JPH02117633A - ジオレフインの選択的ヒドロフオルミル化方法 - Google Patents

ジオレフインの選択的ヒドロフオルミル化方法

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JPH02117633A
JPH02117633A JP63270442A JP27044288A JPH02117633A JP H02117633 A JPH02117633 A JP H02117633A JP 63270442 A JP63270442 A JP 63270442A JP 27044288 A JP27044288 A JP 27044288A JP H02117633 A JPH02117633 A JP H02117633A
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジオレフィンの選択的ヒドロフオルミル化方
法に関する。さらに詳しくは、ジオレフィンをヒドロフ
オルミル化して、選択的に不飽和アルデヒドを製造する
方法に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題]従来か
らオレフィン類を一酸化炭素によりヒドロフオルミル化
する方法は、例えばモノオレフィン等に対して広く工業
的に実施されている。
しかるにジオレフィンの一方の二重結合のみを選択的に
ヒドロフオルミル化する方法に関してはその例が少ない
。例えば特開昭58−210033号公報および同59
−110943号公報では、5−エチリデンビシクロ[
2,2,11へブテン−2のベンゼン環に結合していな
い脂肪族不飽和二重結合をヒドロフオルミル化している
が、水素や一酸化炭素の導入量を調節することにより、
その一つの不飽和基のみをヒドロフオルミル化している
。また特開昭63−233945号公報では、特定のジ
オレフィンの選択的ヒドロフオルミル化について開示し
ている。同公報でのエチニル基は、活性なベンジル位に
水素を持たない構造であり、本発明のジオレフィンとは
明らかに異なるものである。
本発明者らは、特定溝造のジオレフィンが特定反応条件
下で一酸化炭素と水素とを反応させても、その一方の不
飽和基のみしかヒドロフオルミル化されないことを見い
出して本発明を完成させたものである。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、ジオレフィンであるトビニル−4−
(2,2−ジメチルエテニル)ベンゼンを、遷移金属錯
体カルボニル化触媒の存在下、反応温度40〜150℃
、一酸化炭素および水素の混合ガスの圧力10〜BOO
Kg/c■2で、一酸化炭素および水素と選択的に反応
させることにより、α−(4−(2,2−ジメチルエテ
ニル)フェニル)プロピオンアルデヒドを製造すること
を特徴とする選択的ヒドロフオルミル化方法に関する。
本発明の方法により1−ビニル−4−(2,2−ジメチ
ルエテニル)ベンゼンのビニル基が選択的にヒドロフオ
ルミル化されることにより消炎効果の高いα−(4−イ
ンブチルフェニル)プロピオン酸(商品名;イブプロフ
ェン)製造の中間体として重要なα−(4−(2,2−
ジメチルエテニル)フェニル)プロピオンアルデヒドが
製造される。
本発明のヒドロフオルミル化反応によりl−ビニル−4
−(2,2−ジメチルエテニル ビニル基のみが選択的にヒドロフオルミル化され、もう
一方の置換基の置換したエチニル基は、該反応において
は実質的にまたは全く反応しない。
フォルミル基の付加位置は、通常ビニル基のα−位であ
る。
上記のヒドロフオルミル化に使用される貴金属錯体触媒
としては、Pd%Rh11r, Ru等の金属錯体であ
る。これらの貴金属は、酸化数O〜最高位酸化数まで使
