JPH02118115A - ポリアクリロニトリル繊維の製造法 - Google Patents

ポリアクリロニトリル繊維の製造法

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JPH02118115A
JPH02118115A JP1249391A JP24939189A JPH02118115A JP H02118115 A JPH02118115 A JP H02118115A JP 1249391 A JP1249391 A JP 1249391A JP 24939189 A JP24939189 A JP 24939189A JP H02118115 A JPH02118115 A JP H02118115A
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pan
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spinning chamber
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Ulrich Reinehr
ウルリツヒ・ライネール
Guenter Tuerk
ギユンター・テユルク
Rolf Burkhard Hirsch
ロルフ‐ブルクハルト・ヒルシユ
Hermann-Josef Jungverdorben
ヘルマン‐ヨゼフ・ユングフエルドルベン
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    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/04Dry spinning methods
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/18Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polymers of unsaturated nitriles, e.g. polyacrylonitrile, polyvinylidene cyanide

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合成ポリマーの乾式紡糸法、特に高度極性溶
媒、例えばジメチルホルムアミド溶液から、同溶液を紡
糸口金の僅か上流で100−150℃に加熱、一定の形
をした紡糸口金で紡糸して、そして紡糸室中でエネルギ
ー供給率を加熱室面積In2当たり少なくとも0.09
 kwhとし、同紡糸室には1時間当たり少なくとも7
0m’(標準状態換算)の熱風を充填し、そして得られ
f−、フィラメントを、紡糸室の底部で水又は水性油剤
で処理し、紡糸室を出るフィラメントの温度を110℃
以下にするポリアクリロニトリル繊維の乾式紡糸法に関
する。
これらの条件では、l紡糸基当たり、1時間に固体基準
で少なくとも20 kgもの、思いもよらず大量のポリ
アクリロニトリルを、黄変したり、自己発火したすせず
に吐出することができる。
85%以上、好ましくは92重量%以上のアクリロニト
リルを含むポリアクリロニトリル(PAN)の乾式紡糸
で、先行技術では紡糸溶液を直立紡糸室中紡糸口金を使
用して紡糸する。紡糸溶液は、好ましくは紡糸口金の少
し上流で100ないし150℃の温度に加熱、そして紡
糸室壁は+50ないし220 ’Cに加熱する。約40
0℃以下の温度の加熱空気又は不活性気体は繊維の方向
に、1時間当たり約40m ”(標準状態)で吹き込ん
で繊維を通過させる。紡糸室では、極性溶媒(DMF)
の大部分が蒸気になり、紡糸気体と一緒になって紡糸室
の底部から吸引除去される。フィラメントの太さによっ
て約200ないし2 、000の紡糸孔を有する口金が
使用される。
固化し、乾式紡糸されたフィラメントは200ないし5
00 m/minの速度で引き取られる。紡出された製
品はスライバー上で色揚げ削氷性液で、好ましくは紡糸
室の下で処理し、缶に入れるか、又はフィラメント製造
の箱に入れ油状色揚げ剤で処理し、コツプに巻き取るっ
連続トウ方式も最近例えば、ヨーロッパ特許(EP−A
)第98485号、第98477号、又は119521
号に記載されている。
このような乾式紡糸室の吐出量は、最終的には装置の形
状大きさ、及び紡糸気体と加熱紡糸室壁から供給される
熱量によって決まってくる[UIlmanns Enc
yclopadie (ウルマンの百科事典)第11巻
、329頁右欄参照1゜ 概して乾式紡糸で到達する吐出量は、紡糸室1個当たり
、1時間で約8ないし15 kgである。20kg/h
以上の乾式紡糸吐出量はドイツ国特許公告明細書簡1.
