JPH02128424A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH02128424A
JPH02128424A JP63282199A JP28219988A JPH02128424A JP H02128424 A JPH02128424 A JP H02128424A JP 63282199 A JP63282199 A JP 63282199A JP 28219988 A JP28219988 A JP 28219988A JP H02128424 A JPH02128424 A JP H02128424A
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hydrogen
oxide film
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Kosuke Okuyama
幸祐 奥山
Seiji Yoshida
省史 吉田
Takako Fujii
貴子 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路装置の製造方法に関し、例えば
MISFET或いは多結晶シリコン抵抗を含む半導体集
積回路装置に適用して有効な技術に関する。
〔従来技術〕
半導体集積回路装置の表面はパッシベーション膜で覆わ
れているが、その材質はプラズマCVD法(化学的気相
成長法)にて形成されたシリコンナイトライド膜(以下
P−8iN膜と称する)にて成ることが多い。上記P−
8jN膜は200〜300[”C]の低温で堆積される
ため未反応−の水素を多く含んでおり、上記パッシベー
ション膜形成時の熱処理、あるいは半導体集積回路装置
の作動中の発熱によって当該集積回路装置内に拡散する
。またP−8iN膜を持たない半導体集積回路装置の場
合でも、水素雰囲気中におけるアニール工程等において
当該半導体集積回路装置の外部からのH+やH2Oなど
の水素系イオンの侵入・拡散が起こり得る。
これらの水素系イオンが半導体集積回路装置内に拡散し
て素子中に侵入するとデバイスの安定性に悪影響を及ぼ
す。例えば、上記水素がMISFETのチャンネル部に
侵入すると、上記水素は高いドレイン電界のために発生
するホットキャリヤと結合して活性化し、上記活性化し
た水素が界面に存在するSjHの水素原子を奪い未結合
手を作らせる。この未結合手がチャンネル部を流れる電
子を捕捉するため、例えばトランジスタの相互コンダク
タンスのような特性が変化する。また上記水素が多結晶
シリコン抵抗中に侵入すると結晶粒界に存在する未結合
手と結合し、その抵抗値が高くなる。従来、水素の侵入
を防ぐためのバリヤ層としては、アルミニウム層や多結
晶シリコン層が用いられてきた。また減圧CVD法にて
形成したシリコンティ1〜ライド(S]、3  N4)
膜をバリヤ層とし、多結晶シリコン抵抗の上面及び底面
をサンドインチのように覆う方法も知られている。
尚、減圧CVDv:ASi、−N、膜について記載され
た文献の例としては、プレスジャーナル社発行の「月刊
Sem1.conductor  World  19
87.6J P、39〜44がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
水素に対するバリヤ層として働くアルミニウム層や多結
晶シリコン層は導電体なので素子や配線層等と一定の間
隔をあけて絶縁を採る必要があり、レイアウト上の制約
が多く、集積度を高めることが困難であるとともにプロ
セスが複雑になるという問題点のあることが本発明者に
よって見い出された。また減圧CV ID法513−N
4膜によるサンドインチ構造の場合もプロセスが複雑に
なるという問題点がある。
本発明の目的は、比較的簡単な構成でありながら、P−
83N膜など水素を発生し得る絶縁層に含まれる水素や
外部から侵入した水素系イオンなどが拡散して半導体素
子の特性に影響を与えないようにすることができる半導
体集積回路装置を提供する事にある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち半導体基板上に複数個の半導体素子を形成した
半導体集積回路装置において、水素発生源となる絶縁層
