JPH0214618Y2 - - Google Patents

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JPH0214618Y2
JPH0214618Y2 JP13779982U JP13779982U JPH0214618Y2 JP H0214618 Y2 JPH0214618 Y2 JP H0214618Y2 JP 13779982 U JP13779982 U JP 13779982U JP 13779982 U JP13779982 U JP 13779982U JP H0214618 Y2 JPH0214618 Y2 JP H0214618Y2
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JP
Japan
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lid
vehicle body
arm
trunk
shaped link
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JP13779982U
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JPS5940170U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のボンネツト、トランクリツド
等のリツドのヒンジ構造に関するものである。
一般に、ボンネツトやトランクリツドのヒンジ
構造としては、スワンネツク形のものが知られて
おり、これはヒンジアームを略U字状に形成し、
その一端を車体にヒンジ結合し、他端をリツドに
固定したものである。しかるに、このスワンネツ
ク形のヒンジ構造では、リツドの開度を大きくす
るには略U字状のヒンジアームを大きくする、即
ちヒンジアームの底部を大きく形成する必要があ
り、このためリツドを閉めた時に上記ヒンジアー
ムがトランクルーム内に大きく張り出し、該トラ
ンクルームのスペースが狭くなつたり、またこの
ヒンジアームがトランクルーム内の荷物に傷をつ
けてしまうという欠点があつた。
そこで、この欠点を解消するための従来構造と
して、特開昭56−108356号公報に示されるよう
に、X形リンクにさらに1本のリンクを追加して
ヒンジを形成し、リツド閉時における上記各リン
クのトランクルーム内への張り出しを少なくでき
るようにしたものがあつた。ところがこのような
従来のヒンジ構造では、部品点数が増えるととも
に、各リンクに軸支部が多いことからリツド開閉
時にガタツキが発生しやすくなるという欠点があ
つた。
本考案は、以上のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、X形リンクを構成
する第1、第2のアームのリツドの開放側の端部
をそれぞれ車体及びリツドに設けられたガイドに
沿つてスライド可能に支持し、上記第1、第2の
アームの他端部をそれぞれリツド及び車体にヒン
ジ結合し、上記第1のアームの車体側端部を上記
第2のアームの車体側端部方向にスプリングによ
り付勢することにより、リツドの開度を大きくで
きるとともに、リツド閉時のリンクの張り出しを
なくすことができ、また部品点数を少なくしてリ
ツド開閉時のガタツキを抑えることができる自動
車のリツドのヒンジ構造を提供することを目的と
している。
以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。
第1図及び第2図は、本考案の一実施例による
自動車のリツドのヒンジ構造を示し、図におい
て、1はトランクリツドであり、該トランクリツ
ド1は、その前端縁の左右両端部がヒンジにより
車体2に結合されており、これにより該リツド1
は、その後部が上方に回動して開くようになつて
いる。ここで第1図はリツド1の左端部のヒンジ
構造のみを示しているが、リツド1の右端部にも
同様のヒンジが左右対称に設けられている。上記
ヒンジは上記トランクリツド1及び車体2のそれ
ぞれに取付けられ車体前後方向に伸びるガイド部
材3,4と、該ガイド部材3,4に連結して設け
られたX形リンク5とからなつている。上記リツ
ド側ガイド部材3は、断面コ字状に形成され、そ
の開口部を下方にしてボルト6により上記トラン
クリツド1の下面に取付けられており、車体外側
の側壁にはガイド用長孔3aが穿設されている。
また、上記車体側ガイド部材4は、上記と同様に
断面コ字状に形成されており、その開口部を上方
にしてボルト6によりトランクルーム開口部2a
に取付けられている。そして該ガイド部材4の車
体内側の側壁にはガイド用長孔4aが穿設されて
いる。
また、上記X形リンク5は、第1のアーム51
と第2のアーム52とからなり、、これら両アー
ム51,52は、それらの中間位置で連結ピン7
により相互に回動自在に連結されている。上記第
1のアーム51のリツド1の開放側に位置する端
部51aには係合ピン8が車体内側へ突出して植
設され、該係合ピン8は上記車体側ガイド部材4
の長孔4aに係合し、このようにして該端部51
aは車体2側の上記長孔4aに沿つてスライド可
能に支持されている。また上記第1のアーム51
の他端部51bは、リツド側ガイド部材3の車体
内側の側壁にピン10によりヒンジ結合されてい
る。
一方、上記第2のアーム52についても該第2
のアーム52のリツド1の開放側に位置する端部
52aは、該端部52aに車体外側へ突出して植
設された係合ピン9によりリツド側ガイド部材3
の長孔3aに沿つてスライド可能に支持されてい
る。また、上記第2のアーム52の他端部52b
は、車体側ガイド部材4の車体外側の側壁にピン
11によりヒンジ結合されている。
ここで、上記第1、第2のアーム51,52
は、それらの連結ピン7よりリツド1の開放側の
端部までの後方の辺の長さが、上記ピン7よりリ
ツド1の反開放側の端部までの前方の辺の長さよ
り長く設定されている。
また、上記車体側ガイド部材4には、その長孔
4aが穿設された側壁の前端部外面に、スプリン
グ固定ピン12が植設されており、該ピン12と
第1のアーム51の車体側端部51aの係合ピン
8との間には、上記第1のアーム51の車体側端
部51aを第2のアーム52の車体側端部52b
方向に付勢するためのスプリング13が配設され
ている。
次に動作について説明する。
第2図は、トランクリツド1が最大に開けられ
た状態を示しており、X形リンク5のリツド開放
側端部51a,52aは、これらに設けられた係
合ピン8,9がガイド用長孔4a,3aの前端に
当接する位置にあり、上記トランクリツド1は、
このX形リンク5及びスプリング13により図示
の最大開度の状態に保持されている。
次にこの状態から上記トランクリツド1を閉め
て行くと、X形リンク5の第1のアーム51は、
その車体側端部51aが、スプリング13のばね
力に抗してガイド用長孔4aに沿つて後方に移動
