JPH045364Y2 - - Google Patents

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JPH045364Y2
JPH045364Y2 JP1985203078U JP20307885U JPH045364Y2 JP H045364 Y2 JPH045364 Y2 JP H045364Y2 JP 1985203078 U JP1985203078 U JP 1985203078U JP 20307885 U JP20307885 U JP 20307885U JP H045364 Y2 JPH045364 Y2 JP H045364Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両の屋根面から側面にかけて形
成される開口部を閉塞しうる開閉窓の取付部の構
造に関する。
(従来の技術とその問題点) 自動車の屋根面から側面にかけて形成される開
口部に開閉窓を開閉自在に取付ける場合、従来
は、第9図に示すように、ドツグレツグヒンジ1
を介して開閉窓2を車両ルーフパネル3に取付け
ていた。
ところが、上記のような構造では、開閉窓2を
閉成した場合に、ドツグレツグヒンジ1の車室内
への飛出量(寸法A)が大きくなり、車室内のヘ
ツドクリアランスが少なくなるという問題を有し
ていた。また、開閉窓2はドツグレツグヒンジ1
の支軸1aを支点に開閉されるため、第10図に
示すように開閉窓2を車外から開閉操作するとき
に、大きく後ずさりしなければならないという問
題も有していた。
(考案の目的) この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、車室内のヘツドクリアランスを大き
くとれ、開閉窓の開閉操作に要する後ずさり量を
少なくできる車両の開閉窓取付部の構造を提供す
ることを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、車両の屋根面から側面にかけて形
成される開口部を閉塞しうる開閉窓の取付部の構
造であつて、上記目的を達成するために、屋根面
側の前記側面方向に向かう開口部両側に沿つてそ
れぞれ配設された一対のガイド溝部と、一端が前
記開口部両側で、かつ前記側面に対してガイド溝
部よりも遠い位置に枢結されると共に、他端が開
閉窓の前記側面方向に向かう屋根面被覆部領域両
側部の長さ方向略中央位置に枢結された一対の第
1のリンク部材と、一端が開閉窓の前記屋根面被
覆部領域両側部の前記側面と反対側の端部位置に
枢結されると共に、他端が前記ガイド溝部にスラ
イド自在に連接された一対の第2のリンク部材
と、一端が前記第1のリンク部材の長さ方向略中
央位置に枢結されると共に、他端が前記第2のリ
ンク部材のガイド溝部側他端に枢結された一対の
連結リンクとを備え、開閉窓の開成動作に伴つて
連結リンクと第2のリンク部材の枢結部がガイド
溝部に沿つて前記側面から遠ざかる方向にスライ
ドすべく、連結リンクと第2のリンク部材の枢結
部が連結リンクと第1のリンク部材の枢結部より
前記側面寄りに配設されてなる点にある。
(実施例) 第1図は、車両屋根面10から車両側面11に
かけて開口部13を形成して、その開口部13に
開閉窓14を取付けた自動車の斜視図を示し、第
2図はその要部拡大斜視図を示す。
両図に示すように、屋根面被覆部領域14dと
ボデイ一側面被覆部領域14bとで構成された開
閉窓14が、開閉ガイド部材15を介してルーフ
パネル等で構成された車両屋根面10に取付けら
れる。
そこでまず、開閉ガイド部材15について詳説
する。第3図は開閉ガイド部材15の開成状態に
おける側面図を示し、第4は閉成状態における要
部平面図を示す。これらの図からも分るように、
開閉ガイド部材15は、一対の基体16と一対の
リンク機構17で主要部が構成される。基体16
は、第5図に示す基体構成部材16′を折曲形成
して構成される。基体構成部材16′は、その一
端に軸受構成片16a′を有し、両側の立上片16
bに長手方向に伸びるガイド溝部16cを設け、
立方片16bの上部に内方へ屈曲形成された摺動
部材抜止片16dと、トーシヨン軸支持片16
e′を設ける。また、基体構成部材16′の他端に、
