JPH02117535A - 紙葉取り扱い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は紙葉受渡し装置に係り、特に搬送中に生じる紙
葉のジャム（紙詰まり）の除去性を向上させた紙葉取り
扱い装置に関する。

（従来の技術〕 この種の従来技術として特開昭６２−２８５８３８号公
報に示される技術がある。即ち、紙葉の搬送路を開放可
能に構成してこの機構を開放してジャム紙葉を除去して
いた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで上記従来技術では開放部分が搬送路全体の大部
分を占めるため、開放時に大きな機構を動かすことにな
り作業が大変で能率が悪い。又大きな機構のため機構ガ
タが拡大され開放機構を元に戻したとき微妙に位置ずれ
を生じる恐れがある。

本発明の目的は、紙葉のジャムを能率的に除去出来る保
守性の優れた紙葉取り扱い装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的は、紙葉を一枚ずつ搬送する搬送ルートの途
中に配置され内蔵した搬送路を通過させて紙葉に所定の
処理を施す複数の紙葉処理部を備え、上記複数の紙葉処
理部は搬送ルートに沿って集約配置されると共に、搬送
路を開放する開放機構を有することにより達成される。

さらにジャムの排除能率の向上は、各紙葉処理部の搬送
路を集約された場所で開放可能に構成することにより達
成される。

〔作用〕

紙葉のジャムが起こり易い紙葉処理部は集中配置されて
いるためチエツクすべき発生箇所が少なくかつコンパク
トで済み、既に起きてしまったジャムは集約して配置さ
れた搬送路を開放して効率的に取り除くことが出来る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図に本発明を採用した装置例を示す。装置は、複数
枚堆積された紙幣を一枚づつ分離計数する計数機ｌ、紙
幣を収納するカセット７、紙幣を装置外部と出し入れす
る紙幣入出金口９、上記各部間で紙幣を運搬するハンド
８より構成され、紙幣の入金、出金を行う。

上記計数機ｌの内部は、紙幣を一枚づつ分離する紙幣分
離部４、紙幣の種類を鑑別する紙幣鑑別部３、鑑別情報
により、紙幣を種類別にスタッカ６ａ〜６Ｃに送るため
に、紙幣の行先を切換えるゲート部２ａ、２ｂといった
紙葉処理部が搬送ルート１０に沿って配置される。そし
て、これらの処理部は機構が比較的複雑なためジャム発
生要因となる。上記構成において、出金の場合は分離部
４に堆積された紙幣４ｂが分離ローラ４ａの回転によっ
て一枚づつ分離搬送されて鑑別部で計数鑑別され、客の
指定した金額分まで計数されて所定のスタッカに搬送ス
タックされる。次いでハンド８が所定のスタッカからつ
かんで取出し入出金口まで搬送して渡す。

ゲート部２ａ、２ｂは搬送ルート１０に沿って直列に並
べて配置される。これ等のゲート部はそれぞれ搬送部２
ｃ、２ｄを有し、この搬送路は開放機構５ａに取り付け
られており、開放可能な構造となっている。即ち、開放
機構５ａは一端が搬送路回転軸５ｄに枢支されて矢印の
両方向に回転可能なレバ一部材である。この部材５ａを
時計方向に回転させると、この部材と共に搬送路２ｃ。

２ｄが上方に移動して開放される。この状態ではゲート
部２ａ、２ｂ　（最もジャムが生じ易い）に詰まった紙
葉を容易に除去することが出来る。

紙幣鑑別部３の搬送路３ａも一端が軸３ｄを中心に回転
するレバー状部材に５ｂ（開放機構）に取り付けられて
おり、レバー５ｂを反時計方向に回転することにより搬
送路３ａが開放される。

さらに紙幣分離部４は搬送ルート１０に沿フて配置され
、ローラからなる搬送路４ｅは軸４ｄを中心に矢印方向
に回転可能に構成されたレバ一部材５ｃに取り付けられ
ており、この部材５ｃを時計方向に回転することにより
搬送路４ｅが開放される。

本実施例に寄れば、ユニット化されて集中配置された紙
幣分離部４と紙幣鑑別部３、及び複数個が集中配置され
たゲート部２ａ、２ｂのそれぞれのコンパクトに構成さ
れた搬送路４　ｅ　、３　ａ　＋　２ｃ、２ｄが少ない
箇所で開放されるためジャム紙幣の除去性が高い。

第２図に、本発明を採用した計数機の第２実施例を示す
。この実施例ではゲート部２ａ、２ｂと分離部４、鑑別
部３の位置が上下逆となっている。

図中、第１図と同一符号は同一部分を示す。

計数機ｌの中央に空間１ａが設けられてあり、搬送路開
閉機構５ａ〜５ｃすべてが、上記空間に向って開くよう
に配置した。

本実施例によれば、上記空間１ａの１ケ所で集中的に搬
送路を開閉すれば良いためジャム除去性がさらに向上す
る。また、上記計数機の第２図の向きを図示しない装置
筐体の扉の開く方向と一致させて配置することにより筐
体から装置を引き出さずにジャム紙幣を除去することが
できるため、除去性の向上が計れる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば最小箇
所の処理部の小さな機構を開放することにより容易かつ
短時間にジャム紙葉を取り除くことが出来る。また、処
理部に沿って設けた空間部に開放機構を開放移動するよ
うにすれば、この空間部の一箇所で聡でのジャム紙葉が
除去でき更に能率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の現金自動取り引き装置の断面図
、第２図は同じく計数部の池の実施例を示す断面図であ
る。 １：計数機、２：紙葉処理部（ゲート部）、３：紙葉処
理部（ｉｌＷ別部）、４：紙葉処理部（分離部）、５ａ
〜５ｃ：搬送路開放機構、ｉｏ：ｍ送ルート、２ｃ。 ２ｄ。 ３ａ、４ｅ：搬送路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙葉を一枚ずつ搬送する搬送ルートの途中に配置さ
   れ内蔵した搬送路を通過させて紙葉に所定の処理を施す
   複数の紙葉処理部を備え、上記複数の紙葉処理部は搬送
   ルートに沿って集約配置されると共に、搬送路を開放す
   る開放機構を有することを特徴とする紙葉取り扱い装置
   。 ２、上記紙葉処理部は紙葉の搬送ルートを切り換える複
   数のゲート部からなり、各ゲート部は搬送ルートに沿っ
   て直列配置されると共に各ゲート部の搬送路は集約場所
   で開放可能に構成されたことを特徴とする請求項１記載
   の紙葉取り扱い装置。 ３、上記紙葉処理部は紙葉を一枚に分離する分離部と分
   離された紙葉を鑑別する鑑別部からなり、上記２要素は
   搬送ルートに沿って直列配置されると共に各紙葉処理部
   の搬送路が集約場所で開放可能に構成されたことを特徴
   とする請求項１記載の紙葉取り扱い装置。 ４、上記紙葉取り扱い装置は紙葉処理部に沿って空間部
   を有し、上記紙葉処理部の搬送路は上記空間部側に開放
   可能に構成されたことを特徴とする請求項１記載の紙葉
   取り扱い装置。