JP2002169396A - ベルト定着装置 - Google Patents

ベルト定着装置

Info

Publication number
JP2002169396A
JP2002169396A JP2000367546A JP2000367546A JP2002169396A JP 2002169396 A JP2002169396 A JP 2002169396A JP 2000367546 A JP2000367546 A JP 2000367546A JP 2000367546 A JP2000367546 A JP 2000367546A JP 2002169396 A JP2002169396 A JP 2002169396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
fixing belt
fixing
oil
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000367546A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hasegawa
健一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000367546A priority Critical patent/JP2002169396A/ja
Publication of JP2002169396A publication Critical patent/JP2002169396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ベルトの内面にオイルが回り込まず、か
つ寄り止め部材によってもベルト端面が破壊されないベ
ルト定着装置を提案することを目的とする。 【解決手段】 定着ベルトの両端部表面にはシリコーン
ゴムをコーティングせず、オイル回り防止手段としてガ
イド部材を貼り付ける。または定着ベルトの両端部表面
を他の部分より厚く構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける定着ベルトを用いた熱定着のベルト定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年フルカラー画像形成装置の定着装置
においては、ウォームアップタイムの低減や、定着装置
の小型化を目的とした、定着ベルトを用いた定着装置が
多数提案されている。
【0003】図1はベルト定着装置の構成を示す概略図
である。ポリイミド樹脂のベルトにシリコーンゴムをコ
ーティングした定着ベルト(1)を、第1ヒータ(5)
を内蔵した金属部材の加熱ローラ(2)と、シリコーン
ゴム層を有する定着ローラ(3)とによって支持し、第
2ヒータ(6)を内蔵したシリコーンゴム層を有する加
圧ローラ(4)が、定着ベルト(1)を介して定着ロー
ラ(3)に圧接している。
【0004】第1サーミスタ(7)は加熱ローラ(2)
上の定着ベルト(1)温度を測定し、この測定結果によ
って図示されない温度調整部が第1ヒータ(5)をON
−OFF制御し、加熱ローラ(2)、および加熱ローラ
(2)上の定着ベルト(1)を一定温度に制御してい
る。同様に第2サーミスタ(8)は加圧ローラ(4)の
表面温度を測定し、加圧ローラ(4)は一定温度に制御
している。この加熱された定着ベルト(1)と、加圧ロ
ーラ(4)の圧接部(ニップ部)を、未定着状態のトナ
ー画像が形成された用紙(20)が通過することによっ
て、熱と圧力で用紙(20)上にトナーを定着させる。
定着ベルト(1)表面は、塗布ローラ(9)、供給ロー
ラ(10)、塗布フェルト(11)、ブレード(1
2)、からなるオイル塗布装置によってシリコーンオイ
ルが塗布されているため、ニップ部における溶融したト
ナーが定着ベルト(1)に付着しにくく、かつ、定着ベ
ルト(1)上に微量付着したトナー、紙粉はニップ部下
流に配置したクリーニングローラ(13)によって清掃
されているため、常にクリーンな状態に保たれている。
【0005】このようなベルト定着装置においては、定
着ベルト(1)にはシリコーンオイルを塗布しているた
めに定着ベルト(1)から回り込んで定着ローラ(3)
の端部へシリコーンオイルが付着する。定着ローラ
(3)の表層に設けているシリコーンゴムは、シリコー
ンオイルによって膨潤する特性があるため、シリコーン
ゴム層の表面にフッ素ゴムやフッ素ラテックスなどの対
油性の材料をコーティングすることで膨潤を防止してい
る場合がある。
【0006】しかしながら、このようなコーティングは
部品コストの大幅な増加を招いてしまう。そこで、特開
平11−202666にも、定着ベルトをローラの長さ
より長くし、かつ、オイル塗布の範囲を定着ベルトの長
さより短くすることで、ローラへのオイル付着を防止す
る提案がされている。
【0007】しかしながら、例えば小サイズ紙を連続通
紙した場合は、そのサイズ以外の部分にもオイル塗布を
行っているため、定着ベルト上両端にオイルが蓄積す
る。定着ベルトへのオイル付着が多い場合には、定着ベ
ルトの両端部を伝って、定着ローラへのオイル付着が発
生してしまう場合がある。定着ローラに付着したシリコ
ーンオイルは、定着ローラ表層のシリコーンゴム層を膨
潤させ、定着ローラの外径寸法が変化し、定着ベルトの
寄り、蛇行や、用紙搬送性の悪化によるシワの発生など
の問題が発生する。
【0008】また、このようなベルト定着装置において
は、ベルトの寄りを規制するための寄り止め部材を定着
ベルト両端に設けている。定着ベルトに寄りが発生する
と、定着ベルト端面がこの寄り止め部材にあたって、そ
れ以上の寄りを規制するものである。しかしながら、定
着ベルトの厚みが薄い場合には、ベルト端面の強度不足
によって、ベルト端面の破壊が発生してしまうという問
題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み、本
発明では、定着ベルトの内面にオイルが回り込まず、か
つ寄り止め部材によってもベルト端面が破壊されないベ
ルト定着装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明は、第1のローラと、第2
のローラと、これらに張架した離型層を有した定着ベル
トと、定着ベルトにオイルを塗布するオイル塗布手段
と、定着ベルトに圧接する第3のローラと、からなるベ
ルト定着装置において、定着ベルトの両端部には、オイ