用でき、ハロゲン原子、三価のリン化合物、π−アリル
基、アミン、ニトリル、オキシム、オレフィンあるいは
カルボニル錯化合物等として一酸化炭素、水素等を配位
子として含有するものが用いられる。
カルボニル化触媒の具体例としては、ビストリフェニル
ホスフィンジクロロ錯体、ビストリブチルホスフィンジ
クロロ錯体、ビストリジクロロへキシルホスフィンジク
ロロ錯体、π−アリルトリフェニルホスフィンクロロ錯
体、トリフェニルホスフィンピペリジンジクロロ錯体、
ビスベンゾニトリルジクロロ錯体、ビスシクロヘキシル
オキシムジクロロmC’E、1,5.9−シクロドデカ
トリエンジクロロ錯体、ビストリフェニルホスフィンジ
カルボニル錯体、ビストリフェニルホスフィンアセテー
ト錯体、ビストリフェニルホスフィンナイトレート錯体
、ビストリフェニルホスフィンサルフェート錯体、テト
ラキストルフェニルホスフィン錯体および一酸化炭素を
配位子の一部に持つ、クロロカルボニルビストリフェニ
ルホスフィン錯体、ヒドリドカルボニルトリストリフェ
ニルホスフィン錯体、ビスクロロテトラカルボニル錯体
、ジカルボニルアセチルアセトナート錯体等が挙げられ
る。
触媒は、錯体として反応系に供給して使用することもで
きる。また別個に配位子を供給して反応系において錯体
を形成させて使用することもできる。すなわち、上記貴
金属の酸化物、硫酸塩、塩化物などに対して配位子とな
りうる化合物、例えばホスフィン、ニトリル、アリル化
合物、アミン、オキシム、オレフィン、または一酸化炭
素、水素等を同時に反応系に存在させる方法である。
ホスフィンとしては、例えばトリフェニルホスフィン、
トリトリルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリシ
クロヘキシルホスフィン、トリエチルホスフィン等、ニ
トリルとしては、例えばベンゾニトリル、アクリロニト
リル、プロピオニトリル、ベンジルニトリル等、アリル
化合物としては、例えばアリルクロライド、アリルアル
コール等、アミンとしては,例えばベンジルアミン、ピ
リジン、ピペラジン、トリーn−ブチルアミン等、オキ
シムとしては、例えばシクロヘキシルオキシム、アセト
オキシム、ベンズアルドオキシム等、オレフィンとして
は,例えば1,5−シクロオクタジエン、1,5.9−
シクロドデカトリエン等が挙げられる。
錯体触媒、または錯体を作りうる化合物の使用量は、!
ービニルー4−(2.2−ジメチルエテニル)ベンゼン
1モルに対してo.ooot〜0.5モル、好ましくは
0.0002〜0.1モルであり、配位子となりうる化
合物の添加量はPd1Rh11r1Ru等の錯体の核と
なりうる貴金属1モルに対して0.8〜IOモル、好ま
しくは1〜4モルである。
さらに、反応を促進する目的で塩化水素、三フッ化ホウ
素などの無機ハロゲン化物やヨウ化メチル等の有機ヨウ
化物等を添加してもよい。
これらハロゲン化物を添加する場合は、錯体触媒、また
は錯体を造りうる化合物1モルに対し、ハロゲン原子と
して0.1〜30倍モル、好ましくは1〜15倍モル使
用する。添加量が0.1モル未満の場合、触媒の種類に
よっても異なるが、添加効果が見られないことがある。
また30倍モルを超えるときには触媒活性が却って低下
するとともに、二重結合を有する反応原料または反応生
成物にハロゲンが付加する等、目的の反応が制御される
。ヒドロフオルミル化反応は、反応温度40〜150℃
、好ましくは55〜110℃で行う。40℃未溝では反
応速度が遅くなり、実用的ではない。また150℃を超
える場合には、重合、水素付加等の副反応や錯体触媒自
体の分解が生じ好ましくない。その外、前記本発明の目
的とするビニル基以外のもう一つの炭素−炭素二重結合
までヒドロフオルミル化されるために好ましくない。
