JPH02107554A - 着色セラミックス用色むら防止剤および色むら防止剤配合着色セラミックス原料混合物 - Google Patents

着色セラミックス用色むら防止剤および色むら防止剤配合着色セラミックス原料混合物

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JPH02107554A
JPH02107554A JP63260559A JP26055988A JPH02107554A JP H02107554 A JPH02107554 A JP H02107554A JP 63260559 A JP63260559 A JP 63260559A JP 26055988 A JP26055988 A JP 26055988A JP H02107554 A JPH02107554 A JP H02107554A
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JP
Japan
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oxide
ceramics
coloring
colorant
coloring aid
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JP63260559A
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JPH0633165B2 (ja
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Takayuki Takenaga
竹永 孝行
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Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセラミックス原料に着色剤を混合して焼結した
着色セラミックスに関する。
(従来の技術) 従来、セラミックスを原料とする製品の多くは、セラミ
ックスの生地色をそのまま生かしたものが一般的である
か、最近ではセラミックス、特にファインセラミックを
利用した一般消費材への応用が活発に行なわれるように
なってきており、それに伴なってセラミックスにも種々
の着色を施し、付加価値を高める傾向にある。
セラミックス製品に着色を施す方法としては、例えばセ
ラミックス製品の表面に着色剤を塗布するか、又はセラ
ミックスの粉末原料に着色剤を混合してこれを焼結する
方法などが知られている。
従来、この後者の一手段としては、アルミナ、ジルコニ
アなど°の白色ファインセラミックスの基材料(粉末状
)に酸化コバルト、酸化マンガンなどの着色剤を添加混
合し、これを原料として所定形状に成形したのち高温で
焼結して、着色セラミックス製品を得るものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の着色セラミックスは、−
mにセラミックスの基材料と着色剤とを混合する時点で
スラリーにして行うことが多いことから、スラリー中に
おいて基材料と着色剤との間での比重差や、表面状態の
差などにより、着色剤が均一に分散せず、少なくとも原
料粒子のオーダーでは完全に均一な混合原料とはなりえ
ない。
その結果、この微視的に不均一な原料を焼結した場合、
成形体の中に着色剤の不均一な拡散が生じ、製品に目に
見える色むらとして現われていた。
また、上記着色剤の不分散と共に、特にジルコニア系フ
ァインセラミックスの場合、着色剤(特に遷移元素)の
イオン半径がジルコニアのイオン半径より小さい場合が
多いことから、ジルコニアの安定性が損われ、焼結体中
に単結晶が生じてクラックが発生するおそれがあった。
そこで本発明の技術的課題は、着色助剤を添加すること
により、着色剤の不均一な拡散を抑えて分散性を向上さ
せ、また熱安定性をも改善する点にある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明に係る着色セラミックスは、上記課題解決のため
に、セラミックス原料に着色剤の他に着色助剤を混合し
、焼結したことを手段としている。
本発明に係るセラミックス原料には、例えば、アルミナ
(Al□03)やジルコニア(ZrO3)などの白色系
のセラミックスが望ましい。
また、着色剤には、酸化コバル1〜や酸化マンガン等の
遷移元素と希土類の一部が用いられる。
着色助剤としては、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、酸
化アルミニウム、酸化イツトリウムなどが用いられる。
特にアルミナ系の着色セラミックスの場合には、着色助
剤として酸化マグネシウム又は酸化ケイ素を10vof
1%以下添加した時に、焼結時におけるアルミナ中の着
色組成の不均一な拡散が抑制されて焼結後の色むらか良
好に改善される。
また、ジルコニア系着色セラミックスには、上記酸化マ
グネシウム又は酸化ケイ素の他に酸化アルミニウムを着
色助剤として使用した場合にも色むらの改善がはかられ
る。
更に、ジルコニア系着色セラミックスに、酸化マグネシ
ウムや酸化イツトリウムを20vo!:L%以下添加す
ることにより、ジルコニアの熱安定化度が増し、ジルコ
ニア単独の場合と同等の安定化度が得られて焼結体のク
ラックが改善される。
尚、着色助剤の種類および添加量を適宜選択し、又は数
種類を組合わせて添加することにより、色むらと熱安定
性の両方を改善することができる。
〔実施例−1〕 セラミックス原料として酸化アルミニウム(AI□03
)を用い、これに着色剤としての酸化マンガン(lvl
nO□)および着色助剤としての酸化マグネシウム(M
gO)を添加し、体積比で98:1:1の混合組成とし
た。次に上記組成原料を遊星ミルで約12時聞易合し、
プレス成形したのち、大気中にて1600°Cで2時間
焼結した。そして、この組成物の表面をlpmまで鏡面
加工し、仕上面の色むらを観察したが、色むらは認めら
れなかった。
これとは別に、原料としてのアルミナセラミックに着色
材としての酸化マンガン(MnO□)のみをlvo文%
添加した原料を用いて、同一の条件で焼結した。この焼
成物についても、鏡面加工したのち色むらなfiJt察
したところ、ミリオーダの色むらがみられた。
〔実施例−2〕 セラミックス原料としての酸化ジルコニウム(7203
部分安定化2rO7)に、着色剤としての酸化コバルト
(Coo)と着色助剤としての酸化マグネシウム(Mg
O)を添加し、体積比で97:2:1の混合組成とした
。次にこの組成原料を遊星ミルで約12時聞易合し、プ
レス成形したのち、大気中にて1450°Cで2時間焼
結した。そして、この焼成物についてクラックの有無を
肉眼で観察したが、全く認められなかった。
これとは別に、セラミックス原料としての酸化ジルコニ
ウムに着色剤としての酸化コバルトのみを2vo文%添
加し、この組成原料を上記と同一の条件で焼結した。こ
の焼成物についてもクラッりの有無を観察したところ微
細なりラックが認められた。
〔効果〕
以上説明したように、本発明に係る着色セラミックスに
よれば、セラミックス原料に着色剤の他に着色助剤も併
せて添加するようにしたから、この着色助剤の作用によ
って着色セラミックスの混合原料を焼結した時の着色剤
の不均一な拡散が抑えられ、セラミックスの色むらの発
生を防止できると共に、熱安定性も向上するものとなっ
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミックス原料に着色剤と着色助剤とを混合し
    て焼結したことを特徴とする着色セラミックス。
  2. (2)上記着色助剤は酸化マグネシウム、酸化ケイ素、
    酸化アルミニウム、酸化イットリウムおよび酸化セリウ
    ムの中から選ばれたことを特徴とする請求項1記載の着
    色セラミックス。
  3. (3)上記着色助剤の添加量は混合物全体の20vol
    %以下であることを特徴とする請求項2記載の着色セラ
    ミックス。
JP63260559A 1988-10-18 1988-10-18 着色セラミックス用色むら防止剤および色むら防止剤配合着色セラミックス原料混合物 Expired - Lifetime JPH0633165B2 (ja)

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JPH02107554A true JPH02107554A (ja) 1990-04-19
JPH0633165B2 JPH0633165B2 (ja) 1994-05-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236093A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Tosoh Corp 赤色透光性アルミナ焼結体及びその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5678471A (en) * 1979-11-26 1981-06-27 Kazumi Yamamoto Manufacture of good far infrared radiation property alumina ceramics
JPS59169979A (ja) * 1983-03-17 1984-09-26 科学技術庁無機材質研究所長 着色透明アルミナセラミツクスの製造法
JPS60176966A (ja) * 1984-02-20 1985-09-11 日本特殊陶業株式会社 着色アルミナ磁器組成物

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JPH0633165B2 (ja) 1994-05-02

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