と上記半導体素子との間に、酸素とシリコンの組成比率
が酸素2に対してシリコンが1を越える値となる酸化シ
リコン膜(以下単にS]リッチな酸化膜とも称する)を
形成するものである。
また当該半導体集積回路装置が複数の配線層を備える場
合には、上記Siリッチな酸化膜に層間絶縁膜を兼ねさ
せるものである。
〔作 用〕
上記した手段によれば、水素を発生する絶縁層の下層に
位置するSiリッチな酸化膜が多く持つ未結合手は、上
記絶縁層より生ずる、または外部より侵入して拡散する
水素イオンを捕捉する。絶縁体である上記Sxリッチな
酸化膜は水素の拡散を素子する従来の導電性バリヤ層の
ように素子や配線等と絶縁するために一定の距離をおい
てレイアウトしなければならないという制約を撤廃する
上記Siリッチな酸化膜は、従来酸化シリコンにて形成
される層間絶縁膜を兼ねることができ、また上記Siリ
ッチな酸化膜を形成する工程にはプロセスの複雑な低圧
CVD法によらず従来通りのCVD法を利用可能となり
、これにより上記Siリッチな酸化膜を用いることによ
り従来からある多層配線構造の半導体集積回路装置の構
造やプロセスに大幅な変更をもたらすことなく水素によ
る半導体素子の特性劣化を防止する。
〔実施例〕
第1図には、本発明をDRAMに応用した場合の一実施
例の要部の縦断面図が示される。
本図に示すDRAMは、特に制限されないが、P−型半
導体基板3の上に形成され、同図にはメモリセル領域]
と、例えばアドレスデコーダのような周辺回路領域2が
代表的に示される。上記メモリセル領域]に形成される
メモリセルは、特に制限されないが、1トランジスタ型
とし、Nチャンネル型選択M I S F E T Q
 iと、例えばスタック型蓄積容量素子Ciとによって
構成される。
上記Nチャンネル型選択M I S F E T Q 
jはP型半導体基板3に形成されたPウェル領域4内に
形成されたチャンネルストッパを兼ねるP型ポテンシャ
ルバリヤ領域6内に形成されている。上記Nチャンネル
型選択M I S F E T Q iのN型半導体領
域にて成るソース領域またはドレイン領域8.9は所定
の間隔を持ってP型ポテンシャルバリヤ領域6内に形成
され、その間には酸化シリコンより成るゲート絶縁膜1
2を介して多結晶シリコンより成るゲート電極10が形
成されている。
上記ソース領域またはドレイン領域8または9は、不純
物濃度の高いN+型半導体領域8A、9Aとチャンネル
領域の間に不純物濃度の低いN−型半導体領域8B、9
Bが配置された所謂LDD(ライトリ・ドープド・トレ
イン)構造となっている。 尚、上記ゲート電極10上
には酸化シリコンにて成る層間絶縁膜11が形成され、
上記ゲート電極10及び上記層間絶縁膜]1の側面には
酸化シリコンにて成るサイドウオールスペーサ40が形
成されている。
−に記蓄積容量Ciは、上記Nチャンネル型選択MIS
FETQIのソース領域またはドレイン領域9に接触す
る多結晶シリコンより成る第1電極層13とその上に堆
積されたナイトライドにて成る誘電体膜14、さらにそ
の上に形成された多結晶シリコンより成る第2電極層1
5にて構成され、上記層間絶縁膜11を介して上記ゲー
ト電極1゜上及びワード線32上に延在形成されている
尚、7はシリコンの熱酸化膜より成る素子間分離用絶縁
膜である。
周辺回路領域2には、Nチャンネル型MISFETQn
、及びPチャンネル型MISFETQpが形成されてお
り、両者はドレイン領域同志が結合されてCMISFE
’r(相補型メタル・インシュレート・セミコンダクタ
形式の電界効果型トランジスタ)を形成している。上記
Nチャンネル型MISFETQnはPウェル領域4内に
形成されており、上記Pチャンネル型MISFETQp
はP−型半導体基板3に形成されたNウェル領域5内に
形成される。
上記Nチャンネル型M T S F E T Q nは
N型半導体領域にて成るソース領域26、ドレイン領域
27、及び酸化シリコンにて成るゲート絶縁膜12を介
して形成された多結晶シリコンより成るゲート電極28
より構成される。上記ソース領域26、及びドレイン領
域27は不純物濃度の高いN1型半導体領域26A、2
7Aのチャンネル側端に不純物濃度の低いN−型半導体
領域26B、27Bが配置された所謂LDD構造となっ
ている。