反応圧力は10〜GOOKg/co+2、好ましくは5
0〜300Kg/cm2であるo 10Kg/am”未
満では反応が遅く実用できない。圧力は高いほど反応は
速やかに進行するが、600Kg/co+2を超えると
目的とするビニル基ではない方の置換基の二重結合まで
ヒドロフオルミル化されるので好ましくない。
反応は一酸化炭素および水素の混合ガスの吸収が見られ
なくなるまで行えばよく、通常は4〜20時間の範囲で
充分である。
反応に必要とする一酸化炭素と水素は、予め混合された
混合ガスの状態でも、各々別に反応器に供給してもよい
。反応系に供給する場合の一酸化炭素と水素とのモル比
は、適宜選択できる。一般に本発明のようなヒドロフオ
ルミル化反応では、一酸化炭素と水素とは正確にIll
のモル比で吸収されていく。したがって反応器の大きさ
、反応形式にもよるが、一酸化炭素と水素のモル比は1
:lで供給すれば最も効率的である。
本発明のヒドロフオルミル化において、ヒドロフオルミ
ル化に不活性な溶媒を反応熱除去等の目的で使用するこ
ともできる。ヒドロフオルミル化に対して不活性な溶媒
としては、エーテル、ケトン、アルコール等の極性溶媒
や、パラフィン、シクロパラフィン、芳香族炭化水素の
ような非極性溶媒が挙げられる。しかし一般には無溶媒
の状態でも充分好ましい結果が得られる。
ヒドロフオルミル化の終了後、反応物は好ましくは減圧
下で蒸留分離すれば、容易に目的化合物であるα〜(4
−(2,2−ジメチルエテニル)フェニル)プロピオン
アルデヒドと触媒とに分離ができる。回収した触媒は再
度使用することもできる。
さらに本発明の選択的ヒドロフオルミル化技術は、エチ
ニル基の置換基がメチル基である本発明の物質に限らず
下記式(1)で表わされるジビニルベンゼン誘導体を、
選択的にヒドロフオルミル化して下記式(n)で表わさ
れるα−アリールプロピオンアルデヒド誘導体類を製造
することに応用することもできる。
〔式中、R8はアルキル基またはアリール2iLR2は
アルキル基またはアリール基である〕 上記のジビニルベンゼン誘導体における置換基R8およ
びR2のアリール基には、フェニル、アルキルフェニル
、アルコキシフェニル、フェノキシフェニル、ビフェニ
リル等の他に、フェニル基に種々の置換基の置換したア
リール基が挙げられる。
かかる置換基としては、カルボキシル基、水酸基、ニト
ロ基、アミノ基、スルフォニル基等が例示できる。また
置換基R,およびR2のアルキル基には、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、t−ブチル基等の他に、アルコキシルアルキ
ル、シクロアルキル、フェニルアルキル、フェノキシア
ルキル等の他に、アルキル基に種々の置換基の置換した
アルキル基が包含される。かかる置換基としては、カル
ボキシル基、水酸基、ニトロ基、アミノ基、スルフォニ
ル基等が例示できる。
上記ジビニルベンゼン誘導体の具体例には、(2−)二
ニルー2−トリルエチニル)ビニルベンゼン、(2,2
−ジフェニルエチニル)ビニルベンゼン、(2−キシリ
ル−2−フェニルエチニル)ビニルベンゼン等の他に、
(2−ヒドロキシフェニル−2−フェニルエチニル)ビ
ニルベンゼン、(2−メトキシフェニル−2−フェニル
エチニル)ビニルベンゼン、(2−エトキシフェニル−
2−フェニルエチニル)ビニルベンゼン、(2−カルボ
キシフェニル−ニルエチニル)ビニルベンゼン、(2−
メトキシカルボニルフェニル−2−フェニルエチニル)
ビニルベンゼン、(2.2−ジメトキシカルボニルエチ
ニル)ビニルベンゼン、(1−アミノフェニル−2−メ
チルエチニル)ビニルベンゼン、(2−二トロフェニル
−2−エチルエチニル)ビニルベンゼン、(2.2−ジ