760,377号に記載されているが、この方法では、
極く特殊な紡糸ヘッドと方法を使用した際に、ようやく
最高32 kg/hに達するのみである。
1.000個のノズル孔を有する円筒状で同心円状に分
けられた紡糸口金から出てくる紡糸液の流れに、気体を
ケンプ式気体整流装置を使用して紡糸口金の中心へ向け
て吹き付け、紡糸液は紡糸口金の特定領域とは異なる温
度で吐出させる。これらの高紡糸吐出量では、紡糸口金
近くでの紡糸気体の流れ特性を変え、紡糸口金のある部
分での紡糸液温度を変えた複雑な紡糸液のへ7ドを使用
して、初めて紡糸上の欠陥を避けることができる。
紡糸室吐出量りは合計紡糸液滴下量(totaf 5p
un (itre)G s+(dLeX)から下記式の
ように計算できる。
L  =  [G5.(dtex) x引き取り速度(
m/m1n) x60]/(10,000x 1,00
0) [kg/紡糸室/h]合計紡糸液滴下量Gs+(
dtex) = g/10.000 m)は下記式から
計算できる。
G、、 = (P x U x K x’o、94 x
 10,000)/(Ax 100) ここで G5.−合計紡糸液滴下量(dtex)P−ポンプ容量
(cm3) U−ポンプ回転数(min−’) K−紡糸液濃度(g/cm3) 八−引き取り速度(m/min) である。
最近、乾式紡糸法によるPAN繊維連続製造法が幾つか
開示された[例えばドイツ国特許(DE)第3.308
.657号、第3.255,266号及び第3.634
.753号参照1゜ 本発明の目的の一つは乾式紡糸室の吐出量増加を達成し
、それに続く後工程を(紡糸缶を使用せずに)特に有利
に行うことである。
当技術分野の熟達者は、紡糸室の能力は主に紡糸孔、引
さ収り速度と吐出量、そしてフィラメントに供給する熱
量を増やせば可能であることを知っている。しかし、こ
れらのパラメーターには、技術的な限界があり、吐出量
の増加を現在まで阻んできている。例えは紡糸室の形状
大きさ(即ち紡糸室の長さと直径)かあらかじめ決まっ
ている場合、紡糸孔数を自由に増やしたり、紡糸液の吐
出量及び引き取り量を自由に増やすことは、紡出された
フィラメントが乾かなくなり、互いに付着してしまう。
更に又、紡糸室への紡糸気体供給も、室内で振動や乱流
が起こったりしである程度までしか増加させることはで
きない。空気を紡糸気体媒体として使用するときは、紡
糸気体温度をこれ以上、例えは400’0以上に上げる
ことは安全上の理由から不可能である。紡糸室表面温度
を220℃以上、特に250℃以上に上げると、紡糸室
の内部壁に接触すると、ポリアクリロニトリルが熱分解
を起こし、それによって発火する危険性がある。
更に多くの隠れた問題か、高温のフィラメントか周囲の
空気の中に飛び込んで来るために引き起こされる。紡糸
室の大きさを拡大して紡糸室の高吐出量を得、そして紡
糸気体とエネルギー供給を上げて許容温度に保つことが
できるが、これにも当然限界がある。一方でこのような
乾式紡糸装置は、例えば紡糸を開始する際、あるいは紡
糸口金交換の際、あるいは紡糸上のトラブルを除く際に
、扱いやすく、そして操作しやすくなければならず、他
方で例えば紡糸室火災及び爆燃に関する安全規制も守ら
なければならない。これらのことは、極く広く一般的に
行われている条件設定では、紡糸室吐出量に多くの制限
をうけなければならないことを示している。
本発明の目的は、安全面を損なわず、他の因子でもその
許容限界を越えることなく、紡糸室吐出量かPAN固体
基準で、1紡糸室当たり、1時間少なくとも20 kg
である乾式紡糸法を提供するにある。得られる紡糸製品
は欠点か可能な限り低い水準でなければならないし、通
常の方法で非連続的に(即ち一旦紡糸糸条を缶に貯蔵し
てから)、好ましくは直接連続的に(中間貯蔵なしに)
後処理段階に送ることか出来なければならない。
驚くべきことに、ある種の因子及び工程段階を組み合わ
せると、上記目的が達成でさることが発見されに。
かくして本発明は、高温空気を紡糸気体媒体として使用
し、高度分極溶剤に溶解した高温PAN溶液を、多数の
紡糸孔を有する環状口金を通して紡糸し、紡糸雰囲気゛
気体を噴出させ、そして紡糸仕上げ剤を塗布する乾式紡
