JPH0212705A - 車両用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、インナレンズの表面に透明シートを貼設し
た車両用灯具に関する。

（従来の技術） 本願出願人は、先ニｖ１願ＩＩ！（６２−９３２９０号
明細占において、インナレンズの表面に例えばグラデー
ション模様を施した透明シートを貼設して、薄型灯具で
あるにも拘らず奥行感および立体感のある車両用灯具を
提案した。

（発明が解決しようとする課題） このような車両用灯具に使用される透明シートは、寸法
安定性、耐衝撃性および耐熱性の良好な厚さ０．５ａｗ
Ｐｉ！度の無色透明なポリカーボネート材料で成形され
、その表面にグラデーション模様等が黒インクで中欄さ
れている。一方、この透明シートが貼着されるインナレ
ンズは、無色透明なアクリル材料で表面に光を拡散させ
るための魚眼プリズム、裏面に光を平行にするためのフ
レネルプリズムを備えて厚さ３履程度に成形されている
。

このように、透明シートが貼着されるインナレンズは、
その表面および裏面としプリズムを備えているので、イ
ンナレンズの光学特性に悪影響を与えないように、透明
シートは、インナレンズの周縁部にのみ接合されている
。この接合は工数の関係から超音波溶着が好ましい。ま
た透明シートは、その模様を際立たせるためには、イン
ナレンズの表面に貼着するのが好ましい。このように、
薄い透明シートは、魚眼プリズムを形成されたインナレ
ンズ表面に添わされてその周縁部のみ超音波溶着される
ため、超音波溶着時の機械的な圧力や＠勅により歪が発
作して透明シートの平面がゆがむことがある。また樹脂
接む剤を使用して接合した場合でも、接着剤の塗布むら
や収縮により同様な問題が発生することがある。樹脂製
シートの場合、その表面の反射率が高いので、ゆがみが
発生すると表面が波打った状態に見え、甚だ見栄えが悪
くなる。口のゆがみを防止するためには、寸法精度や接
合条件を厳しくしなければならず、生産性が低い問題貞
がある。

そこでこの発明の１」的は、インナレンズの表面に通用
シートを生産性が高く、かつ見栄え良く貼設することの
できる重両用灯具を提供することにある。

（課題を解決するための手段） この発明による重両用灯具においては、透明シートは、
その表面または裏面に模様が印刷された後、表面につや
消し処理がなされていることを特徴とする。

（作用） 透明シートの表面がつや消し処理されているため、その
表面の反射が抑えられ、従来と同様な接合方法であって
も、その表面が波打って児えることがない。

（実施例） 第１図は、この発明の一実施例を示１車両用灯具の正面
図、第２図は、第１図のＩＩ−ＩＩ線所而面、第３図は
、第１図のＩＩＩ−Ｉｌｌ線拡大断面図、第４図は、第
１図に示す灯具の部分分解斜視図ぐある。

この灯具ｉま横長のり１７コンビネ一シ日１ンランブで
、上半分が赤色のテールストップランプ１、下半分の外
側が橙色のターンシグナルランプ２、内側が白色のバッ
クアップランプ３で、Ｌ部にリム４およびＥ下の境界に
モール５がそれぞれ取り付けられている。そしてこの灯
具は、外Ｉｌ！ｌｌｌ１１１１部に小山の後部コープ部
に沿う回り込み部６を備えている。以下、この発明を具
体化したアールス１−ツブランプ１を中心にこの実施例
の説明をする。

テールストップランプ１は、共通のハウジング７に形成
されたテールストップランプ用灯室８の前面開口周縁に
形成された溝部９にホットメルト１０により脚部１１ａ
が接合されたアウタレンズ１１と、アウタレンズ１１の
内側に配置されて、アウタレンズ１１とハウジング７の
棚部７ａとの間に１＊持されたインナレンズ１２と、イ
ナレンズ１２の表面に貼るされた透明シート１３と、イ
ンナレンズ１２の表面に接合されたりフレックスリフレ
クタ１４と、灯室８内に配置された二つのランプバルブ
１５とを備えている。

アウタレンズ１１は、赤色透明なアクリル樹脂製で厚さ
３ＩｒＩＩＲ程度に射出成形により成形されている。イ
ンチレンズ１２は、無色透明なアクリル樹脂製で、上部
辺を除いた周縁にフランジ部１２ａをｈし、表面全体に
魚眼プリズム１６Ｊｊよび裏面全体にフレネルプリズム
１７を備えて厚さ３ＩＩＩＩＩ程麿に射出成形により成
形されている。透明シート１３は、そのほぼ中央部にリ
フレックスリフレクタ１４が入る長四角の穴１３ａを有
し、無色透明の厚さ０．５ａｇｔ程度のポリカーボネー
ト樹脂シートで平面状にプレス成形され、その表面にグ
ラデーシコン模様が黒インクでｎ１されている。透明シ
ート１３の表面は、印刷された侵、ヒイニ１−アドバン
ス社のＬＯＶマットクリアというインクを使用してマッ
ト印刷すなわらつや消し処理がなされている。このつや
消し処理ｔよ、他の溶液や申利を使用できる他、液体ホ
ーニング加工等により行なって６よい。

