JP2645046B2 - 紙葉類の処理装置 - Google Patents

紙葉類の処理装置

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JP2645046B2 JP62330506A JP33050687A JP2645046B2 JP 2645046 B2 JP2645046 B2 JP 2645046B2 JP 62330506 A JP62330506 A JP 62330506A JP 33050687 A JP33050687 A JP 33050687A JP 2645046 B2 JP2645046 B2 JP 2645046B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば銀行券処理装置などに利用される紙
葉類の処理装置に関する。
(従来の技術) 紙幣整理機などの銀行券処理装置は、搬送手段によっ
て紙幣を1枚ずつ一時集積部に送り込み、集積枚数が所
定数(例えば100枚)に達したところで、キャリアによ
て帯封部まで移送するとともに、この集積紙幣を結束帯
によって施封するようになっている。
従ってこの種の装置において、計数と施封を行なう入
金処理が複数の取引分にわたる場合には、前回取引分で
100枚に達しなかった端数分の紙幣が一時集積部に残っ
た状態になっており、この残留紙幣に当回取引分の紙幣
が加わって所定枚数(100枚)に達した時に、この集積
紙幣が帯封部に送られて施封が完了するようになってい
る。
上記銀行券処理装置において、装置内の搬送経路や一
時集積部などに紙詰まり等のトラブルが生じた場合に
は、トラブル発生の原因を取除くとともに一時集積部か
ら紙幣を取出して再計数を行なう必要がある。しかしな
がらこの一時集積部には、当回取引分の紙幣以外に前回
取引分の紙幣の端数分が残留していることがあるため、
一時集積部内の紙幣を全て再計数すると、当回取引分に
前回取引分が加算されてしまう。このため従来は、一時
集積部に残った前回取引分までの枚数を表示部に表示さ
せることによって、残留枚数分を知ることができるよう
にしていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来装置においては、一時集積部に残った前回取
引分までの紙幣の端数枚数が表示されるが、この枚数表
示は当回取引分の入金処理が完了するまで同じ状態で点
灯し続けるため、当回取引分を計数している時に何らか
の理由により一時集積部内の紙幣を再計数する場合に次
のような問題を生じた。
すなわち、前回取引分の施封が完了したのちは、一時
集積部に集積される紙幣は全て当回取引分のものである
から、一時集積部内のものを全て再計数しなければなら
ない。これに対し、前回取引分の紙幣の施封が完了して
いない時、つまり前回取引分のもので規定枚数に達しな
い分が一時集積部に残っている時には、一時集積部内の
全枚数から前回取引分の端数枚数を差引いて再計数しな
ければならない。しかしながら従来装置では、一時集積
部内の紙幣を再計数する時に前回取引分の施封が完了し
たか否かの区別がつかないため、操作員は、前回取引分
と当回取引分を混同し、再計数を誤るおそれがあった。
従って本発明の目的は、紙葉の処理がいくつかの取引
分にわたっている場合に、一時集積部内の紙葉を再計数
する時に当回取引分の再計数を誤ることがないような紙
葉類の処理装置を得ることにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を果たすために本発明の紙葉類の処理装置
は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によっ
て搬送される紙葉類を一時集積する一時集積部と、この
一時集積部に集積された紙葉類の枚数を表示する第1の
表示手段と、前記一時集積部に一時集積された紙葉類を
所定枚数毎に施封する帯封部と、一取引終了時におい
て、この取引時に集積された紙葉類で前記帯封部によっ
て施封されずに前記一時集積部に残って集積されている
紙葉類の枚数を表示する第2の表示手段と、この第2の
表示手段に紙葉類の枚数を表示する際に、取引終了時に
施封されずに前記一時集積部に残っている紙葉類の枚数
を第1の表示形態で表示し、かつ次の取引時において、
前回取引時に前記一時集積部に残留していた紙葉類の施