糸法によるPANm維の製造法において、紡糸室の形状
があらかじめ決められており(円形の紡糸室であり、そ
の直径が270ないし300 m m、好ましくは27
5ないし285 mm、特に好ましくは約280mlT
lである)、a)紡糸溶液中のD M F含量を30重
量%以下にし、紡糸室吐出量が、I紡糸室光たり、1時
間P A N固体で少なくとも20 kg、好ましくは
2゜ナイし50 kg、特i: 20 ナイl、 40
 kg テア’)、b)使用する熱風量が少なくとも1
時間当たり、70m’(標準状態)、好ましくは7oな
いし100m1特に70ないし80m3であり、 C)紡糸熱風の温度が少なくとも360’0、好ましく
は360ないし400 ’Cであり、同熱風を頂部から
底部に向けて繊維束と実質的に平行に噴射させ。
d)紡糸室壁温度は少なくとも200−C1好ましくは
200ないし22 o ’cであり、C)エネルギー消
費率がPAN固体当たり、そして加熱表面1m2当たり
、少なくとも0.09kwhであり、 f)環状紡糸口金の吐出孔密度が、環状口金表面撰1c
m2当たり、1o、5孔より大きくな(・、g)環状口
金上にある少なくとも500、好ましくは500ないし
2 、500ある紡糸孔の孔間隔が少なくとも2.8 
mmであり、 h)紡出フィラメントの仕上げ剤処理を、水及び/又は
油を含む水性製剤を使用して、紡糸室内で行い、 l)水又は油を含む水性製剤の最小塗布量は、紡糸室を
出るフィラメント中のPAN固体基準で、10重量%以
上の水分を与えるようにし、そして k)紡出フィラメント温度は、紡糸室出口で測定して1
10℃1好ましくは100℃である、ことを特徴とする
PAN繊維の製造法に関する。
もし高温空気を、紡糸気体媒体として使用するならば、
大量の紡糸気体を使用しなければならず、紡糸室をあら
かじめ決めた形状大きさにし、紡出フィラメントに供給
するエネルギーは、加熱紡糸室壁1 m 2当たり、P
AN固体1  kg当たり少なくとも0.09 kwh
でなければならない。このエネルギー消費率は、紡糸系
に供給される紡糸気体のエネルギーと、紡糸室を加熱す
るのに必要な電気エネルギーからなっている。これらの
エネルギー消費は、クリップで止められる探子あるいは
センサーを有する適当な装置を取り付けてキロワット(
kw)で特定することができる。紡糸気体エネルギーを
定量する場合、測定はいわゆる空気ヒーターの直後で実
施する。紡糸用空気の量は適当な才りフイスメーターを
使用して定量する。円形の紡糸室を使用するときは、紡
糸室壁の加熱面積(m2で測定)は、円筒面積に対する
式を用いて、紡糸室長さ(m)x直径(m)xπから計
算する。上述の、加熱紡糸室壁1  m2当たり、通過
PAN固体1  kg当たり帆09 kwhのエネルギ
ー消費率は、紡糸がフィラメントが付着せず、紡糸室当
たり1時間で少なくとも20 kgのPAN固体吐出量
で可能な最低限界を表している。エネルギー供給率が低
くなるほど(表 l及び実施例11及び14参照)、紡
出糸条の欠陥水準が大きく上がってしまうか、乾式紡糸
が不可能になってしまう。紡出糸条の品質は、紡糸孔t
oo、ooo個当たりの紡糸欠陥数で定量する。紡糸欠
陥が紡糸孔100.00011!当たり10個以下なら
ば、紡糸はうまく行っているど言うことができる。紡糸
室当たり、1時間で約10 kgのPAN固体吐出の乾
式紡糸では、通常エネルギー消費率は、空気を紡糸気体
媒体として使用し、紡糸気体供給量を約40m1(標準
状態)とした場合、加熱面積1 m 2当たり、そして
PAN固体固体1肖 である。
最初に述べた爆発限界の問題のために、PANフィラメ
ントがオーバーヒートされると、紡糸室が火事になっ1
;す、爆燃が起こったり、そして熱分解の危険があり、
紡糸室能力を1時間当たり、20kgPAN固体に上げ
ようと、エネルギー供給を単純に必要なだけ増加するこ
とはできない。PAN繊維の燃焼挙動、及び燃焼メカニ
ズムの詳細は、例えはMelliand Textil
berichte 53 (1972)。
1395−1402 、特に1400頁、及び述(19
57)、 52−59。
特に55頁に記載されている。例えばPAN繊維の発火
点は245℃[Chemiefasern/Text.
