましくは20〜50モル%
の量であり、(C)は1〜25モル%好ましくは3〜2
0モル%の量である。
この珪素を含有する含フッ素共重合体[11]では、テ
トラヒドロフランを溶媒にし、分子量既知の単分散ポリ
スチレンを標準物質として用いて、ゲル・バミエーショ
ンクロマトグラフ法(GPC)により測定して求めた数
平均分子量(Mn )が、通常3000〜200000
、多くは5000〜100000の範囲にある。
またこの珪素を含有する含フッ素共重合体[II]は、
また非品性あるいは低結晶性、多くは非品性であり、一
般にはX線による結晶化度が0%、示差走査型熱量計(
DSC)で融点が観察されないことが多い。したがって
この珪素を含有する含フッ素共重合体[■コは、透明性
が良好である。
またこの珪素を含有する含フッ素共重合体[nlでは、
そのガラス転移温度(T g)は、試料を−120℃に
冷却したのち10℃/分の昇温速度でDSCにより測定
すると、通常−60〜+20℃、多くが一40〜+5℃
の範囲にある。またこの含フッ素共重合体は、通常1.
48〜1.34、多くは1.44〜1.36の範囲の屈
折率を有している。
このような珪素を含有する含フッ素共重合体[■]もま
た、常温において、たとえばベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類、アセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジプロピル
エーテルなどのエーテル類、エタノールなどのアルコー
ル類、トリクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベン
ゼンなどのハロゲン化炭化水素類などに溶解する。
したがって上記のような本発明に係る含フッ素共重合体
[I]と珪素を含有する含フッ素共重合体[R1とから
なる組成物を、上記のような有機溶剤に溶解させて塗料
組成物を調製することができる。
上記のような含フッ素共重合体[1]と珪素を含有する
含フッ素共重合体[11]とから塗料組成物を調製する
場合には、有機溶剤として、トルエン、キシレン、イソ
ブチルメチルケトン、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブあるいはこれらの混合物などを用いる
ことが好ましい。
上記のような珪素を含有する含フッ素共重合体[11]
は、有機珪素化合物(c)に由来する加水分解可能な有
機基を有しているので、水分と接触することにより重合
体の分子鎖間に橋かけ反応が起こり、硬化する。したが
って、大気中の湿気によっても当然のことながら架橋が
起こり得る。この珪素を含有する含フッ素共重合体[t
llは、単独でも架橋が進むことは明白であるが、塗料
として用いる場合には、基材に塗布された含フッ素共重
合体の皮膜が迅速に硬化するように、シラノール縮合触
媒を塗料組成物中に添加しておくことが好ましい。この
場合、本発明に係る含フッ素共重合体[11を溶解した
有機溶剤液にシラノール縮合触媒と珪素を含有する含フ
ッ素共重合体[II]の有機溶剤液を混合したものを添
加し、これを基材に塗布すると、有機溶剤が蒸散して空
気中の湿分と接触しだすと同時に硬化反応が起こり、皮
膜硬化が起こる。
シラノール触媒としては、公知のものを用いることがで
き、具体的には、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル
錫ジラウレート、酢酸第1錫、オクタン酸第1錫、ナフ
テン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉄、ナフテン酸コバル
トなどのカルボン酸金属塩、エチルアミン、ヘキシルア
ミン、ジブチルアミン、ピペリジンなどの有機塩基、無
機酸および有機脂肪酸などの酸などが用いられる。この
うちアルキル錫カルボン塩、たとえばジブチル錫ジウラ
レート、ジオクチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオク
トエート、ジブチル錫ジアセテートが好ましい。
本発明に係る含フッ素共重合体の橋かけ反応は、常温す
なわち室温付近(0〜40℃)で十分進行するが、必要
に応じて加熱下で反応を行わしめてもよい。
本発明に係る含フッ素共重合体[I]と珪素を含有する
含フッ素共重合体[■]とを塗料として使用する場合に
は、2液型で使用するのが好適であり、この塗料組成物
は、通常の液体塗料と同じように刷毛、スプレー ロー
ラコータ等で金属、木、プラスチック、セラミック、紙
、ガラスなどの基材表面に塗布することができる。硬化