封か完了するまでは、前記第1の表示形態で残留紙葉類
の枚数を表示し、次の取引時の紙葉類と合わせて、残留
した紙葉類の施封が完了した際には、前回取引時に前記
一時集積部に残留していた紙葉類の枚数を前記第1の表
示形態とは異なる第2の表示形態で表示するように切換
え制御する表示制御手段と、を備えている。
(作用) 上記構成の本発明装置において、一時集積部に集積さ
れた紙幣等の紙葉類は、所定枚数(100枚)に達すると
帯封部に送られかつ結束帯によって施封される。この装
置を使って複数回にわたる取引分を処理する場合、一時
集積部には前回取引分までの紙葉のうち所定枚数に達し
なかった端数分が残留しているので、当回取引時には前
回取引分の残留紙葉に当回取引分の枚数が足されてゆ
く。こうして所定枚数に達すると、帯封部に送られて施
封が行なわれる。
本発明装置の第1の表示手段においては、、一時集積
部内に集積されている紙葉の合計枚数が表示される。第
2の表示手段においては、前回取引分までの紙葉が施封
される前は第1の表示形態で枚数が表示されるため、一
時集積部に残っている前回取引分までの残留枚数を知る
ことができる。前回取引分までの紙葉の施封が全て完了
すると、第2の表示手段が第2の表示形態に切換わるた
め、操作員は前回取引分の紙葉の施封が完了したことを
知ることができる。
何らかのトラブルにより、一時集積部内の紙葉の再計
数を行なう必要が生じた時に、第2の表示手段が第1の
表示形態(例えば点滅状態)にあれば、一時集積部に集
積されている紙葉のうち第2の表示手段で表示されてい
る枚数分、すなわち前回取引分の枚数を差引いてから当
回取引分の再計数を行なう。この時、第2の表示装置が
第2の表示形態(例えば点灯状態)に切換わっていれ
ば、一時集積部に集積されている紙葉は全て当回取引分
のものであるから、一時集積部内の紙葉は全て取出して
再計数を行なう。
(実施例) 以下に本発明の一実施例につき図面の参照して説明す
る。
第1図および第2図に示された銀行券処理装置1は、
大まかに言うと図示上側に位置する銀行券区分部2と、
図示下側に位置する銀行券帯封装置3とからなる。銀行
券帯封装置3内には、後述する帯封部4が設けられてい
る。
銀行券区分部2は、その前面側に紙葉類としての各種
の銀行券(紙幣)Pを多数枚積層可能な供給部5を有し
ている。この供給部5に積層された銀行券Pは、その下
端側から搬送ローラ6によって順次1枚ずつ搬送路7に
取出され、鑑査部8に送り込まれるようになっている。
鑑査部8においては、銀行券Pがセンサによって光学的
あるいは磁気的に検出され、その金種や真偽,形状など
が判別される。
鑑査部8を通過した銀行券Pは、多数のプーリおよび
これらプーリに券掛けられた複数系統の無端状ベルト10
を備えた搬送手段11によって搬送される。そして搬送経
路の各分岐部に配設されたゲート12,13の切換え動作に
より、所定の方向に振分けられ、金種に応じて区分集積
する場合には、銀行券区分部2の上面側に設けられた複
数のオープンポケット14,15,16に金種に応じて集積され
るようになっている。
後述する操作・表示装置70のキー80〜83によって指定
された金種の銀行券Pは、ゲート12の働きにより、搬送
路17を介して集積機構18の一時集積部20に送り込まれ、
表裏を揃えた状態で所定枚数分が集積されるようになっ
ている。
集積機構18は、第3図に示されるような構成である。
以下にこの集積機構18について説明する。搬送路17の途
中には、銀行券Pの表裏を判別するためのセンサ22が設
けられている。このセンサ22を通過した銀行券Pは、セ
ンサ22からの信号に応じて方向が制御されるゲート23を
通ることによって、表搬送路31と裏搬送路32のいずれか
一方、に選択的に送り込まれるようになっている。表搬
送路31と裏搬送路32の各出口部31a,32aは、一時集積部2
0を挟む状態で互いに対向している。
出口部31a,32aの近傍には、セパレータ33,34を備えた
区分け手段が設けられているとともに、受け台37が昇降
可能に設けられている。この受け台37を昇降駆動させる
ためのバックアップ機構のモータ38は、銀行券Pの集積
数に応じて、受け台37の高さを変位させる。集積部20の
側壁部分を構成する垂直方向のガイド39,39の一方に
は、ガイド39に振動を与えるためのカムおよびモータな
どからなる整位手段40が設けられている。
表搬送路31と裏搬送路32は左右対象に構成されてい