 Industrie(人造繊維/繊維工業)1972
. 7月号、661頁右欄,繊維物質の熱特性参照1。
280℃でPAN繊維は分解を始め、毒性の熱分解生成
物、即ちニトリル、青酸及び−酸化炭素も発生し始める
驚くべきことに、加熱面積1m2当たり、PAN1kg
当たり少なくとも0.09 kwhの高いエネルギー供
給率、そして大量の高温空気の供給に拘わらず、ある種
の紡糸パラメーターを維持し、特に紡出後まだ紡糸室内
にいる糸条のフィラメント温度を、好ましくは水または
油含有水性仕上げ剤で、紡糸室底部で処理して下げ、紡
糸室を出て、周囲の空気に接触する時の紡出フィラメン
ト温度が110℃、好ましくは100℃になるようにす
ることにより、1紡糸室当たり、PAN固体少なくとも
20 kg/hの高能力で乾式紡糸が可能であることが
発見された。通常、PAN乾式紡糸では第1仕上げ剤処
理を紡糸室の外側で、紡糸缶に貯蔵する前に行う(この
点については、R. [Ieber:合成ステープル繊
維及びトウにおける仕上げ剤及び仕上げ法:Melli
and Textilberichte 3/1977
+ 187−19(L特に188頁頭部参照)。紡出フ
ィラメントを紡糸室内で仕上げ剤処理するのに適当な装
置については、例えばドイツ国特許公告明細書(DE−
A)第3,515.091号に詳細に記載されている。
ヨーロッパ特許公告明細書(EPA)98.4841も
又、紡糸室中で10%以上塗布する方法について述べて
いる。フィラメントを110℃以下の温度に冷却するの
に、更に個々のフィラメントから後続加工、例えば連続
法又はコンブへの巻取り、に有用なスライバーを形成す
るに必要な水分および仕上げ剤の量は、PAN固体基準
で10%以上である。細繊維によるスライバー形成は、
個々の繊維が紡糸室で濡れ、そして集束してから均一に
まとまった状態で存在し、個々のフィラメントは纏れる
ことなく、そして巻取り、あるいは缶の中に折り込まれ
る間に個々のフィラメントかフィブリル化(開裂)する
ことが無い状態と理解される。スライバー形成で特徴的
な紡出フィラメントの包装は、纏れることなく、均一で
平行な層状態に行うことが技術的にかなり重要である。
このことは又、例えばドイツ国特許公告公報(Germ
an Offenlegungsscrift)第3,
726.211号からも明らかで、同特許では湿式紡糸
したアクリル繊維トウの、紡糸工程から得た水分は、凝
固工程の後、5ないし15%収縮させながら、フィラメ
ントのゲル構造は維持しながら、水分100ないし10
重量%に乾燥し、該フィラメントが後処理を受けやすく
し、フィラメントの破断無しに、炭素繊維を得ている。
しかし、本発明の方法とは対照的に湿式紡糸のフィラメ
ントは、紡糸工程からいつも濡れており、乾いてはいな
いのであまり纏れたり、紡糸溶媒によって互いに付着す
ることはない。乾式紡糸では反対に、事前に乾燥した溶
媒が残っているだけのフィラメントに、本発明のおける
様に、集束の前に水分を与え、フィラメントの停滞(b
acking−up)、摩擦及び静電気を防止する。更
に厄介なことは、フィラメントを水分を与えずに集束す
ると、本発明の方法におけるように、多量のエネルギー
が与えられ(例えば、200ないし220℃の紡糸室温
度、360ないし400℃の紡糸空気温度)ために、フ
ィラメントは非常に付着し易くなり、繊維内に残ってい
る溶媒が接着剤として作用し、フィラメントを塊にして
しまう。本発明では水分付加を、紡糸室自体中でフィラ
メントを集束している間に実施してこれを防止する。水
分含量、又は紡糸仕上げ剤の量が消費より少ないときは
、液状付着繊維が巻取られてくる(詳細には表2参照)
ドイツ国特許(DE)第3.515,091号は、フィ
ラメントの仕上げ剤処理を紡糸室の底部で実施すること
を記載しているが、フィラメントは′°エネルギーの損
失することなく延伸装置へ供給しなければならない。こ
の場合、紡糸は高吐出量ではないし、又その他のパラメ
ーター、例えば紡糸気体の多量供給も維持されない。
上述したように、紡出繊維の温度が110’o以下に下
がらない場合は、フィラメント温度が高いために、フィ
ラメント同士が付着する。フィラメント温度が更に高い
場合は、急速に黄色化し、続いて自己発火する。このよ
うに、フィラメントを本発明によって水で冷却しても、
上述温度に迄低下しない場合は、高エネルギーを供給し
ていると、フィラメントが紡糸室から出てくる際、少な
くとも黄色化が著しく進み、多くの場合赤熱が始まる。
紡出フィラメントの温度は、非接触法で、KTI5輻射
線式温度計目1eimann Gmbt(社、(Wie
sbaden。
西ドイツ)製1を使用してフィラメントが紡糸室を出て
きた直後を測定する。高温空気中のPANフィラメント
の乾式紡糸では、加熱面積1  m2当たり、PAN固
体1  kg当たり109 kvhの割合でのエネルギ
ー供給か、本発明に従って、例えば加熱紡糸室壁が7.