このような透明シート１３は、その回り込み部側の端部
に形成されたＬ字形の引掛爪１３ｂ（第４図参照）をそ
こにス・１応覆るインチレンズ１２の部分に形成された
係止穴１２ｂに差し込むとと６に、インナレンズの前面
部の土十両縁部に沿っ″（形成された超呂波溶着用のビ
ードに対し透明シートの前面部側の上十両縁部を直線状
に超音波溶着する。この超ａ波溶肴時の圧力、熱、撮動
等により薄い透明シート１３に歪が発生して表面がゆが
むが、その表面にはつや消し処理がなされているので、
外光を受１ノーＣｂこれを拡散してそのゆがみが見分け
られなくなる。

インチレンズ１２の表面のほぼ中央部には、第５図の表
面側から見た図および第６図の実面側から見た図に示す
ように長四角のりフレックスリフレクタ１４を取り（Ｊ
けるための取付四部１８が形成されている。リフレック
スリフレクタ１４は、１下２列にＭ間隔に配ダ１された
各５個ずつの素子ブ［１ツク１９が、これよりも−段低
くなった）１状の透光部ｒある連結部２０でそれぞれ連
結された構造になっている。各素子ブロック１９の裏面
には多数の直角五角錐素子が形成され、各連結部２０の
表向にはｆンルンズ１２の表面と同じ魚眼ブリズ１−１
６が形成されている。

リフレックスリフレクタ１４は、その裏面周縁に取付脚
部２１を協え、この取イ４脚部２１は、両端部の素子ブ
ロック１９を除く中間部の６個の素子ブロック１９に対
応する部分２２において切除されている。また両端部の
素子ブロック１９の裏面の内側周縁には超合波溶肴のた
めのＬ字形のビード２３が形成されている。

一方、このリフレックスリフレクタ１４が取り付けられ
るインナレンズ１２の取付凹部１８は、リフレックスリ
フレクタ１４の取付脚部２１が丁度良く入る大きさと深
さに成形されている。また、この取付凹部１８の底部に
は、リフレックスリフレクタ１４の中間部の６個の素子
ブロック１９に対応した６個の通気穴２４が形成され、
その両端部の裏面には、リフレックスリフレクタ１４の
両端部の素子ブロック１９に対応した受は座２５が１ａ
ｍ程度に突出形成されている。この通気穴２４および受
は座２５【よ、各素子ブロック１９の有効発光領域内に
収まる同じ大きさの長四角形に形成されている。この取
付凹部１８の底部表面には魚眼プリズム１６が形成され
ていないが、その裏面には、通気穴２４および受は座２
５を除いた桟状の連結部分２６に周囲のフレネルプリズ
ム１７に連続するフレネルプリズム１７が形成されてい
る。

インブレンズ１２に前記した透明シート１３を接合した
後、超音波溶接機の受は台の上にインナレンズ１２の受
は座２５を位置合わせして乗せ、さらに取付四部１８内
にリフレックスリフレクタ１４を入れて乗せ、超音波溶
接機のホーンデツプでリフレックスリフレクタ１４のＬ
字形ビード２３を加圧、加振して溶かし、リフレックス
リフレクタ１４をインブレンズ１２に接合する。このと
さ、１Ｉ−−ンヂップの加）−ｆ力は、取イ・１凹部１
８の底部裏面から突出する受１ブ座２５によって受けら
れるので、その周囲のフレネルプリズム１７を潰すこと
がない。

このようにしてリフレックスリフレクタ１４を溶接され
たインブレンズ１２は、第３図に示すように、ハウジン
グ７の前面開口周縁の棚部７ａに＆１５されるととムに
、アウタレンズ１１がその脚部１１　Ｅｌをハウジング
７の前面開口周縁の溝部９にホットメルト１０によりシ
ールすることにより、周縁フランジ部１２ａを介してア
ウタレンズ１１どハウジング棚部７ａとの間に１＊侍さ
れる。