後の被膜は、耐候性、耐薬品性、耐溶剤性、耐水性、耐
熱性、低摩擦性に優れ、さらに光沢、基板との密着性に
も優れている。
また硬化後の含フッ素共重合体[I]および[11]か
らなる被膜は、前記のように基板との密着性にも優れて
いる。ここで含フッ素共重合体の基板との密着性は以下
のようにして評価する。
くゴバン目・セロテープ試験〉 鋼板に塗布して形成された塗膜表面にrJIsK540
01979塗料一般試験方法6.15基盤目試験」に準
じて切り傷を入れた。つぎに基盤目部分の塗膜表面に幅
20關のセロハン粘着テープをあて、その上から幅7■
のスパチュラで強くこすりながらテープを塗膜面に密着
させたあと、急速にセロハンテープを鉛直上方に引き上
げてはがした。このセロハンテープの密着とはがしを基
盤目の4辺の各方向から計4回行ない、除かれずに残っ
た基盤目の数を調べ、その数で試験成績を表示した。
本発明に係る含フッ素共重合体[Nは、上記のような各
モノマー(i)〜(ii)を周知のラジカル開始剤の存
在下共重合することによって製造することができる。こ
こで(i)〜(i)の各成分はいずれも存在することが
必要であり、たとえば(i)成分と(it)成分とのみ
では共重合が生じないが、(i)成分を加えることによ
って(1)、(i)、(i)の各成分が共重合する。
このような本発明に係る含フッ素共重合体[I]を製造
する際にはラジカル開始剤として、公知の種々のものが
使用できる。具体的には有機ペルオキシド、有機ペルエ
ステルたとえばベンゾイルペルオキシド、ジクロルベン
ゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジーte
rt−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(ペルオキシベンゾエート)ヘキシン−3,1,4
−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペ
ルアセテート、2.5−ジメチル−2,5−ジ(tar
t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、tert−ブチルペルベンゾエート、tert−ブ
チルペルフェニルアセテート、tert−ブチルペルイ
ソブチレート、tert−ブチルペルー5ea−オクト
エート、tert−ブチルペルピバレート、クミルペル
ビバレート、tert−ブチルペルジエチルアセテート
など、その他アゾ化合物たとえばアゾビス−イソブチル
ニトリル、ジメチルアゾイソブチレートなどが用いられ
る。このうちジクミルペルオキシド、ジーtert−ブ
チルペルオキシド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t
ert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン、1.4−ビス(tert−ブチルペルオキシイ
ソプロピル)ベンゼンなどのジアルキルペルオキシドが
好ましい。
上記のような共重合反応は、有機溶媒からなる反応媒体
中で行われることが好ましい。このような有機溶媒とし
ては、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタンな
どの脂肪族炭化水素、クロロベンゼン、ブロモベンゼン
、ヨードベンゼン、0−ブロモトルエンなどのハロゲン
化芳香族炭化水素、テトラクロロメタン、1,1.1−
)リクロロエタン、テトラクロロエチレン、1−クロロ
ブタンなどのハロゲン化脂肪族炭化水素等を用いること
ができる。
上記のようなへ重合反応は、上記のような溶媒中でラジ
カル開始剤をモノマーの合計モル数に対してモル比で1
0〜2X10−3の範囲で添加して行うことが好ましい
。また重合温度は一30〜200℃、好ましくは20〜
100℃、重合圧力はO〜100 kg/cシaQ1好
ましくはO〜50 kg/C−・Gである。
なお本発明で用いられる珪素を含有する含フッ素共重合
体[I[] も、上記のような含フッ素共重合体[I]
と同様にして製造することができる。
本発明に係る含フッ素共重合体[I]の利用分野として
は、上記してきたように各種の有機溶剤に溶解した形で
塗料組成物として用いるのが最適である。この場合、顔
料あるいは染料などを塗料組成物に配合して着色塗料と
してもよく、さらに必要に応じて通常合成樹脂に配合さ
れる各種添加剤を配合してもよい。また上記のような含
フッ素共重合体を、シリル化アクリル樹脂、シリコン系
塗料、シリル化ポリオレフィンなどのアルコキシシリル