る。表搬送路31は、複数込のローラ41に張り渡されたベ
ルト42,43の相互対向部によって構成されている。裏搬
送路32は、複数個のローラ44に張り渡されたベルト45,4
6の相互対向部によって構成されている。各搬送路31,32
には、銀行券Pの先端を検知するためのセンサ47,48が
設けられている。これらセンサ47,48は、一時集積部20
に送られる銀行券の枚数をカウントするための計数手段
として使われる。
出口部31a,32aの近傍にある搬送終端ローラ41a,44a
は、図示しないベアリングを介して軸50,51に回転自在
で取付けられている。この軸50,51は、駆動源としての
モータによって、第3図中の矢印方向に回転させられる
ことにより、セパレータ33,34が銀行券Pの搬送方向と
同じ方向に回転するようになっている。
一時集積部20の下方には、受け台37上に集積された所
定枚数の銀行券Pを受取ることの可能なキャリア60が設
けられている。このキャリア60は、ガイド61に沿って、
集積部20から帯封部4(第2図参照)に至る間を、図示
しない駆動手段によって往復動可能としてある。この帯
封部4においては、所定枚数分の銀行券Pが結束帯65に
よって結束されるようになっている。帯封部4の下方に
は、結束後の銀行券把P′を受取る搬送コンベア66と、
このコンベア66によって搬送される銀行券把P′を収容
するための収容部67が設けられている。
次に上記集積機構18の動作について説明する。表裏検
出用のセンサ22を通過してきた銀行源Pは、表裏に応じ
て向きが切換え制御されているゲート23を通ることによ
り、表向きのものは表搬送路31に導かれ、裏向きのもの
は裏搬送路32に導かれる。この銀行券Pは、表搬送路31
を通過する時にはセンサ47によってその通過が検知さ
れ、裏搬送路32を通過する時にはセンサ48によって通過
が検知される。こうして搬送路31,32のいずれか一方を
通過した銀行券Pの合計枚数は、指定枚数(例えば100
枚)に達するまでカンウントアップされるとともに、1
枚ずつ出口部31a,32aから集積部20内に排出されて受け
台37上に順次積層される。積層された銀行券Pは、整位
手段40によってガイド39が水平方向に振動させられるこ
とにより、各端面が揃えられる。
セパレータ33,34は、初期状態では第3図に示される
ように搬送路31,32のすぐ下に待機している。受け台37
は、銀行券Pの積層量に応じてモータ38により次第に下
降させられることによって、集積部20内に送り込まれて
くる銀行券Pを受取るのに丁度よい高さに保たれる。指
定枚数目(例えば100枚目)の銀行券P100が、例えば表
搬送路31側を搬送されてセンサ47を通過することによ
り、カウント値(100枚)に達すると、第4図に示され
るように指定枚数目の銀行券P100と指定枚数目以降の銀
行券P101との間に、セパレータ33の先端が入り込むとと
もに、第5図に示される位置までセパレータ33,34が回
転する。これにより、指定枚数目以降の銀行券P101と指
定枚数目の銀行券P100とが完全に区分されるとともに、
指定枚数目以降の銀行券P101とそれ以降の銀行券Pがセ
パレータ33,34上に一時的に集積される。
受け台37上に積層された10枚分の銀行券Pは、受け台
37が下限位置までいっぱいに降下させられることによっ
て、キャリア60上に合受け渡される。次いで、キャリア
60が帯封部4に向って移動するとともに結束帯65によっ
て一文字結束される。帯封部4で結束された銀行券把
P′はコンベア66上に落とされ、このコンベア66によっ
て収容部67に運ばれる。空になった受け台37が初期の高
さまで戻ると、セパレータ33,34が第3図に示される初
期位置まで回転することにより、それまでセパレータ3
3,34上に保持されていた銀行券Pが受け台37上に受け渡
される。
銀行券区分部2の上部には、操作・表示装置70が設け
られている。以下、この操作・表示装置70について第6
図を参照しながら説明する。操作・表示装置70の左部上
方には、オンランイン処理であるかオフライン処理であ
るかを選択するためのオンライン/オフライン選択キー
71が設けられている。このキー71の下方には、入金処理
を行なうか整理処理を行なうかを選択するのに用いる業
務選択スイッチ72が設けられている。
入金処理とは、例えば店舗などにおいせ当日の売上な