また上記ソース領域26、及びドレイン領域27の中央
部には第1層目配線層36A、36Bとの接触抵抗を低
減するために不純物濃度をさらに高めたN+型半導体領
域26C,27Cが形成されている。上記Pチャンネル
型MISFETQpはP型半導体領域にて成るソース領
域29、ドレイン領域30、及び酸化シリコンにて成る
ゲート絶縁膜12を介して形成された多結晶シリコンよ
り成るゲート電極31より構成される。上記ゲート電極
28.31上には酸化シリコンにて成る絶縁膜11が、
また上記グー1〜電極28.31及び上記絶縁膜]1側
面には酸化シリコンにて成るサイドウオールスペーサ4
0が形成されている。上記ソース領域29及びドレイン
領域30は、不純物濃度の高いP+型半導体領域、29
A、30Aのチャンネル側端に不純物濃度の低いP−型
半導体領域、29B、30Bが配置された所謂LDD構
造となっている。
また上記ソース領域29及びドレイン領域30の中央部
には第1層目配線層36B、36Gとの接触抵抗を低減
するために不純物濃度をさらに高めたP+型半導体領域
29C,30Gが形成されている。
上記メモリセル及び周辺回路は、ボロンを含むリンガラ
ス(B P S G)膜より成る絶縁膜17にて覆われ
、上記ソース領域またはドレイン領域8、ソース領域2
6.29、及びドレイン領域27.30上の上記絶縁膜
17の所要部分にはコンタクトホール17A−Fが開口
されている。上記コンタクトホール17Aを介して上記
ソース領域またはドレイン領域8、ソース領域26.2
9、及びドレイン領域27.3oに接触するよう第1層
目アルミニウム配線25A−C136A−Cが形成され
ている。上記第1層目アルミニウム配線25Aは上記メ
モリセルの蓄積容量Ciにデータの書き込み/読み出し
をおこなうビット線として働く。
また、上記第1層目のアルミニウム配線36Bは周辺M
ISFETQn、QPのドレイン領域同志を結合する接
続電極として働く。
上記第1層目アルミニウム配線層上には層間絶縁膜41
を介して第2層目アルミニウム配線45A−Cが形成さ
れ、さらにその上層にはP−8iN膜にて成るパッシベ
ーション膜42が形成されている。上記第2層目アルミ
ニウム配線45Gは上記層間絶縁膜41に開口したスル
ーホール43を介して上記第1層目アルミニウム配線3
6Bに接続される。
上記層間絶縁膜41はS1リツチな酸化膜41A、41
Cにてスピンオングラス(以下単にSOGとも称する)
膜41Bを挟んだ3層構造となっている。 上記SOG
膜41Bは層間絶縁膜を平坦化するために使われるが、
内部に水素を含有するため下層にSiリッチな酸化膜4
1Aを配置する必要がある。
上記Siリッチな酸化膜中の酸素とシリコンの組成比率
は、酸素が2に対してシリコンが1を越える値、例えば
1.3となっており、通常の酸化シリコンにて成る層間
絶縁膜に較べて未結合手を多く持つ。Siリッチな酸化
膜41A、41Cに多数ふくまれている未結合手は、夫
々の上層に形成されているSOG膜41BやP−8iN
膜にて成るパッシベーション膜42に含まれる水素が熱
により半導体基板に向けて拡散するとき、これを捕捉す
る。即ち上記Siリッチな酸化膜41A。
41Gは、水素に対するバリヤ層として働く。
次に、第1図に示されるDRAMの製造工程を第2図(
a)〜(f)に基づいて説明する。
第2図(a)に示すように、P−型半導体基板3内に、
P型不純物を低濃度に拡散させたPウェル領域4及びN
型不純物を拡散させたNウェル領域5を形成し、上記P
ウェル領域4内にさらに高濃度にP型不純物を拡散させ
てチャンネルストッパを兼ねたパテンシャルバリャ領域
6を形成する。
次に上記基板表面の所要部分に酸化シリコンにて成る素
子間分離用絶縁膜7、及び後工程にて形成するM I 
S FETのゲート絶縁膜12となる酸化シリコン膜を
形成する。次に、ゲート絶縁膜12上及び素子間分離用
絶縁膜7を含む上記基板全面に、ゲート電極及びワード
線となる多結晶シリコン膜を形成し、その後インプラ、
及び熱拡散によってリンを導入し抵抗値を低減する。次
に、上記多結晶シリコン膜の上に酸化シリコン膜を堆積
させ、層間絶縁膜11を形成する。次に上記多結晶シリ
コン膜、層間絶縁膜11を順次エツチングし、ゲート電
極10.28.31を形成する。上記層間絶縁膜11及