一般に、リフレックスリフレクタはその直角五角錐素子
の一面に対向して見ると中が透けて見えてしまう。この
灯具に３３いては、前面のアウタレンズ１１からリフレ
ックスリフレクタ１４の中が透ｔノで見えると、リフレ
ックスリフレクタ取付四部１８の通気穴２４の周縁部が
黒い線となって見えてしまう。このような通気穴２４が
なく、しかもその位置にその周囲と同じフレネルプリズ
ム１７が形成されていれば中が透けて見えても伺ら問題
はないが、通気穴２４があり、さらにその回りにフレネ
ルプリズム１７が形成されていると、その対比で通気穴
２４の周縁部が余計に黒っぽく見えてしまい見栄えが悪
くなる。しかしながら、この灯具においては１通気穴２
４と同じ大ささと形状でしかｂフレネルプリズムが形成
され（いない受は座２５が通気穴２４と等間隔で形成さ
れているため、リフレックスリフレクタ１４の後部が同
一に透けて見え、恰しわざわざそのＪ：うにデザインし
たかの如くに見え、見栄えの低下が軽減される。

またこのような灯具において、ランプバルブ１５が点灯
すると、インナレンズ１２のリフレックスリフレクタ取
付四部１８裏面の桟状連結部２６にフレネルプリズム１
７が形成され、これに対応するりフレックスリフレクタ
１４裏面の桟状連結部２０に魚眼プリズム１６が形成さ
れているため、この桟状連結部２０が他のインナレンズ
１２の表面とほぼ同様に発光して、これらの光の中にリ
フレックスリフレクタ１４の各素子ブロック１９が浮か
んで、甲にリフレックスリフレクタ１４をゾールストッ
プランプ１の配光を犠牲にすることなく大型化できるば
かりでなく、その上下のグラデーション模様と相俟って
実に兄事な光の造形美を現出さける。

さらに、アウタレンズ１１周縁の脚部１１ａがハウジン
グ７の１ｉｌｉ　９にホットメル１−１０によりシール
されることにより、アウタレンズ１１とインナレンズ１
２との間の空間２７は密閉されるが、リフレックスリフ
レクタ１４周縁の取付脚部２１の一部２２が切欠され、
インナレンズ１２のリフレックスリフレクタ取付四部１
８の底部に通気穴２４が形成されているため、これら切
欠部２２および通気穴２４を通してレンズ問空間２７と
灯室８とが連通することになる。さらにまた、この通気
穴２４に対向するハウジング７の後部には貫通穴２８を
０するボス２９が突設され、このボス２９にグロメット
３０が挿着されているので、レンズ聞空間２７は、灯室
８およびグ１コメッ！・３０を経て外気と連通している
ことになる。この結末、この灯具の前面部に太陽光が当
たって回り込み部６が［！陰になっても、前面部側のレ
ンズ問空間２７内に番よ、その中の空気よりｂ温度の低
い灯′卒と３内の空気さらには外気が導入されて冷やさ
れ、回り込み部６側との温度差が小さくなって、回り込
みｎ５６における曇りの発生が防止される。

（発明の効果） 以上のように、この発明による車両用灯具は、ハウジン
グの前面開口にインナレンズお上び７ウタレンズが取り
（！Ｊ　＆）られるとともに、インソレンスの表面に透
明シートが貼設され、この透明シートの表面がつや消し
処理されているので、透明シートをインナレンズに接合
したときに透明シートにゆがみがＲ１してｂ、透明シー
］へ表面の光拡散作用により、そのゆがみを児分けにく
くすることができ、簡単な１段により歩留まりを向上さ
Ｕて生産性を高め、かつ見栄えの向上を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す車両用灯具の正面
図、第２図は、第１図の■−■線断面図、第３図は、第
１図の■−ｍ線拡大断面図、第４図は、第１図に示り一
灯具の部分分解斜視図、第５図は、間幻具にお１ノるイ
ンナレンズとりフレックスリフレクタの表面側から見た
部分分解拡大斜視図、第６図は、同インプレンズとりフ
レックスリフレクタの１而側から見た部分分解拡大斜視
図である。 ６・・・回り込み部、７・・・ハウジング、８・・・灯
室、９・・・溝部、１０・・・ホットメルト、１１・・
・アウタレンズ、１１ａ・・・脚部、１２・・・インナ
レンズ、１２ａ・・・ノランジ部、１２ｂ・・・引掛爪
、１３・・・透明シート、１３ｂ・・・係止穴、１４・
・・リフレックスリフレクタ、１６・・・魚眼プリズム
、１７・・・フレネルプリズム、１９・・・素子ブロッ
ク、２１・・・取＋１脚部、２２・・・切欠品分、２４
・・・通気穴、２５・・・受は座、２７・・・レンズ間
空間、３０・・・グロメット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハウジングの前面開口にインナレンズおよびアウタレン
   ズが取り付けられた車両用灯具であって、前記インナレ
   ンズの表面に透明シートが貼設され、前記透明シートが
   その表面につや消し処理がなされていることを特徴とす
   る車両用灯具。