どを適宣入力してゆき、後に集計できるようにデータ保
存しておく処理である。これに対し整理処理とは、、銀
行券を金種ごとに計数したり、表裏で区分したり、正券
と損券とに区分すような処理である。
業務選択スイッチ72の下方には、下記処理内容を設定
するためのキー群、例えば計数キー73,表裏キー74,正損
キー75,正損表裏キー76,指定券施封キー77,正券施封キ
ー78などが設けられている。キー73〜78の下方には、券
種を設定するための万円キー80,五千円キー81,千円キー
82,五百円キー83が設けられている。
次に、各種キー73〜78を押下げた時の処理内容の設定
について説明する。
(1) 計数モード 投入された銀行券を金種ごとに区分・計数するモード
であり、一万円券,五千円券,千円券はぞれぞれオープ
ンポケット14,15,16に集積される。
(2) 表裏モード キー80〜83で設定された銀行券について表,裏ごとに
区分・計数するモードであり、表券はオープンポケット
14に、裏券はオープンポケット15に、その他の券はオー
プンポケット16に集積される。
(3) 正損モード キー80〜83で指定された銀行券を正券と損券とに区分
しかつ計数するモードであり、正券,損券,その他の券
の順でそれぞれオープンポケット14,15,16に集積され
る。
(4) 正損表裏モード キー80〜83で指定された銀行券の正損および表裏を判
別し、かつ正券で表の券,正券で裏の券,損券の順にぞ
れぞれオープンポケット14,15,16に集積する。
(5) 指定券施封モード キー80〜83で券種指定された銀行券を一時集積部20に
集積し、その他の券はオープンポケット16に集積する。
(6) 正券施封モード キー80〜83で券種指定された銀行券を正券と損券に区
分・計数するとともに、正券を一時集積部20に集積す
る。損券およびその他の券は、オープンボケット16に集
積する。
表示器85,86,87,88は鑑査部8の鑑査結果に基づいて
計数された銀行券の枚数または金額を表示するものであ
る。すなわち、表示器85は正券の枚数または金額および
一万円券の枚数または金額を、表示器86は損券の枚数ま
たは金額および五千円券の枚数または金額を、表示器87
は表券の枚数または金額および千円の枚数または金額
を、表示器88は裏券の枚数または金額および五百円券の
枚数または金額を、表示器89は合計金額をそれぞれ表示
する。なお、表示器85〜88は銀行券の処理中にも常に計
数値を表示するようになっている。
表示器89の右側には、この装置1の状態をコード番号
で表示する表示器90が設けられているとともに、この表
示器90の上方にあ、トラブル発生箇所の表示を行なう表
示部91が設けられている。操作・表示装置70の右側に
は、本装置1の状態および異常状態が各項目ごとに表示
される表示部92が設けられている。
そして操作・表示装置70の左部に、第1の表示手段
(端数枚数表示器)95と第2の表示手段96(確定枚数表
示器)とが設けられている。これら表示手段95,96は、
前述した表示器85〜89と同様に、例えば7セグメントか
らなる発光式表示器であり、第1の表示手段95は、一時
集積部20内に集積されている銀行券の枚数を表示する。
これに対し第2の表示手段96は、後述するように、一時
集積部20に残留した前回取引分までの銀行券が帯封部4
において施封されるまではその枚数を点滅表示し、施封
動作が完了したのちは、点滅から点灯に切換わることに
よって前回取引分までの施封が完了したことを明示する
ようになっている。
次に、操作部100について第7図を参照して説明す
る。操作部100には、表示器101が設けられているととも
に、返却キー102,照会キー103,完了キー104,枚数キー10
5,円キー106,#キー107,テンキー108,表示切換キー109,
本装置1の動作開始および停止を行なう開始/停止キー
110,継続キー111,リセットキー112などが設けられてい
る。照会キー103は、各種集計を行なうときに使用する
キーである。枚数キー105は、オープンポケット14,15,1
6に銀行券が所定枚数集積されるごとに処理動作を一時
停止させる枚数区分を行なう時の所定枚数を設定するキ
ーである。この枚数キー105を1回押下すると100枚、2
回押下すると200枚、また200枚以下であればテンキー10
8で置数した後に枚数キーを105を押下すると、テンキー
108で入力された枚数が設定される。表示切換キー109
