JPH02113281A - 定着ローラー - Google Patents

定着ローラー

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JPH02113281A
JPH02113281A JP26663388A JP26663388A JPH02113281A JP H02113281 A JPH02113281 A JP H02113281A JP 26663388 A JP26663388 A JP 26663388A JP 26663388 A JP26663388 A JP 26663388A JP H02113281 A JPH02113281 A JP H02113281A
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JP
Japan
Prior art keywords
fluororesin
layer
thickness
adhesive layer
surface layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP26663388A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Sato
佐藤 治男
Hiroshi Kawasaki
弘志 川崎
Yuji Yamada
勇次 山田
Shigeru Maruyama
茂 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Arai Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Arai Seisakusho Co Ltd filed Critical Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、電子複写機等に使用するための表層にふっ
素樹脂層を被覆した定着用ローラーに関するものである
「従来の技術、発明が解決せんとする問題点」従来、電
子複写機等のローラ一定着装置において、離型性を良く
するために定着ローラーの表層にふっ素樹脂層を被覆し
たローラーが使用されているが、ふっ素樹脂層として厚
さが20〜lonIImの非常に薄い表層が用いられて
おり、これはふっ素樹脂特有のトナーに対する離型性を
保持させると同時に、薄い表層であることにより下層の
、熱加硫型シリコーンゴム(HTVI  液状シIJ 
:] −:/ コA (LTV、LSR,LIMS) 
カらなる耐熱性ゴム配合物の弾性が作用し易(して、コ
ピー通紙時における定着性を良好にさせるという特徴を
有している。
ところで、従来の定着ローラーのふっ素樹脂層と耐熱性
ゴム配合物の一般的な接着方法は、ふっ素樹脂表面をナ
トリウム等による化学処理もしくはプラズマ放電等によ
り粗面化した上でシリコンレジン系のブライマーを塗布
し、耐熱性ゴム配合物と接着させるという方法が採用さ
れている。
しかしながら、このような上記従来の接着方法による定
着ローラーにおいては、薄肉のふっ素樹脂層の引張応力
が低く、かつシリコーンレジン系のブライマーは塗付後
に高硬度の薄い皮膜となるため、定着ローラー使用時の
加熱及び加圧ローラーの圧着回転に伴う周方向の剪断力
と、ニップ部(圧着による圧縮変形した部分)の端部の
屈曲変形とによる剪断応力が下層の耐熱性ゴム配合物に
直接伝達し易い。
従って、表層から伝達された圧着回転時の剪断応力の蓄
積(剪断屈曲疲労)により、比較的短期間の使用で表層
のみっA;樹脂層と下層の耐熱性ゴム配合物との間に剥
離を生じ、定着ローラーとしての寿命が短いという欠点
を有していた。
「問題点を解決するための手段」 この発明は前記従来の課題を解決するために表層のふっ
素樹脂層と下層の耐熱性ゴム配合物との間に、塗付後に
弾性に冨む皮膜となり、剪断力に対して柔軟性、追従性
及び復元性に優れると共に、表層と下層に対する親和性
がよいふっ素樹脂配合ゴムからなる所要膜厚の接着層を
介在させることにより、表層のふっ素樹脂層に生じた剪
断応力を緩衝し、下層の耐熱性ゴム配合物との剥離を確
実に防止して定着ローラーとしての寿命を飛躍的に増大
