JPH04316075A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH04316075A
JPH04316075A JP10830891A JP10830891A JPH04316075A JP H04316075 A JPH04316075 A JP H04316075A JP 10830891 A JP10830891 A JP 10830891A JP 10830891 A JP10830891 A JP 10830891A JP H04316075 A JPH04316075 A JP H04316075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
layer
pressure roller
fixing device
fep
Prior art date
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Pending
Application number
JP10830891A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamamoto
明 山本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置のための定
着装置、特にその加圧ローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】定着装置としては、定着ローラとこれに
圧接回転する加圧ローラによって圧接部(ニップ部)を
形成し、未定着の現像剤像をもつ転写材を上記ニップ部
に通過せしめて加熱・加圧して、永久像としての定着像
を得る形式のものが広く採用されている。
【0003】上記加圧ローラは、通常、芯金上にHTV
(高温加硫形)、LTV(低温加硫形)そしてRTV(
室温加硫形)等のシリコーンゴムの層が形成されている
。これは、シリコーンゴムの有する優れた耐熱性と、含
有されているシリコーンオイルによるトナーに対する離
型性によるものである。HTV,LTV,RTVの選択
は、その要求される離型性、耐熱性、生産性によって決
定されるものであるが、一般的に、離型性の良好度はH
TV<LTV<RTVの順であり、耐熱性についてはH
TV>LTV>RTVである。また、生産性は製法によ
って異なるが、RTVはあまりよくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのシリコーンゴ
ムはいずれもその離型性は、ゴム中に含有されているシ
リコーンオイル成分によるところが大きく、耐久により
離型性が徐々に低下して行くという欠点があり、シリコ
ーンオイルを常に供給する装置の付与が必要とされてい
る。
【0005】上記の欠点を改良するためにPFAチュー
ブをシリコーンゴムに覆せた加圧ローラが提案されたが
、シリコーンゴムと接着性の良いPFAチューブはコス
トが高く、またPFAチューブを覆せることにより大幅
にロール硬度が上昇してしまうという欠点があった。
【0006】本発明は、上述に鑑みなされたものであり
、耐久性に優れ、低硬度で十分なニップ部を形成できる
加圧ローラを有する定着装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、定着ローラとこれに圧接回転する加圧ローラとを
備え、未定着現像剤像をもつ転写材を両ローラの圧接部
に通過せしめることにより定着するものにおいて、上記
加圧ローラは高温加硫形のシリコーンスポンジゴム層を
もつローラ表面に5μm 以上70μm 以下の厚さの
弗化エチレンプロピレン(FEP)樹脂層が形成され、
ローラ硬度がアスカーCにて20°以上50°以下とす
ることにより達成される。
【0008】
【作用】かくして、FEP樹脂層により優れた離型性が
得られ、また、上記ローラ硬度によって十分なニップ部
が形成される。
【0009】
【実施例】以下、添付図面にもとづいて本発明の実施例
を説明する。
【0010】図1は本発明の第一実施例を示すものであ
り、同図において、1は後述の定着ローラに圧接して回
転する加圧ローラである。該加圧ローラ1は芯金2上に
シリコーンスポンジゴム層3が形成され、さらにその周
面にFEP樹脂層4が施されている。
【0011】芯金2は例えば直径10mmのステンレス
鋼に、下述のシリコーンスポンジゴムとの接着性を上げ
るために、表面がサンドブラストを施されている。該芯
金2の周面にはHTVのシリコーンスポンジゴム層3が
圧縮成形により形成され、その表面を研摩後、例えば直
径24mmの所定のローラ形状としたものである。この
ときのローラ硬度は25°(アスカーC)であった。上
記シリコーンスポンジゴム層3の上には図2のごとくF
EP樹脂層4が施されている。該FEP樹脂層4は、F
EP分散液をシリコーンスポンジゴム層3の表面にスプ
レー塗工した後、それを320℃で焼成して30μm 
の層厚が得られた。そのときのローラのローラ硬度は3
8°(アスカーC)であった。
【0012】かかる加圧ローラを図3に示される定着装
置に装着した。図3において、5は表層にポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)コートを施した直径30m
mで中空の定着ローラであり、駆動装置(図示せず)に
よって矢印方向に回転可能となっている。該定着ローラ
5の中空空間内にはヒータ6が内蔵されており、該ヒー
タ6はサーミスタ7と制御回路(図示せず)により、定
着ローラ5の表面温度が例えば200℃になるように発
熱量の制御を受けている。
【0013】かかる定着装置にて、加圧ローラ1を総圧
6kgで定着ローラ5に押圧したところ、3.5mmの
ニップ幅(周方向での挟圧長さ)が形成せられ、良好な
定着性と優れた耐久性が得られた。
【0014】本実施例では、シリコーンスポンジゴム層
3の研摩面に直接FEPをコーティングしたために、図
2に示されるようにFEP分散液はシリコーンスポンジ
ゴム層3の凹面に入り込み、アンカー効果により十分な
接着性を得ることができたので、特にプライマーを用い
なかったが、さらに強固な接着性が必要な場合は弗素ゴ
