JPH0193555A - α−(3−(1−フエニルエテニル)フエニル)プロピオンアルデヒド - Google Patents

α−(3−(1−フエニルエテニル)フエニル)プロピオンアルデヒド

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JPH0193555A
JPH0193555A JP6854987A JP6854987A JPH0193555A JP H0193555 A JPH0193555 A JP H0193555A JP 6854987 A JP6854987 A JP 6854987A JP 6854987 A JP6854987 A JP 6854987A JP H0193555 A JPH0193555 A JP H0193555A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は下記式(II)で示されるα−(3−(1−フ
ェニルエテニル)フェニル)プロピオンアルデヒドに関
するものである。
CH2G)(3 ^   ρ   −ハU α−(3−(1−フェニルエテニル)フェニル)プロピ
オンアルデヒドは、消炎剤、鎮痛剤などの医薬品として
有用な下記式(I)で示されるα−(3−ベンゾイルフ
ェニル)プロピオン酸(商品名:ケトプロフェン)を安
価に製造するための中間体である。
[従来の技術] ケトプロフェンは従来から種々の製造法が提案されてお
り、その代表的なものとして次のような方法がある。
1)3−ビニルベンゾフェノンをパラジウムを触媒とし
て、希塩酸中で一酸化炭素と反応させ高収率でケトプロ
フェンを得る。(特開昭60−45171号公報) 2)4−アゼチルヘンシフエノンとクロロホルムとを、
塩基性条件下に第四級アンモニウム塩の存在下に反応さ
せα−アリールプロペン酸を得た後、更にパラジウム炭
素を触媒として接触水素化還元し、ケトプロフェンを得
る。(特開昭55−7225号公報) [発明が解決しようとする問題点] 上記1)、2)共に、反応ステップが少なく、高収率で
目的生成物が得られるが、原料の合成が容易であるとは
いい難く、工業的な製法という観点から見てまだ十分と
なものとはいえない。
本発明の目的は、人手容易な原料を用いて、ケトプロフ
ェンを容易且つ安価に高収率で合成するための中間体を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は下記式(LT)で示されるα−(3−(1−フ
ェニルエテニル)フェニル)プロピオンアルデヒドに関
するものである。下記式の化合物には、光学活性な異性
体も含まれる。
CH20H3 式(n )のα−(3−(1−フェニルエテニル)フェ
ニル)プロピオンアルデヒドは、例えば次のようにして
容易に合成することができる。
アセトフェノンを出発物質とする方法を示すと、アセト
フェノンにグリニヤール試薬である臭化m−ビニルフェ
ニルマグネシウムを反応させ、1.1−(3−ビニルフ
ェニル)フェニルエチルアルコール(以下、rVPAJ
という)とする。
しかる後に、該生成物を硫酸水素カリウム存在下におい
て脱水反応させて1−(3−ビニルフェニル)−1−フ
ェニルエチレン(式■)とする。
このグリニヤール付加反応は温度o−too℃、好まし
くは20〜80℃で行う。また、脱水反応は170〜2
50℃、好ましくは190〜230℃で減圧条件下で行
う。グリニヤール試薬はアセトフェノンに対して1.0
〜1.2当量でよい。
(VPA) (DI) (ヒドロフオルミル化) 得られた1−(3−ビニルフェニル)−1−フェニルエ
チレンを常法によりヒドロフオルミル化すれば、α−(
3−(1−フェニルエテニル)フェニル)プロピオンア
ルデヒドが得られる。
この方法は、すなわち式(I[[)で表される1−(3
−ビニルフェニル)−1−フェニルエチレンを原料とし
て水素及び−酸化炭素と、遷移金、属カルボニル化触媒
の存在下に、温度40〜150℃で反応させることによ
り、式(II)て表されるα−(3−(1−フェニルエ
テニル)フェニル)プロピオンアルデヒドに導く。
H2 使用される錯体触媒としては、Ni、 (:o、 Fc
