JPH02149415A - フッ素雲母の製造方法 - Google Patents

フッ素雲母の製造方法

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JPH02149415A
JPH02149415A JP855789A JP855789A JPH02149415A JP H02149415 A JPH02149415 A JP H02149415A JP 855789 A JP855789 A JP 855789A JP 855789 A JP855789 A JP 855789A JP H02149415 A JPH02149415 A JP H02149415A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、室部において容易に空気中の水分をその結晶
内の中間層側に取入れて膨潤する性質をもった膨潤性又
は非膨潤性のフッ素雲母の製造法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)従来か
らこの種のフッ素雲母は、シリカ、マグネシア、アルミ
ナ及びフッ化物を原ネ4として1.300℃以上の高温
で溶融し徐冷する所謂溶融法や、長石、カンラン石、石
英及びフッ化物の混合物を1.000℃以上で2〜24
時間反応させる所謂固体反応法で造られていた。しかし
この様な従来の方法は、反応温度が高すぎたり、反応時
間が長すぎるなどの欠点があった。
そこで、特公昭59−1215号公報では、タルクに対
し15〜25重量%のフッ化アルカリ粉末を加えて80
0〜1.200℃で加熱処理し、MF ・3Mg0 ・
4Si Oa  (式中、MはK、Na又はLiを表す
)で示されるフッ素雲母を製造する方法が知られている
。しかしながら、生成率が低く、かつ反応時間を1時間
内にするためには、やはり1,000°C以上の高温に
保たねばならず、実用面では、更に反応温度の低下及び
保持時間の短縮が要望されるようになった。
更に、特開昭61−201616号公報には、タルクに
対し少なくとも15重量%のLiFを加え、650〜7
80’Cで加熱処理して2LiF3Mg0・4 S i
 Oxで示される膨潤性フッ素雲母の製造方法が開示さ
れている。しかしながら、高価なLiFを用いることな
く、又はその使用量をできる限り押え、品質的にはLi
Fを原料とした膨潤性雲母と遜色のないものを得る方法
が要望されている。
本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、 式M2S1Fs (式中、Mはナトリウム、リチウムまたはカワラムを表
す) で示されるケイフッ化アルカリ10〜35重量%とタル
クの混合粉末を加熱処理することを特徴とする。
式  αMF ・ β (a M g F 2  ・b
 M g O)・γ5iOa           (
I)(式中、Mは上記と同義であり、α、β、γ、a及
びbは各々係数を表し、aは0.1〜2、βは2〜35
、γは3〜4、a、bは0〜lを示し、a+b=1を表
し、好ましくはαは1、aは0〜0.2を表す) で示されるフッ素雲母の製造方法である。
原料としてNa 2 S i F s又はLi2SiF
6を用いる場合は、 式 aNaF (又はLiF)=β(a M g F 
2 ・bMgO)  ・γSiO□     (II)
で示される膨潤性フッ素雲母が容易に得られる。
以下望ましいN a a S s F sを原料とした
フッ素雲母について説明するが、L i 2 S IF
 gを原料としても同様のものが得られる。
N a t S i F sの添加量は10重量%より
も少ない場合と、逆に35重量%を越える場合は、後記
実施例1及び第1図に見られるようにフッ素雲母の生成
率が低下するので、NaaSiFaの添加量は10〜3
5重量%、好ましくは15〜30重量%とする必要があ
る。微粉末の製品を製造する場合の加熱温度は、後記実
施例2及び第2図から明らかなように、最低でも700
℃が必要であり、900°Cを越えるとや\収率が下が
り始めること、及びより以上の高温では製品が焼結して
