JPH0211388Y2 - - Google Patents

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JPH0211388Y2
JPH0211388Y2 JP1984113004U JP11300484U JPH0211388Y2 JP H0211388 Y2 JPH0211388 Y2 JP H0211388Y2 JP 1984113004 U JP1984113004 U JP 1984113004U JP 11300484 U JP11300484 U JP 11300484U JP H0211388 Y2 JPH0211388 Y2 JP H0211388Y2
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jig
parts
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chuck
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JP1984113004U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、機械器具類の自動組立ライン等にお
いて、薄板状部品を1枚ずつピツクアツプし、組
立位置に供給する分離取出し装置の改良に関する
ものである。
従来の技術 従来の薄板状部品の分離取出し装置は、第5図
に示されるマガジンからのシヤツタ分離方式のも
のか、第6図に示される振動パーツフイーダ方式
のものが多く使用されている。
第5図に示される方式のものは、マガジンAの
収納空所B内に積み重ねてストツクした薄板状部
品Cを、マガジンAの下端開口部Dから1枚だけ
移送台Eに滑落させ、シリンダーFで前後進され
るシヤツタGにより押し出すように前進させてい
る。
また第6図に示される方式のものは、振動する
パーツフイーダシユートH上に、間隔hを存して
分離邪魔板Iを設け、間隔hより短かい厚さtの
薄板状部品Jを1枚ずつ送り出すものである。
さらに実公昭56−50585号公報に示されるごと
く、吸盤で薄板を1枚ずつ取り上げるごとに、そ
の厚さ分だけ薄板の支持台を上昇させ、しかも吸
盤による吸着位置に常時空気を噴射させておく構
造のものも知られている。
考案が解決しようとする問題点 第5図に示されるマガジンからのシヤツタ分離
方式のものでは、薄板状部品Cの厚さが0.2mmま
でが限界であり、それより薄くなると、部品の
歪、そりかえり或いはゴミとか異物の部品間への
かみ込みが原因となつて、シヤツタGによる押し
出し、自動供給が困難となり、特に第5図中符号
K,Lで示すマガジンA下端に摩耗が生じやす
く、メンテナンスに手間がかかる欠点がある。
また第6図に示される振動パーツフイーダ方式
のものでは、間隔hは薄板状部品Jの厚さtより
大でなければならず、厚さtが薄くなると第6図
に示されるように薄板状部品J同士のかみ込みが
生ずるため、tは0.4mm程度が限界である。
そしてかみ込み防止装置とか、手作業によるか
み込み防止,取り除き等を加えても、前記tは
0.15mmが薄さの限界であつた。
また実公昭56−50585号公報に示されるものは、
薄板1枚の厚さ分だけ、吸盤による取り上げごと
に支持台を上昇させねばならず、支持台上昇機構
が複雑となるのみでなく薄板厚さが0.15mmという
がごとく薄い場合には適用が困難であるし、常時
空気噴出を行なうため、動力費の無駄も大きい。
この結果、前述の従来の方式では、手作業の介
助を加えてもtが0.3mm乃至0.15mmが限界であつ
て、0.15mm以下では、自動供給は殆んど不可能で
あつた。
このため本考案は、薄板状部品の厚さが0.03mm
程度までは、部品に歪、そりがあつても、また多
少のゴミや異物の混入があつても自動供給を可能
とし、しかも機械の摩耗等を生ずることのない耐
久性の大きい簡単な構造の分離取出し装置を提供
することを目的として案出されたものである。
問題を解決するための手段 本考案は、ピツクアンドプレース組付ユニツト
の上下動するチヤツク治具の平坦な下端に、複数
の小さい真空吸引孔が開孔され、該真空吸引孔は
真空タンクに連通されていると共に、前記チヤツ
ク治具の直下には、多数の薄板状部品を水平に積
み重ねて載置した部品ストツク治具が静止して配
置され、該治具の部品収納部の上端には、半径方
向に圧搾空気を吹き出しうる複数のエアーブロー
ノズルが形成され、該エアーブローノズルは、部
品ストツク治具内におけるチヤツク治具の下端の
上下動経路に臨む位置に配設されており、チヤツ
ク治具の上昇と圧搾空気の吹き出しとの開始は、
チヤツク治具による薄板状部品の吸着に連動させ
られ、圧搾空気の吹き出しの停止は、チヤツク治
具の部品ストツク治具外の所定位置への上昇に連
動させられているという構成を採つている。
実施例と作用 第1図乃至第3図は第1の実施例を示してお
