JPH02110809A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH02110809A
JPH02110809A JP26323288A JP26323288A JPH02110809A JP H02110809 A JPH02110809 A JP H02110809A JP 26323288 A JP26323288 A JP 26323288A JP 26323288 A JP26323288 A JP 26323288A JP H02110809 A JPH02110809 A JP H02110809A
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Kazuji Sato
佐藤 和司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録媒体からデータを読み出したり、磁
気記録媒体にデータを書き込んだりする磁気記録再生装
置に用いられる薄膜磁気ヘッドの製造方法に関するもの
である。
従来の技1tj 第5図は従来の薄膜磁気ヘッドを示す側断面図である。
第5図において1は非磁性体で構成され、ラッピング等
で平坦加工が施された基板であり、基板1はスライダー
も兼用する。2は基板lの上に形成された下部磁性層で
あり、下部磁性層2は次の様に形成される。基板1上に
センダストによって3〜10μmの厚さの磁性層を形成
し、磁性層はエツチングやりフトオフで所定の形状に仕
上げて形成される。3は下部磁性層2の上に形成され、
磁気ギャップとなるギャップ層で、ギャップ層3は二酸
化シリコン等の無機材料で0.5μm程スパッタリング
等で形成する。4はギャップ層3の上に形成された絶縁
層で、絶縁M4はフォトレジスト等の有機絶縁材料で形
成する。5は絶縁層4の上に形成されたコイル層で、コ
イル層5は次に様にして形成される。先ず絶縁層4の上
にCu、AI等の導電材料を電着、蒸着等の方法によっ
て付着させ、エッヂング、リフトオフ等により所定の形
状に仕上げて形成する。6は下部磁性層2と同様な方法
、材料で構成され、コイル層5の上に形成された上部磁
性層で、上部磁性層6とコイル層5の間を絶縁するため
に、フォトレジスト等で構成された絶縁層7を上部磁性
層6及びコ、イル層5の間に介在させる。8は上部磁性
層6の上に形成された保護層で、保護層8はスパッタリ
ング等でガラス等を20〜40μm付着させてラッピン
グ等によって平坦加工が施されている。最後にこの様に
形成された薄膜磁気ヘッド半製品の先端部を鏡面加工し
て媒体対向面を形成し完成させる。
この様に形成された薄膜磁気ヘッドはコイル層5に電流
を流す事により磁束が発生し、その磁束が上部磁性層6
及び下部磁性層2の何れか一方から飛び出し、その磁束
は磁気記録媒体の中を通って、飛び出した磁性層とは他
方の磁性層の方に戻っていく。
以上の様に構成された薄膜磁気ヘッドのギャップデプス
の仕上げ方について説明する。
第6図は従来の薄膜磁気ヘッドの先端部を示す断面斜視
図である゛。第6図において9は上部磁性層6の先端部
の基板lと並行になっているスロート部、10は上部磁
性層6の立上り部、11は上部磁性層6のアペックスで
ある。第6図においてギャップデプスとはスロート部9
の長さ、すなわち第6図に示すアウタースロートハイド
Aと、第6図に示すアペックス11からスロート部9と
立上り部10の境界面までの長さBを加えたものである
。この時、長さBは上部磁性層6の膜厚等の諸条件によ
って予め決まっている。すなわちアウタースロートハイ
ドAを測定し、アウタースロートハイドAと長さBを加
えたものがその時のギャップデプスである。従ってアウ
タースロートハイドAを測定しながら先端面を研摩して
いき、所定のギャップデプスに仕上げる。以下アウター
スロートハイドAの測定方法について第7図を基にして
説明する。先ず薄膜磁気ヘッドを切り出し、第7図に示
す様にオイル12で満たされた容器13の中に入れる。
この時オイル12は保護層8と同じくらいの屈折率を有
するものを選ぶ。次に対物レンズ14の先端部をオイル
12の中に入れ、薄膜磁気ヘッドのスロート部9及び立
上り部10の近傍を見る事ができるように配置する。す
なわち保護層8と同じ(らいの屈折率を持つオイル12
に薄膜磁気ヘッドを浸すことにより、保護層8を通して
上部磁性層6を対物レンズ14で見る事ができる。対物
レンズ14を覗くとスロート部9と立上り部10の境目
が線として見えるので、そこを基4線とし、その基準線