させるようにした定着ローラーを提案するものである。
「実施例」 以下この発明を図面に示す実施例について説明すると、
この発明の定着ローラーは厚さ20〜1100uのふっ
素樹脂からなる表層lと耐熱性シリコーンゴム配合物か
らなる下層3とを、下層3と表層1との親和性(接着性
)に優れ、かつ剪断力に対して柔軟性、追従性及び復元
性に優れた弾性に富むゴムとふっ素樹脂の組成物からな
る厚さlO〜40u11の接着層2を介して接着するこ
とにより形成されている。
ふっ素樹脂表層lと耐熱性ゴム配合物3との間に、ふっ
素樹脂を20〜50部分散添加したゴム組成物からなる
lO〜401m+の膜厚の接着層2を介在させることに
より、ローラー使用時の変形に伴う剪断応力が接着層2
内で吸収されるため。
表層lと下層3間に発生するせん断応力の蓄積を従来の
ものより低減されて、その結果定着ローラーとしての寿
命が伸びることが判明した。
これは、ふっ素樹脂をゴムに分散添加することにより、
表層1のふっ素樹脂との親和性(接着性)が向上し、ま
た、接着層2のゴムの伸び強度が向上することも一因と
考えられる。
そして実験の結果、接着層2がIO+■以下であると剪
断応力の吸収効果が悪(、ふっ素樹脂層と耐熱性ゴム配
合物間の接青力が不安定となり定着ローラーとして要求
される耐久寿命を伸ばす効果がないことが判明した。
また逆に、40u−以上である場合にはlhm以下のよ
うな不具合は生じないが、接着層2自体の剛性が増加し
てしまい、定着ローラーとして必要なゴム弾性が失われ
、その結果耐久寿命が充分でないことが判明した。
さらには、膜厚が厚くなることによって、コスト高も余
儀なくされる。
よって、この発明においては膜厚を1D〜401Iff
+に設定コントロールすることによって、定着用ローラ
ーとしての機能上およびコストの面からバランスのとれ
た接着状態が得られた。
本発明に使用される表層1のふっ素樹脂としては、テト
ラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体(以下PFA )あるいは、テトラフルオ
ロエチレンーヘキサイフルオロフロビレン共重合体C以
下FEP)等が用いられる。
また、下層3の耐熱性ゴム配合物としては、熱加硫型シ
リコーンゴム(l(TVI 、液状シリコーンゴム(L
TV、 LSR,LIMS)等が一般に用られる。
また、接着層2のゴム組成物としては、縮合タイプ又は
付加反応タイプ等のシリコーンゴム(RTVI  例え
ばKE42 (信越シリコン製) 、 5H781(東
しシリコン製)等にふっ素樹脂を20〜50部分散添加
したもの、あるいはふっ素樹脂含有ふっ素ゴムラテック
ス(例えばダイキン工業社製ダイエルGLS−2131
、またはふっ素樹脂とふっ素ゴムの混合液(例えばダイ
エルDPS−231)等、更にはシリコーンゴムとふっ
素ゴムの組成物にふっ素樹脂を分散添加したものが用い
られる。
更に、接着層2のゴムに添加するふっ素樹脂としては、
分離性の良いデスバージョンタイプ溶剤分散タイプ等が
好ましく 、 ADl、NO3、NO3(以上ダイキン
製)等が挙げられる。
「比較実験例−1」 表層1となるふっ素樹脂としては厚さ50μlのPFA
スリーブを使用し、スリーブ内面をエツチング処理した
後シリコーンゴム(SH7811にふっ素樹脂比率が3
0部となるようにNO3(ダイキン製)を分散添加し連
接着層2を厚さおよそ30III11塗布した。
接着層2が接着乾燥した後、中心部に芯金を保持した円
筒形の型内部にスリーブを装着し、スリーブと円筒形の
型の間を真空で引張り、スリーブを型内面に密着させた
後、スリーブと芯金の間に下層3としての耐熱性シリコ
ーンゴム配合物(例えば信越化学制KE941u)を充
填し、taO℃で20分加熱した。
表−1にかかる方法で装填したローラーの接着性と耐久
性について示す。
表−1 ここで比較例1は、従来方法で製造したものであり、比
較例2〜5は上記接着層2の膜厚およびふっ素樹脂の添
加量を変えたものである。
表−1の結果から、比較例1の従来方法では耐久性がな
いこと、この発明の実施例1におけるローラーは非常に
良好な接着性を有していることが分かり、かつ耐久終了
後も画像形成上不具合となるような定着ムラ、紙シワ等
