JPH0211234Y2 - - Google Patents

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JPH0211234Y2
JPH0211234Y2 JP14472284U JP14472284U JPH0211234Y2 JP H0211234 Y2 JPH0211234 Y2 JP H0211234Y2 JP 14472284 U JP14472284 U JP 14472284U JP 14472284 U JP14472284 U JP 14472284U JP H0211234 Y2 JPH0211234 Y2 JP H0211234Y2
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JP
Japan
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magnetic
base
rubber
attached
body flange
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JP14472284U
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JPS6158144U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は自動車のドア、トランクリツド
【蓋】
等の周縁に形成されるボデーフランジ部に装着し
て、雨水の浸入を防止するためのウエザーストリ
ツプに関する。
【従来の技術】
自動車のドア、トランクリツド等に取付けられ
るウエザーストリツプは、ボデーフランジ部に装
着される基部と、この基部に連なつて、閉止時に
車体のパネルに密接される中空状のシール部とか
らなるものであつて、基部が前記ボデーフランジ
部に対し両面側から挾みつけて装着される1対の
対向する壁部3,3により形成される種類のもの
は第7図に示す如き構造をなしている。 従来のこの種ウエザーストリツプは図示したよ
うに、前記基部1としての1対の壁部3,3が薄
肉の金属芯体6を中実体のゴム層中に埋設せしめ
て、この中実体のゴムに対して、同種のゴム又は
スポンジゴムからなるリツプ7を突出させた構造
であつて、この金属芯体6の弾機力にもとづく挾
持力で強固に装着させるようにしている。
【考案が解決しようとする問題点】
ウエザーストリツプは雨水の浸入を防止するこ
とを重要な目的として設けられたものであること
は前述した通りであるが、中空状のシール部2が
車体のパネルに十分密接するためには、前記基部
1が確実かつ強固にボデーフランジ部に装着され
ている必要があるが、金属芯体6のみの挾持力で
は組付当初は満足し得るものであつても、経年変
化によつて相当期間使用のうちに、前記挾持力が
漸次弱くなつてきて、外部物理的原因によつて使
用中にフランジ部から前記基部1が外れることが
屡々あつて、その改良が強く望まれていた。 このように従来のウエザーストリツプが雨水の
浸入防止に十分な成果を挙げ得なかつた点に着目
して本考案は成されたものであつて、ウエザース
トリツプの基部におけるフランジ部との密接強度
を大ならしめて外部物理的力が多少加えられるこ
とがあつても外れるおそれはなくて所期通りの挾
持力を長期間に亘つて保持し得るように、簡単な
構造にてその実現を果させようとするものであ
る。
【問題点を解決するための手段】
そこで本考案はボデーフランジ部に対し両面側
から挾持し装着される1対の対向する壁部3,3
からなる基部1を、壁部3,3の一方にはN磁極
を磁化してなるN磁性ゴム4を、他方にはS磁極
を磁化してなるS磁性ゴム5を対称させて一体に
夫々有せしめた構成としてなることを特徴とす
る。
【作用】
しかして本考案は1対の壁部3,3に設けたN
磁性ゴム4とS磁性ゴム5とが、フランジ部の金
属体に対して磁着力により密着しようとすること
によつてさらに挾持力を強めると共に外的物理力
によつて壁部3,3をフランジ部から外そうとし
てもこの磁着力が抗力として作用することとな
り、従つて密接強度を上げて挾持力を増大し得
る。
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
詳述する。 第1図乃至第6図は本考案ウエザーストリツプ
の各例を断面示しているが、各ストリツプはボデ
ーフランジ部に装着する基部1と、この基部1に
連なつて閉止時に車体のパネルに密接される中空
状のジール部2とからなつている。 基部1は中実のゴムを主材料とした弾性体に形
成していて部分的にスポンジゴム
【右下り斜線を
付した個所】よりなる部分が設けられており、一