から先端面までの長さを測定する。すなわちこの長さが
さきほど述べたアウタースロートハイドAである。従っ
てこのアウタースロートハイドAを測定しながら先端面
を研摩して、所定のアウタースロートハイドAに為るよ
うにしていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来の構成では、アウタースロートハ
イドAを測定するためにはオイル12に薄膜磁気ヘッド
を浸す等の工程を行わなければならず、作業が大変繁雑
で生産性を良くする事が出来なかった。またアウタース
ロートハイドAを測定する事によってギャップデプスを
決めていたので、ギャップデプスをより短が(しようき
して立上り部10まで削りこんでしまうと、アウタース
ロートハイドAが無くなってしまい、ギャップデプスが
判らなくなるという事があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、複数の工
程を経なければ見る事ができない部分の長さを測定して
ギャップデプスを求めるのではなく、外に剥き出しにな
った部分の特定箇所の寸法を測定するだけでギャップデ
プスを求める事ができ、工数を大幅に減らす事ができ、
生産性を高める事ができるとともに、ギャップデプスを
極力小さくする事ができる薄膜磁気ヘッドの製造方法を
提供する事を目的としている。
課組を解決するための手段 この目的を達成するために、二つの磁性層の少なくとも
一方に、各層が積層される基板の一面に対して傾斜した
立上り部があるヘッド素子部を形成し、立上り部の端面
が剥き出しになった状態で、立上り部の先端面の特定箇
所が所定の寸法になるまでヘッド素子部の先端面を研摩
するようにした。
作     用 この構成により、外に剥き出しになった立上り部の先端
面の特定箇所が所定の寸法になるように先端面を研摩す
ると、所望のギャップデプスになっている。
実施例 第1図は本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの製
造方法で作成された薄膜磁気ヘッドを示す側面図である
。第1図において1は基板、2は下部磁性層、3はギャ
ップ層、4は絶縁層、5はコイル層、6は上部磁性層、
7は絶縁層、8は保護層でこれらは従来の構成と同じで
ある。
以上の様に構成された薄膜磁気ヘッドのギャップデプス
の決め方を第2図から第4図に基づき説明する。
先ず基板1の上に、下部磁性層2.ギャップ層3、絶縁
層4.コイル層5.絶縁層7.上部磁性層6.保護層8
を順に形成し、ヘッド素子部を複数形成する。次に複数
のヘッド素子部の中からサンプルとして一つのヘッド素
子部を切り出して、そのヘッド素子部を第2図に示す様
に切断する。
第2図において15は上部磁性層6のスロート部、16
は上部磁性層の立上り部、17はアペックスである。次
にスロート部15が無くなるまで先端面を研摩する。こ
の状態を第3図に示す。この時スロート部15を作成し
なく、予め立上り部16を剥き出し状態にしているなら
ば、この工程は行わない。次に第3図に示すアペックス
17から先端面18までの長さすなわちギャップデプス
Cと、先端面18に剥出しになった上部磁性層6の磁気
記録媒体との相対的移動方向の長さ、すなわち第4図に
示す長さDの関係を求める。第4図は先端面18を示す
平面図である。ギャップデプスCと長さDの関係は以下
の様に求める。先ず第3図の状態において先端面18か
ら長さDを測定して、その後に切断面からギャップデプ
スCを測定する。
次に所定の長さだけ先端面18を研摩する。そして又先
端面18から長さDを測定して、その後に切断面からギ
ャップデプスCを測定する。この時研摩する前と後では
、長さDは広くなっており、ギャップデプスCは短かく
なっている。そしてこの様な工程をアペックス17に達
するまですなわちギャップデプスCが無くなるまでおこ
なう。この結果を例えば横軸に長さD1縦軸にギャップ
デプスCをとりグラフを作成する。このグラフより所望
するギャップデプスに対応する長さDを求める。次にサ
ンプルとして切り出したヘッド素子部以外のヘッド素子
部を切り出し、そのヘッド素子部の先端面を、先端面に
剥出しになった上部磁性層6の磁気記録媒体との相対的
移動方向の長さとグラフから求めた長さが同じになるま
で研摩する。
するとギャップデプスは所定の長さになっている。
以」二の様に本実施例によれば複数のヘッド素子部から
シンブルを一つ切り出し、ギャップデプスと先端面に剥
き出しになった上部磁性層6の磁気記録媒体との相対的