上面側へ折返された折返片16fを設けて、折返
片16fと基体底片16gとの間に摺動部材スラ
イドガイド空間18を形成する。
この基体構成部材16′には、摺動部材19を
スライド自在に取付ける。摺動部材19は、一端
にスライドガイド片19aを設けるとともに、他
端に係止片19bを設け、中央に突設した立上片
19cに、上記ガイド溝部16cの長さよりも若
干短かな長さをもつ軸係合用切欠部19dを設け
る。この摺動部材19は、係止片19bを上記ス
ライドガイド空間18に差し込んで、スライドガ
イド片19aを基体構成部材底片16g上に載置
し、かつ立上片19dの上端面を上記摺動部材抜
止片16dの下面側に係合させることにより、係
止片19bが基体構成部材16の他端から出没し
うるようにスライド自在に取付ける。
一方、リンク機構17は、第2〜4図に示すよ
うに、第1のリンク部材20と、第2のリンク部
材21と、連結リンク22を備える。第1のリン
ク部材20は、その一端20aを、取付金具23
を介して、開閉窓14の側面被覆部領域14bに
向かう屋根被覆部領域14a両側部の長さ方向略
中央位置に枢結し、他端20bを基体16の先端
に設けた軸受部16aに枢結する。この軸受部1
6aは、第5図に示す軸受構成片16a′を上方へ
湾曲させて形成される。第2のリンク部材21
は、その一端21aを、取付金具24を介して、
開閉窓14の前記屋根面被覆部領域14a両側部
の側面被覆部領域14bと反対側の端部位置に枢
結し、他端に設けた係合軸部21b(第6図参照)
を、摺動部材19の切欠部19dに内側より貫通
して基体16のガイド溝部16cにスライド自在
に係合される。連結リンク22は、一端22aを
上記第1のリンク部材20の長さ方向略中央位置
に取付けた連結金具25に枢結して、他端に設け
た軸受部22b(第6図参照)内に第2のリンク
部材21の係合軸部21bを回転自在に貫通させ
る。
そして、これら第1のリンク部材20,20の
下部間を連結軸26(第2図)により連結し、ト
ーシヨン軸27の中央部を連結軸26に固定し
て、連結軸26が窓開成方向に回転付勢されるよ
うにトーシヨンをかけた状態で、トーシヨン軸2
7の両端をそれぞれの基体16のトーシヨン軸受
部16eに連結する。このトーシヨン軸受部16
eは、第5図に示す基体構成部材16′のトーシ
ヨン軸支持片16e′を外方へ湾曲させることによ
り形成する。
次に、上記のように構成した開閉ガイド部材1
5を、車両屋根面10へ取付ける機構について説
明する。すなわち、屋根面10上において、開口
部13の両側に沿つて開口部奥とその外方位置
に、第7図に示すように第1の取付金具28と第
2の取付金具29を溶接等により固定し、各取付
金具28,29と屋根面10間に差込空間30,
31を対向形成する。このように構成して、開閉
ガイド部材15を次の手順で取付ける。まず、第
7図aに示すように、第2のリンク部材21の係
合軸部21bを左方へ、すなわちガイド溝部16
cの左端に係止する位置まで移動させる(ことに
より開閉窓は開成姿勢をとるその詳細は後述す
る)。係合軸部21bを上記位置まで移動させる
と、摺動部材19の切欠部19dの左端19eに
係合軸部21bが係止して摺動部材19を左方へ
押し込み、それまで基体16の右端より突出して
いた摺動部材19の係止片19bがスライドガイ
ド空間18内に収納される。
この状態で、基体16の軸受部16aを同図a
に示すように一方の差込空間30に差し込み、つ
いで同図bに示すように基体16の他端を屋根面
10上に落とし込んで、係止片19を他方の差込
空間31に対向配置させる。
次に同図cに示すように係合軸部21bを右方
へ、ガイド溝部16cの右端に係止する位置まで
移動させる(係合軸部21bの右方への移動は開
閉窓14を閉成することにより達成できるがその
詳細は後述する)。ところで、摺動部材19に設
けられた切欠部19dの長さは、基体16に設け
られたガイド溝部16cの長さよりも若干短く設
定されているため、係合軸部21bが上記位置
(第7図c)まで移動されると、摺動部材19の
切欠部19dの右端19fに係合軸部21bが係
止して摺動部材19が右方へ押され、係止片19
dが基端16の右端より突出して収納空間31内
に差込まれる。こうして、基体16の両端が一対
