JPS63306918A

JPS63306918A - 自動車用開閉パネルのトグルロック装置

Info

Publication number: JPS63306918A
Application number: JP14363687A
Authority: JP
Inventors: Michio Tamura; 道生田村; Susumu Enokida; 榎田　進
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1987-06-09
Filing date: 1987-06-09
Publication date: 1988-12-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、自動車用開閉パネルのトグルロック装置に関
する。

〈従来の技術〉例えば、自動車のリアクォーターウィンド或いは、サン
ルーフ等に於て、窓ガラス或いはパネル部材など、開閉
パネルの一端をヒンジにて車体開口部の内周縁に係着し
、このヒンジ部を支点として当該開閉パネルをチルト式
に開閉可能なようにした構造が知られている。

このような構造にあっては、開閉パネルの遊端側にリン
ク機構からなるトグルロック装置が設けられることが一
般的であり、これによりパネルの開閉操作がなし得ると
共に、全開位置及び全開位置に於けるパネルの保持固定
が可能なようにされている。

ところで、上記したトグルロック装置としては、例えば
、実公昭５８−４５９３７＠公報に開示ざれているよう
に、一端を車体開口の内端縁にヒンジ結合した窓ガラス
の遊端側と、これに対応する車体開口内端縁とをリンク
結合し、窓ガラス側に枢着したリンク部材に一体的に形
成されたレバー部材の遊端側を引き起こすことにより、
車体側に枢着したリンク部材を回動させ、これにより窓
ガラスに傾動動作を与えるようにした構造が知られてい
る。そしてこの構造に於ては、窓ガラスの仝閉、全開状
態にある時には、レバー部材が車体パネルの内端縁部に
係止してセルフロックするようにされることが通例であ
る。

〈発明が解決しようとする問題点〉しかるに、窓ガラスの全開時に、レバー部材が車体パネ
ルに係止する構造の場合、レバー部材と車体パネルとの
間に指先を挿入する間隙を設けようとすると、レバー部
材が車室内に突出してしまい、車室内寸法が制限された
り、特に、ガラスサンルーフ付き車輌に於けるサンシェ
ードを併用する際の障害となり得る。

このような従来技術の不都合に鑑み、本発明の主な目的
は、車室内への突出寸法の削減が可能なように改良され
た自動車用窓ガラスのトグルロック装置を提供すること
にある。

〈問題点を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、車体に設けられた
開口の一方の内端縁にヒンジ手段を介して係着したパネ
ル部材の遊端側に一端を枢着した第１のリンク部材と、
前記開口の他方の内端縁に一端を枢着しかつ他端を前記
第１のリンク部材の他端に連結した第２のリンク部材と
を有すると共に前記第１のリンク部材の他端から操作レ
バー部を延出してなる自動車用開閉パネルのトグルロッ
ク装置であって、当該パネル部材が全開状態にある時に
於ける前記第１、第２両リンク部材同士の連結端が前記
ヒンジ手段と前記第２のリンク部材の一端側の枢着部と
の間に位置し、かつ前記操作レバー部が前記パネル部材
の中心部に向う方向に延出されていると共に、前記第２
のリンク部材に対する回動角度範囲規定手段が設けられ
ていることを特徴とする自動車用開閉パネルのトグルロ
ック装置を提供することにより達成される。

く作用〉このようにすれば、全問時のパネル部材に開放する向き
の力が作用した際には、第２のリンク部材の回動が規定
されているために、第２のリンク部材が回動することが
できず、セルフロック作用が得られる。また、開放時の
パネル部材に閉鎖する向きの力が作用した際には、同じ
く第２のリンク部材の回動が規定されていることにより
、セルフロック作用が得られる。しかも、操作レバー部
を車室内に突出させることなく、パネル部材内面とレバ
ー部材との間に指を挿入する空隙を得ることができる〈実施例〉以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。

第１図及び第２図は、本発明が適用されたガラス式サン
ルーフを示している。

サンルーフガラス１は、その前端を車体屋根Ｒに設けら
れた開口２の前側内端縁２ａに板ばね式のヒンジ手段３
をもって係着され、かつ俊端を復側内端縁２ｂに後記す
るトグルロック装置４をもって連結されている。また、
サンルーフガラス１の周縁及び開口２の内周縁には、シ
ール部材１ａ、２Ｃが設けられ、全開時に塵埃や水滴が
車室内に侵入しないようにされている。

サンルーフガラス１の車室内側には、直射日光を遮るべ
くサンシェード５が設けられている。このサンシェード
５は、車体の前俊方向に２分割されており、屋根Ｒの前
端部のアウタパネル６ａとインパネル６ｂとの間の空隙
内に、引違い戸式に重ね合わせて収納される。

さて、サンシェード５を閉じた状態に於て、トグルロッ
ク装置４を隠蔽し得ることが車室内美観の上から好まし
く、そのためには、トグルロック装置４の車室内側への
突出寸法を可及的に小さく抑えることがヘッドクリアラ
ンスを大きくとる上に有利である。

第３図に良く示すように、トグルロック装置４は、ガラ
ス側ブラケット７を介してサンルーフガラス１の遊端に
その一端８ａをピボット支持された第１リンク部材８と
、車体側ブラケット９を介して屋根開口部の後側内端縁
２ｂにその一端１０ａをピボット支持された第２リンク
部材１０とからなっており、これら両リンク部材８．１
０の他端部８ｂ、１０ｂ同士がピン軸１１にて連結され
ている。また第１リンク部材８は、その他端８ｂ側に一
体的に延出された操作レバー部１２を有している。