び上記多結晶シリコン膜は重ね切りされているので、ゲ
ート電極10.28.31及びワード線32の上層に同
一形状の層間絶縁膜11が残存する。
次に上記素子間分離用絶縁膜7及び上記層間絶縁膜11
をマスクとして用い、上記メモリセル領域及び」二記N
チャンネルM I S F E T Q n形成領域の
主面部に選択的にN型不純物を導入し、選択M I S
 F E T Q iのソース領域またはドレイン領域
となるN−型半導体領域8B、9B及びMISFETQ
nのソース領域及びドレイン領域となるN−型半導体領
域26B、27Bを形成する。さらに上記素子間分離用
絶縁膜7及び層間絶縁膜11をマスクとして用い、上記
PチャンネルMISFETQp形成領域の主面部に選択
的にP型不純物を導入し、MISFETQpのソース領
域及びドレイン領域となるP−型半導体領域29B、3
0Bを形成する。
次に第2図(b)に示すように、ゲート電極10.28
.30及びワード線32の夫々の側壁にサイドウオール
スペーサ40を形成する。サイドウオールスペーサ40
はゲート電極10.28.30及びワード線32を含む
基板表面全体に酸化シリコン膜を堆積させた後、反応性
イオンエツチングをおこなうことにより形成する。
次に第2図(c)に示すように、上記層間絶縁膜11上
、サイドウオールスペーサ4o上等を含む基板全面に、
酸化シリコンにて成る層間絶縁膜19を形成する。上記
層間絶縁膜1−9は、後工程にて形成される蓄積容量を
パターニングする際のエツチングストッパとして使用さ
れるものである。
次に、上記N−型半導体領域9Bに接続され、他部が層
間絶縁膜1−1及び19を介してゲート電極10ならび
ワード線32上に延在する第1電極層13を形成する。
上記第1電極層13は多結晶シリコンにて成り、表面に
酸化シリコン膜を形成した後、抵抗値を低減するために
、N型不純物を導入し、熱処理をおこなった後に上記酸
化シリコン膜を除去することによって形成されている。
上記熱処理工程により、上記第1電極層13に導入され
たN型不純物が上記N−型半導体領域9B内に拡散され
てN+型半導体領域9Aとなり、ソース領域またはドレ
イン領域9のLDD構造が形成される。
次に第2図(d)に示すように上記第1電極層13上に
蓄積容量Ciを形成する。まず第1電極層13を含む基
板全体に誘電体膜14を形成する。
上記誘電体膜14はナイトライド膜の表面に酸化シリコ
ン膜を形成させた2層構造となっている。
さらに上記誘電体膜14上の全面に第2電極層15を構
成する多結晶シリコン膜を堆積させ、抵抗値を低減する
ためにN型不純物を導入する。次にプラズマエツチング
を用いて上記多結晶シリコン膜をエツチングし第2電極
層15を形成する。
続いて上記誘電体膜14及び層間絶縁膜19に順次ドラ
イエツチングをおこない、上記第2電極層15と同一形
状に形成し、蓄積容量Ciが略完成する。
次に素子間分離用絶縁膜域7、上記層間絶縁膜11、及
びサイドウオールスペーサ40をマスクとして上記Nチ
ャンネルM I S F E T Q n形成領域の主
面部に選択的にN型不純物を導入し、上記N−型半導体
領域26B、27B内の所要部分にN+型半導体領域2
6A、27Aを形成し、ソース領域26、及びドレイン
領域27のLDD構造が略完成する。同様に上記Pチャ
ンネルMISFETQp形成領域の主面部に選択的にP
型不純物を導入し、」二記P−型半導体領域29B、3
0B内の所要部分にP+型半導体領域29A、30Aを
形成し、ソース領域29、及びドレイン領域30のLD
D構造が略完成する。
次に第2図(e)に示すように、」二記メモリセル及び
周辺CMISFETを含む当該基板上にBPSG膜より
成る絶縁膜17を堆積させた後、例えば1,000 [
’C]程度の温度にてアニールする。次に上記BPSG
絶縁膜17の、上記ソース領域またはドレイン領域とな
るN−型半導体領域8B、26B、27B、及びP−型
半導体領域29B、30B上の所要部分にコンタクトホ
ール17A−Fを開口する。
次に上記BPSG絶縁膜17をマスクとして、上記N−
型半導体領域8B、ソース領域26、ドレイン領域27
の所要部分にN型不純物を高濃度に打込み、N+型半導
体領域8A、26C127Cを形成する。これにより上
記ソース領域またはドレイン領域8のLDD構造が略完