基あるいはシラノール基を有する樹脂の改質剤として使
用してもよい。
〔実施例〕
以下本発明の内容を好適な例でもって説明するが、とく
に断わりのない限り本発明はこれらの例に制限されるも
のではなく、本発明の目的を損わない範囲でいかなる態
様も可能である。
実施例1 内容積1.5fIのステンレス製撹拌機付きオートクレ
ーブ内を窒素置換し、窒素気流下にベンゼン500 m
l、エチルビニルエーテル(EVE)108.1g、ウ
ンデシレン酸(UDA)184g。
過酸化ジラウロイル9.05gを仕込んだ。その後、ク
ロロトリフルオロエチレン(CTFE) 306gをオ
ートクレーブ中に導入し、65℃まで昇温した。
65℃で7.5時間反応を行なった後、オートクレーブ
を水冷し、反応を停止させた。冷却後、未反応モノマー
を追い出し、オートクレーブを開放し、反応液を取り出
した。濃縮後、メタノールで洗浄し、溶媒を留去した。
共重合体収量は50.3gであった。得られたポリマー
のGPCによる数平均分子量は17,500、重量平均
分子量、は24,000であり、DSCによるガラス転
移点は−18,4℃であった。
また、この共重合体(I)の組成分析を元素分析°およ
びNMRを用いて行なったところ、CTFE/EVE/
UDA−50/35/15(モル比)であった。
実施例2〜7 実施例1と同様の条件で、モノマーと仕込組成を変えて
重合を行なった。得られたポリマーの物性を表1に示す
表1 略号  11FP:ヘキサフルオロプロペンCyllV
E:シクロヘキシルビニルエーテル実施例8 実施例1で得られた共重合体(1)27重量部とジラウ
リン酸ジn−ブチル錫42重量部とをキシレン196重
量部に溶解して、共重合体液−Iを調、製した。また、
同様にして共重合体(I)/ジラウリン酸ジn−ブチル
錫/キシレン−44/42/154(共重合体液−■)
および共重合体(I)/ジラウリン酸ジn−ブチル錫/
キシレン−89/42/109 (共重合体液−■)を
各々調製した。
一方りロロトリフルオロエチレンΦエチルビニルエーテ
ル・n−ブチルビニルエーテル・トリメトキシビニルシ
ラン共重合体(組成(モル%)49737/7/8 、
数平均分子量6,350 、重量平均分子量18.66
0) 35. 5重量部と、テトラメチルオルト珪酸オ
リゴマー1.7重量部と、オルトギ酸メチル1.7重量
部と、酸化チタン29重量部と、キシレン32.1重量
部とからなる塗料(1)を調製した。
また、JIS G 3302に規定する亜鉛鋼板(SP
G)にエポキシ塗料(ユニコープF500011B  
三井金属塗料化学側) マリンSC(三井金属塗料化学
■)、アクリルウレタン塗料(レタンlI4000  
関西ペイント■)をそれぞれ塗布し、暴露期間10.2
0.30日の3水準をとって屋外に暴露し、塗装用基板
を作製した。
上記のようにして調製した塗料液(I)100重量部に
対し、上記共重合体液(■)、共重合体液(■)、共重
合体液(III)を各々9.6重量部を混合し、この混
合液を上記の塗装用基板上に100μmのアプリケータ
ーを用いて塗布した。
これを屋外に1週間暴露したのち、基盤目試験を実施し
た。また、同様にして共重合体液(n)、共重合体液(
m)についても同様に試験した。
結果を表2に示す。
比較例1 実施例8における塗料(1)の調製において共重合体溶
液の代わりに、ジラウリン酸ジn−ブチル錫42重量部
をキシレン198重量部に溶解させた溶液を用いた以外
は、実施例8と同様にして塗布液を調製し、これを塗布
し、養生後、基盤目試験を実施した。
結果を表2に示す。
実施例9 実施例1〜6で得られたポリマーと、ジラウリン酸ジn
−ブチル錫(DBTDL)とキシレンとの組成を変えて
共重合体液を調製した。
一方、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)・エチ
ルビニルエーテル(E V E) ・シクロヘキシルビ
ニルエーテル(Cy HVE) 串トリメトキシビニル
シラン(TMVS)共重合体(組成(モル%) 51/
39/4/6 、数平均分子量13.000)およびC
TFEaEvEΦCyHvE・3−ビニロキシプロピル
トリメトキシシラン共重合体(組成(モル%)53/3
3/915 、数平均分子量12.400)を実施例8
と同様の処方で塗料化し塗料液(n)、(III)を調
製した。また、クロロトリフルオロエチレン・エチルビ
ニルエーテル・n−ブチルビニルエーテル・トリメトキ
シビニルシラン共重合体(組成(モル%) 49/37
/7/8 、数平均分子量6,350 、重量平均分子
量18.660)をキシレンに溶解し、60重量%の樹