り、図示を省略したフレームに取り付けられたピ
ツクアンドプレース組付ユニツト1は、シリンダ
2によつて上下動されるチヤツク治具3を有し、
このチヤツク治具3は、シリンダ4によつて薄板
状部品5の取出し位置Xと、該部品5の供給位置
Yとの間を往復移動させられるように構成されて
いる。
前述のチヤツク治具3の平坦な下端6には、複
数の小さな真空吸引孔7が開孔されており、該真
空吸引孔7は通路8,9によつて図示を省略され
た真空タンクに連通されている。
取出し位置Xにおけるチヤツク治具3の直下に
は、部品ストツク治具10が静止して配置されて
いる。図示の部品ストツク治具10は、中央に円
孔を有する薄板状部品5を載置するため、円柱状
の部品収納部11を有し、図示を省略した他部位
で、一定枚数の薄板状部品5を水平に積み重ねて
供給され、前記部品収納部11に載置し、取出し
位置に移送されて来るものである。
部品ストツク治具10には圧搾空気供給源に連
通する通路12が形成されており、他方部品収納
部11の上端には、半径方外方へ圧搾空気を吹き
出しうる複数のエアーブローノズル13が円周方
向に均等間隔で形成され、前記通路12に連通し
ている。
前述のチヤツク治具3の下端6が、薄板状部品
5を吸着する位置は、前記部品収納部11の上端
より下方に設定されており、従つて、前記エアー
ブローノズル13は、部品収納部11まわりにお
ける前記下端6の上下動経路に臨まされている。
上述の装置は、図示を省略した制御装置、検知
装置の作用の下で、次のように作動する。
即ち、一定枚数の薄板状部品5を部品収納部1
1に載置した部品ストツク治具10が取出し位置
Xに定位され、その直上にチヤツク治具3が移動
されたのち、ピツクアンドプレース組付ユニツト
1は、チヤツク治具3を下降させつつ、真空吸引
を開始する。
チヤツク治具3の下端6が最上層の薄板状部品
5に当接すると該部品5は真空吸引孔7の作用で
下端6に吸着される。
この薄板状部品5の吸着による通路8,9内の
真空圧の変化を真空スイツチ等で検知し、制御装
置の指令により、チヤツク治具3は上昇を開始
し、同時に部品ストツク治具10の通路12に圧
搾空気が供給され、エアーブローノズル13から
半径方向外方へ圧搾空気が吹き出す。
上述のチヤツク治具3の真空吸引孔7によつて
吸着されている薄板状部品5は、チヤツク治具1
0の上昇の途中で、上述のエアーブローノズル1
3から吹き出す圧搾空気流中を通過することとな
るので、若し吸着されている薄板状部品5に、そ
の下の薄板状部品14が何等かの理由で張りつい
ていたとすると、第3図に示されるように、前記
圧搾空気流が張りついている2枚の薄板状部品5
と14との間に吹き込まれ、両部品は剥離され、
薄板状部品14は、部品収納部11へ戻る。
チヤツク治具3が或る程度上昇した時点で、真
空吸引は継続したまゝ圧搾空気の供給のみが止め
られ、チヤツク治具3は、ピツクアンドプレース
組付ユニツト1によつて供給位置Yへ移動され、
次いで下降され、被組付部品15に吸着されてい
る薄板状部品5が当接すると、図示を省略した検
知装置の検知信号により真空吸引が中断され、薄
板状部品5は被組付部品15に渡される。
その後チヤツク治具3は上昇,移動され、再び
部品ストツク治具10の直上位置にもたらされて
既述の作動を繰り返されるものである。
以上説明した第1の実施例は中央に円孔を有す
る薄板状部品5を取り扱う装置であるが、かかる
円孔の無い薄板状部品の分離,取出しには、第4
図に示される第2の実施例たる部品ストツク治具
16が使用される。
この部品ストツク治具16は、薄板状部品17
を収納する凹〓たる部品収納部18を有し、この
部品収納部18を囲んで圧搾空気の通路19が形
成され、部品収納部18の上端に開口されて半径
方向内方へ向う複数のエアーブローノズル20が
通路19に連通されている。なお、エアーブロー
ノズル20は部品収納部18の内周に均等間隔を
存して形成されている。
また前述の部品収納部18の内周面には縦方向
に縦溝21が形成され、吹き付けられる圧搾空気
を逃がすように構成されている。
この部品ストツク治具16による吸着された薄
板状部品17とこれに張り付いた薄板状部品との
分離作用は、圧搾空気の吹き付け方向が異なる外
は、第1の実施例の部品ストツク治具10と全く
同一である。
考案の効果 本考案は、以上説明した構成,作用のものであ
つて、真空吸引によつて吸着し、圧搾空気の吹き
付けによつて吸着されている薄板状部品とこれに
張り付いている薄板状部品とを分離するものであ
り、しかもチヤツク治具の下端は、平坦面に複数
の小さな真空吸引孔が開設されているので、どの
よう薄い板状部品であつても、変形させることな
く吸着することができ、厚さ0.03mm程度までの薄
板状部品を確実に分離して取り出し供給しうる効
果がある。
そして真空吸引による吸着であるから、薄板状
部品に仮りに歪、そり等があつても、また多少の
ゴミとか異物の混入があつても常に正確に分離,
取出し,自動供給を行ないうるし、分離,取出し