ル回り防止手段を設けていることを特徴とするベルト定
着装置とする。
【0011】請求項2に記載の本発明は、請求項1のベ
ルト定着装置において、オイル回り防止手段は、定着ベ
ルト両端部の表面に貼り付けたガイド部材であることを
特徴とするベルト定着装置とする。
【0012】請求項3に記載の本発明は、請求項1のベ
ルト定着装置において、オイル回り防止手段は、定着ベ
ルト両端部の表面を他の部分より厚く構成した定着ベル
トであることを特徴とするベルト定着装置とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。図1のベルト定着装置において、搬送速度は15
6mm/sである。加熱ローラ(2)の中央にはハロゲ
ンヒータ(700W)の第1ヒータ(5)を設け、第1
サーミスタ(7)の測定温度によって、図示されないコ
ントローラでON−OFF制御を行い、加熱ローラ
(2)を160℃に制御している。加熱ローラ(2)は
熱伝導率の良好なアルミニウム製のパイプで、長手方向
の温度ムラを防止している。加熱ローラ(2)の厚みは
2mmとした。また、表面はベルトによる摩耗を防止す
るためにアルマイト処理を施している。
【0014】加熱ローラに(2)巻き付いている定着ベ
ルト(1)は、加熱ローラ(2)によって加熱される。
加熱ローラ(2)と定着ベルト(1)の巻き付け角を十
分にとっているため、回転時も定着ベルト(1)は加熱
ローラ(2)とほぼ同程度に加熱される。この定着ベル
ト(1)は耐熱性の高いポリイミド樹脂の表層に離型層
としてシリコーンゴムをコーティングした構成となって
いる。ポリイミド樹脂は厚み0.05〜0.2mm、シ
リコーンゴムは厚み0.1〜0.2mmとした。定着ベ
ルトの材質は、樹脂以外にもステンレス、ニッケル、等
の金属部材やゴム部材などが可能である。
【0015】加熱ローラ(2)に巻き付いている定着ベ
ルト(1)はもう一方を定着ローラ(3)に支持され張
架している。定着ローラ(3)は金属パイプに厚み5m
mのシリコーンゴム層を設けている。加圧ローラ(4)
の中央にはハロゲンヒータ(450W)の第2ヒータ
(6)を設け、加熱ローラ(2)と同様に150℃に制
御している。加圧ローラ(4)は金属パイプにシリコー
ンゴム層を設け、定着ベルト(1)を介して定着ローラ
(3)に圧接している。シリコーンゴム層は厚み1mm
とした。加圧ローラ(4)上のシリコーンゴムはあらか
じめシリコーンオイルを十分に含浸させ、かつゴム厚み
も定着ローラ(3)に比較して薄いため、定着ベルト
(1)上のシリコーンオイルでの膨潤による外形状変化
は微少であり、用紙(20)の搬送性能に悪影響を及ぼ
すことはない。
【0016】オイル塗布装置は、シリコーンゴムでコー
ティングされた供給ローラ(10)に、図示されないオ
イル供給装置から供給されたオイルで含浸された塗布フ
ェルト(11)でオイルを塗布し、そのオイルをブレー
ド(12)で一定量に規制して、さらにシリコーンゴム
でコーティングされた塗布ローラ(9)に転写して、定
着ベルト(1)上にオイル塗布を行っている。
【0017】次に図2の定着ベルト端部の拡大図を示
す。定着ベルト(1)の端部には離型層であるシリコー
ンゴム(21)がコーティングされていない部分が設け
られている。この部分にオイル規制部材(23)が両面
テープによって定着ベルト(1)全周にわたって貼り付
けられている。シリコーンゴム(21)には両面テープ
が接着しないため、両面テープ貼り付け部分にはシリコ
ーンゴム(21)をコーティングしないほうが良い。オ
イル規制部材(23)は、耐熱性、弾性、対シリコーン
オイル性が必要であり、ここではフッ素ゴムを採用して
いる。規制部材の幅は10mm、厚みは2mmとした。
この定着ベルト(1)は、定着ローラ(3)の両端部に
設けた寄り止めリング(24)によって、寄りを規制し
ている。
【0018】このような構成において通紙試験を行った
ところ、定着ベルト(1)上のシリコーンオイルはオイ
ル規制部材(23)を超えて定着ベルト(1)内面に回
り込むことがなかった。また、定着ベルト(1)の寄り
によって、定着ベルト(1)端面と寄り止めリング(2
4)が接触、摺動するが、定着ベルト(1)端面ととも
にオイル規制部材(23)が寄り止めリング(24)に
接触しているので、圧力が分散される。よって、定着ベ
ルト(1)の寄りによって定着ベルト(1)端面が破壊
されることもなかった。
【0019】また、図2では定着ベルト表面にオイル規
制部材が貼り付けられているが、図3のように定着ベル
トの形状を両端部のみ外面側に厚くしても同様の効果が
得られる。
【0020】これらの実施例は、図1の構成のベルト定
着装置のみならず、ベルトを用いたさまざまな構成のベ
ルト定着装置に展開可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、定着ベルトの両端
部の外面側、全周長にわたってオイル規制部材を設ける
ことで、定着ベルト表面のシリコーンオイルが定着ベル
ト内面に進入することを防止したベルト定着装置を提供
することができる。また、このオイル規制部材が定着ベ
ルト端面を補強するので、寄り止め部材と接触、摺動し
ても定着ベルトが破壊しないベルト定着装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】
【符号の説明】
1 定着ベルト 2 加熱ローラ 3 定着ローラ 4 加圧ローラ 5 第1ヒータ 6 第2ヒータ 7 第1サーミスタ 8 第2サーミスタ 9 塗布ローラ 10 供給ローラ 11 塗布フェルト 12 ブレード 13 クリーニングローラ 14 オイル受け 15 入り口上ガイド 16 入り口下ガイド 17 出口上ガイド 18 出口下ガイド 19 排紙コロ 20 用紙 21 シリコーンゴム 22 ポリイミド 23 オイル規制部材 24 寄り止めリング 25 ベアリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のローラと、第2のローラと、これ
    らに張架した離型層を有した定着ベルトと、定着ベルト
    にオイルを塗布するオイル塗布手段と、定着ベルトに圧
    接する第3のローラと、からなるベルト定着装置におい
    て、 定着ベルトの両端部には、オイル回り防止手段を設けて
    いる ことを特徴とするベルト定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のベルト定着装置において、 オイル回り防止手段は、定着ベルト両端部の表面に貼り