、 Mo、PL、Rh、■「、Ru、 Re等の遷移金
属の錯体、好ましくは、Pt、 R1+、Ir、 Ru
、 Re等の貴金属の錯体である。遷移金属としては、
酸価数は0から最高位酸価数まで使用でき、ハロゲン原
子、3価のリン化合物、π−アリル基、アミン、ニトリ
ル、オキシム、オレフィン、水素あるいは一酸化炭素を
配位子として含有するものが用いられる。
遷移金属錯体触媒の具体例としては、ビストリフェニル
ホスフィンジクロロ錯体、ビストリブチルホスフィンジ
クロロ錯体、ビストリシクロへキシルホスフィンジクロ
ロ錯体、π−アリルトリフェニルホスフィンジクロワ錯
体、トリフェニルホスフィンピペリジンジクロロ錯体、
ビスベンゾニトリルジクロロ錯体、ビスシクロへキシル
オキシムジクロロ錯体、1,5.9−シクロドデカトリ
エンジクロロ錯体、ビストリフェニルホスフィンジ′ミ
ルボニル錯体、ビストリフェニルホスフィンアセテート
錯体、ビストリフェニルホスフィンシナイトレート錯体
、ビストリフェニルホスフィンスルフアート錯体、テト
ラキストリフェニルホスフィン錯体、及び−酸化炭素を
配位子の一部に持つ、クロロカルボニルビストリフェニ
ルホスフィン錯体、ヒドリドカルボニルトリストリフェ
ニルホスフィン錯体、ビスタロロチトラカルボニル錯体
、ジカルボニルアセチルアセトナート錯体等を挙げるこ
とができる。
また、反応系において上記の錯体を形成し得る化合物も
反応系に供給することにより用いることができる。すな
わち、上記遷移金属の酸化物、硫酸塩、塩化物等に対し
て配位子となり得る化合物、すなわち、ホスフィン、ニ
トリル、アリル化合物、アミン、オキシム、オレフィン
あるいは、−酸化炭素を同時に反応系に存在させる方法
である。
上記の配位子となり得る化合物としてのホスフィンとし
ては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリトリルホ
スフィン、トリブチルホスフィン、トリシクロヘキシル
ホスフィン、トリエチルホスフィン等、ニトリルとして
は、例えば、ベンゾニトリル、アクリロニトリル、プロ
ピオニトリル、ベンジルニトリル等、アリル化合物とし
ては、例えば、アリルクロライド、アリルアルコール等
、アミンとしては、例えば、ベンジルアミン、ピリジン
、ピペラジン、トリーn−ブチルアミン等、オキシムと
しては、シクロへキシルオキシム、アセトオキシム、ベ
ンズアルドオキシム等、オレフィンとしては1.5−シ
クロオクタジエン、1,5.9−シクロデカトリエン等
が挙げられる。
錯体触媒、または錯体を作り得る化合物の使用fflハ
、  1− (3−ビニルフェニル)−1−フェニルエ
チレン(弐III) 1モルに対して0.0001〜0
.5モル、好ましくは0.001〜0.1モルである。
また、錯体を作り得る化合物を使用する場合の配位子と
なり得る化合物の添加量は、錯体を作り得る化合物1モ
ルに対して0.8〜10モル、好ましくは1〜4モルで
ある。
更に、反応速度を向上させるで目的で、塩化水素、三弗
化ホウ素等の無機ハロゲン化物やヨウ化メチル等の有機
ヨウ化物等を添加することができる。
これらハロゲン化物を添加する場合は、錯体触媒または
、錯体を作り得る化合物1モルに対して、ハロゲン原子
として0.1〜30倍モル、好ましくは1〜15倍モル
使用する。添加量が0.1モル未満の場合、触媒の種類
によっても異なるが、添加の効果が見られないことがあ
る。また、30倍モルを越えるときは、触媒活性が却っ
て低下すると共に、1−(3−ビニルフェニル)−1−
フェニルチレン(弐■)の二重結合にハロゲンが付加す
る等目的の反応が抑制される。
ヒドロフオルミル化反応は、反応温度は40〜150℃
、好ましくは55〜110℃で行う。
反応温度が40℃未満では、反応速度が著しく遅くなり
、実用上実施することができない。また、150℃を越
える温度では、重合、水素付加等の副反応や錯体触媒の
分解が生じ好ましくない。
反応圧力は5 kg/am’以上であれば、適宜選択で
きる。5 kg/cm’未満では、実用上実施すること
ができない程反応が遅くなる。また圧力は高い程反応が
速やかに進行し好ましいが、高過ぎる圧力は反応器の耐