、その後の粉砕工程が必要となる等の煩雑さを伴うとい
う不都合が生じるので、加熱温度は700〜900℃と
するのが好ましい、また加熱温度は膨潤性にも大きく影
響し、例えば700〜750°Cで製造されたフッ素雲
母をX線粉末法により測定した結果は、C軸方向の厚さ
が16.1人のピークとは別に、9.1人のピークも残
っていたが、780〜900℃で製造されたフッ素雲母
では9.1人のピークは殆ど消え、16.1人にシフト
していることが確かめられた。またタルクもNaaSi
Fsもその粒径は望ましい生成物の粒径を考慮して選択
することができるが、−FIQ的には微細なものがよく
、平均粒径が約2pm以下であるものが好ましい。
一方、原料としてに!SiF6を用いる場合は、 式  (2KF  ・ β (aMg F z  ・ 
bMg O)γSiO2(Ill) で示される非膨潤性フッ素雲母が容易に得られる。に2
SiFaの添加量が10重量%よりも少ない場合と逆に
35重量%を越える場合は、後記実施例3及び第3図に
見られるように、フッ素雲母の生成率が低下するので、
K15iFsの添加量は10〜35重量%、好ましくは
15〜30重量%であり、膨潤性フッ素雲母の場合と同
じである。微粉末の製品を製造する場合の加熱温度は、
後記実施例4及び第4図から明らかなように、700℃
以上で加熱することが好ましく、この温度以下であるか
または保持時間が短い場合は生成率が低くなる。好まし
くは900℃以上で1時間保持する。しかし、1.20
0℃以上の温度では製品が焼結して、その後の粉砕工程
が必要となる等の煩雑さを伴うという不都合が生じるの
で、加熱温度は700〜1、200℃とするのが好まし
い。
また、タルクもK15iFsもその粒径は望ましい生成
物の粒径を考慮して選択することができるが、−数的に
は微細なものがよく、平均粒径が約2P以下であるもの
が好ましい。
本発明で用いるケイフッ化アルカリは、N a * S
 L F a 、 L i t S i F s及びK
 m S f F sの2種又は3種を混合して用いる
こともでき、膨潤度のコントロール、合成雲母の形状や
アスペクト比を調節することができる。生成するフッ素
雲母は次式で表わされる。
式a (cL i F−dNaF−e’KF)β(aM
gF冨・bMgO)  ・ySiOs(IV)(式中、
c、d及びeはO〜1の係数を示し、c+d+e=1を
表す、a、β、y、a及びbは前記と同義の係数を表す
) これらケイフッ化アルカリ全体の混入量は10〜35重
量%、好ましくは15〜30重量%であり、加熱温度は
700〜1.200°Cであり、最適温度は実施例5及
び6に示すようにK 2 S iFgの混合割合によっ
て変化し、KgSiFsが多いと850〜1.100℃
であり、Na2SiF6が多いと800〜1.000℃
である。
本発明では、M t S i F @の一部をMF(式
中、Mは前記と同義を表す)に替えて、M s S L
 F 。
とMFの混合粉末を用いることもできる。
例えば、NaaSiFsの一部をLiFに替えてNat
SiFaとLiFとの混合粉末を用いた場合1両者の合
計量中に占めるNa2S i Feの割合は実施例7及
び第5図に示すようにN a t S i F sの添
加量を変えてもフッ素雲母が100%生成し、完全にL
iFに代替できる。このNatSiFsとLiFとの混
合粉末は前記Na、5iFsの単独粉末を用いる場合と
同様に、混合粉末10〜35重量%と残部がタルク粉末
であるものを用い、700〜900℃で焼成し、式  
a  (cLiF −dNaF)  ・ β (aMg
F”bMgO)  ・yS 102      (v)
(式中、α、β、γ、a及びbは各々前記と同義の係数
を表し、c、dは0〜1の係数を示し、c+d= 1を
表す) で示される膨潤性フッ素雲母を得る(実施例8及び第6
図参照)。
K2S1Fsの一部なKFに替えて、 K2siF8とKFとの混合粉末を用いた場合、両者の
合計量中に占めるK 2 S IF gの割合は実施例
9及び第7図に示すように、K2siF8が25重量%
以上であることが必要であり、好ましくは50重量%以
上である。
またNa25iFaの一部をNaFに替えてNa1Si