作用を行なう部分には摺動部が皆無であるので、
部材の摩耗は無く、装置の耐久性が向上する等の
効果も有している。
しかも、厚さ0.03mm程度の薄板状部品でも分
離・取出しを行ないうるに拘らず、チヤツク治具
の降下によつて、その下端で、静止している部品
ストツク治具から順次薄板状部品を吸着でき、部
品ストツク治具を、薄板状部品の減少に応じて上
昇させる機構が不必要となり、装置の構造が簡単
となり、メンテナンスも容易となる効果がある。
またチヤツク治具の上下動と吸着作動とによつ
て、圧縮空気の吹き出し,停止が制御されるの
で、動力費の無駄も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の1例の要部を断面として示した
略示側面図、第2図は第1図中−線切断端面
拡大図、第3図は要部の作用を示す縦断面図、第
4図は第2の実施例の部品ストツク治具の縦断面
図、第5図は従来の装置の1例の略示縦断面図、
第6図は従来の装置の別の例の作用を示す縦断面
図である。 1:ピツクアンドプレース組付ユニツト、3:
チヤツク治具、5:薄板状部品、6:下端、7:
真空吸引孔、10:部品ストツク治具、11:部
品収納部、13:エアーブローノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピツクアンドプレース組付ユニツトの上下動す
    るチヤツク治具の平坦な下端に、複数の小さい真
    空吸引孔が開孔され、該真空吸引孔は真空タンク
    に連通されていると共に、前記チヤツク治具の直
    下には、多数の薄板状部品を水平に積み重ねて載
    置した部品ストツク治具が静止して配置され、該
    治具の部品収納部の上端には、半径方向に圧搾空
    気を吹き出しうる複数のエアーブローノズルが形
    成され、該エアーブローノズルは、部品ストツク
    治具内におけるチヤツク治具の下端の上下動経路
    に臨む位置に配設されており、チヤツク治具の上
    昇と圧搾空気の吹き出しとの開始は、チヤツク治
    具による薄板状部品の吸着に連動させられ、圧搾
    空気の吹き出しの停止は、チヤツク治具の部品ス
    トツク治具外の所定位置への上昇に連動させられ
    ていることを特徴とする薄板状部品の分離取出し
    装置。
JP11300484U 1984-07-24 1984-07-24 薄板状部品の分離取出し装置 Granted JPS6128737U (ja)

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JP11300484U JPS6128737U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 薄板状部品の分離取出し装置

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JP11300484U JPS6128737U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 薄板状部品の分離取出し装置

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JPS6128737U JPS6128737U (ja) 1986-02-20
JPH0211388Y2 true JPH0211388Y2 (ja) 1990-03-22

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JP11300484U Granted JPS6128737U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 薄板状部品の分離取出し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6172853B2 (ja) * 2013-09-26 2017-08-02 株式会社Subaru 板材分離装置及び板材分離方法
JP6172852B2 (ja) * 2013-09-26 2017-08-02 株式会社Subaru 板材分離装置及び板材分離方法
JP6134623B2 (ja) * 2013-09-26 2017-05-24 株式会社Subaru 板材分離装置及び板材分離方法

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650585U (ja) * 1979-08-20 1981-05-06

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JPS5650585U (ja) * 1979-08-20 1981-05-06

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