ム等のプライマー層を設けてもよい。またFEPの厚み
は5μm〜70μm 、好ましくは15μm 〜50μ
m であり、塗工方法も本実施例に限るものではなくデ
ィッピング方法等によってもよい。
【0015】次に、本発明の第二実施例として、図4に
示すようにシリコーンスポンジゴム層3を有するローラ
を射出成形により形成した後、その表面にFEPを塗布
して加圧ローラを得た。本実施例によれば、かかるロー
ラは成形時に型内で発泡するので、前実施例の圧縮形成
によるものとは異なり、その後研摩して形状を整える必
要もなく製造工程が簡略化される。また、表層に薄いス
キン層ができるので、表面が平滑になりFEP層を薄く
することが可能である。しかしながら、本実施例の場合
は、前実施例のようにシリコーンスポンジ表面おけるア
ンカー効果が得られないので接着力を強化するためにプ
ライマー8を使用する。シリコーンスポンジゴムはLT
V(低温加硫形)の方が生産性が高いが、FEPの好適
な焼成温度ではゴム劣化が生じることがあり、HTVの
方がより好ましい。またPFA,PTFEのようにさら
に焼成温度の高い弗素樹脂を用いた場合シリコーンゴム
の劣化が著しくなるので使用が非常に困難である。
【0016】次に、第三実施例にあっては前実施例の場
合と同様、射出成形して得られたスキン層をもつHTV
シリコーンスポンジローラに、12.5μm 厚の接着
処理を施したFEPフイルムシートを巻きつけた後、こ
れを350℃の炉に入れ溶融接着した。その際、FEP
フイルムはFEP分散液よりも溶融温度が高いので高温
短時間で処理をする必要がある。
【0017】また上記のようなシートフイルムではなく
、チューブ状FEPをシリコーンスポンジローラに覆せ
て溶融接着してもよい。
【0018】FEP層を形成する他の手法としては、F
EP樹脂を含有する弗素ラテックスをコーティングして
焼成することによりFEP樹脂を表面に形成させる方法
がある。例えばダイエルラテックスGLS213(商品
名  ダイキン工業株式会社)を50μm 厚でスプレ
ーコーティングした後290℃で焼成すると、6μm 
厚のFEPのコーティングが表層に得られる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明ではHTVシ
リコーンスポンジゴム層の表面に5μm 〜70μm 
厚のFEP層を形成したローラを使用することにより、
耐久及び離型性に優れかつローラ硬度を著しく低減した
低コストの加圧ローラを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の加圧ローラの断面図であ
る。
【図2】図1の加圧ローラの表層部を示す拡大断面図で
ある。
【図3】図1の加圧ローラを採用した定着装置の概要構
成図である。
【図4】第二実施例の加圧ローラの表層部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 加圧ローラ 3  シリコーンスポンジゴム層 4  弗化エチレンプロピレン樹脂層 5  定着ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラとこれに圧接回転する加圧ロ
    ーラとを備え、未定着現像剤像をもつ転写材を両ローラ
    の圧接部に通過せしめることにより定着するものにおい
    て、上記加圧ローラは高温加硫形のシリコーンスポンジ
    ゴム層をもつローラ表面に5マイクロンメートル以上7
    0マイクロンメートル以下の厚さの弗化エチレンプロピ
    レン樹脂層が形成され、ローラ硬度がアスカーCにて2
    0度以上50度以下であることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 シリコーンスポンジゴム層の表面が研摩
    面であることとする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 弗化エチレンプロピレン樹脂層は弗化エ
    チレンプロピレン樹脂のシートフイルムで形成されてい
    ることとする請求項1に記載の定着装置。
JP10830891A 1991-04-15 1991-04-15 定着装置 Pending JPH04316075A (ja)

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JP10830891A JPH04316075A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 定着装置

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JP10830891A JPH04316075A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 定着装置

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JPH04316075A true JPH04316075A (ja) 1992-11-06

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ID=14481417

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382532B1 (ko) * 1999-10-22 2003-05-01 캐논 가부시끼가이샤 유도 가열 정착 장치 및 화상 형성 방법
US8260183B2 (en) * 2008-05-21 2012-09-04 7-Sigma Incorporated Soft pressure roller composition for fusing system
US8412072B2 (en) 2006-09-28 2013-04-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fixing device and image-forming apparatus

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