    付けたガイド部材である ことを特徴とするベルト定着
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のベルト定着装置において、 オイル回り防止手段は、定着ベルト両端部の表面を他の
    部分より厚く構成した定着ベルトである ことを特徴と
    するベルト定着装置。
JP2000367546A 2000-12-01 2000-12-01 ベルト定着装置 Pending JP2002169396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367546A JP2002169396A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 ベルト定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367546A JP2002169396A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 ベルト定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002169396A true JP2002169396A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18837949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000367546A Pending JP2002169396A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 ベルト定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002169396A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266519A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 定着ベルトおよび画像形成装置
JP2006038990A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Konica Minolta Business Technologies Inc ベルト定着装置
JP2020016772A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US10649378B2 (en) 2018-05-08 2020-05-12 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device and image forming apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266519A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 定着ベルトおよび画像形成装置
JP4492164B2 (ja) * 2004-03-19 2010-06-30 富士ゼロックス株式会社 定着ベルトおよび画像形成装置
JP2006038990A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Konica Minolta Business Technologies Inc ベルト定着装置
JP4543809B2 (ja) * 2004-07-23 2010-09-15 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 ベルト定着装置及び画像形成装置
US10649378B2 (en) 2018-05-08 2020-05-12 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device and image forming apparatus
JP2020016772A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP7115105B2 (ja) 2018-07-26 2022-08-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10213984A (ja) 画像定着装置
JP3829695B2 (ja) 画像定着装置
JP2004037764A (ja) 画像定着装置、およびそれを用いた電子写真装置
JP2005077834A (ja) 定着装置および画像形成装置
US7260353B2 (en) Image heating apparatus with heating nip for preventing image failure
JP2010286731A (ja) 定着装置および画像形成装置
US6980764B2 (en) Belt-type fixing device
JPH11231699A (ja) ベルト式定着装置
JP4126875B2 (ja) 定着装置
JP2001201979A (ja) 画像定着装置
JP2002169396A (ja) ベルト定着装置
JP2004070041A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4106170B2 (ja) 画像形成装置に使用されるオイル塗布ローラ
JP2002139936A (ja) ベルト定着装置
JP2004163775A (ja) 定着ベルト及びベルト定着装置
JP4176461B2 (ja) ベルト定着装置
JP2005292548A (ja) 無端状ベルト及び定着装置
JPH11219052A (ja) 定着装置
JP2000089593A (ja) 定着ベルト及び該定着ベルトを用いた加熱定着装置
JP2005055470A (ja) 無端状定着ベルト及び定着装置
JPH10198204A (ja) 画像定着装置
JPH1124458A (ja) 定着装置
JPH1173046A (ja) 定着装置
JP2010026093A (ja) 無端ベルト、定着装置及び画像形成装置
JP3607819B2 (ja) 電子写真定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070104