F@とNaFの混合粉末を用いる場合、Na1SiF@
が50重量%以上であることが必要であり、好ましくは
75重量%以上である。
種々のケイフッ化アルカリ及びフッ化アルカリの混合物
を用いる場合、加熱温度は好ましくは850〜1.10
0°Cで、前記(+V )組成ノフッ素雲母が生成する
(実施例10参照)。
さらに、本発明では、八2□0.を全1の25重量%以
下、好ましくは10重量%以下を添加して、生成するフ
ッ素雲母の性状、例えば膨潤性や色調を調節することが
できる。このようにして生成したフッ素雲母は 式  αMF  −β (aMgF a  ・ bMg
O)δA 1220 g・γSiO□     (VI
)(式中、Mは前記と同義であり、α、β、γ、a及び
bは各々前記と同義の係数を示し、δは0〜lの係数を
表す) で示すことができる。
特にに2SiFsにA2□03を添加して製造したフッ
素雲母は天然の金雲母に近いものが得られる。実施例1
1及び第8図に示すようにに2SiF6にAf220z
を添加する場合はA I220 sの添加割合が25重
量%以下、好ましくは20重量%以下であると生成率が
低下しない、この場合の加熱温度は第9図に明らかなよ
うに700〜1.200℃であり、i<2siF6単用
の場合と同じである。このAgz O,を添加する製造
法及び配合比は、MzSiFa又はM 、 S i F
−とMFの混合粉末を原料とする場合(実施例12.1
3.14及び第10図参照)にも同様に適用でき、膨潤
度等を調節することができる。
本発明はまた、M * S IF a又はM2S1Fa
とMFの混合物及びAI2,0.25重量%以下とタル
クの混合微粉末を加熱成形し、 式αMF・β(aMg Ft・bMg O)δA 12
* Os・γ5iOa     (’/I[)(式中、
M、α、β、γ、δ、a及びbは前記と同義を表す) で示される焼結成形体であるフッ素雲母の製造方法であ
る。
フッ素雲母を加熱焼結させ、加圧成形して合成した成形
体は、母材が雲母であるため、加工しゃすく快削性セラ
ミックスとして有用である。加熱成形方法としては、■
ホットプレス成形=50kg/cm”の加圧下で加熱し
て合成する方法、■乾式プレス成形二100 kg/ 
cm”の加圧下で成形後脱型して合成する方法、■湿式
流し込み成形:原料混合物に水を添加して泥状とした後
、石膏型に流し込んで成形して合成する方法が適用でき
る。
加熱温度は上記いずれの方法においても前記微粉末製品
を得る場合と同じ700〜1200℃、好ましくは1.
000〜1.200℃で約5時間以上焼成して得られる
(実施例15参照)。
(発明の効果) 本発明の製造法によれば、膨潤性雲母を得るに際し、高
価なLiFの全部又は一部を比較的安価で入手し易いN
 a 2 S i F s又はLixSiFaで代替す
ることができ、しかも製造時の加熱温度は700〜90
0℃とさほど高温とする必要がな(、また加熱時間も1
時間で十分であるので生産効率が高い。
また本発明の方法でK15iFsを原料として700〜
1.200°Cで加熱して得られる非膨潤性雲母の形状
は、6角板状で粒径が揃っているので、非常に薄い物と
することができ、更に白色度は90以上であり、天然雲
母の白色度が約75.9であるのと比べても非常に白い
ので、その顔料としての利用分野も広範囲に可能である
さらにNag 5iFs 、Lia 5iFa 。
K s S iF aの混合またはNaF、LiF、K
Fの混合により、あるいはAl2203を混合して膨潤
度等を調節することによって応用範囲の広い合成雲母を
製造することができる。またこれらの原料を加熱加圧成
形することにより快削性セラミックスを得ることができ
る。
実施例1 ボールミルにより平均粒径が2Pとなるように粉砕した
タルクに対し、その平均粒径が同じく2PであるNax
SiFsを全量の40重量%以内の範囲で添加割合を変
化させて混合し、該各々の混合物をそれぞれ磁性ルツボ
に入れ、電気炉中で800℃で1時間保持した。このと
きのフッ素雲母の生成率を第1図に示す、フッ素雲母の
生成率はX綿粉末法を用い、生成したフッ素雲母の回折
ピーク(2θ=10.0〜5.5°)の面積を、100