6m”である加熱紡糸室域、及び上述量の紡糸気体中を
通過させて、少なくとも20kgのPAN繊維紡糸能力
を達成するには必要である。
しかし、このように高エネルギーを供給すると、紡糸溶
液中のDMF含量が2重量%以下になり、繊維集束中に
静電気がフィラメント上に発生するか、紡糸室の金属部
分と接触するところで赤熱さえも起こることが発見され
た(実施例2も参照)。
紡出フィラメントを紡糸室内仕上げ剤処理して、その冷
却及び集束を行わないと、約5ないし30%とDMF含
量が比較的高くても荷電していないフィラメントを紡糸
室から取り出すことが可能である。
しかし、フィラメントが部分的に付着してしまい、紡糸
室から出てくるスライバーは固く感する[板状(boa
rdy)]。このような試料の光学顕微鏡断面写真で示
されるように、フィラメントの束全体があちこちでフィ
ラメント同士が付着しており個々の繊維に分離すること
ができない。更にフィラメントは黄色を帯びるか、更に
地が黄色になってしまう。高吐出量紡糸によるこれらの
悪影響全てが、本発明によって、特にフィラメントを上
述したように、紡糸室中で集束冷却する際に、水で仕上
げ処理をすると、紡出繊維中のDMF含量が非常に低く
ても(DMF含量2%以下、好ましくは1%以下)でも
避けることができる。
乾式紡糸では、紡糸気体は一般に紡糸口金上部から、紡
出フィラメントに平行に、(フィラメントの中心部及び
外側を)流される。l紡糸基当たり、1時間に少なくと
も20 kgのPAN固体吐出量での紡糸試験で示され
るように、紡糸中工業生産で要求される100.000
本繊維当たり10本以下の欠陥水準を維持する為には、
少なくとも70、好ましくは70ないし100、特に7
0ないし85m’(標準状態)の空気量が、この吐出量
に対して必要である。
このような高吐出量紡糸が必要な場合の、このような高
空気量供給は、ドイツ国特許(DE)第3,424゜3
43号で乾式紡糸法に好ましいとされた横吹き法(Lr
averse jet methods)では、実施例
に示すように不可能である。
紡糸孔密度りも乾式紡糸で影響がある。紡糸孔密度は、
紡糸口金表面1 cm’当たりの吐出孔の数として定義
される。紡糸口金表面の孔空間が小さくなればなる程、
紡糸気体媒体を個々のフィラメントに到達させるのは難
しくなる。あらかじめ決められた紡糸室の形状及び大き
さに対して、紡糸孔密度が10.5/cm2以下の環状
紡糸口金では、少なくとも70m”(標準状態)の空気
を供給すれば、紡糸がうまく行われる。紡糸口金上での
孔空間は少なくとも2.8 mmあるべきである。従来
技術による乾式紡糸法における好ましい実施態様では、
紡糸気体を紡糸室の上部に供給し、横方向に内側から外
へ向けて、比較的短い円筒状のデイストリビューターを
通して噴き出して実施している(ドイツ国特許(DE)
第3.424,343号参照)。しかし、紡糸気体とし
て空気を使用した適当な紡糸試験で示したように、紡糸
孔が1 、200以上そして孔密度が6孔/ Cm2以
上の環状紡糸口金の場合には、紡糸溶液滴下が変動する
、フィラメント同士が付冴する、そしてフィラメントに
細い部分、太い部分ができるなどのかなりの問題が起こ
る。ここでは空気の横方向の流れのために、フィラメン
トが下方向へ進もうとするのを、略完全におされられて
いる。
実施例13ないし16に示したように、紡糸気体を少な
くしたほうか良い紡糸結果が得られる(実施例13参照
)。しかし、紡糸室吐出量がPAN固体固体間時間当2
0 kg以上では良い結果は得られず、この方法は本発
明には使用できない。
紡糸試験にも示したように、本発明で得られる紡出物の
DMF含量は、滴下量ががなり多い場合でも、一般に殆
ど30重量%以下であり、高吐出量に拘わらず欠点水準
の低い繊維を製造できる。
これは、紡糸室加熱表面を通して高い供給率でエネルギ
ーを供給して初めて可能になった。この知見は、高いD
MF値(紡出物中のDMF含量が30%以上)では、個
々の細繊維が非常に付着しやすくなって、いわゆる剛毛
が形成され、このためフィラメントが使用不可能になる
ので、非常に重要である。
本発明の方法は、不連続法及び特に最近開示された紡糸
−後処理連続法の両方で使用することができる。連続法
では、紡糸室中で塗布する仕上げ剤の量は、非常に量が
少なくても、例えば帆1ないし0.2重量%(不連続法
