JPH02107208A - 座席 - Google Patents

座席

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JPH02107208A
JPH02107208A JP26054888A JP26054888A JPH02107208A JP H02107208 A JPH02107208 A JP H02107208A JP 26054888 A JP26054888 A JP 26054888A JP 26054888 A JP26054888 A JP 26054888A JP H02107208 A JPH02107208 A JP H02107208A
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pad
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moisture
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JP26054888A
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Yasuo Yoneshige
米重 康生
Atsushi Misumi
三角 淳
Toru Sakai
徹 酒井
Kenji Murakami
謙二 村上
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車などの乗物用座席に好適な座席
に関する。
[従来の技術] 自動車のように屋外で使用される乗物は、特に夏季など
において炎天下にさらされた状態で放置されると車内の
温度がきわめて高くなる。特に座席の表面は直射日光に
より高温になりやすいため、乗員は座席に着座する時に
発汗とともに著しい暑さを感じる。この時の不快感は単
なる熱さではなく、じっとりとした湿気を伴う不快感、
いわゆる「蒸れ感」であって、車内の冷房装置を作動さ
せた位では着座直後の不快感を解消することは困難であ
る。
また、長時間にわたって管座していると、座席と接触す
る身体の一部では発汗による湿気が逃げにくいため、皮
膚近傍の温度が上昇し、蒸れを感じて不快になる。・従
来の座席用パッドにはウレタンフオームが多用されてい
るが、通常のウレタンフオームは通気性に乏しいため、
蒸れ感が一層つのる原因となっている。
こうした蒸れ感を軽減する手段として、例えば実開昭5
8−171050号公報に見られるように、パッド内に
エアを強制送風することによって、乗員の座部および背
部が蒸れないようにすることが考えられた。しかしなが
らこの場合には送風用のファンやこれに附随する弁およ
び配管などが必要であるから、構造が複雑になりコスト
も高くなる。
これに対し、蒸れ感を軽減するための簡易な手段として
、パッドや表皮等のシート構成材料自体に吸湿性をもた
せ、着座部位の湿度を下げる試みがなされている。例え
ば、■吸湿性有する繊維(ウールやアセテート、レーヨ
ン等)を表皮材に混ぜる、■吸湿性を有する繊維をフェ
ルト状にして表皮とパッドとの間のワディングに用いる
、■シリカゲル等の吸湿剤を表皮とパッドとの間に入れ
る、等の吸湿手段が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらウールやアセテート、レーヨン等の吸湿能
力は最大で20〜80vt%であるから、多量の発汗に
対応できるようにするには多くの量を必要とする。一方
、シリカゲル等の吸湿剤は最大で50〜80wt%程度
の吸湿能力をもつが、粒状であるため吸湿剤を所定位置
に保持しておくことが難しく、使用中に位置ずれを生じ
たり脱落しやすい。
しかも粒状や粉用のシリカゲルは異物として感じられや
すく、着座感触が悪化する原因になる。
従って本発明の目的は、吸湿性能が高く着座時の不快な
蒸れ感を軽減させることができるとともに、異物感を生
じることがないような座席を得ることにある。
[課題を解決するための手段] 蒸れ感に関与する因子として、着座者が着用している衣
服内の湿度が密接な関係にあることが知られている。す
なわち着座部の衣類内部の湿度を低減すれば蒸れ感を解
消することが可能である。
第3図に示されるように、湿気の移動は、汗の発生源で
ある人体の皮膚側すなわちクツション表皮側から内部の
パッド側へと移動してゆく。この時、表皮付近は高湿と
なっていて、パッド内部は低湿となっている。高吸水性
樹脂のように吸湿能力の高い吸水剤は高湿雰囲気での吸
湿能力が高いから、着座時に高湿となる表皮のすぐ下に
繊維形態をしたシート状吸湿体を配置すると、蒸れ感を
軽減する上できわめて有効である。
従って前記目的を果たすために本発明者が発明した座席
は、パッドと、このパッドの外側を覆う表皮と、上記パ
ッドと表皮との間に介在されたシート状の吸湿体を具備
したものである。この吸湿体は、基材繊維の表面に吸水
性樹脂を付着・固定させるか、あるいは繊維表面を化学
的に改質して吸湿能力をもたせたものであって、繊維形
態をL5ている。基材繊維に吸水性樹脂を付着させた上
記吸湿体としては、例えばポリアクリル酸系の吸水性樹