成するとともに、上記ソース領域26及びドレイン領域
27の第1層目アルミニウム配線層との接触抵抗を低減
することができる。
同様に上記絶縁膜17をマスクとして、上記ソース領域
29、ドレイン領域30の所要部分にP型不純物を高濃
度に打込み、P+型半導体領域29C,30Cを形成す
る。これにより上記ソース領域29及びドレイン領域3
0の第1層目アルミニウム配線層との接触抵抗を低減す
ることができる。
次に第2図(f)に示すように、基板全体にアルミニウ
ムを堆積させた後パターニングをおこない、上記コンタ
クトホール17A−Fを介して上記ソース領域またはド
レイン領域8、ソース領域26.29、及びドレイン領
域27.30に接続する第1層目の配線25A−C13
6A−C1を形成する。
次に第2図(f)に示すように、上記第1層目アルミニ
ウム配線を含む基板表面上に層間絶縁膜41を形成する
。上記層間絶縁膜41はSOG膜41Bの上下にSiリ
ッチな酸化膜4.1A、Rを配置して成る。上記Siリ
ッチな酸化膜41A。
BはプラズマCVr)法にて堆積される。上記Siリッ
チな酸化膜は、モノシラン(S i O4)と酸化窒素
(N、0)が1:2となる雰囲気中にて、温度400[
℃]、圧力0.4 [Torrlの条件下で、上記酸化
膜中の酸素とシリコンの組成比率が酸素2に対してシリ
コンは1を越える値、例えば1゜3となるよう形成する
。SOG膜41Bは表面を平坦化するために用いられる
。上記SOG膜41Bは多くの水素を含有するため回路
作動中の熱により水素が周囲に拡散するが、下層のSi
リッチな酸化膜4.1 Aが未結合手を多く持ち水素を
捕捉できるため、SOG膜より拡散する水素は素子内に
侵入することはない。
次に上記層間絶縁膜41の、上記第1層目アルミニウム
配線36Alの所要の位置にスルーホール43を開口し
た後、上記層間絶縁膜41上全面にアルミニウムを堆積
させ、パターニングをお□こない第2層目アルミニウム
配線45A−Cを形成する。
最後に上記第2層目アルミニウム配線45A〜C及び上
記層間絶縁膜41上に、P−8jN膜にて成るパッシベ
ーション膜42を堆積させる。上記P−8iN膜は20
0〜300[’Cコの低温で堆積されるため未反応の水
素を多く含んでおり、この水素が素子中に侵入するとデ
バイスの安定性に悪影響を及ぼす怖れがあるが、下層に
位置するSiリッチな酸化膜41A、41Cが水素を捕
捉するため、当該デバイスは安定して作動することがで
きる。
上記実施例によれば、以下の作用効果を得るものである
(1)パッシベーション膜42はプラズマCVDプロセ
スにて形成されるため多くの水素イオンを含有し、上記
プロセスに含まれる熱処理や回路動作中の発熱により拡
散すると、この水素イオンは下層に形成されたSiリッ
チな酸化膜41A、41Cの未結合手によって捕捉され
るため素子中に侵入せず、トランジスタの相互コンダク
タンスや多結晶シリコン抵抗の抵抗値等は不所望に変化
せず、デバイスの安定した動作が確保できる。またSO
G膜4−1− Bも多くの水素系イオンを含むが、下層
にSiリッチな酸化膜4]、Aが形成されるため、素子
中に侵入しない。
(2)」−記Siリッチな酸化膜は、導電体より成る従
来の他のバリヤ層のように素子や配線等と一定の距離を
おいて絶縁を採る必要がなく、自由にレイアウトできる
ため、デバイスの集積度を高めることができる。
(3)上記Siリッチな酸化膜41A、4ICは、当該
回路装置が複数の配線層を備える場合には上記配線層相
互間に形成されて層間絶縁膜を兼ね、これを形成するに
は、従来層間絶縁膜を形成する工程にて使用されている
CVD法を利用でき、従来のプロセスとも整合性がある
ため、箭造及びプロセスを複雑にすることもなく容易に
水素系イオンを遮断することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能である事は言うまでもなし)。
例えば、本実施例では層間絶縁膜はSiリッチな酸化膜
とSOG膜の3層構造となっているが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、Siリッチな酸化膜のみで形
成してもよい。
また本実施例では上記Siリッチな酸化膜の組成比率を
