JPH0214295B2 - - Google Patents
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- JPH0214295B2 JPH0214295B2 JP18846882A JP18846882A JPH0214295B2 JP H0214295 B2 JPH0214295 B2 JP H0214295B2 JP 18846882 A JP18846882 A JP 18846882A JP 18846882 A JP18846882 A JP 18846882A JP H0214295 B2 JPH0214295 B2 JP H0214295B2
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Links
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Landscapes
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、まほうびんの中びんとして使用され
る両口真空二重びんの製造方法に関するものであ
つて、特に最も普通に使用される形状のレギユラ
ータイプの両口真空二重びんを製造する方法に関
するものである。
る両口真空二重びんの製造方法に関するものであ
つて、特に最も普通に使用される形状のレギユラ
ータイプの両口真空二重びんを製造する方法に関
するものである。
従来のまほうびんの中びんとしての真空二重び
んは、上部にのみ注入注出口が設けられたもので
あつた。しかしながら、上部から注入して下部か
ら注出する形式のまほうびんや、内容液の液量計
を備えたまほうびんなどが要求されるに到り、下
部にも開口を有する両口真空二重びんが必要とさ
れるようになつて来た。
んは、上部にのみ注入注出口が設けられたもので
あつた。しかしながら、上部から注入して下部か
ら注出する形式のまほうびんや、内容液の液量計
を備えたまほうびんなどが要求されるに到り、下
部にも開口を有する両口真空二重びんが必要とさ
れるようになつて来た。
上下に開口を有する両口真空二重びんを製造す
る方法としては、例えば特公昭33−5340号公報に
下部を搾径した内外二円筒を重合し、上下端を熔
接して両口真空二重びんとする方法が示されてい
るが、この方法では下口部を搾径するために胴部
に比して充分に小径とすることができず、又上口
部は胴部と同径のものしか得られないという欠点
を有している。又実公昭37−1194号公報には、一
方を胴部と同径に他方を細径に吹成したびん体の
大径端を突き合わせて熔接し、内びん及び外びん
を形成する方法が示されている。しかしながらこ
の方法では、別個に吹成された2個のびん体を突
き合わせるため、びん体のゆがみ、径のばらつ
き、肉厚のばらつきなどにより、正確に突き合わ
せることが極めて困難である。さらに、特公昭50
−25391号公報にも両口真空二重びんの製法が示
されているが、この方法において得られる両口真
空二重びんにおいては下口部が一重のガラス管で
あるため、真空二重びんとしての保温効果が充分
でない。又、これらの従来の方法においては、内
びん及び外びんの材料となるびん体が一般の真空
二重びん用のびん体と形状が異るため、予め特殊
な形状のびん体を吹成する必要があり、又製造工
程が一般の真空二重びんの製造工程と大きく異る
ために通常の製造ラインに乗せることができず、
大幅なコストアツプが避けられなかつたのであ
る。
る方法としては、例えば特公昭33−5340号公報に
下部を搾径した内外二円筒を重合し、上下端を熔
接して両口真空二重びんとする方法が示されてい
るが、この方法では下口部を搾径するために胴部
に比して充分に小径とすることができず、又上口
部は胴部と同径のものしか得られないという欠点
を有している。又実公昭37−1194号公報には、一
方を胴部と同径に他方を細径に吹成したびん体の
大径端を突き合わせて熔接し、内びん及び外びん
を形成する方法が示されている。しかしながらこ
の方法では、別個に吹成された2個のびん体を突
き合わせるため、びん体のゆがみ、径のばらつ
き、肉厚のばらつきなどにより、正確に突き合わ
せることが極めて困難である。さらに、特公昭50
−25391号公報にも両口真空二重びんの製法が示
されているが、この方法において得られる両口真
空二重びんにおいては下口部が一重のガラス管で
あるため、真空二重びんとしての保温効果が充分
でない。又、これらの従来の方法においては、内
びん及び外びんの材料となるびん体が一般の真空