脂液(1)を調製した。
実施例8で調製した塗料液(1)と、上記塗料液(■)
、(III)と、実施例8で調製した共重合体液(I)
、(n)、(III)とを表3に示すような量で用いて
、実施例8と同様の試験を行なった。
結果を表3に示す。
発明の効果 本発明の含フッ素共重合体[Nは、 (1)有機溶剤に常温で溶解する、 (i)基材との密着性に優れる、 (in)耐候性に優れる、 といった特長を示し、したがって塗料として、上記のよ
うな含フッ素共重合体[■コと組合せて用いた場合には
、 (1v)基材との密着性が向上する、 (V)含フッ素共重合体[11]の優れた耐候性を損な
わない、 といった特長を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)[A](i)フルオロオレフィン (ii)ビニルエーテル (iii)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2およびR_3は、水素または低
    級アルキル基であってそれぞれ同一 であってもよくまた異なっていてもよく、 nは1以上の整数である)で表わされる不 飽和カルボン酸の共重合体であって、 [B]該共重合体を形成する(i)、(ii)および(
    iii)の合計モル数に対して、(i)は30〜70モ
    ル%の量で、(ii)は20〜60モル%の量で、(i
    ii)は3〜35モル%の量であり、かつ [c]ゲル・パーミエーションクロマトグラフ法によっ
    て測定した数平均分子量(@M@n)が3000〜10
    0000の範囲内にあることを特徴とする溶剤可溶性含
    フッ素共重合体。
  2. (2)請求項第1項に記載の含フッ素共重合体を有機溶
    剤に溶解してなる塗料組成物。
  3. (3)[ I ] [A](a)フルオロオレフィン (b)ビニルエーテル (c)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2およびR_3は、水素または低
    級アルキル基であってそれぞれ同一 であってもよくまた異なっていてもよく、 nは1以上の整数である)で表わされる不 飽和カルボン酸の共重合体であって、 [B]該共重合体を形成する(a)、(b)および(c
    )の合計モル数に対して、(a)は30〜70モル%の
    量で、(b)は20〜60モル%の量で、(c)は3〜
    35モル%の量であり、かつ [c]ゲル・パーミエーションクロマトグラフ法によっ
    て測定した数平均分子量(@M@n)が3000〜10
    0000の範囲内にあることを特徴とする溶剤可溶性含
    フッ素共重合体、および [II] [A](a)フルオロオレフィン (b)ビニルエーテル (c)オレフィン性不飽和結合および加水分解可能な基
    を有する有機珪素化合物の共 重合体であって、 [B]該共重合体を形成する(a)、(b)および(c
    )の合計モル数に対して、(a)は30〜70モル%の
    量で、(b)は20〜60モル%の量で、(c)は1〜
    25モル%の量であり、かつ、 [C]ゲル・パーミエーションクロマトグラフ法によっ
    て測定した数平均分子量(@M@n)が3000〜20
    0000の範囲内にあることを特徴とする溶剤可溶性含
    フッ素共重合体 からなる溶剤可溶性含フッ素共重合体組成物。
  4. (4)請求項第3項に記載の含フッ素共重合体組成物を
    有機溶剤に溶解してなる塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5171804A (en) * 1990-05-29 1992-12-15 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing polymer for paints and paint composition containing the polymer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5171804A (en) * 1990-05-29 1992-12-15 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing polymer for paints and paint composition containing the polymer

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