JPH0214296B2 - - Google Patents

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JPH0214296B2
JPH0214296B2 JP18847082A JP18847082A JPH0214296B2 JP H0214296 B2 JPH0214296 B2 JP H0214296B2 JP 18847082 A JP18847082 A JP 18847082A JP 18847082 A JP18847082 A JP 18847082A JP H0214296 B2 JPH0214296 B2 JP H0214296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
valve
inner bottle
pipe
double
Prior art date
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Expired
Application number
JP18847082A
Other languages
English (en)
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JPS5978936A (ja
Inventor
Kenji Tanaka
Akikazu Sotani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
Application filed by Zojirushi Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Zojirushi Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP18847082A priority Critical patent/JPS5978936A/ja
Publication of JPS5978936A publication Critical patent/JPS5978936A/ja
Publication of JPH0214296B2 publication Critical patent/JPH0214296B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、まほうびんなどの中びんとして使用
される両口真空二重びんの製造方法に関するもの
であつて、特にアイスジヤー等として用いられる
上部開口部が胴部とほゞ同径の広口びんタイプの
両口真空二重びんの製造方法に関するものであ
る。
従来のまほうびんの中びんとしての真空二重び
んは、上部にのみ注入注出口が設けられたもので
あつた。しかしながら、上部から注入して下部か
ら注出する形式のまほうびんや、内容液の液量計
を備えたまほうびんなどが要求されるに到り、下
部にも開口を有する両口真空二重びんが必要とさ
れるようになつて来た。
上下に開口を有する両口真空二重びんを製造す
る方法としては、例えば特公昭33−5340号公報に
下部を搾径した内外二円筒を重合し、上下端を熔
接して両口真空二重びんとする方法が示されてい
るが、この方法では下口部を搾径するために胴部
に比して充分に小径とすることができないという
欠点を有している。又実公昭37−1194号公報に
は、一方を胴部と同径に他方を細径に吹成したび
ん体の大径端を突き合わせて熔接し、内びん及び
外びんを形成する方法が示されている。しかしな
がらこの方法では、別個に吹成された2個のびん
体を突き合わせるため、びん体のゆがみ、径のば
らつき、肉厚のばらつきなどにより、正確に突き
合わせることが極めて困難である。さらに、特公
昭50−25391号公報にも両口真空二重びんの製法
が示されているが、この方法において得られる両
口真空二重びんにおいては下口部が一重のガラス
管であるため、真空二重びんとしての保温効果が
充分でない。又、これらの従来の方法において
は、内びん及び外びんの材料となるびん体が一般
の真空二重びん用のびん体と形状が異るため、予
め特殊な形状のびん体を吹成する必要があり、又
製造工程が一般の真空二重びんの製造工程と大き
く異るために通常の製造ラインに乗せることがで
きず大幅なコストアツプが避けられなかつたので
ある。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、従来一般に使用されているバルブを使用し、
従来一般に行われている真空二重びんの製造工程
と装置の若干の変更を加えることによつて上下に
開口部を有する両口真空二重びんを製造する方法
を提供することを目的とするものである。
第1図は本発明によつて製造される両口真空二
重びん1を示す。この両口真空二重びん1は内び
ん1aと外びん1bとよりなり、円筒状の胴部2
を有し、該胴部2の上端には上口部3が開口して
いる。一方胴部2の下部には底部4が形成され、
該底部4の中央には下口管5が突設され、該下口
管5は両口真空二重びん1内に連通する下口部6
が開口している。内びん1a及び外びん1bはそ
れぞれ互いに若干の間隙7をおいて胴部2a,2
b、底部4a,4b並びに下口内管5a及び下口
外管5bが形成され、胴部2a,2bの上端及び
下口内管5aと下口外管5bとの下端において接
合部8,9で接合されている。10は外びん1b
の底部4bの偏心位置に設けられた排気管であつ
て、間隙7内の空気を排気した後熔封され、間隙
7内を真空に維持している。
第2図は、本発明の方法の一実施例を工程に従
つて示すものである。先ず、A−Dの工程は内び