メチルエテニル −2−メチルエチニル)ビニルベンゼン、(2.2−ジ
ベンジルエチニル)ビニルベゼン、(2−フェニルカル
ボキシメチル−2−メチルエチニル)ビニルベンゼン等
が挙げられる。上記化合物には、その置換基の置換位置
による位置異性体も包含される。
本発明の方法の応用により製造される化合物は、具体的
には前記の化合物に対応した化合物であっテ、例エバ、
α−((2−フェニル−2−トリルエチニル)フェニル
)プロピオンアルデヒド、α−((2、2−ジフェニル
エチニル)フェニル)プロビオンアルデヒY1α−((
2−キシリル−2−フェニルエチニル)フェニル)プロ
ピオンアルデヒド、α−((2−ヒドロキシフェニル−
2−フェニルエチニル)フェニル)プロピオンアルデヒ
ド、α−((2−メトキシフェニル−2−フェニルエチ
ニル)フェニル)プロピオンアルデヒド、α−((2−
エトキシフェニル−2−フェニルエチニル)フェニル)
プロピオンアルデヒド、α−((2−カルボキシフェニ
ル−2−フェニルエチニル)フェニル)プロピオンアル
デヒド、α−((2−メトキシカルボニルフェニル−2
−フェニルエチニル)フェニル)プロピオンアルデヒド
、α−((2.2−ジメトキシカルボニルエチニル)フ
ェニル)プロピオンアルデヒド、α−((l−アミノフ
ェニル−2−メチルエチニル)フェニル)プロピオンア
ルデヒド、α−((2−ニトロフェニル−2−エチルエ
チニル)フェニル)プロピオンアルデヒド、α−((2
.2−ジメチルエテニル)フェニル)プロピオンアルデ
ヒド、α−((2−エチル−2−メチルエチニル)フェ
ニル)プロピオンアルデヒド、α−((2.2−ジベン
ジルエチニル)フェニル)フロピオンアルデヒド、α−
((2−フェニルカルボキシメチル−2−メチルエチニ
ル)フェニル)プロピオンアルデヒド等である。
[実施例] 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
参m I−ビニル−4−(2.2−ジメチルエテニル)ベンゼ
ンの合成 金属マグネシウム133g%無水ジメチルエーテル!!
およびP−ブロモスチレンlOgを5ノの撹拌器付き三
つロフラスコに入れ、室温で撹拌した。反応開始後、滴
下ロートを用いてP−ブロモスチレン390gを穏やか
な還流が続くようにゆっくり上演下した。滴下終了後、
15分間撹拌を継続した後、さらに激しく攪拌をしなが
らイソブチルアルデヒド400gと無水ジメチルエーテ
ルl!の溶液を約3時間掛けてゆっくりと滴下した。滴
下終了後、反応器を加熱して2時間環流を継続した後、
室温まで冷却して反応液を氷2Kg1塩化アンモニウム
375gおよび水750gの入った失活桔の中に投入し
てよく撹拌し、反応を停止させた。エーテル相を回収し
た後、水相を50On+ 1のジメチルエーテルで2回
抽出し、この抽出したエーテルと先に回収したエーテル
層とを一緒にして無水炭酸カリウムにて水分を除去した
後浦過し、この濾液のエーテルおよび未反応のイソブチ
ルアルデヒドを25℃で減圧留去したところ、960g
の残渣が得られた。この残渣をNMR 1 夏R1およ
びMass分析して!ービニルー4−(2−メチル−!
−ヒドロキシプロピル)ベンゼンでアルことを確認した
次いで500 mlの三つロフラスコに理論段数5段の
蒸留管とリービッヒコンデンサーを取り付け、フラスコ
内にシリコーン油300■!およびKIISO422,
4gを入れて150〜180℃に加熱し、真空ポンプに
て系内を5mdg以下の圧力に維持しながら上記のよう
にして得たl−ビニル−4−(2−メチル−1−ヒドロ
キシプロピル)ベンゼン960gをゆっくり滴下した。
リービッヒコンデンサーかう留出した全留出液8GOg
をNMR,IR,お上びMass分析してトビニル−4
−(2,2−ジメチルエテニル)ベンゼン(純度89.
