JPH0310308Y2 - - Google Patents

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JPH0310308Y2
JPH0310308Y2 JP1983090135U JP9013583U JPH0310308Y2 JP H0310308 Y2 JPH0310308 Y2 JP H0310308Y2 JP 1983090135 U JP1983090135 U JP 1983090135U JP 9013583 U JP9013583 U JP 9013583U JP H0310308 Y2 JPH0310308 Y2 JP H0310308Y2
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JP
Japan
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opening
closing body
vehicle body
hinge device
closing
Prior art date
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JP1983090135U
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JPS59194473U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Hinges (AREA)
  • Hinge Accessories (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用開閉体を車体に枢支すべく
車体内側に装着されるヒンジ装置に関する。
従来の自動車用開閉体のヒンジ装置としては、
例えば第1図および第2図に示すようなものがあ
る。
すなわち、車体1にトランクリツドである開閉
体2がヒンジ装置3を介して枢支されており、ヒ
ンジ装置3は車体1の内側にヒンジ中心31を有
し、ヒンジ中心31から車体を迂回して屈曲した
アーム32が開閉体2に延び、その先端部33が
開閉体2に固着されている。
しかしながら、このような従来のヒンジ装置3
では、アーム32が車体内方に大きく突出するの
で、内部の荷物等と干渉して開閉体2が閉まりに
くくなつたり、荷物等を損傷させるおそれがあ
り、ヒンジ中心31が車体1の内側にあるので開
閉体2のヒンジ装置3側である基端側の先端21
の軌跡が車体1側のウインドウガラス11等に干
渉するものとなり、第2図の想像線に示すように
開閉体2を大きく開くと車体1側のウインドウガ
ラス11等に衝突するおそれがあるので開閉体2
の開度を大きくすることができないため荷物等の
出入がしにくいという問題点があつた。また、冷
蔵庫等のドアに適したヒンジ装置として例えば実
開昭48−56659号公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、第1のアームと第2の
アームとの中間部を相互に枢着し、第1のアーム
の一端は基体取付部側に枢着するとともに、他端
はドア側に摺動可能に連結し、第2のアームも同
様に一端はドア側に枢着するとともに、他端は基
体取付部側に摺動可能に連結したものが開示され
ている。
このヒンジ装置は、ドアを開閉するとき、ドア
の回動軸心が閉鎖状態から開放状態に移行するに
したがつて基体から離間する方向に移動して内部
の物品に干渉しないようにしたものである。
しかしながら、このヒンジ装置にあつては、ド
アを全閉したときヒンジを構成する部材が取付部
の内部に突出する構造であり、種々の制約のある
トランクルームの蓋である開閉体に使用すると、
部材がトランクルーム内に突出して内部の荷物と
干渉するおそれがあるという問題点があつた。
元来、トランクルームの蓋を車体に支持するた
めのヒンジ装置は、第1に蓋を開いたとき、その
基端の軌跡が適切であつて、車体やトランク開口
に干渉しないこと、第2にトランクルーム内への
突出量が最少であつて、庫内の荷物との干渉のお
それが少ないこと、第3に開閉体を軽く開くこと
ができるとともにガタつきの少ないことが要求さ
れている。
前記従来例のうち前者は第1および第3の要求
は満たすものであるが、第2の要求については満
たしておらず、後者は第2および第3の要求を満
たしておらず、全要求を満たすヒンジ装置を工夫
することが望まれていた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、車体内方への突出量を最小限に
するとともに、大きく開いたとき、開閉体が車体
に干渉しないようにし、開閉体の開度を大きくと
れるようにすることにより上記問題点を解決する
ことを目的としている。