ん準備工程を示す。該工程においてAは内びんバ
ルブ11aを示す。該内びんバルブ11aは、内
びん1aの胴部2a及び底部4aより成り、胴部
2aの上部には余剰部分12が延設されている。
なお、この余剰部分12は、内びん1aにとつて
は全く不用の部分であるが、内びん1aを吹成し
て成型する際に不可欠の部分であつて、内びん1
aと一体となつて成型される。これは後述する外
びんの余剰部分についても同様である。そしてこ
の明細書においては、余剰部分が一体についてい
るものを「バルブ」と呼び、余剰部分を切り離し
たものを「びん」と呼ぶ。而して、この内びんバ
ルブ11aは、従来一般の広口びんタイプの真空
二重びんの製造に用いられる内びん用バルブと全
く同じものである。
先ず工程Bにおいて、内びんバルブ11aの底
部4aの中央に下口内管5aを熔接すると共に該
下口内管5aを内びんバルブ11a内に連通せし
める。なお、この工程Bは、従来一般の真空二重
びんにおける排気管を外びんに取りつける工程と
ほゞ同様に行うことができる。次に工程Cにおい
て、内びんバルブ11aの胴部2aの上部を所定
の位置においてカツター13で切断し、余剰部分
12を除去して内びん1aを形成する。続いて工
程Dにおいて底部4aにアスベストスペーサー1
4を複数個(通常は3ケ所)接着する。これによ
つて内びん準備工程は完了し、内びん1aは完成
する。なお、この内びん準備工程A−D内におけ
る個々の工程の順序は特に限定されるものではな
く、適宜入換可能である。
次に、E−Hは外びん準備工程を示す。Eは外
びんバルブ11bを示し、前記内びんバルブ11
aより若干大きく作られているだけであつて、そ
の形状は内びんバルブ11aとほゞ同一であり、
胴部2bと底部4bとより成り、胴部2bの上部
には余剰部分12が延設されている。この外びん
バルブ11bも通常の広口びんタイプの真空二重
びんを製造するために用いる外びん用バルブと全
く同じものである。而して先ず工程Fにおいて底
部4bの中央に下口内管5bを熔接すると共に該
下口内管5bを外びんバルブ11b内に連通せし
める。この工程は、前述の内びんバルブ11aに
下口内管5aを取りつけるのと同様に行うことが
できる。次いで工程Gにおいて底部4bの偏心位
置に排気管10を熔接し、該排気管10を外びん
バルブ11b内に連通せしめる。続いて工程Hに
おいて、胴部2bの上部を所定の位置においてカ
ツター13で切断し、余剰部分12を除去して外
びん1bを形成する。これによつて、外びん準備
工程は完了し、外びん1bが完成する。
この外びん準備工程E−Hにおいても、その中
の個々の工程は順序は何ら限定されるものではな
く、入換えることは可能である。例えば胴部2b
を切断した後に下口外管5b及び排気管10を取
りつけることも可能である。たゞ、大径の胴部を
切断すると、その切口が極めて柔かく変形し易い
ので、バルブが取扱い難く又破損したり切口部分
が変形したりし易いので、実施例の如く胴部2b
の切断工程は、外びん準備工程E−Hの最後に行
うのが好ましい。この点は内びん準備工程A−D
においても全く同様である。又排気管10は、図
面に示すように外びんバルブ11bの中心軸に対
して傾斜して設けてもよいが、これに平行に設け
ることもできる。平行に設けることにより以後の
工程の操作が容易となるが、傾斜させることによ
り外びんバルブ11bの底部4bの面に対して垂
直に取りつければ、その接合部分の強度が大きく
なる。
内びん準備工程A−Dと外びん準備工程E−H
とは、相互に前後の関係はなく、全く別個に平行
して行われる。そしてこれらの工程によつて得ら
れた内びん1aと外びん1bとは、セツト工程I
において外びん1b内に内びん1aを収容して結
合され、組み立てられる。このとき、内びん1a
及び外びん1bは倒立させるのがよい。すなわ
ち、先ず内びん1aを倒立させて内側から底部4
aを支えてセツトし、該内びん1aの外側へ外び
ん1bを被せると共に、下口内管5aを下口外管
5b内に挿通する。而して外びん1bは前記アス
ベストスペーサー14を介して内びん上に支えら
れる。
次いでセツトされた内びん1aと外びん1bと
は、このまゝで熔接工程J−Mに移行する。先ず
工程Jにおいては、内びん1a及び外びん1bの
胴部2a,2bの上端(倒立した状態では下端)
を加熱軟化させて互に接近する方向に曲げ、仮に
熔接する。次いで工程Kにおいて仮熔接部分を金
型15に押しつけながら内びん1aと外びん1b
との間隙7に若干の空気を圧入して、内びん1a
と1bとの胴部2a,2bの上端を完全に熔接す
ると共に、接合部8を成型する。次に工程Lにお
いて下口内管5aと下口外管5bとをその先端に
おいて熔接し、接合部9を形成する。なお、接合
部8,9の熔接の順序は、前記の順序に限らず逆
になつてもよい。以上の各工程によつて、Mに示
すような内びん1aと外びん1bとよりなりその
間隙7が排気管10を除いて密閉された、上下に
開口部3,6を有する両口二重びんが得られるの
である。
以下常法に従い徐冷処理してガラスの歪を除去
した後、排気管10からメツキ液を注入して内び
ん1aの外面及び外びん1bの内面にメツキを施
し、メツキ液を除去した後水洗、乾燥する。然る
後排気管10から内びん1aと外びん1bとの間
隙7内の空気を排気して間隙7内を真空にし、排
気管10を熔封してNに示す如く両口真空二重び
ん1を得るのである。
本発明の方法は上記の実施例の方法に限定され
るものではなく、必要に応じて変形して実施する
ことができる。例えば、実施例においては内びん
1aと外びん1bとの胴部2a,2bの上端を、
熔接工程において曲げて熔接しているが、内びん
1a若しくは外びん1b又はその両者の胴部の上
端を、それぞれ準備工程において曲げて鍔部を形