5%)であることを確認した。
[発明の効果] 本発明によれば、ジオレフィンである1−ビニル−4−
(2,2−ジメチルエテニル)ベンゼンは、選択的にヒ
ドロフオルミル化される。すなわちそのビニル基のみが
ヒドロフオルミル化され、α−(4−(2,2−ジメチ
ルエテニル)フェニル)プロピオンアルデヒドが得られ
、また他方のエチニル基の二重結合がヒドロフオルミル
化された化合物は、実質的にまたは全く生成しない。ヒ
ドロフオルミル化物は、酸化および水素添加することに
より、消炎効果に優れたα−(4−インブチルフェニル
)プロピオン酸またはその誘導体を得ることができる。
特許出願人  日本石油化学株式会社 代 理 人   秋   元   輝   雄  。
手続補正書 平成元年1月1:L日 ■、事件の表示 昭和63年特許願第270442号 2、発明の名称 ジオレフィンの選択的ヒドロフオルミル化方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称     日本石油化学株式会社4、代理人 住 所 東京都港区南青山−丁目1番1号〒107  
電話475−1501 6、補正の対象 発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)明細書第2頁、8行の「ベンゼン環」を「脂肪族
環」と補正する。
(2)同第4頁、7行の「貴金属」を「遷移金属」と補
正する。
(3)同第4頁、9行の「貴金属」を「遷移金属」と補
正する。
(4)同第4頁、17行の「ビストリジクロロ」を「ビ
ストリシクロ」と補正する。
(5)同第5頁、17行の「貴金属」を「遷移金属」と
補正する。
(6)同第7頁、1行の「貴金属」を「遷移金属」と補
正する。
(7)同第7頁、7行の「造りつる」をr作りうる」と
補正する。
(8)同第10頁、最下行の「アルコキシルアルキル」
を「アルコキシアルキル」と補正する。
(9)同第14頁、10行の「環流」を「還流」と補正
する。
(10)同第16頁、3行の「酸化および水素添加」を
「常法に従い水素添加および酸化」と補正する。
(11)同第18頁、5行と6行の間に取交を加入する
rut且上 参考製造例で得られた1−ビニル−4−(2゜2−ジメ
チルエテニル ムヒドリドカルボニルトリストリフェニルホスフィン0
.3gを内容積100mjの攪拌機付きオートクレーブ
に入れ、撹拌しながら60℃に加熱し、水素と一酸化炭
素との等モル混合ガスにより50Kg/cm2まで加圧
した後、反応による混合ガスの吸収が無(なるまで反応
を継続した。
反応終了後、冷却して反応液を回収し、ガスクロマトグ
ラフィーにて分析したところ、1−ビニル−4−(2.
2−ジメチルエテニル)ベンゼンの転化率99.6%、
α−(4− (2.2−ジメチルエテニル)フェニル)
プロピオンアルデヒドへの選択率90.33%を得た。
すなわち、実質的にビニル基のみがヒドロフオルミル化
されていた。
実l歿」− ロジウムヒW IJ Pカルボニルトリストリフェニル
ホスフィンの代わりに、酸化ロジウム0.1gとトリフ
ェニルホスフィン0.6gとをオートクレーブに供給し
た他は実施例1と同様にしてヒドロフオルミル化を行っ
た。反応液をガスクロマトグラフィーにて分析したとこ
ろ、1−ビニル−4−(2.2−ジメチルエテニル)ベ
ンゼンの転化率99.4%、α−(4− (2,2−ジ
メチルエテニル)フェニル)プロピオンアルデヒドへの
選択率88.1%を得た。」 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1−ビニル−4−(2,2−ジメチルエテニル)ベンゼ
    ンを、遷移金属錯体カルボニル化触媒の存在下、反応温
    度40〜150℃、一酸化炭素および水素の混合ガスの
    圧力10−600Kg/cm^2で、一酸化炭素および
    水素と選択的に反応させることにより、α−(4−(2
    ,2−ジメチルエテニル)フェニル)プロピオンアルデ
    ヒドを製造することを特徴とする選択的ヒドロフオルミ
    ル化方法。
JP63270442A 1988-10-26 1988-10-26 ジオレフインの選択的ヒドロフオルミル化方法 Expired - Lifetime JPH0749381B2 (ja)

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