も発生しなかった。
なお、比較例2〜4において接着性が良好で耐久性も従
来に比べて向上しているが、実施例1に比べて寿命が伸
びないことが分かり、また比較例5のようにふっ素樹脂
量が多過ぎても接着性が悪くなることが分かる。
「比較実験例−2」 表層lのふっ素樹脂として厚さ501mのPFAチュー
ブを使用し、このチューブ内面に接着層2としてタイエ
ルGLS−213もしくはDPS−231RDを均一に
塗布した。
塗布した接着層2の厚みは、およそlOμI、30μm
i5よび40gmの3種類のものを製造した。
次に、それぞれのチューブに塗布した接着層2の表面に
ケムロツタ607で代表されるごときシリコン系のブラ
イマーを塗布した後、中心部に芯金4を保持した円筒形
の金型内側にチューブを装填した後、チューブと円筒形
の金型の壁面に密着させた後、チューブと芯金4との間
に下層3としての耐熱性ゴム配合物(例えば信越化学制
にε941ulを充填し、180℃で20分間加熱した
表−2に上記各ローラーの接着性と耐久性についての実
験結果を示す。
表−2 ここで、実施例−2は接着層2としてダイエルGLS−
213もしくはDPS−231RDの塗膜の膜厚を30
11ffiにしたもの、比較例1は上記製造工程の内上
記接着層2を塗布する工程のみを省略したもの、比較例
2は上記接着層2の塗膜の膜厚を5μ園にしたもの、さ
らに比較例3は上記接着層2の塗膜の膜厚な50μmに
したものである。
表−2の結果かられかるように、実施例2、比較例2お
よび3に基づき製造したローラーのふっ素樹脂層は、非
常に良好な接着性を有しており、かつ耐久終了後も画像
形成上、不具合となるような定着むら、紙しわ、カール
等は発生しなかったが、比較例2においては実施例2に
比べて寿命がやや低く、また比較例3においては実施例
2に比べて寿命が伸びないことが分かる。
なお、接着性の試験方法としては、巾10cmの帯状に
切り込んだふっ素樹脂の表層lを耐熱性ゴム配合物の下
層3からロール円周方向に引張ることにより、表層であ
るふっ素樹脂層に残る耐熱性ゴム配合物残率によって評
価した。
また、耐久性の試験方法としては、萌記方法によって製
造された定着ローラーを、市販コピー機に接とし、20
万枚通紙試験を行ない機能評価した。
「発明の効果」 以上の通りこの発明によれば、耐久性の優れた表層にふ
っ素樹脂を有する定着ローラーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の横断面図である。 ■・・ふっ素樹脂層、2・・接着層、 3・・耐熱性シリコーンゴム層、4・・芯金。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)厚さ20〜100μmのふっ素樹脂からなる表層と
    耐熱性シリコーンゴム配合物からなる下層とを、前記下
    層と表層との親和性に優れ、かつ弾性に富んだゴムとふ
    っ素樹脂の組成物からなる厚さ10〜40μmの接着層
    を介して接着してなることを特徴とする定着ローラー。 2)接着層は、シリコーンゴムにふっ素樹脂を均一に分
    散添加してなることを特徴とする請求項1記載の定着ロ
    ーラー。 3)接着層は、ふっ素ゴムにふっ素樹脂を均一に分散添
    加してなることを特徴とする請求項1記載の定着ローラ
    ー。 4)接着層は、ふっ素ゴムとシリコーンゴムとのゴム組
    成物にふっ素樹脂を均一に分散添加してなることを特徴
    とする請求項1記載の定着ローラー。
JP26663388A 1988-10-22 1988-10-22 定着ローラー Pending JPH02113281A (ja)

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Cited By (2)

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JPH0421885A (ja) * 1990-05-17 1992-01-24 Canon Inc 定着装置
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