かかる目的を達成するため、本考案において
は、トランクルームの蓋である開閉体を車体に枢
支すべく車体内側のトランクルーム内に装着され
る自動車用開閉体のヒンジ装置において、 一対の作動アームの夫々の中間部を相互に枢支
連結し、該一対の作動アームの夫々が有する端部
である車体端のいずれか一方を車体側に枢着し、
他方の作動アームの車体端を摺動可能に車体側に
連結し、 前記一対の作動アームの夫々が有する端部であ
る開閉体端のいずれか一方を開閉体側に枢着し、
他方の作動アームの開閉体端を摺動可能に開閉体
側に連結し、 一方の作動アームを他方の作動アームに押し付
けてガタ止めするとともに、前記開閉体を開扉方
向に付勢するばねを設け、 前記開閉体が閉扉したとき、一対の作動アーム
が該開閉体に沿つて畳まれて相互に重畳するよう
配設したことを特徴とする自動車用開閉体のヒン
ジ装置とし、開閉体のどの開度においてもヒンジ
装置が車体内方に突出せず、かつ、車体に干渉す
ることなく十分な開度をもつて開閉体を開閉でき
るようにしたものである。
以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説明
する。なお、従来例ならびに各実施例につき同様
の部位には同一符号を付し重複した説明を省略す
る。
第3図および第4図は本考案の第1実施例を示
しており、ヒンジ装置4は開閉体2の両側に同様
の構造のものが一対もうけられている。
夫々の側のヒンジ装置4は、一対をなしている
第1作動アーム5と第2作動アーム6との夫々の
中間部がピン41を介して相互に枢支連結された
ものが主要部をなし、車体1側では、車体1に開
設され、開閉体2が蓋をすべき開口部12の側端
部に支持ブラケツト7が固設され、第1作動アー
ム5の車体端51が支持ブラケツト7の一端部7
1にピン72を介して枢支され、第2作動アーム
6の車体端61が、支持ブラケツト7の他端部7
3に穿設された摺動溝74にピン75を介して摺
動可能に連結されており、開閉体2側では、開閉
体2の側端部に側端フランジ8が固設され、第2
作動アーム6の開閉体端62が側端フランジ8の
基端部側81にピン82を介して枢着され、第1
作動アーム5の開閉体端52が側端フランジ8の
遊端側83に穿設された摺動溝84にピン85を
介して摺動可能に連結されている。また、支持ブ
ラケツト7の一端部71のピン72にはばね42
が巻装され、その両足端は第1作動アーム5の車
体端51に設けた係合片53と支持ブラケツト7
とに夫々係合して第1作動アーム5を開閉体2開
扉方向(第3図反時計方向)に付勢しており、開
口部12の開口縁には、開閉体2のシール面22
に密接可能なウエザストリツプ13が取り付けら
れている。第3図および第4図を比較してみれば
わかるように、ヒンジ装置4は、開閉体2が全開
したときは第1作動アーム5および第2作動アー
ム6とが大きく展開しており、開閉体2が全閉し
たときは第1作動アーム5および第2作動アーム
6とが開閉体2の内側に沿つて畳まれて相互に重
畳してばね42の付勢力によりガタつかないよう
押えられている。トランクルーム内への突出量は
支持ブラケツト7の範囲を越えることがない。
上記構成を有するヒンジ装置4では、開閉体2
開閉時の先端21の移動軌跡は第5図に二点鎖線
で示す曲線aの如くであり、第5図の実線および
第4図に示すような開閉体2が閉扉している状態
から開いて行くと、第1作動アーム5はばね42
の付勢力に補助されながらピン72を中心にして
第4図において反時計方向に回動し、第2作動ア
ーム6はピン41を介して第1作動アーム5と連
係しつつ、支持ブラケツト7の摺動溝74に沿つ
て摺動するピン75に対して相対的に時計方向に
回動し、開閉体2は、第1作動アーム5の開閉体
端52と側端フランジ8の摺動溝84とを連結す
るピン85の摺動溝84に対する移動量に従つて
開度が規制されつつ、第2作動アーム6の開閉体
端62の動きに従つて移動するピン82に対して
相対的に反時計方向に回動する。開閉体2の全閉
時から開扉するに従い、第5図に示すように、先
端21は点a1から上方に移動し、ウエザストリ
ツプ13からシール面22が一旦離間して点a2
に至り、第3図に示すように開閉体2が全開した
とき点a3に位置する。
全開状態からばね42の付勢力に抗して開閉体
2を閉じて行くと、前記とは反対に先端21は第
5図の点a3から点a2に至り、ウエザストリツ
プ13にシール面22がほぼ真直に近づき全閉時
にはシール面22にウエザストリツプ13が密接
する。
第6図および第7図は第2実施例を示してお
り、第1作動アーム5の車体端51を、支持ブラ
ケツト7の一端部71に穿設した摺動溝76にピ
ン72を介して摺動可能に連結し、逆に第2作動
アーム6の車体端61は他端部73にピン75を
介して枢着し、ばね42をピン82に巻装し、そ
の両足端を側端フランジ8に設けた係止片86と