%生成した雲母のピークの面積で除した値をもって示し
た。この生成率の求め方は、以後の実施例においても同
じ。
第1図から、Na25iFsの添加量が10重量%より
も少ない場合と、逆に35重量%を越える場合では膨潤
性雲母の生成率が低いことがわかる。
実施例2 平均粒径2FのタルクとNa2SiF6を用い、20重
量%のN a a S iF s及び残部がタルクであ
る組成の混合物を磁性ルツボに入れ、電気炉中の加熱温
度を変化させた(保持時間はいずれの場合も1時間)。
この場合のフッ素雲母の生成率を第2図に示す。
この第2図から加熱温度は700〜900℃の範囲が好
ましく、この範囲を外れると生成率が低くなることがわ
かる。
なお、この実験で、加熱温度が700〜750℃ではピ
ーク16.1人とは月+r+こ9.1人のピークも残っ
ていたが、780〜900℃間では91人のピークは殆
ど消え、16.1人にシフトしていることが確認された
実施例3 ボールミルにより平均粒径2Pとなるように粉砕したタ
ルクに対し、その平均粒径が同じ<2FであるK 2S
 i F aを全量の40重量%以内の範囲で添加割合
を変化させて混合し、該各々の混合物をそれぞれ磁性ル
ツボに入れ、電気炉中で900℃で1時間保持した。こ
のときのフッ素雲母の生成率を第3図に示す。
K z S iF sの添加量が10重量%よりも少な
い場合と、逆に35重量%を越える場合ではフッ素雲母
の生成率が低いことがわかる。
実施例4 平均粒径2PのタルクとKaSiFaを用い、20重量
%のK z S i F −及び残部がタルクである組
成の混合物を磁性ルツボに入れ、電気炉中の加熱温度及
び保持時間を変化させた。この場合のフッ素雲母の生成
率を第4図に示す。
この第4図から加熱温度は最低でも700℃は必要であ
り、より好ましくは800℃以上で、1.000℃では
非常に短時間で高率下にフッ素雲母が得られるが、あま
り高温になると製品が焼結して、その後に粉砕工程が必
要となる等の煩雑さを伴うので、加熱温度の上限は1,
200℃位とするのが好ましいことがわかる。
実施例5 NasSiFa :Li 2SiF6 :KzSiFe
=1:1:8の比率でKtSiFaを多く混合したケイ
フッ化アルカリ20重量%と残部がタルクである組成の
混合物を磁性ルツボに入れ、電気炉中で加熱温度を変化
させて1時間保持し、フッ素雲母の生成率を調べた。そ
の結果、加熱温度が700〜1.200℃、好ましくは
850〜1.100℃の範囲でフッ素雲母が100%生
成した。
実施例6 NatSiFs :Li 2stFs :に2SiFa
=8 + 1 + 1の比率でN a 2 S I F
 gを多く混合したケイフッ化アルカリ20重量%と残
部がタルクである組成の混合物を実施例5と同様に加熱
した。その結果、加熱温度が700〜1.200°C1
好ましくは800〜1.000℃の範囲でフッ素雲母が
100%生成した。
実施例7 タルク及びNa25iFsとLiFの混合物の両者の合
計量を20重量%と一定にし、該両者の合計量中に占め
るNa25iFaの割合を種々変化させた混合粉末を調
製した。それらの各混合粉末をそれぞれ磁性ルツボに入
れ、電気炉中で780°Cで1時間保持し、フッ素雲母
を製造した。その結果を第5図に示す。N a 2 S
 iF a +LiFに占めるNa25iFaの割合を
変えても100%生成することがわかる。
実施例8 上記実施例7の結果から最適な混合組成と思われるNa
zSiFslO重量%+LiF10重量%で残部がタル
クである組成の混合粉末を、磁性ルツボに入れ、電気炉
中の加熱温度を変化させた(保持時間はいずれの場合も
1時間)場合のフッ素雲母の生成率を求めた。その結果
を第6図に示す。
この第6図から加熱温度は700〜900°Cの範囲が
好ましく、この範囲を外れると生成率が低くなることが
わかる。この場合700〜750°Cの加熱温度ではピ
ーク16.1人とは別に91人のピークも残っていたが
、780〜900°C間では91人のピークは殆ど消え
、16.1人(こシフトしていることが確認された。
実施例9 タルク及びに、SiF、とKFの混合物の両者の合計量
を20重量%と一定にし、該両者の合計量中に占めるK