方、シール部2はスポンジゴムによつて柔軟性と
弾性とを併せ有する丸筒体に形成している。 前記基部1は断面が略U字形をなして、ボデー
フランジ部に対し両面側から挾持する1対の対向
する壁部3,3を有する形態であり、各例ともに
壁部3,3の対向する内側面には相手側のボデー
フランジ部の表面に密接させるためのリツプを適
当例
【図示各例は2列】突設せしめている。 しかして第1図乃至第4図は前記基部1に金属
芯体6を有する例であり、一方、第5図及び第6
図は金属芯体6を有しなくてゴム硬度の大きい中
実ゴムのみからなる例である。 図示各例のウエザーストリツプにおいて、基部
1における1対の壁部3,3は、その一方にN磁
性ゴム4を、他方にS磁性ゴム5を夫々一体に有
せしめているが、両磁性ゴム5は互いに対称とな
る配置をなして全長に亘らせて有せしめている。 なお、磁性ゴム4,5は基部1を形成する中実
ゴム層部の押出し成形の際に同時に一体成形する
ことが可能であつて、例えばフエライト磁石の微
粉末とゴムとを混練して、押出しにより所定の形
状とゴム硬度のものを作製することができる。 しかして、第1図及び第3図においては、リツ
プ7のうちの一部をN磁性ゴム4及びS磁性ゴム
5に夫々形成したものであり、一方、第2図、第
4図乃至第6図においては対向する壁部3,3の
中実ゴム層自体がN磁性ゴム4及びS磁性ゴム5
に夫々形成したものである。 叙上の構成になるウエザーストリツプは基部1
がボデーフランジ部の両面側から弾力によつて密
に挾持するが、その際、各壁部3,3に設けたN
磁性ゴム4及びS磁性ゴム5によつて鉄板からな
るボデーフランジ部の内面と外面とには夫々対極
S及びNを誘磁するので、相互間に磁着力が発生
する結果、壁部3,3とボデーフランジ部との密
接状態はより一層確実なものとなり外部からの雨
水浸入に対してシール作用が大となる。 また、ボデーフランジ部に対しウエザーストリ
ツプを抜く方向に作用する外力が生じても、前記
磁着力が反抗力として働くので抜け力に対する耐
性も大となる。 なお、前記両磁性ゴム4,5の磁力を強大とな
すことによつて金属芯体6の埋設を省略すること
が可能である。
【考案の効果】
本考案は基部1の対向する壁部3,3に、一方
はN磁性ゴム4を、他方はS磁性ゴム5を対称さ
せて一体に夫々有せしめたから、それ等両磁性ゴ
ム4,5が相手側の鉄製ボデーフランジ部に対し
壁部3,3をより密接させるように作用する結
果、雨水の浸入を確実に防止し得る。 また、前記両磁性ゴム4,5の磁力が基部1と
ボデーフランジ部との間に外部から加わる抜け力
に対抗するために抜け防止にも威力を発揮する。 さらに、両磁性ゴム4,5に磁力の大きいもの
を使用することによつて、挾持力、抜け反力を増
大し得るので金属芯体を埋設しなくても良く、こ
れによりウエザーストリツプ押出し加工の生産性
の向上ならびに製品の軽量化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の各例の断面図、第
7図は従来のウエザーストリツプの例の断面図で
ある。 1……基部、2……シール部、3……壁部、4
……N磁性ゴム、5……S磁性ゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のドア、トランクリツド等のボデーフラ
    ンジ部に装着される基部1と、この基部1に連な
    り閉止時に車体のパネルに密接される中空状のシ
    ール部2とを備え、前記基部1を前記ボデーフラ
    ンジ部に対し両面側から挾持し装着される1対の
    対向する壁部3,3により形成すると共に、前記
    壁部3,3の一方にはN磁極を磁化してなるN磁
    性ゴム4を、他方にはS磁極を磁化してなるS磁
    性ゴム5を、対称させて一体に夫々有せしめたこ
    とを特徴とするウエザーストリツプ。
JP14472284U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH0211234Y2 (ja)

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JP14472284U JPH0211234Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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Publication Number Publication Date
JPS6158144U JPS6158144U (ja) 1986-04-18
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