これら両リンク部材８．１０は、サンルーフガラス１を
全閉した状態にて、第１リンク部材８の一端８ａ側のピ
ボット位置が屋根開口の後側内端縁２ｂに最も近く、内
端縁２ｂから遠ざかる方向に、第２リンク部材１０の一
端１０ａ側のピボット位置、両リンク同士を連結するピ
ン軸１１、及び操作レバー部１２の遊端位置がこの順に
列設配置されている。また、第１リンク部材８は適宜に
曲成され、第２リンク部材１０と操作レバー部１２とが
、全開状態にあるサンルーフガラス１の内面に概ね平行
に沿うようにおかれている。

車体側ブラケット９の先端部には、第２リンク部材１０
に係合し冑る突片１３が突設されており、これにより、
第２リンク部材１０の回動角度範囲が規定されている。

次に上記実施例の作動要領について第３〜６図を参照し
て説明する。

前記したように、第２リンク部材１０と操作レバー部１
２とが、サンルーフガラス１の内面に概ね平行する平面
上に延在していることから、サンルーフガラス１の外面
をアウタパネル６ａの外面と同一平面上におくものとす
れば、操作レバー部１２を車体側ブラケット９を取り付
けるインナパネル６ｂの内面とほぼ同一平面上においた
場合にも、サンルーフガラス１の内面と操作レバー部１
２との間に指を挿入するのに充分な間隙ＣＬをおくこと
ができる。

この状態にあって、サンルーフガラス１側に直接これを
押し開けんとする力が作用した場合を想定すると、第２
リンク部材１０の一端１０ａ側の枢支点を中心として、
連結ピン軸１１部分に矢印Ａで示す方向への回動力が作
用するが、車体側ブラケット９の先端に設けられた突片
１３に規制されて第２リンク部材１０は回動することが
できない。従って、サンルーフガラス１の閉鎖状態が保
持される。

この状態から操作レバー部１２を第４図に矢印Ｂで示す
方向に引き下げると、第２リンク部材１０が、一端１０
ａ側のピボット軸を中心として矢印Ｃで示す方向に回動
する。さらに操作レバー部１２の遊端を後方に向けて回
動させると、第２リンク部材１０がさらに回動し、サン
ルーフガラス１にピボット支持された第１リンク部材８
が直立し、サンルーフガラス１を押し開く（第５図）。

次いで操作レバー部１２を押し上げるようにしてさらに
第２リンク部材１０を回動させると、第６図に示す全開
状態となる。

この状態に於て、第２リンク部材１０は、突片１３に係
合し、その回動角度が規定されている。

従って、サンルーフガラス１に直接これを押し下げんと
する力が作用しても、両リンク部材８．１０がロックさ
れ、サンルーフガラス１の開放状態が保持される。

また、第６図に示すように、サンルーフガラス１が全問
状態にある時の操作レバー部１２の先端部に係合するよ
うに、サンシェード５の対応部分に突起１４を設けてお
けば、サンルーフガラス１の開放を失念してサンシェー
ド５を閉じるという不都合を回避し得る。

なお、上記実施例は、サンシェードを設けたサンルーフ
ガラスについて説明したが、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、サイドウィンド等、他の部分のト
グルロック装置としても何ら基本的構造に変化を加える
ことなく利用することができる。

〈発明の効果〉このように本発明によれば、トグルロック装置の車室内
への突出寸法を削減することが可能となり、充分なヘッ
ドクリアランスを確保し、かつトグルロック装置との干
渉を避けた上でサンシェードを設けることができるなど
、チルト式窓ガラス付き車輌の商品性を向上する上に大
きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたサンルーフガラス回りを室
内側より見た部分的な斜視図である。第２図は第１図に示す屋根の要部断面図である。第３図〜第６図は本発明に基づくトグルロック装置の動
作説明図である。１・・・サンルーフガラス１ａ・・・シール部材　　２・・・開口２ａ・・・前側
内端縁　　２ｂ・・・後側内端縁３・・・ヒンジ手段　
　　４・・・トグルロック装置５・・・サンシェード　
　６ａ・・・アウタパネル６ｂ・・・インナパネル　７
・・・ガラス側ブラケット８・・・第１リンク部材　８
ａ・・・一端８ｂ・・・他端　　　　　９・・・車体側
ブラケット１０・・・第２リンク部材１０ａ・・・一端
１０ｂ・・・他端　　　　１１・・・ピン軸１２・・・
操作レバー部　１３・・・突片１４・・・突起第１　図第３図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】車体に設けられた開口の一方の内端縁にヒンジ手段を介
して係着したパネル部材の遊端側に一端を枢着した第１
のリンク部材と、前記開口の他方の内端縁に一端を枢着
しかつ他端を前記第１のリンク部材の他端に連結した第
２のリンク部材とを有すると共に前記第１のリンク部材
の他端から操作レバー部を延出してなる自動車用開閉パ
ネルのトグルロツク装置であつて、当該パネル部材が全閉状態にある時に於ける前記第１、
第２両リンク部材同士の連結端が前記ヒンジ手段と前記
第２のリンク部材の一端側の枢着部との間に位置し、か
つ前記操作レバー部が前記パネル部材の中心部に向う方
向に延出されていると共に、前記第２のリンク部材に対する回動角度規定手段が設け
られていることを特徴とする自動車用開閉パネルのトグ
ルロック装置。