の取付金具28,29により保持されて屋根面1
0上に固定されることとなる。
なお、開閉ガイド部材15を屋根面10から取
外すときは、上記と逆の手順(第7図c,b,a
の手順)で行なえばよい。
次に開閉窓14の開閉動作について説明する。
第8図の実線は、開閉窓14が開成された状態を
示す動作線図である。この開成状態では、トーシ
ヨン軸27(第2図)のトーシヨンにより第1の
リンク部材20が軸受部16aを支点に第8図左
回り方向(窓開成方向)に回転付勢されており、
係合軸部21bはガイド溝部16cの左端近傍位
置にある(このときの、基体16の断面図は第7
図dに示すとおりである。)。
この状態で車外から開閉窓14を閉成操作する
と、第1のリンク部材20が軸受部16aを支点
に左回り方向に回転し、これに伴い連結リンク2
2を介して係合軸部21bがガイド溝部16cに
沿つて右方へスライドし、第2のリンク部材21
が上記係合軸部21bにより車両外側方へ引張ら
れる。こうして、係合軸部21bが右方へ移動し
ていくと、上記リンク機構17(リンク部材2
0,21,連結リンク22)の協同作用で、開閉
窓14が車両外側方へ徐々に引き出されながら閉
成されていき、係合軸部21bがガイド溝部16
cの右端まで移動したときに、第8図破線で示す
ように、リンク機構17(リンク部材20,2
1、連結リンク22)が基体16上に折重ねられ
て、開閉窓14により開口部13が閉成されるこ
ととなる。この開閉窓14の閉成保持は、例えば
開閉窓14の側面被覆部領域14b(第1図)の
下部に設けたフツク部材(図示省略)を、自動車
側に設けたフツク受部材(図示省略)に係止させ
ることにより行なえる。また、開閉窓14の開成
動作は、上記と逆の操作で行なわれる。即ち、開
閉窓14を開成操作すると、第1のリンク部材2
0が軸受部16aを支点に左回り方向に回転し、
これに伴い連結リンク22を介して係合軸部21
bがガイド溝部16cに沿つて左方(側面11側
開口部13から遠ざかる方向)へスライドする。
この係合軸部21bの左方へのスライドにより第
2のリンク部材21bの左方へスライドにより第
2のリンク部材21が車両内方(前記側面11側
開口部13から遠ざかる方向)へ押動される。こ
うして、係合軸部21bが左方へ移動していく
と、リンク機構17(リンク部材20,21、連
結リンク22)の協同作用で、開閉窓14が車両
内方へ徐々に引き込まれながら開成されていき、
前記開成状態が得られる。
なお、開閉窓14を通常の使用状態で開閉操作
した場合は、係合軸部21bは第7図cに示す位
置と第7図dに示す位置との間で往復移動するよ
うに構成されており、開閉ガイド部材15を屋根
面10から取外す場合のみ、係合軸部21bを第
7図bに示す位置まで移動させて、係止片19b
と取付金具29との係合を外し得るように構成さ
れている。
このように、この車両の開閉窓取付部の構造に
よれば、リンク機構17の作用で開閉窓14が車
両内方へ引き込まれるようにして(その引込量寸
法を第8図においてWで表す)開成されるため、
車両外方において開閉操作に要する後ずさり量を
少なくできる。またこの際、第1のリンク部材2
0と第2のリンク部材21とが直接連結されてい
ないため、各リンク部材20,21はそれぞれ独
立した移動経路を取ることができ、ここに前記引
込量寸法Wを大きく確保でき、前記後ずさり量を
効率よく少なくできる。さらに、開閉窓14を閉
成した場合に、リンク機構17が第8図破線で示
す高さ寸法Hの範囲内にコンパクトに折畳み収容
されるため、車室内のヘツドクリアランスも大き
くとれる。
(考案の効果) 以上のように、この考案の車両の開閉窓取付部
の構造によれば、開閉窓を取付けるリンク機構が
コンパクトに折畳み収容されるため、車室内のヘ
ツドクリアランスを大きくとれ、また開閉窓の開
成操作時に開閉窓が車両内方へ徐々に引き込まれ
るようにして開成されるため、車両外方において
開閉操作に要する後ずさり量を少なくできる。し
かも第1のリンク部材と第2のリンク部材とが直
接連結されていないため、開成操作時における引
込量寸法を大きく確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である開閉窓を有
する車両の斜視図、第2図はその要部拡大斜視