では帆3重量%以上)十分で、こうして得られたフィラ
メントは、洗浄工程を入れて洗浄しなくても全工程段階
を通過させることかできる。
洗浄を行う不連続法では、紡糸室中で塗布した仕上げ剤
が(その大部分を)洗い流され、(続いて)トウ(多く
のスライバーからなる)が塗布される。
Berger白度W、はHunter社の3色フィルタ
ー付き光度計で3刺激値X、Y及びZを測定して決定し
た。下記の関係が適用できる。
WB  =  Ry + 3 (Rz  Rx)X  
−0,783Rx  + O,198RzZ  =  
1.18Rz 以下実施例によって本発明を更に詳細に説明する。ただ
し、本発明はこれらに制限されるものではない。特に断
りがなけれは%は全て重量%である。
実施例 l K値か83で、93.6%のアクリロニトリル、5.7
%のアクリル酸メチル、及び0.7%のメタリルスルホ
ン酸ナトリウムから得られたアクリル共重a体を、80
℃でジメナルホルムアミドに溶解し、29゜5 W/V
%(溶液体積に対するポリマー重i)濃度の紡糸溶液を
作成した。紡糸溶液は、予熱器で135℃に加熱し、各
リングに115の紡糸孔を有する12リングからなる合
計紡糸孔1380の環状紡糸口金から紡出した。最小紡
糸孔空間は3.5 mm、紡糸孔密度りは7.2孔/ 
c m ”、そして紡糸孔は円形で、直i0.2 mm
であった。紡出されたフィラメント1こは、360℃の
空気をフィラメントの走行方向に対して平行に吹き付け
た。1時間当たり、70m3(標季状態)(室温におけ
る標準m3として測定)の空気を紡糸気体として紡糸室
(直径280 mm)内を通過させた。紡糸室の加熱面
積は7.6m”であった。
紡糸は紡糸室温度200℃で実施した。1388 cm
3/minの紡糸溶液か紡糸室を通して押し出された。
フィラメントは300 m/m目1で引き取られ、紡糸
室内で、互いに向き合って、高さかン゛グザグに配置さ
れている2個のY−型フォークガイドを経て集束し、同
時に水を(ドイツ国特許公告公報(DE−A)第3,5
15゜0’l1号による装置を使用し℃)糸条に付着し
、フィラメントの含水量を固体含量基準で15.3%と
した。
紡出フィラメントは約104℃のフィラメント温度で紡
糸室を出た。紡糸溶液滴下量9.3 dtexか得られ
、それに相当する吐出量は1時間当たり、PAN固体2
3.0 kgであった。紡出繊維の欠陥率は100゜0
00繊維当たり、5以下であった(異なる紡糸条件につ
いて20回試験した結果)。以下のこと、即ち繊維同士
の付着及び太さが異なるフィラメントか、欠陥として評
価された。紡出フィラメントのDMF含量は19.3%
であった。Berger白度は45.6であった。紡糸
気体のエネルギー消費は、エアーヒーターの下流と、紡
糸室への入り口の前で測定した所、8.3 kwhで、
紡糸室加熱壁のエネルギ消費は3.4 kwhであった
。こうして、PAN固体Ikg当たり、紡糸室加熱表面
1m2当たりのエネルギー消費率は0.095 kwh
であった。
表1に更に紡糸条件を掲げる。ここでは実施例1による
アクリロニトリル紡糸溶液を使用した。
実施例1に対して変化させたパラメーターを表に示しl
二。
表1に見られるように、本発明の方法は、広範囲な滴下
量での生産に対して適している(実施例1目ないし5t
l参照)。約10 dtex以下の滴下量の場合、紡糸
孔数は好ましくは1.000以上、好ましくは1 、5
00以上(約2.500以下)である。滴下量が約20
dtex以下の場合、使用される紡糸孔数は好ましくは
l 、 000以上(2,000以下)であり、滴下量
か30 dtex以上の場合、使用される紡糸孔数は好
ましくは、500以上(約1 、500以下)である。
実施例6は、紡糸孔密度か低いに拘わらず、紡糸欠陥は
、紡糸孔空間か小さずぎて100.000繊維に対して
100個以上である。実施例7i1でも同様な結果が得
らtしている。ここでは紡糸孔空間か大きくなる程、紡
糸孔密度か高くなりすぎて、欠陥水準が高くなつ−Cい
る。紡糸気体はもはや全てのフィラメントに到達できず
、特に環状に配列された紡糸孔の中心部のフィラメント
に到達できない。
しかし、紡糸孔密度が10.5 /cm2、紡糸孔空間
が少なくとも2−8mmから、満足でさる紡糸か可能に
なる(実施例1参照)。
実施例8tlは、紡糸気体か少なすぎると紡糸欠陥水準