圧を非常に高くする必要がでてくるなど、製造装置の点
から自ずと限界がある。従って実用上は500 kg/
cm”以下の圧力で充分である。
反応は一酸化炭素および水素の混合ガスの吸収による圧
力減少がみられなくなるまで行えばよく、通常は4〜2
0時間の反応時間で充分ある。
反応に必要な一酸化炭素と水素とは、あらかじめ混合さ
れた混合ガスの状態でも、各別に反応器に供給してもよ
い。反応系に供給する場合の一酸化炭素と水素のモル比
は、適宜選択できる。すなわちヒドロフオルミル化反応
では、−酸化炭素と水素とは正確に1:1のモル比で吸
収消費されて行く。従って、過剰に供給された成分が反
応せずに残留するため、圧力減少が認められなくなった
時点で他方の成分を供給すれば再び反応が進行する。従
って、反応器の大きさ、反応の形式にもよるが、−酸化
炭素対水素のモル比は1:1で供給すれば最も効率的で
ある。
上記のヒドロフオルミル化方法において、反応に不活性
な溶媒を反応熱除去等の目的で用いることもできる。ヒ
ドロフオルミル化に不活性な溶媒としては、エーテル、
ケトン、アルコール等の極性溶媒や、パラフィン、シク
ロパラフィン、芳香族炭化水素のような無極性溶媒が挙
げられる。
しかし、一般には無溶媒の状態で充分好ましい結果が得
られる。
ヒドロフオルミル化反応の終了後、反応物は、好ましく
は減圧下で蒸留分離すれば、容易に目的生成物であるα
−(3−(1−フェニルエテニル)フェニル)プロピオ
ンアルデヒドく式■)と触媒とに分離することができる
。回収された錯体触媒は、再度ヒドロフオルミル化に使
用することができる。
このようにして得られたヒドロフオルミル化反応の生成
物α−(3−(1−フェニルエテニル)フェニル)プロ
ピオンアルデヒド(式■)を、適宜に同時あるいは逐次
に、同様にして酸化剤で酸化すれば、式(I)のα−(
3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸、即ち、ケトプ
ロフェンを容易に得られる。
次にこの酸化に就いて説明する。
α−(3−(1−フェニルエテニル)フェニル)プロピ
オンアルデヒド(式■)の酸化は、それが有するビニリ
デン基及びホルミル基に対して行われる。その際、ビニ
リデン基及びホルミル基が一段階の反応で一挙に酸化さ
れてもよい。また、ビニリデン基を酸化した後に、更に
ホルミル基を酸化する反応を組み合わせてもよく、また
、その逆の場合も可能である。
ビニリデン基が、先に酸化されればα−(3−ベンゾイ
ルフェニル)プロピオンアルデヒドか得られる。この場
合、アルデヒド基を公知の方法により適宜のブロック剤
で、例えばアセタール基として、ブロックしておくこと
もできる。また、ホルミル基が先に酸化されれば、α−
(3−(1−フェニルエテニル)フェニル)プロピオン
酸が得られる。これらを次に酸化すれば、本発明の目的
物であるα−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸
、即ち、ケトプロフェンが得られる。
上記の酸化法には公知の酸化法が適用され、例えば、酸
化触媒存在下における分子状酸素による酸化、あるいは
酸化剤として過マンガン酸塩、二酸化マンガン、クロム
酸塩、四酢酸鉛、過ヨウ素酸塩、四酸化ルテニウム、四
酸化オスミウム、過酸化水素、二酸化セレン、オゾンお
よびこれらの混合物からなる酸化剤を用いる酸化などが
挙げられる。
これらの酸化法の−・つによる−膜酸化、即ち同時酸化
、あるいは二つを組み合わせた二段酸化法即ち逐次酸化
を用いて酸化することにより、α−(3−(1−フェニ
ルエテニル)フェニル)フロピオンアルデヒド(式II
 )からα−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸
(式1:ケトプロフェン)を得ることができる。
分子状酸素による酸化の際の触媒には、周期律表中第V
T−8、■−B、■族から選ばれる金属、たとえば、ク
ロム、マンガン、タングステン、モリブデン、白金、パ
ラジウム、コバルト、ニッケル、鉄、ロジウム、ルテニ
ウムの塩およびこれらの混合物があげられ、特に好まし