zSiFaの割合を種々変化させた混合粉末を調製した
。それらの各混合粉末をそれぞれm性ルツボに入れ、電
気炉中で900°Cで1時間保持し、フッ素雲母を製造
した。その結果を第7図に示す。
この結果より、K15iFsの添加割合が25重量%以
下では生成率が低下することがわかる。
実施例1O Na2SiFs :Li 1siFa :KzSiFs
NaF:LiF:KF=1:1:14:1:12の割合
のケイフッ化アルカリとフッ化アルカリの混合物20重
量%とタルク80重量%を混合し、この混合物を種々の
加熱温度で1時間保持した。その結果、700〜120
0°C1好ましくは850〜1.100℃でフッ素雲母
が100%生成した。
実施例11 上記実施例3で用いたのと同様のタルクとに2SiFa
に、更に平均粒径2PのA2□O5を用い、タルク:K
15iFs=80:20と一定にし、それに添加するA
β203量を全量の25重量%以内の範囲で種々変化さ
せ、900°Cで1時間保持してフッ素雲母の生成率を
求めた。
その結果を第8図に示すが、この第8図からA2□03
の添加量は、25重量%以下、好ましくは20重量%以
下であれば生成率はあまり低下することなく、組成が天
然の金雲母に近い物が得られることを確認した。
次に第9図に示すグラフは、タルク に2SiFs=80・20の混合物にA2□03を10
重量%を混合し、この混合物の加熱温度及び保持時間を
変化させた。この結果は、第9図から加熱温度は最低で
も700°Cは必要であることがわかる。
実施例12 実施例11におけるKzSiFsの代りにN a x 
S iF sを用いた以外は同様にしてAj2□0.量
を種々変化させ、900℃で1時間保持してフッ素雲母
の生成率を求めた。その結果、実施例11と同様にAg
、、O,の添加量は25重量%以下、好ましくは20重
量%以下であれば生成率はあまり低下しなかった。
実施例13 NazSiFs :Li zsiFe :KzSiFs
=l:l:8の割合のケイフッ化アルカリの混合物20
重量%とタルク80重量%を混合し、この混合物に八で
203を10重量%混合したものを種々の加熱温度で1
時間保持した。その結果、700〜1.200℃、好ま
しくは900〜1.200°Cでフッ素雲母が100%
生成した。
実施例14 タルク・KF:に2SiF6の混合割合は、80:10
:10と一定にし、それに添加するA I2* Osの
量を全量の25重量%以内の範囲で種々変化させ、実施
例11と同様に900℃で1時間保持してフッ素雲母の
生成率を求めた。その結果を第10図に示す。
この第10図からやはり八2□03の添加量は全体の2
0重量%以下が好ましいことがわかる。
実施例15 K a S’ i F a 20重量%とタルク80重
量%の混合物にAl220s l 0重量%を混合した
ちのを、ホットプレス成形、乾式プレス成形、湿式流し
込み成形によって成形体を製造した。その結果、800
℃以上、好ましくは1.000〜1.200℃において
焼結するとフッ素雲母を100%生成することができた
【図面の簡単な説明】
第1図はN a * S t F aの添加割合を変化
させた場合のフッ素雲母の生成率を示すグラフ、第2図
はタルク+N a2 S i Fsの加熱温度を変化さ
せた場合の同生成率を示すグラフ、第3図はKaSiF
aの添加割合を変化させた場合の同生成率を示すグラフ
、第4図はタルク+KaSiF6の加熱温度を変化させ
た場合の同生成率を示すグラフ、第5図はタルク+N 
a x S i F s + L iF中のNaaSi
Fsの配合割合を変化させた場合の同生成率を示すグラ
フ、第6図はタルク+NaaSiFs+LiFの加熱温
度を変化させた場合の同生成率を示すグラフ、第7図は
タルク+に2siF8+Kl”中のKtSiFaの配合
割合を変化させた場合の同生成率を示すグラフ、第8図
はタルク+によ5iFa+Aff□O5中のA I2 
a Osの添加量を変化させた場合の同生成率を示すグ
ラフ。第9図はタルク+KzSiF6+K F + A
 I2t Oaの加熱温度を変化させた場合の同生成率
を示すグラフ、第1O図はタルク+K z S i F
 s + K F + A (2x Oa中のAf2.