酸素2に対しシリコン1.3としたが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、1よりも大きい値となるよう
適宜その他の比率を選択することができる。
また本実施例ではメモリセルは1トランジスタ型とした
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、3トラン
ジスタ型、4トランジスタ型を採用することもできる。
またメモリセルの蓄積容量も本実施例に示したスタック
型に限らず、トレンチ型のものも適宜採用することがで
きる。
また本実施例では配線層は2層としたが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、1層の場合にも、あるいは
3層以上の層配線の場合にも提要できる。但し1層配線
の場合には上記Siリッチな酸化膜は配線層上層に形成
されるため、工程の追加が必要になる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
を、その背景となった利用分野であるDRAMに適用す
る場合について説明したが、本発明はそれに限定される
ものではなく、その他の半導体集積回路装置や、マイク
ロコンピュータのような論理LSI等の各種の半導体集
積回路装置に広く利用することができる。本発明は少な
くとも半導体集積回路装置の中への水素の侵入を嫌う条
件のものに適用することができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである
すなわち水素を発生する絶縁層と半導体素子との間に、
Siリッチな酸化膜を形成することにより、」二記絶縁
層より発生する、或いは外部より侵入する水素系イオン
はSiリッチな酸化膜に捕捉されて上記回路素子には侵
入せず、トランジスタの相互コンダクタンスや多結晶シ
リコン抵抗の抵抗値等が不所望に変化することを防止し
て、デバイスの安定した動作を保証することができると
いう効果がある。 また上記Siリッチな酸化膜は、導
電体より成る他のバリヤ層のように素子や配線等と一定
の距離をおいて絶縁を採る必要がなく、自由にレイアウ
トできるため、デバイスの集積度を高めることができる
という効果がある。
さらに上記Siリッチな酸化膜は、当該回路装置が複数
の配線層を備える場合には上記配線層相互間に形成され
て層間絶縁膜を兼ね、これを形成するには、従来層間絶
縁膜を形成する工程にて使用されているCVD法を利用
でき、従来のプロセスとも整合性があるため、構造及び
プロセスの両面において容易に水素を遮断することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるDRAMの縦断面図、 第2図(a)〜(f)は第1図に示されるDRAMの製
造工程の一例を順次示す縦断面図である。 1・・・メモリセル領域、2・・・周辺回路領域、3P
−型半導体基板、4・・Pウェル領域、5・・・Nウェ
ル領域、6・・チャンネルストッパ領域、7・・・素子
間分離領域、11・・・層間絶縁膜、41・・層間絶縁
膜、4.1 A、41C・・・Siリッチな酸化膜、4
1B ・スピンオングラス膜、42・・・パッシベーシ
ョン膜、Qi・・・Nチャンネル型選択MISFET、
Ci・・スタック型蓄積容量、Qn・・・Nチャンネル
型MI 5FET、Qp−Pチャンネル型MISFET

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体基板上に所要のパターンで導電層及び絶縁層
    を堆積させて複数個の回路素子を構成した半導体集積回
    路装置において、水素を発生する絶縁層と上記回路素子
    との間に、酸素とシリコンの組成比率が酸素2に対して
    シリコンが1を越える値となる酸化シリコン膜を形成し
    た半導体集積回路装置。 2、上記酸化シリコン膜は、当該回路装置が単一の配線
    層を備える場合には上記配線層上層に形成され、複数の
    配線層を備える場合には上記配線層相互間に形成され、
    層間絶縁膜を兼ねている請求項1記載の半導体集積回路
    装置。
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