二重びん用のびん体と形状が異るため、予め特殊
な形状のびん体を吹成する必要があり、又製造工
程が一般の真空二重びんの製造工程と大きく異る
ために通常の製造ラインに乗せることができず、
大幅なコストアツプが避けられなかつたのであ
る。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、従来一般に使用されているバルブを使用し、
従来一般に行われている真空二重びんの製造工程
と装置に若干の変更を加えることによつて上下に
開口部を有する開口真空二重びんを製造する方法
を提供することを目的とするものである。
て、従来一般に使用されているバルブを使用し、
従来一般に行われている真空二重びんの製造工程
と装置に若干の変更を加えることによつて上下に
開口部を有する開口真空二重びんを製造する方法
を提供することを目的とするものである。
第1図は本発明によつて製造される両口真空二
重びん1を示す。この両口真空二重びん1は内び
ん1aと外びん1bとよりなり、中央部に円筒状
の胴部2を有し、その上部はなだらかに径が縮小
して頚部3が形成され、該頚部上端において上口
部4が開口している。一方胴部2の下部には底部
5が形成され、該底部5の中央には下口管6が突
設され、該下口管6は両口真空二重びん1内に連
通する下口部7が開口している。内びん1a及び
外びん1bはそれぞれ互に若干の間隙8をおいて
胴部2a,2b、頚部3a,3b、底部5a,5
b並びに下口内管6a及び下口外管6bが形成さ
れ、頚部3a,3bの上端及び下口内管6aと下
口外管6bとの下端において接合部9,10で接
合されている。11は外びん1bの底部5bの偏
心位置に設けられた排気管であつて、間隙8内の
空気を排気した後熔封され、間隙8内を真空に維
持している。
重びん1を示す。この両口真空二重びん1は内び
ん1aと外びん1bとよりなり、中央部に円筒状
の胴部2を有し、その上部はなだらかに径が縮小
して頚部3が形成され、該頚部上端において上口
部4が開口している。一方胴部2の下部には底部
5が形成され、該底部5の中央には下口管6が突
設され、該下口管6は両口真空二重びん1内に連
通する下口部7が開口している。内びん1a及び
外びん1bはそれぞれ互に若干の間隙8をおいて
胴部2a,2b、頚部3a,3b、底部5a,5
b並びに下口内管6a及び下口外管6bが形成さ
れ、頚部3a,3bの上端及び下口内管6aと下
口外管6bとの下端において接合部9,10で接
合されている。11は外びん1bの底部5bの偏
心位置に設けられた排気管であつて、間隙8内の
空気を排気した後熔封され、間隙8内を真空に維
持している。
第2図は、本発明の方法の一実施例を工程に従
つて示すものである。先ず、A−Dの工程は内び
ん準備工程を示す。該工程においてAは内びんバ
ルブ12aを示す。該内びんバルブ12aは、内
びん1aの太い胴部2a、細い頚部3a及び底部
5aより成り、頚部3aの上部には余剰部分13
が延設されている。なお、この余剰部分13は、
内びん1aにとつては全く不用の部分であるが、
内びん1aを吹成して成型する際に不可欠の部分
であつて、内びん1aと一体となつて成型され
る。これは後述する外びんの余剰部分についても
同様である。そしてこの明細書においては、余剰
部分が一体についているものを「バルブ」と呼
び、余剰部分を切り離したものを「びん」と呼
ぶ。而して、この内びんバルブ12aは、従来一
般の太びんタイプの真空二重びんの製造に用いら
れる内びん用バルブと全く同じものである。
つて示すものである。先ず、A−Dの工程は内び
ん準備工程を示す。該工程においてAは内びんバ
ルブ12aを示す。該内びんバルブ12aは、内
びん1aの太い胴部2a、細い頚部3a及び底部
5aより成り、頚部3aの上部には余剰部分13
が延設されている。なお、この余剰部分13は、
内びん1aにとつては全く不用の部分であるが、
内びん1aを吹成して成型する際に不可欠の部分
であつて、内びん1aと一体となつて成型され
る。これは後述する外びんの余剰部分についても
同様である。そしてこの明細書においては、余剰
部分が一体についているものを「バルブ」と呼
び、余剰部分を切り離したものを「びん」と呼
ぶ。而して、この内びんバルブ12aは、従来一
般の太びんタイプの真空二重びんの製造に用いら
れる内びん用バルブと全く同じものである。
先ず工程Bにおいて、内びんバルブ12aの頚
部3aを所定の位置においてカツター14で切断
し、余剰部分13を除去して内びん1aを形成す
る。次に工程Cにおいて該内びん1aの頚部3a