移動方向の長さの関係を求め、その関係から所望のギャ
ップデプスの時の相対的移動方向の長さがどの(らいで
あるかを求め、その前記相対的移動方向の長さと、他の
ヘッド素子部の前記移動方向の長さが同じになるまで他
のヘッド素子部の先端面を研摩して、所望のキャップデ
プスに仕上げる事ができるので、従来の様に特殊なオイ
ル等にヘッド素子部を浸す等の複数の工程を行なって保
護層に隠れたアウタースロートハイドを測定し、そのア
ウタースロートハイドカらギャップデプスを求めるより
も、はるかに生産性がよい。又、従来はアウタースロー
トハイドを求める事によってギャップデプスを求めてい
たために、ギャップデプスをより短か(しようとして立
上り部まで削りこむと、アウタースロートハイドが無く
なってしまいギャップデプスが判らなくなってしまうの
で、キャップデプスを短かくする事はできなかったが、
本実施例においてはギャップデプスを極力短かくする事
ができる。なお本実施例において立上り部を上部磁性層
にだけ形成したが、下部磁性層だけに形成しても、又下
部磁性層及び上部磁性層の両方に形成しても良い。又本
実施例において基板ごとに一つのヘッド素子部をサンプ
ルとしてとってギャップデプスと先端面に剥出しになっ
た磁性層の磁気記録媒体との相対的移動方向の長さの関
係を出したが、予め理論によってその関係を求めたり、
又複数の基板の中から一つの基板を取り出して、その一
つの基板からサンプルをとっても良い。又本実施例では
ギャップデプスと磁性層の立上り部の先端面に剥き出し
になった部分の磁気記録媒体との相対的移動方向の長さ
の関係を求めたが、剥き出しになった部分の面積とギャ
ップデプスの関係を求めても良い。また磁気記録媒体と
の相対的移動方向の長さではなく、剥き出しになった部
分の他の寸法でも良い。
発明の効果 本発明は、二つの磁性層の少なくとも一方に、各層が積
層される基板の一面に対して傾斜した立上り部があるヘ
ッド素子部を形成し、立上り部の端面が剥き出しになっ
た状態で、立上り部の先端、面の特定箇所が所定の寸法
になるまでヘッド素子部の先端面を研摩する事により、
外に剥き出しになった立上り部の先端面の特定箇所が所
定の寸法になるように先端面を研摩すると、所望のキャ
ップデプスになっているので、従来の様にギャップデプ
スを求めるために特殊なオイルに薄膜磁気ヘッド浸した
りする複数の工程が不要となり生産性が良くなる。また
磁性層の立上り部の先端面に剥き出しになった特定箇所
の寸法を測定してギャップデプスを決めているので、極
力ギャップデプスを小さ(する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの製
造方法で形成された薄膜磁気ヘッドを示す断面図、第2
図榴及び第3図はサンプルとして切り出させたヘッド素
子部の断面図、第4図は同媒体対向面の平面図、第5図
は従来の薄嘆磁気ヘッ^ず断面図、第6図は同先端部の
拡大斜視図、第7図はアウタースロートハイドを測定し
ている状態を示す側断面図である。 ■・・・・・・基板 2・・・・・・下部磁性層 3・・・・・・ギャップ層 4・・・・・・絶縁層 5・・・・・・コイル層 6・・・・・・上部磁性層 7・・・・・・絶縁層 8・・・・・・保護層 5・・・・・・スロート部 6・・・・・・立上り部 7・・・・・・アペックス 8・・・・・・先端面 第1図 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか1名第2図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板と、第一の磁性層と、ギャップ層と、コイル層と、
    第二の磁性層を備え、前記第一の磁性層及び前記第二の
    磁性層の少なくとも一方に前記各層が積層される前記基
    板の一面に対して傾斜した立上り部があるヘッド素子部
    を形成し、前記立上り部の端面が剥き出しになった状態
    で、前記立上り部の先端面の特定箇所が所定の寸法にな
    るまで前記ヘッド素子部の先端面を研摩する事を特徴と
    する薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP26323288A 1988-10-19 1988-10-19 薄膜磁気ヘッドの製造方法 Expired - Lifetime JP2701373B2 (ja)

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