は、表示器85〜88において枚数を表示するか金額を表示
するかを切換えるためのキーである。#キー107、係員
番号を入力するためのキーであり、テンキー108で係員
番号を入力する前に押下される。
次に、本実施例装置1を使って入金処理を行なう場合
の使用例と表示手段95,96の作用につき、取引が2回に
わたる場合(取引1が50枚,取引2が40枚の場合)を例
にとって説明する。枚数はいずれも指定券の枚数であ
る。
業務選択スイッチ72を入金モードにし、かつ指定券施
封キー77(または正券施封キー78)を押下する。また、
券種指定キー80〜83によって金種を指定する。
取引1の現金を投入したのち、開始キー110を押す
と、指定された金種の券が一時集積部20に集積されると
ともに、その他の券はオープンポケット14〜16に集積さ
れる。一時集積部20に集積された取引1の全枚数(50
枚)は、第1の表示手段95に表示される。この時、第2
の表示手段96の枚数表示はゼロにリセットされたままで
ある。取引1の入金処理が完了したところで完了キー10
4を押すと、第2の表示手段96によって一時集積部20内
の確定枚数(50枚)が点滅で表示される。
引続いて取引2の現金を投入し開始キー110を押す
と、一時集積部20に集積されていた取引1の枚数(50
枚)に取引2の枚数(40枚)が足されてゆく。従って第
1の表示手段95には、一時集積部20に集積された取引1
と取引2の合計枚数(90枚)が表示される。この時、第
2の表示手段96は取引1の残留枚数(50枚)を点滅表示
している。こうして一時集積部20に合計90枚の銀行券が
集積されるが、未だ施封枚数(100枚)には達していな
いため、施封は行なわれない。取引2の計数が完了した
ところで完了キー104を押すと、第2の表示手段96はそ
れまでの枚数表示(50枚)から新たな枚数表示(90枚)
に切換わるが、施封は行なわれていないため点滅状態の
ままである。
何らかのトラブル発生により、取引2の券を再計数す
る必要が生じた時には、取引1の券が施封前であること
を第2の表示手段96の点滅によって知ることができるか
ら、この場合には一時集積部20より取出した全ての券の
枚数から、第2の表示手段96に点滅表示されている枚数
分(すなわち前回取引分の枚数)を差引いて、再計数を
行なう。こうすることにより、取引1が取引2に混合す
ることを防止できる。
次に述べる例は、取引1が50枚,取引2が120枚の場
合である。
前例と同様に取引1の現金を投入したのち開始キー11
0を押すと、指定された金種の券(50枚)が一時集積部2
0に集積されるとともに、その他の券はオープンポケッ
ト14〜16に集積される。一時集積部20に集積された取引
1の全枚数(50枚)は、第1の表示手段95に表示され
る。この時、第2の表示手段96の枚数表示はゼロにリセ
ットされている。取引1の計数が完了したところで完了
キー104を押すと、第2の表示手段96によって一時集積
部20内の確定枚数(50枚)が第2の表示手段96に点滅で
表示される。
引続き取引2の現金(指定券120枚分)を投入し、開
始キー110を押すと、一時集積部20においてそれまで集
積されていた取引1の券(50枚)に取引2の券が足され
てゆく。取引2の50枚分が加わって一時集積部20の合計
計数が100枚に達すると、この100枚分の銀行券が受け台
37からキャリア60に渡されるとともに、帯封部4に送ら
れて100枚が一緒に施封される。
こうして取引1の全ての券と取引2の一部の券の施封
が完了すると、それまで第2の表示手段96に点滅表示さ
れていた取引1の枚数表示(50枚)が点滅から点灯に切
換わることによって、前回までの取引分(取引1)の施
封が完了したことが明示される。施封後は、一時的に集
積部20が空になるため、第1の表示手段95の表示内容が
ゼロに戻ったのち、取引2の残り枚数(70枚)が集積部
20に送られてくるため再びカウントアップが始まり、70
枚に達したところで取引2の計数は終了する。この時、
第1の表示手段95は集積部20に残っている取引2の端数
枚数(70枚)を表示している。
取引2の入金処理が終了したところで完了キー104を
押すと、第2の表示手段96が集積部20内の確定端数枚数
(70枚)を点滅によって表示する。すなわち今回取引分
(取引2)の端数70枚の施封が完了していないことが明
示される。
この例において取引2を計数している時に、何らかの