し、また第2のアーム52も同様に、そのリツド
側端部52aがガイド用長孔3aに沿つて後方に
移動する。そしてトランクリツド1が完全に閉ま
るときにはX形リンク5は、その両アーム51,
52がほぼ重なるようになつてほぼ一直線状に折
りたたまれ、このとき上記トランクリツド1は車
体2にロツク装置(図示せず)により係止され
る。
そして、上記トランクリツド1を開ける時は、
該リツド1と車体2とのロツクを解除すればよ
い。すると、X形リンク5の第1のアーム51
は、その車体側端部51aがこれを前方へ付勢し
ているスプリング13のばね力によりガイド用長
孔4aに沿つて前方に移動するとともに、その他
端部51bが上方へ移動し、一方第2のアーム5
2は、そのリツド開放側端部52aが、上記第1
のアーム51の移動に伴なつてガイド用長孔3a
に沿つて前方に移動しながらその他端部52bを
中心にして上方へ回動し、これにより上記リツド
1は第2図に示す状態まで前方に大きく開かれ
る。
以上のような本実施例によれば、トランクリツ
ド1をX形リンク5を用いて車体2に結合したの
で該リンク5の両アーム51,52の長さの関係
から上記トランクリツド1を大きく開けることが
できる。またその閉時においては、上記X形リン
ク5はほぼ一直線状に折りたたまれるのでトラン
クルーム内への該リンク5の張り出しはなくな
り、荷物を傷つけるようなことはない。さらに上
記X形リンク5は従来に比しその部品点数が少な
いので軸支部も少なく、リツド開閉時のガタツキ
を抑えることができ、しかも上記トランクリツド
1を開ける時に、スプリング13によるアシスト
力が得られるので、該リツド1を開く力は非常に
小さくて良い。
なお、上記実施例では、本考案をトランクリツ
ドに適用した場合について説明したが、本考案は
ボンネツトにも適用できることは勿論である。ま
た上記実施例では、第1のアームの車体側端部を
前方へ付勢するスプリングの他端を車体側ガイド
部材のスプリング固定ピンに係止したが、該スプ
リングの他端は該スプリングにより上記第1のア
ームの車体側端部を前方に付勢できれば、他のも
のに係止してもよく、例えば第2のアームの車体
側端部のヒンジ結合用のピンにこれを係止しても
よい。
以上のように、本考案によれば、車体にリツド
を結合するヒンジ構造において、X形リンクを構
成する第1、第2のアームのリツド開放側の端部
をそれぞれ車体及びリツドにスライド可能に支持
し、上記第1、第2のアームの他端部をそれぞれ
リツド及び車体にヒンジ結合し、上記第1のアー
ムの車体側端部を上記第2のアームの車体側端部
方向にスプリングにより付勢するようにしたの
で、簡単な構成でリツドの開度を大きくでき、ま
たリツド閉時のリンクの張り出しを防止できると
ともにリツド開閉時のガタツキを抑制でき、さら
にリツド開時に大きなアシスト力を得ることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車のリツ
ドのヒンジ構造の斜視図、第2図は該ヒンジ構造
の側面図である。 1……トランクリツド、2……車体、3……リ
ツド側ガイド部材、4……車体側ガイド部材、5
……X形リンク、13……スプリング、51……
第1のアーム、51a……リツド開放側端部、5
1b……他端部、52……第2のアーム、52a
……リツド開放側端部、52b……他端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体にリツドの左右両端部を結合するX形リン
    クを用いたヒンジ構造であつて、該X形リンクを
    構成する第1、第2のアームは、それらの相互の
    枢着点から上記リツドの開放側の端部までの長さ
    が前記枢着点から上記リツドの反開放側の端部ま
    での長さより長く設定され、上記第1、第2アー
    ムのリツドの開放側に位置する端部はそれぞれ車
    体及びリツドに設けられたガイドに沿つてスライ
    ド可能に支持され、上記第1、第2のアームの他
    端部はそれぞれリツド及び車体にヒンジ結合され
    ており、上記第1のアームの車体側端部は上記第
    2のアームの車体側端部方向にスプリングにより
    付勢されていることを特徴とする自動車のリツド
    のヒンジ構造。
JP13779982U 1982-09-10 1982-09-10 自動車のリツドのヒンジ構造 Granted JPS5940170U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13779982U JPS5940170U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 自動車のリツドのヒンジ構造

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JP13779982U JPS5940170U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 自動車のリツドのヒンジ構造

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Publication Number Publication Date
JPS5940170U JPS5940170U (ja) 1984-03-14
JPH0214618Y2 true JPH0214618Y2 (ja) 1990-04-20

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ID=30309395

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JP13779982U Granted JPS5940170U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 自動車のリツドのヒンジ構造

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0674701B2 (ja) * 1985-12-06 1994-09-21 マツダ株式会社 自動車のリツドヒンジ取付構造
JPH07389Y2 (ja) * 1988-03-02 1995-01-11 トヨタ自動車株式会社 車体前部構造
JP5039089B2 (ja) * 2009-05-29 2012-10-03 ヤンマー株式会社 トラクターローダーバックホーのフレーム構造
JP6677907B2 (ja) * 2016-06-22 2020-04-08 豊田合成株式会社 フィラーリッド構造体

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JPS5940170U (ja) 1984-03-14

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