がかなり大きくなることを明白に示している。紡糸気体
の温度が低くても(実施例9(1)、同様な結果になる
。実施例1Oでは、紡糸気体の温度を400℃に上げた
。実施例11tlは、エネルギー消費率が低すぎると(
PAN1kg当たり、加熱表面積1m:当たり、0.8
62 kwh)、紡糸情況は不満足なものになる。
実施例12tlでは、紡糸室温度を210℃まで上昇さ
せた。表1で、続〈実施例13L1ないし16t1では
、紡糸気体を紡糸室の上部に導入し、続いてフィラメン
トに対して、内側から外側へ、円筒状気体分配器を通し
て供給した[ドイツ国特許公告明細書(DE−A)第3
,424.343号参照1゜実施例13tlでは、11
50孔の紡糸口金を使用し、(僅かに)12 kg/h
の吐出量で、紡糸欠陥水準から見て、優れた紡糸特性が
記録された。しかし、実施例14tlに述べられている
ように、紡糸室吐出量を1時間当たり、PAN固体20
 kgに上げたところ紡糸は不可能であった。空気供給
量を50m”(標準状態)/hより大きくすることは、
この空気分配器が空気を繊維走行方向に対して送り出す
ために、フィラメントが必要以上にまかり、又紡糸室の
壁にぶつかってしまうので不可能である。実施例16i
 lに示されるである。
ように、紡糸孔数が1.380以上の紡糸口金はこの紡
糸技術には適していない。環状紡糸口金上の外部環に配
列された紡糸孔には紡糸気体が到達しない。内部のフィ
ラメントがカーテンとなり、紡糸気体が外側に流れよう
とするのを遮ってしまうの実施例 2 (It、表2参
照) a)実施例1に従って製造したPAN紡糸液を、実施例
 lと同様に紡糸した。ただし、紡出フィラメントは、
紡糸室底部での水又は再生剤を含む水性油剤では処理し
なかった。同フィラメントは、紡糸室から空気中に出て
くる際淡褐色に変色し、部分的に繊維同士が付着した。
紡糸室を出る際のフィラメント温度は127℃、フィラ
メントDMF含量は17.5%であった。
b)実施例1に従って製造したフィラメントは紡糸室の
外側で、水又は再生剤を含む水性油剤で処理した。紡糸
室終端、油剤処理装置及び巻取り装置との間でフィラメ
ント破断及び停滞が定常的に起こった。
C)更に一連の試験で、実施例1に従って紡出したフィ
ラメントについて、水処理量、又は制電剤、潤滑剤を含
む水性油剤の量を定量し、フィラメント温度を紡糸室か
ら出た直後に測定した。更に紡糸特性を評価した。使用
した紡糸油剤は潤滑剤、制電剤の混合物で、濃度は40
g/lであった。適当な潤滑剤は、例えばグリコール類
、シリコーン類、又はエトキン化脂肪酸、脂肪アルコー
ル、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、及び脂肪族アルキ
ルエーテルスルホン酸塩である。適当な制電剤は、例え
ばカチオン、アニオン又は非イオン性化合物、例えば長
鎖、エトキシ化硫酸塩又はエステル及び中和アルコール
類である。
表2に見られるように、紡出フィラメントの含水量は、
後続の加工工程を円滑に行うためにはポリマー固体に対
して10重量%以上でなけれはならない。(表2におけ
る実験 1tlから7t2参照)。
本発明の主なる特徴及び態様は下記のようである。
1、高温空気を紡糸気体媒体として使用し、高度分極溶
剤に溶解した高温PAN溶液を、多数の紡糸孔を有する
環状口金を通して紡糸し、紡糸雰囲気気体を噴出させ、
そして紡糸仕上げ剤を塗布する屹式紡糸法によるI) 
A N繊維の製造法において、紡糸室の形状かあらかじ
め決められており(円形の紡糸室であり、その直径が2
70ないし300 mm。
好ましくは275ないし285 mm、特に好ましくは
約280 mmである)、 a)紡糸溶液中のDMF含量を30重量%以下にし、紡
糸室吐出量が、■紡糸室光たり、1時間P A N固体
で少なくとも20 kg、好ましくは20ないし50 
kg、特に20ないし40 kgであり、b)使用する
熱風量か少なくとも1時間当たり、70m’(標準状態
)、好ましくは70ないし100m’特に70ないし8
0m3であり、 C)紡糸熱風の温度が少なくとも360℃1好ましくは
360ないし400℃であり、同熱風を頂部から底部に
向けて繊維束と実質的に平行に噴射させ、d)紡糸室壁
温度は少なくとも200℃、好ましくは200ないし2