の上端に鍔部15を形成し、さらに底部5aの中
央に下口内管6aを熔接すると共に該下口内管6
aを内びん1a内に連通せしめる。なお、底部5
aの中央に下口内管6aを取りつける工程は、従
来一般の真空二重びんにおける外びんに排気管を
取りつける工程とほゞ同様に行うことができる。
続いて工程Dにおいて底部5aにアスベストスペ
ーサー16を複数個(通常は3ケ所)接着する。
これによつて内びん準備工程は完了し、内びん1
aは完成する。なお、この内びん準備工程A−D
内における個々の工程の順序は特に限定されるも
のではなく、適宜入換可能である。
部3aを所定の位置においてカツター14で切断
し、余剰部分13を除去して内びん1aを形成す
る。次に工程Cにおいて該内びん1aの頚部3a
の上端に鍔部15を形成し、さらに底部5aの中
央に下口内管6aを熔接すると共に該下口内管6
aを内びん1a内に連通せしめる。なお、底部5
aの中央に下口内管6aを取りつける工程は、従
来一般の真空二重びんにおける外びんに排気管を
取りつける工程とほゞ同様に行うことができる。
続いて工程Dにおいて底部5aにアスベストスペ
ーサー16を複数個(通常は3ケ所)接着する。
これによつて内びん準備工程は完了し、内びん1
aは完成する。なお、この内びん準備工程A−D
内における個々の工程の順序は特に限定されるも
のではなく、適宜入換可能である。
次に、E−Gは外びん準備工程を示す。Eは外
びんバルブ12bを示し、前記内びんバルブ12
aのの胴部2aより若干大きく作られた胴部2b
と底部5bとより成り、胴部2bの上部には余剰
部分13が延設されている。この外びんバルブ1
2bも通常のレギユラータイプの真空二重ビンを
製造するために用いる外びんバルブと全く同じも
のである。而して先ず工程Fにおいて底部5bの
中央に下口外管6bを熔接すると共に該下口内管
6bを外びんバルブ12b内に連通せしめる。こ
の工程は、前述の内びんバルブ12aに下口内管
6aを取りつけるのと同様に行うことができる。
次いで工程Gにおいて底部5bの偏心位置に排気
管11を熔接し、該排気管11を外びんバルブ1
2b内に連通せしめる。これによつて外びん準備
工程は完了し、底部に下口外管6b及び排気管1
1を具備した外びんバルブ12bが用意される。
なお、この外びん準備工程E−Gにおいても、下
口外管熔接工程Fと排気管熔接工程Gとは、どち
らを先に行てもよい。又、排気管11は第2図に
示すように外びんバルブ12bの中心軸に対して
傾斜して設けても良いが、第1図のように中心軸
に平行に設けることもでき、それにより後の工程
の操作がより容易になる。しかしながら、傾斜さ
せて底部5bの面に対して垂直に熔接する方が、
接合強度はより大きくなるという利点もある。
びんバルブ12bを示し、前記内びんバルブ12
aのの胴部2aより若干大きく作られた胴部2b
と底部5bとより成り、胴部2bの上部には余剰
部分13が延設されている。この外びんバルブ1
2bも通常のレギユラータイプの真空二重ビンを
製造するために用いる外びんバルブと全く同じも
のである。而して先ず工程Fにおいて底部5bの
中央に下口外管6bを熔接すると共に該下口内管
6bを外びんバルブ12b内に連通せしめる。こ
の工程は、前述の内びんバルブ12aに下口内管
6aを取りつけるのと同様に行うことができる。
次いで工程Gにおいて底部5bの偏心位置に排気
管11を熔接し、該排気管11を外びんバルブ1
2b内に連通せしめる。これによつて外びん準備
工程は完了し、底部に下口外管6b及び排気管1
1を具備した外びんバルブ12bが用意される。
なお、この外びん準備工程E−Gにおいても、下
口外管熔接工程Fと排気管熔接工程Gとは、どち
らを先に行てもよい。又、排気管11は第2図に
示すように外びんバルブ12bの中心軸に対して
傾斜して設けても良いが、第1図のように中心軸
に平行に設けることもでき、それにより後の工程
の操作がより容易になる。しかしながら、傾斜さ
せて底部5bの面に対して垂直に熔接する方が、
接合強度はより大きくなるという利点もある。
内びん準備工程A−Dと外びん準備工程E−G
とは、相互に前後の関係はなく、全く別個に平行
して行われる。そしてこれらの工程によつて得ら
れた内びん1aと外びんバルブ12bとは、セツ
ト工程Hにおいて外びんバルブ12b内に内びん
1aを収容して結合され、組み立てられる。この
とき、内びん1a及び外びんバルブ12bは倒立
させるのがよい。すなわち、先ず内びん1aを倒
立させて内側から底部5aを支えてセツトし、該
内びん1aの外側へ外びんバルブ12bを被せる
と共に下口内管6aを下口外管6b内に挿通す