いのは、コバルト、鉄、マンガン、クロムの塩である。
塩としては、たとえばナフテン酸の塩が好ましい。触媒
の使用量は、たとえば、原料に対して、0.05〜10
重量%が適当である。分子状酸素は、純酸素あるいは空
気として供給することもでき、また、純酸素と他の不活
性ガスと混合して反応系に供給してもよい。
分子状酸素による酸化の反応温度は、30〜250℃、
好ましくは50〜200℃である。反応温度が30℃未
満では反応速度が著しく小さくなり、また250℃を越
えると目的物の選択率が著しく低下するのでいずれも好
ましくない。
また、酸化剤との接触効率を向上させるために溶媒を用
いてもよく、このような溶媒としては、たとえば、水、
アセトン、t−ブチルアルコールなどのアルコール、氷
酢酸、酢酸、イソオクタン、ベンゼン、クロロホルム、
ピリジンなどの単一あるいは混合溶媒などが用いられる
過マンガン酸塩などの酸化剤は、原料に対して少なくと
も1当量以上、好ましくは1.5当量以上必要である。
使用量のL限は特に制限はないが、通常は10当量を越
えると、不経済となるだけで好ましくない。酸化剤によ
る酸化の反応温度は、0〜200℃、好ましくは30〜
150℃である。
0℃未満の反応温度では、反応が進まず、また、200
℃を越えると副生成物などが生じ目的物の選択率が著し
く低下するのでいずれ好ましくない。
酸化後においては、酸化剤または酸化触媒を濾過などに
より分離するか、あるいはベンゼン、酢酸エチル、クロ
ロホルムなどの有機溶媒で反応混合物を抽出した後、通
常の蒸留によりあるいは再結晶により、高純度のα−(
3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸であるケトプロ
フェンが得られる。
[発明の効果] 以上で詳述したように、本発明おいて提案した新規中間
体である。α−(3−(1−フェニルエテニル)フェニ
ル)プロピオンアルデヒドを利用すれば、該中間体を経
由して、安価で、且つ容易に高収率でケトプロフェンを
製造することができる。本発明の化合物は、置換基が特
定されているために、これを中間体として利用すれば特
異な消炎効果を有するケトプロフェンが製造される。
[実施例] 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例のみに限定されるもではない。
実施例1 l−(3−ビニルフェニル)−1−フェニルエチレン(
弐■)の合成(その1) 滴下漏斗、還流冷却器、及び攪拌機付の2j2三つロフ
ラスコ中に、金属マグネシウム25.5 g(1,05
モル)を入れ、乾燥窒素を流して、充分乾燥した後、モ
レキュラーシーヴ5Aで乾燥したテトラヒドロフラン5
01Illを入れて激しく攪拌する。しかる後に臭化3
−ビニルベンゼン183g(1,0モル)の乾燥テトラ
ヒドロフラン500011溶液を2時間かけて徐々に滴
下した。反応温度は75℃〜80℃に保ち、該溶液滴下
終了後もそのままで更に一時間攪拌を続けた。このよう
にして得たグリニヤール試薬、臭化3−ビニルフェニル
マグネシウム溶液中に、更にアセトフェノン122.6
g(1,02モル)の乾燥テトラヒドロフラン500a
+1溶液を2時間かけて徐々に滴下した。
反応温度は75〜80℃に保ち、滴下終了後もそのまま
更に1時間攪拌を続けた。しかる後、反応液を塩化アン
モニウム75gの水溶液3fi中に注人し、20時間静
置した後、油層を分液して回収し、テトラヒドロフラン
を留去して1.1−(3−ビニルフェニル)フェニルエ
チルアルコール(VPA)を収率89%(アセトフェノ
ン基準)で得た。
蒸留塔及び滴下漏斗付き300m1三つロフラスコに硫
酸水素カリウム81gを入れ、減圧して15〜20 m
mHgにし、該生成アルコールを2時間かけて滴下した
。脱水反応して蒸留塔頂より流出した水及び油分を回収
し、分液して油層中の1−(3−ビニルフェニル)−1
−フェニルエチレンを収率100%(VPA基準)で得
た。脱水反応は反応温度200〜250℃で行った。
生成した1−(3−ビニルフェニル)−1−フェニルエ
チレン(弐■)の分析結果を以下に示す。
沸点: 134.0〜135.5℃/ 2. O〜3.