トラブル発生により、取引2の券を再計数する必要が生
じた場合、前回取引分(取引1)の券が既に施封された
ことを第2の表示手段96の点灯によって知ることができ
る。従ってこの場合には、一時集積部20より取出した全
ての券の再計数を行なう。すなわち一時集積部20に残っ
ている券は全て当回取引分(取引2)のものであるか
ら、一時集積部20から取出した券を全て再計数する。第
3回目以降の取引分の入金処理も上記と全く同様に行な
うことができる。
なお本発明は、銀行券処理装置以外に、要するに紙葉
類を所定枚数分まとめて施封する装置であれば同様に適
用可能である。また、上記実施例では第2の表示手段を
点滅と点灯とに切換えることによって、施封前であるか
施封後であるかを操作員に知らせるようにしたが、要す
るに2つの状態を区別できればよいから、点滅・点灯以
外の表示態様を採用することも可能である。例えば表示
色彩の違いによって識別させるとか、施封前と施封後を
示す文字やイラスト入りの表示ランプ等で点灯表示する
とかの表示態様を採用してもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、取引が複数回にわたる場合において
一時集積部内の紙葉の再計数を行なわなければならない
時に、前回取引分の紙葉が束になったか否かを容易に判
別できるから、前回取引分と当回取引分を混同して再計
数してしまうことを防止できる。このため、特に銀行券
処理装置のように厳格な入金処理が要求されるシステム
においてきわめて大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示し、第1図は銀行券処理装
置の斜視図、第2図は銀行券処理装置の内部の構造を示
す略断面図、第3図は集積機構の正面図、第4図および
第5図は集積機構におけるセパレータの動きを動作順に
示したそれぞれ正面図、第6図は操作・表示装置の正面
図、第7図は操作部の平面図である。 1……銀行券処理装置、3……銀行券帯封装置、4……
帯封部、11……搬送手段、18……集積機構、20……一時
集積部、37……受け台、39……ガイド、60……キャリ
ア、70……操作・表示装置、95……第1の表示手段、96
……第2の表示手段。
フロントページの続き (72)発明者 三村 英人 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (56)参考文献 特開 昭62−297989(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送される紙葉類を一時集積する
    一時集積部と、 この一時集積部に集積された紙葉類の枚数を表示する第
    1の表示手段と、 前記一時集積部に一時集積された紙葉類を所定枚数毎に
    施封する帯封部と、 一取引終了時において、この取引時に集積された紙葉類
    で前記帯封部によって施封されずに前記一時集積部に残
    って集積されている紙葉類の枚数を表示する第2の表示
    手段と、 この第2の表示手段に紙葉類の枚数を表示する際に、取
    引終了時に施封されずに前記一時集積部に残っている紙
    葉類の枚数を第1の表示形態で表示し、かつ次の取引時
    において、前回取引時に前記一時集積部に残留していた
    紙葉類の施封が完了するまでは、前記第1の表示形態で
    残留紙葉類の枚数を表示し、次の取引時の紙葉類と合わ
    せて、残留した紙葉類の施封が完了した際には、前回取
    引時に前記一時集積部に残留していた紙葉類の枚数を前
    記第1の表示形態とは異なる第2の表示形態で表示する
    ように切換え制御する表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の処理装置。
JP62330506A 1987-12-26 1987-12-26 紙葉類の処理装置 Expired - Lifetime JP2645046B2 (ja)

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JP2507326B2 (ja) * 1986-06-17 1996-06-12 株式会社東芝 結束装置付集計機

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