る。而して外びんバルブ12bは前記アスベスト
スペーサー16を介して内びん上に支えられる。
とは、相互に前後の関係はなく、全く別個に平行
して行われる。そしてこれらの工程によつて得ら
れた内びん1aと外びんバルブ12bとは、セツ
ト工程Hにおいて外びんバルブ12b内に内びん
1aを収容して結合され、組み立てられる。この
とき、内びん1a及び外びんバルブ12bは倒立
させるのがよい。すなわち、先ず内びん1aを倒
立させて内側から底部5aを支えてセツトし、該
内びん1aの外側へ外びんバルブ12bを被せる
と共に下口内管6aを下口外管6b内に挿通す
る。而して外びんバルブ12bは前記アスベスト
スペーサー16を介して内びん上に支えられる。
次いでセツトされた内びん1aと外びんバルブ
12bとは、このまゝで絞り熔接工程I−Lに移
行する。先ず工程Iにおいて、外びんバルブ12
bの胴2bの上部(倒立した状態では下部)を加
熱軟化させながらローラー17で外方から押え、
内びん1aの胴2aから頚部3aにかけての形状
に沿つて径を絞り込んで頚部3bを成型する。そ
して内びん1aの鍔部15の外周に接する位置ま
で頚部3bを絞り、工程Jにおいて頚部3bを熔
断して余剰部分13を除去すると共に、切口を前
記鍔部15の外周に熔接し、接合部9を形成す
る。さらに工程Kにおいて下口内管6aと下口外
管6bとをその先端において熔接し、接合部10
を形成するのである。以上の各工程により、Lに
示すような内びん1aと外びん1bとよりなりそ
の間隙8が排気管11を除いて密閉された、上下
に開口部4,7を有する両口二重びんが得られる
のである。なお、外びんバルブ12bの上部を絞
つて頚部3bを形成する工程と、その頚部3bを
熔断する工程と、鍔部15に熔接する工程とは、
通常一工程で連続して行われるが、もし必要であ
れば、これらを別個の工程として行つてもよい。
又下口内管6aと下口外管6bとの熔接工程は、
頚部3bの絞り熔接工程より前に行つてもよい。
12bとは、このまゝで絞り熔接工程I−Lに移
行する。先ず工程Iにおいて、外びんバルブ12
bの胴2bの上部(倒立した状態では下部)を加
熱軟化させながらローラー17で外方から押え、
内びん1aの胴2aから頚部3aにかけての形状
に沿つて径を絞り込んで頚部3bを成型する。そ
して内びん1aの鍔部15の外周に接する位置ま
で頚部3bを絞り、工程Jにおいて頚部3bを熔
断して余剰部分13を除去すると共に、切口を前
記鍔部15の外周に熔接し、接合部9を形成す
る。さらに工程Kにおいて下口内管6aと下口外
管6bとをその先端において熔接し、接合部10
を形成するのである。以上の各工程により、Lに
示すような内びん1aと外びん1bとよりなりそ
の間隙8が排気管11を除いて密閉された、上下
に開口部4,7を有する両口二重びんが得られる
のである。なお、外びんバルブ12bの上部を絞
つて頚部3bを形成する工程と、その頚部3bを
熔断する工程と、鍔部15に熔接する工程とは、
通常一工程で連続して行われるが、もし必要であ
れば、これらを別個の工程として行つてもよい。
又下口内管6aと下口外管6bとの熔接工程は、
頚部3bの絞り熔接工程より前に行つてもよい。
以下常法に従い徐冷処理してガラスの歪を除去
した後、排気管11からメツキ液を注入して内び
ん1aの外面及び外びん1bの内面にメツキを施
し、メツキ液を除去した後水洗、乾燥する。然る
後排気管11から内びん1aと外びん1bとの間
隙8内の空気を排気して間隙8内を真空にし、排
気管11を熔封してMに示す如く両口真空二重び
ん1を得るのである。
した後、排気管11からメツキ液を注入して内び
ん1aの外面及び外びん1bの内面にメツキを施
し、メツキ液を除去した後水洗、乾燥する。然る
後排気管11から内びん1aと外びん1bとの間
隙8内の空気を排気して間隙8内を真空にし、排
気管11を熔封してMに示す如く両口真空二重び
ん1を得るのである。
本発明の方法は上記の実施例の方法に限定され
るものではなく、必要に応じて変形して実施する
ことができる。例えば、実施例においては内びん
1aと外びん1bとの間隙8の大きさを常法に従
つてアスベストスペーサー16で規制している
が、下口内管6aと下口外管6bとの位置関係を
設定することにより間隙8を規制することがで
き、この場合にはアスベストスペーサーを使用す
る必要がなく、保温力の極めて優れた両口真空二
重びん1を得ることができる。
るものではなく、必要に応じて変形して実施する
ことができる。例えば、実施例においては内びん
1aと外びん1bとの間隙8の大きさを常法に従