O。 の添加量を変化させた場合の同生成率を示すグラフであ
る。 第1図 NaxSzFsの添加量(重量%) 第 図 5o○ 80゜ !000 加熱温度(°C) タルク:Na25iFa=80+20 第 図 加熱温度(”C) 第 図 K15iFsの添加量(重量%) 第 図 NazSiF−の添加量(重量%) L i F : Na25iFa =(100−X):
X第 図 5コ0 100゜ 加熱温度(°C) 第 図 Alzosの添加量(重量%) (タルク+に2SiF−1: A7aOs =(100
−XI:X第 図 KzSiFsの添加量(重量%) KF : KzSiFs =(100−XI:X第 図 加熱温度(”C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式M_2SiF_6 (式中、Mはナトリウム、リチウム又はカリウム原子を
    表す) で示されるケイフッ化アルカリ10〜35重量%とタル
    クの混合微粉末を加熱処理することを特徴とする 式αMF・β(aMgF_2・bMgO) ・γSiO_2 (式中、Mは上記と同義であり、α、β、γ、a及びb
    は各々係数を表し、αは0.1〜 2、βは2〜3.5、γは3〜4、a、bは0〜1を示
    し、a+b=1を表す) で示されるフッ素雲母の製造方法。 2、ケイフッ化アルカリとしてNa_2SiF_6又は
    Li_2SiF_6を用い、加熱温度が700〜900
    ℃であり、生成物がαNaF・ β(aMgF_2・bMgO)・γSiO_2又はαL
    iF・β(aMgF_2・bMgO)・γSiO_2(
    α、β、γ、a及びbは各々前記と同義の係数を表す)
    で示され膨潤性である請求項1記載のフッ素雲母の製造
    方法。 3、ケイフッ化アルカリとしてに、SiF_6を用い、
    加熱温度が700〜1,200℃であり、生成物がαK
    F・β(aMgF_2・bMgO)・γSiO_2(α
    、β、γ、a及びbは各々前記と同義の係数を表す)で
    示され非膨潤性である請求項1記載のフッ素雲母の製造
    方法。 4、M_2SiF_6とMFとの混合物(式中、Mは前
    記と同義である)10〜35重量%とタルクの混合微粉
    末を用いる請求項1記載のフッ素雲母の製造方法。 5、M_2SiF_6又はM_2SiF_6とMFとの
    混合物(式中、Mは前記と同義である)10〜35重量
    %及びAl_2O_325重量%以下とタルクの混合微
    粉末を加熱処理することを特徴とする 式αMF・β(aMgF_2・bMgO) ・δAl_2O_3・γSiO_2 (式中、Mは上記と同義であり、α、β、γ、a及びb
    は各々前記と同義の係数を表し、δは0〜1の係数を表
    す) で示されるフッ素雲母の製造方法。 6、M_2SiF_6又はM_2SiF_6とMFの混
    合物(式中、Mは前記と同義である)10〜35重量%
    及びAl_2O_325重量%以下とタルクの混合微粉
    末を加熱成形し、 式αMF・β(aMgF_2・bMgO) ・δAl_2O_3・γSiO_2 (式中、Mは上記と同義であり、α、β、γ、δ、a及
    びbは各々前記と同義の係数を表 す) で示される焼結成形体であるフッ素雲母の製造方法。
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