図、第3図は開成状態における開閉ガイド部材の
側面図、第4図は閉成状態における開閉ガイド部
材の要部平面図、第5図は基体構成部材と揺動部
材の分解斜視図、第6図は第3図−線断面
図、第7図は開閉ガイド部材の屋根面への取付手
順説明図、第8図は開閉窓の開閉動作を説明する
ための動作線図、第9図および第10図は従来例
の説明図である。 10……屋根面、11……側面、13……開口
部、14……開閉窓、14a……屋根面被覆部領
域、14b……側面被覆部領域、15……開閉ガ
イド部材、16……基体、16a……軸受部、1
6c……ガイド溝部、17……リンク機構、19
……摺動部材、20……第1のリンク部材、21
……第2のリンク部材、22……連結リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の屋根面から側面にかけて形成される開口
    部を閉塞しうる開閉窓の取付部の構造であつて、
    屋根面側の前記側面方向に向かう開口部両側に沿
    つてそれぞれ配設された一対のガイド溝部と、一
    端が前記開口部両側で、かつ前記側面に対してガ
    イド溝部よりも遠い位置に枢結されると共に、他
    端が開閉窓の前記側面方向に向かう屋根面被覆部
    領域両側部の長さ方向略中央位置に枢結された一
    対の第1のリンク部材と、一端が開閉窓の前記屋
    根面被覆部領域両側部の前記側面と反対側の端部
    位置に枢結されると共に、他端が前記ガイド溝部
    にスライド自在に連接された一対の第2のリンク
    部材と、一端が前記第1のリンク部材の長さ方向
    略中央位置に枢結されると共に、他端が前記第2
    のリンク部材のガイド溝部側他端に枢結された一
    対の連結リンクとを備え、開閉窓の間成動作に伴
    つて連結リンクと第2のリンク部材の枢結部がガ
    イド溝部に沿つて前記側面から遠ざかる方向にス
    ライドすべく、連結リンクと第2のリンク部材の
    枢結部が連結リンクと第1のリンク部材の枢結部
    より前記側面寄りに配設されてなることを特徴と
    する車両の開閉窓取付部の構造。
JP1985203078U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH045364Y2 (ja)

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JP1985203078U JPH045364Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP1985203078U JPH045364Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS62108108U JPS62108108U (ja) 1987-07-10
JPH045364Y2 true JPH045364Y2 (ja) 1992-02-17

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ID=31168067

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JP1985203078U Expired JPH045364Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5861617U (ja) * 1981-10-22 1983-04-26 トヨタ自動車株式会社 ガルウイング式クオ−タウインドウ
JPS5974274U (ja) * 1982-11-10 1984-05-19 坂本工業株式会社 自動車のトランク蓋開閉装置
JPS60155680U (ja) * 1984-03-28 1985-10-17 株式会社 大井製作所 自動車のトランクリツド開閉装置

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JPS62108108U (ja) 1987-07-10

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