つてアスベストスペーサー16で規制している
が、下口内管6aと下口外管6bとの位置関係を
設定することにより間隙8を規制することがで
き、この場合にはアスベストスペーサーを使用す
る必要がなく、保温力の極めて優れた両口真空二
重びん1を得ることができる。
又、第2図においては、各工程におけるバルブ
12a,12b及びびん1a,1bをすべて上向
きに記載しているが、これは必ずしもその工程に
おけるバルブやびんの姿勢を示すものではない。
従つて各工程毎に必要に応じて上下を逆にしたり
横倒しの状態で加工してもよい。例えば前述のよ
うにセツト工程H及び絞り熔接工程I−Lは倒立
状態で行うのがよく、さらに排気管取付工程Gな
どは傾斜した状態で加工することが好ましい。
12a,12b及びびん1a,1bをすべて上向
きに記載しているが、これは必ずしもその工程に
おけるバルブやびんの姿勢を示すものではない。
従つて各工程毎に必要に応じて上下を逆にしたり
横倒しの状態で加工してもよい。例えば前述のよ
うにセツト工程H及び絞り熔接工程I−Lは倒立
状態で行うのがよく、さらに排気管取付工程Gな
どは傾斜した状態で加工することが好ましい。
本発明は、内びん1a及び外びん1bの材料と
なるバルブ12a,12bは、従来普通に使用さ
れる一口のレギユラータイプの真空二重びんを製
造するためのバルブをそのまゝ使用することがで
きるのであつて、特殊な形態のバルブを使用しな
いため、従来公知の両口真空二重びんに比して安
価に製造することができる。又製造工程として
は、通常の真空二重びんの製造工程に、下口内管
6a及び下口外管6bを取りつける工程と、その
両者を熔接する工程とが付加されるだけであり、
これらの工程も通常の排気管取りつけ工程や口部
の熔接工程と類似する加工工程であり、特別複雑
な工程を必要とせず、又加工設備も必要に応じて
若干の手直しを要するのみで従来の設備をその
まゝ使用することができるのである。従つて本発
明によれば、公知の方法に比べて大巾にコストダ
ウンを図ることができる。
なるバルブ12a,12bは、従来普通に使用さ
れる一口のレギユラータイプの真空二重びんを製
造するためのバルブをそのまゝ使用することがで
きるのであつて、特殊な形態のバルブを使用しな
いため、従来公知の両口真空二重びんに比して安
価に製造することができる。又製造工程として
は、通常の真空二重びんの製造工程に、下口内管
6a及び下口外管6bを取りつける工程と、その
両者を熔接する工程とが付加されるだけであり、
これらの工程も通常の排気管取りつけ工程や口部
の熔接工程と類似する加工工程であり、特別複雑
な工程を必要とせず、又加工設備も必要に応じて
若干の手直しを要するのみで従来の設備をその
まゝ使用することができるのである。従つて本発
明によれば、公知の方法に比べて大巾にコストダ
ウンを図ることができる。
又本発明の方法により製造される両口真空二重
びん1は、底部5に下口管6が形成されているの
で、ここに別体の適宜の管を接続することがで
き、該管を介して内容液を注出することができる
と共に、該管を液量計に接続することにより外部
から内容液の量を目視することができる。しかも
この両口真空二重びん1は下口管6も真空二重び
んの構造を有しているので、保温力にすぐれてい
る。さらに本発明ではびん1a,1bの底部5
a,5bに別体の下口内管6a及び下口外管6b
を取りつけるので、該管6a,6bの直径は自由
に変えることができ、胴部1の直径に比して大巾
に小さいものとすることが可能である。従つてそ
こに接続する管も必要最小限の小さいものとする
ことができ、熱の漏洩も最小限に押えることがで
きる。
びん1は、底部5に下口管6が形成されているの
で、ここに別体の適宜の管を接続することがで
き、該管を介して内容液を注出することができる
と共に、該管を液量計に接続することにより外部
から内容液の量を目視することができる。しかも
この両口真空二重びん1は下口管6も真空二重び
んの構造を有しているので、保温力にすぐれてい
る。さらに本発明ではびん1a,1bの底部5
a,5bに別体の下口内管6a及び下口外管6b
を取りつけるので、該管6a,6bの直径は自由
に変えることができ、胴部1の直径に比して大巾
に小さいものとすることが可能である。従つてそ
こに接続する管も必要最小限の小さいものとする
ことができ、熱の漏洩も最小限に押えることがで
きる。
第1図は本発明により製造される両口真空二重
びんの一例を示す中央縦断面図である。第2図は
本発明の工程を示す概略図である。 1……両口真空二重びん、1a……内びん、1
b……外びん、2a……内びんの胴部、2b……