20℃であり、 e)エネルギー消費率がPAN固体当たり、そして加熱
表面1m”当たり、少なくとも0.09 kwhであり
、 f)環状紡糸口金の吐出孔密度が、環状口金表面積1 
 cm2当たり、10.5孔より大きくなく、g)環状
口金上にある少なくとも500、好ましくは500ない
し2 、500ある紡糸孔の孔間隔が少なくとも2.8
 mmであり、 h)紡出フィラメントの仕上げ剤処理を、水及び/又は
油を含む水性製剤を使用して、紡糸室内で行い、 I)水又は油を含む水性製剤の最小塗布量は、紡糸室を
出るフィラメント中のPAN固体基準で、10重量%以
上の水分を与えるようにし、そして k)紡出フィラメント温度は、紡糸室出口で測定して1
10℃1好ましくは100℃である、ことを特徴とする
PAN繊維の製造法。
2.上記第1項において、紡糸室における紡糸欠陥水準
か10/100,000フイラメント以下であることを
特徴とするPAN繊維の製造法。
3、上記第1項において、紡出フィラメントの後処理を
、繊維を紡糸缶に貯蔵せず、随時幾つかの紡糸室からの
繊維を集めてトウにし、直接そして連続的に後処理装置
に供給して実施することを特徴とするPAN繊維の製造
法。
4、上記第1項及び第2項において、ポリアクリロニト
リル繊維の後処理を、不連続的に、随時糸条を合わせて
トウを形成し、紡糸缶に貯蔵してから実施することを特
徴とするPAN繊維の製造法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高温空気を紡糸気体媒体として使用し、高度分極溶
    剤に溶解した高温PAN溶液を、多数の紡糸孔を有する
    環状口金を通して紡糸し、紡糸雰囲気気体を噴出させ、
    そして紡糸仕上げ剤を塗布する乾式紡糸法によるPAN
    繊維の製造法において、紡糸室の形状があらかじめ決め
    られており(円形の紡糸室であり、その直径が270な
    いし300mm、好ましくは275ないし285mm、
    特に好ましくは約280mmである)、 a)紡糸溶液中のDMF含量を30重量%以下にし、紡
    糸室吐出量が、1紡糸室当たり、1時間PAN固体で少
    なくとも20kg、好ましくは20ないし50kg、特
    に20ないし40kgであり、 b)使用する熱風量が少なくとも1時間当たり、70m
    ^3(標準状態)、好ましくは70ないし100m^3
    特に70ないし80m^3であり、 c)紡糸熱風の温度が少なくとも360℃、好ましくは
    360ないし400℃であり、同熱風を頂部から底部に
    向けて繊維束と実質的に平行に噴射させ、 d)紡糸室壁温度は少なくとも200℃、好ましくは2
    00ないし220℃であり、 e)エネルギー消費率がPAN固体当たり、そして加熱
    表面1m^2当たり、少なくとも0.09kwhであり
    、 f)環状紡糸口金の吐出孔密度が、環状口金表面積1c
    m^2当たり、10.5孔より大きくなく、 g)環状口金上にある少なくとも500、好ましくは5
    00ないし2,500ある紡糸孔の孔間隔が少なくとも
    2.8mmであり、 h)紡出フィラメントの仕上げ剤処理を、水及び/又は
    油を含む水性製剤を使用して、紡糸室内で行い、 i)水又は油を含む水性製剤の最小塗布量は、紡糸室を
    出るフィラメント中のPAN固体基準で、10重量%以
    上の水分を与えるようにし、そして k)紡出フィラメント温度は、紡糸室出口で測定して1
    10℃好ましくは100℃である、ことを特徴とするP
    AN繊維の製造法。 2、特許請求の範囲第1項において、紡出フィラメント
    の後処理を、繊維を紡糸缶に貯蔵せず、随時幾つかの紡
    糸室からの繊維を集めてトウにし、直接そして連続的に
    後処理装置に供給して実施することを特徴とするPAN
    繊維の製造法。
JP1249391A 1988-09-28 1989-09-27 ポリアクリロニトリル繊維の製造法 Pending JPH02118115A (ja)

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DE3832872.0 1988-09-28

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