0 mmHgI R+ (Neat)  crn−’3
050.1690.1495. 1260、 995、900. 810、 780、 700 ’HN M R:  (CC1,+、 δppII+)
7.10〜7.70   (9H,多重線)6.65〜
6.80  (1814重線)5.65〜5.80  
(IH,2重線〉5.45〜5.50  (2H,2重
線)5.20〜5.30  (IH12重線)元素分析
: (CI6H1sとして) 計算値    C:  93.20% H:   6.80% 実測値    C:  93.24% H:   6.76% 実施例2 α−(3−(1−フェニルエテニル) フェニル)プロピオンアルデヒドの製造実施例1で得ら
れた1−(3−ビニルフェニル)−1−フェニルエチレ
ンを50g1及びロジウムヒドリドカルボニルトリスト
リフェニルホスフィン0.6gを、内容積500m1の
攪拌機付きオートクレーブに入れ、水素と一酸化炭素の
混ガス(モル比1:1)により60 kg/cm2まで
加圧し、反応による混合ガスの吸収が無くなるまで反応
させた。
反応温度は60℃で行った。反応終了後、室温まで冷却
して未反応混合ガスを除去してから、反応物を回収し、
これを減圧蒸留にかけて濡出温度125.5〜126.
5℃/ 0.5〜1 mmHgのα−(3−(1−フェ
ニルエテニル)フェニル)プロピオンアルデヒドを収率
73%(1−(3−ビニルフェニル)−1−フェニルエ
チレン基準〕で得た。
GC分析の結果、α−(3−(1−フェニルエテニル)
フェニル)プロピオンアルデヒドとして96%であった
。スペクトル分析の結果を以下に示す。
I  R:    (Neat)   c+n−’30
55.2995.2850.2730.1740.16
20.1500.1445.1380.1060、 9
00、 750、’H−NMR:  (cci4、δ 
pp田)9.80       (IH,1重線)6.
90〜7.45  (9H,多重線)3.05〜3.5
5  (1814重線)5.09      (2H,
1重線)1.30〜1.47  (3H,2重線)元素
分析+ (CI78160として)計算値   C: 
 86.44% H:   6.78% 0:   6.78% 実測値   C:  86.50% H:   6.80% 0:   6.70% 実施例3 α−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸(ケトプ
ロフェン)の製造(その1)実施例2で得たα−(3−
(1−フェニルエテニル)フェニル)プロピオンアルデ
ヒド15g、及びナフテン酸コバルトo、o3g及び溶
媒として酢酸100m1を攪拌機付き300m1反応器
に入れ、反応温度120℃で、純酸素をl 5 Q m
l/minで16時間吹き込み続けた。反応終了後、溶
媒を減圧留去して得られた固体を500m1の水で5回
洗浄し、エーテル500m1に溶解してさらに3回水洗
した後、エーテルを減圧留去して、最後にベンゼン/石
油エーテルから再結晶してα−(3−ベンゾイルフェニ
ル)プロピオン酸(ケトプロフェン)を10g得た。融
点、スペクトル等は標品と同一であった。
実施例4 α−(3−ベンゾイルフェニル) プロピオン酸の製造(その2) 純酸素の代わりにシリカゲルで乾燥した空気を200 
ml/min使用し、反応温度を150℃で行7た以外
は実施例3と同様にして行ない、ケトプロフェンを8.
6g得た。融点、スペクトル等は標品と同一であフた。
特許出願人  日本石油化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記構造式で表されるα−(3−(1−フェニル
    エテニル)フェニル)プロピオンアルデヒド。 ▲数式、化学式、表等があります▼
JP6854987A 1987-03-23 1987-03-23 α−(3−(1−フエニルエテニル)フエニル)プロピオンアルデヒド Expired - Lifetime JPH0742242B2 (ja)

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