外びんの胴部、3a……内びんの頚部、3b……
外びんの頚部、5a……内びんの底部、5b……
外びんの底部、6a……下口内管、6b……下口
外管、8……間隙、9,10……接合部、11…
…排気管、12a……内びんバルブ、12b……
外びんバルブ、13……余剰部分、15……鍔
部。
びんの一例を示す中央縦断面図である。第2図は
本発明の工程を示す概略図である。 1……両口真空二重びん、1a……内びん、1
b……外びん、2a……内びんの胴部、2b……
外びんの胴部、3a……内びんの頚部、3b……
外びんの頚部、5a……内びんの底部、5b……
外びんの底部、6a……下口内管、6b……下口
外管、8……間隙、9,10……接合部、11…
…排気管、12a……内びんバルブ、12b……
外びんバルブ、13……余剰部分、15……鍔
部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 太い胴部と細い頚部と底部とより成り、頚部
の上部に余剰部分を延設した内びんバルブを吹成
する工程と、該内びんバルブの頚部を所定の位置
で切断して前記余剰部分を除去し、内びんとなす
工程と、該内びんの頚部の上端に外方に向つて略
水平の鍔部を形成する工程と、内びんバルブ又は
内びんの底部中央に下口内管を熔接すると共に、
該下口内管を内びんバルブ又は内びん内に連通せ
しめる工程とより成る内びん準備工程 胴部と底部とより成り、胴部の上部に余剰部分
を延設した外びんバルブを吹成する工程と、該外
びんバルブの底部中央には下口外管を、偏心位置
には排気管をそれぞれ熔接すると共に、該下口外
管及び排気管を外びんバルブ内に連通せしめる工
程とより成る外びん準備工程 外びんバルブ内に内びんを収容すると共に下口
内管を下口外管内に挿通するセツト工程 外びんバルブの上部を内びんの形状に沿わせて
絞つて頚部を形成し、該頚部を溶断してその熔断
部分を前記内びんの鍔部に熔接する工程と、下口
内管と下口外管との下端を互に熔接する工程とよ
り成る絞り熔接工程 外びん内面及び内びん外面をメツキするメツキ
工程 排気管から外びんと内びんとの間隙の空気を排
気して排気管を熔封する排気工程 以上の内びん及び外びんの準備工程、セツト工
程、熔接工程、メツキ工程並びに排気工程を順次
行うことを特徴とする両口真空二重びんの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18846882A JPS5978934A (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 両口真空二重びんの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18846882A JPS5978934A (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 両口真空二重びんの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5978934A JPS5978934A (ja) | 1984-05-08 |
JPH0214295B2 true JPH0214295B2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=16224243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18846882A Granted JPS5978934A (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 両口真空二重びんの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5978934A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102074414B (zh) * | 2011-02-18 | 2013-03-13 | 司捷易兰姆布斯控制科技(苏州)有限公司 | 一种浮球液位开关的浮球 |
-
1982
- 1982-10-26 JP JP18846882A patent/JPS5978934A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5978934A (ja) | 1984-05-08 |
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