成し、熔接工程においてこれを熔接して接合部8
を形成することも可能である。さらに、実施例に
おいては内びん1aと外びん1bとの間隙7の大
きさを常法に従つてアスベストスペーサー14で
規制しているが、下口内管5aと下口外管5bと
の位置関係を設定することにより間隙7を規制す
ることができ、この場合にはアスベストスペーサ
ーを使用する必要がなく、保温力の極めて優れた
両口真空二重びん1を得ることができる。
又、第2図においては、各工程におけるバルブ
11a,11b及びびん1a,1bをすべて上向
きに記載しているが、これは必ずしもその工程に
おけるバルブやびんの姿勢を示すものではない。
従つて各工程毎に必要に応じて上下を逆にしたり
横倒しの状態で加工してもよい。例えば前述のよ
うにセツト工程I及び熔接工程J−Mは倒立状態
で行うのがよく、さらに排気管取付工程Gなどは
傾斜した状態で加工することが好ましい。
本発明は、内びん1a及び外びん1bの材料と
なるバルブ11a,11bは、従来普通に使用さ
れる一口の広口びんタイプの真空二重びんを製造
するためのバルブをそのまゝ使用することができ
るのであつて、特殊な形態のバルブを使用しない
ため、従来公知の両口真空二重びんに比して安価
に製造することができる。又製造工程としては、
通常の真空二重びんの製造工程に、下口内管5a
及び下口外管5bを取りつける工程と、その両者
を熔接する工程とが付加されるだけであり、これ
らの工程も通常の排気管取りつけ工程や口部の熔
接工程と類似する加工工程であり、特別複雑な工
程を必要とせず、又加工設備も必要に応じて若干
の手直しを要するのみで従来の設備をそのまゝ使
用することができるのである。従つて本発明によ
れば、公知の方法に比べて大巾にコストダウンを
図ることができる。
又本発明の方法により製造される両口真空二重
びん1は、底部4に下口管5が形成されているの
で、ここに別体の適宜の管を接続することがで
き、該管を介して内容液を注出することができる
と共に、該管を液量計に接続することにより外部
から内容液の量を目視することができる。しかも
この両口真空二重びん1は下口管5も真空二重び
んの構造を有しているので、保温力にすぐれてい
る。さらに本発明ではびん1a,1bの底部4
a,4bに別体の下口内管5a及び下口外管5b
を取りつけるので、該管5a,5bの直径は自由
に変えることができ、胴部2の直径に比して大巾
に小さいものとすることが可能である。従つてそ
こに接続する管も必要最小限の小さいものとする
ことができ、熱の漏洩も最小限に押えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により製造される両口真空二重
びんの一例を示す中央縦断面図である。第2図は
本発明の工程を示す概略図である。 1……両口真空二重びん、1a……内びん、1
b……外びん、2a……内びんの胴部、2b……
外びんの胴部、4a……内びんの底部、4b……
外びんの底部、5a……下口内管、5b……下口
外管、7……間隙、8,9……接合部、10……
排気管、11a……内びんバルブ、11b……外
びんバルブ、12……余剰部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 胴部と底部とより成り、胴部の上部に余剰部
    分を延設した内びんバルブを吹成する工程と、該
    内びんバルブ又は内びんの底部中央に下口内管を
    熔接すると共に、該下口内管を内びんバルブ又は
    内びん内に連通せしめる工程と、内びんバルブの
    胴部の上部を所定の位置で切断して前記余剰部分
    を除去し、内びんとなす工程とより成る内びん準
    備工程 胴部と底部とより成り、胴部の上部に余剰部分
    を延設した外びんバルブを吹成する工程と、該外
    びんバルブ又は外びんの底部中央には下口外管
    を、偏心位置には排気管をそれぞれ熔接すると共
    に、該下口外管及び排気管を外びんバルブ又は外
    びん内に連通せしめる工程と、外びんバルブの胴
    部の上部を所定の位置で切断して前記余剰部分を
    除去し、外びんとなす工程とより成る外びん準備
    工程 外びん内に内びんを収容すると共に下口内管を
    下口外管内に挿通するセツト工程 内びんと外びんとの胴部上端及び下口内管と下
    口外管との下端をそれぞれ熔接する熔接工程 外びん内面及び内びん外面をメツキするメツキ
    工程 排気管から外びんと内びんとの間隙の空気を排
    気して排気管を熔封する排気工程 以上の内びん及び外びんの準備工程、セツト工
    程、熔接工程、メツキ工程並びに排気工程を順次
    行うことを特徴とする両口真空二重びんの製造方
    法。
JP18847082A 1982-10-26 1982-10-26 両口真空二重びんの製造方法 Granted JPS5978936A (ja)

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JPS5978936A JPS5978936A (ja) 1984-05-08
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JPS6282927A (ja) * 1985-10-04 1987-04-16 大陽産業株式会社 真空二重びん用の外びん製造方法とその装置
CN100386047C (zh) * 2005-04-21 2008-05-07 上海应用技术学院 无尾保温瓶胆及其制备方法

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