第2作動アーム6に設けた係止片63とに夫々係
止したものである。
本実施例によつても、開閉体2を開閉するとき
第1作動アーム5と第2作動アーム6とが相互に
関連して作動するので、ピン82、摺動溝84、
ピン85を介してヒンジ装置4に支持された開閉
体2はその先端21が第5図に二点鎖線で示す曲
線aのような軌跡をとりながら開閉する。
本考案に係るヒンジ装置によれば、車体の内側
に装着されるものであるにもかかわらず、開閉体
の開閉時にヒンジ装置の一部が車体の内方に突出
することがなく、内部の荷物等と干渉して損壊さ
せるおそれがなくなり、しかも、先端が車体の一
部と干渉することがないので、開閉体の開度を大
きくすることができ、荷物等の出入を極めて容易
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例を示しており、第
1図は自動車後部の部分斜視図、第2図は一部を
断面で示した第1図矢視図、第3図〜第5図は
本考案の第1実施例を示しており、第3図は車体
後部を断面で示し開閉体を側面より見た開閉体全
開時のヒンジ装置の側面図、第4図は同じく開閉
体の全閉時を示し、第5図は開閉体の開閉軌跡を
示す概念図、第6図および第7図は第2実施例を
示し、第6図は開閉体全開時のヒンジ装置の側面
図、第7図は同じく開閉体全閉時を示している。 1……車体、2……開閉体、4……ヒンジ装
置、5……第1作動アーム、6……第2作動アー
ム、51,61……車体端、52,62……開閉
体端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トランクルームの蓋である開閉体を車体に枢支
    すべく車体内側のトランクルーム内に装着される
    自動車用開閉体のヒンジ装置において、 一対の作動アームの夫々の中間部を相互に枢支
    連結し、該一対の作動アームの夫々が有する端部
    である車体端のいずれか一方を車体側に枢着し、
    他方の作動アームの車体端を摺動可能に車体側に
    連結し、 前記一対の作動アームの夫々が有する端部であ
    る開閉体端のいずれか一方を開閉体側に枢着し、
    他方の作動アームの開閉体端を摺動可能に開閉体
    側に連結し、 一方の作動アームを他方の作動アームに押し付
    けてガタ止めするとともに、前記開閉体を開扉方
    向に付勢するばねを設け、 前記開閉体が閉扉したとき、一対の作動アーム
    が該開閉体に沿つて畳まれて相互に重畳するよう
    配設したことを特徴とする自動車用開閉体のヒン
    ジ装置。
JP9013583U 1983-06-13 1983-06-13 自動車用開閉体のヒンジ装置 Granted JPS59194473U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013583U JPS59194473U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 自動車用開閉体のヒンジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013583U JPS59194473U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 自動車用開閉体のヒンジ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59194473U JPS59194473U (ja) 1984-12-24
JPH0310308Y2 true JPH0310308Y2 (ja) 1991-03-14

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ID=30220045

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9013583U Granted JPS59194473U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 自動車用開閉体のヒンジ装置

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JP (1) JPS59194473U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4856659U (ja) * 1971-10-29 1973-07-19

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JPS59194473U (ja) 1984-12-24

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