脂が使われる。また、繊維表面を改質することにより吸
湿能力をもたせた吸湿体としては、例えばアクリル繊維
の表面を化学的に改質することによって高い吸湿能力を
もたせた繊維などが使われる。
[作用コ 上記構成の座席において、着座時の湿気は汗の発生源で
あるむ座者の皮膚からパッド側に移動するため、着座者
が着用している衣類内の湿分はクツション最上部の表皮
の直下にある上記シート状吸湿体に吸収される。そして
この吸湿体とパッド内に吸収された湿分は、放湿時にパ
ッドと表皮の双方を通じて放湿される。
[実施例1] 以下に本発明の一実施例につき、図面を参照して説明す
る。第1図に示された自動車用座席1は、座部2と背も
たれ部3とからなる。座部2と背もたれ部3は、それぞ
れフレーム4,5とばね構体6.7を有している。
ばね構体6.7の上にはパッド8,9が乗っている。こ
のパッド8,9は、立体的に絡み合いかつ捲縮したポリ
エステル短繊維と、これら繊維相互の交絡点をバインド
するウレタンバインダーからなる。従って上記パッド8
.9は、繊維間の隙間を通じて空気が自由に流通できる
。しがも繊維同志を結合しているウレタンバインダーは
弾性を有するエラストマであり、捲縮のあるポリエステ
ル綿を結合しているから、上記パッド8,9はクツショ
ンとして好ましい弾性をもち、耐へたり性にも優れてい
る。なお、ウレタンバインダーの置換基に親水性を出す
ような官能基、あるいは化学構造として親水性を出すよ
うな官能基を導入することによって、ウレタンバインダ
ー自身に親水性をもたせれば、パッド8.9自体に吸湿
性をもたせることができる。
パッド8,9の外側は表皮11.12で、覆われている
。表皮11.12は、通気性と、ある程度の吸湿性が得
られるように、ウール等の天然繊維やレーヨン等のよう
な吸湿性合成繊維の織布1編み布、あるいは不織布が使
用されるが、本実施例ではポリエステル繊維とウールを
1:1で混合した繊維を使用する。
パッド8.9と表皮11.12との間にワディング13
.14が介在させられている。ワディング13.14は
シート表面の感触を向上させるとともに、外観に凹凸の
変化を与えるために使われる。このワディング13.1
4の材料には通気性と弾性を有する材料、例えば連続気
泡性の樹脂フオーム(例えばスラブウレタン)を厚さ5
1j程度にカットしたものが使われる。この場合、親水
性のウレタンを使用することにより、ワディング13.
14自身に吸湿性をもたせてもよい。なお、ワディング
13.14の材料に、パッド8.9と同様のポリエステ
ル繊維をウレタンバインダーでバインドし、上記厚みに
成形したものを使用してもよい。
そして表皮11.12とワディング13.14との間に
薄いシート状の吸湿体20が介在させられている。この
吸湿体20は、?1fS2図に模式的に示したように、
基材繊維21の表面に高吸水性樹脂22(吸水能力が1
00 vt%以上)を付着させたものであり、目付60
0g/7dのシート状をなしており、しかも網目状の多
数の通気孔23も有している。基材繊維21は、例えば
ポリエステル短繊維である。この基材繊維21に付着・
固定される吸水性樹脂22の種類としては、ポリアクリ
ル酸系の吸水性樹脂が好適であるが、それ以外にデンプ
ン系、カルボキシメチルセルロース系、ポバール系、ポ
リエチレンオキサイド系、イソブチレン−マレイン酸共
重合体系などを使用できる。
[実施例2] シート状吸湿体20の他の例として、繊維表面を改質し
て吸湿能力をもたせたものが使用される。
改質された吸湿繊維としては、例えばアクリル繊維の表
面を化学的に改質することにより高い吸湿能力をもたせ
た繊維(−例として商品名ラシシールーF2日本エクス
ラン製)のシート状物(目付600g/7It)が使用
される。表皮1.1,1.2は実施例1と同様に、ポリ
エステル繊維とウールを1:1の混合比で混ぜた繊維が
使用される。ワディング13.14は、厚さ5Mのスラ
ブウレタン、パッド8,9は実施例1で述べたと同様の
材質からなる通気性パッドである。
[比較例] 表皮は実施例1.2と同様にポリエステル繊維とウール
を1=1の混合比で混ぜた繊維が使用される。吸湿体は
使用されない。ワディングは厚さl口語のスラブウレタ
ン、パッドは発泡ウレタンである。
第4図は、吸水性樹脂が使用された実施例1と、吸湿性
繊維が使用された実施例2の吸湿平衡曲線をウールと比
較したものである。同図に示されるように、実施例1,
2とも高湿度雰囲気中での吸湿能力がきわめて高いため
、高湿になる表皮11゜12のすぐ裏側にシート状吸湿
体20を配置したことにより、蒸れ感を防ぐ上で効果的
なものになった。
第5図に、前記実施例1,2と従来品が高湿度雰囲気中
で吸湿した水分量と、所定時間経過後に放湿させた場合
の経過時間と放湿量との関係を示す。この吸湿・放湿試
験は、人間が多量に発汗した状態で座席に着座したこと
を想定して、35℃90% RH雰囲気で吸湿を行なわ
せ、8時間経過後に35℃、 40%RHまで湿度を下
げることによって放湿量をiDJ定した。従来品に比べ
て実施例1の吸湿量は1時間後に2〜3倍程度大きい値
を示している。そして時間が経過するにつれて吸湿量の
差が大きくなり、8時間経過後では実施例1では従来品
の約5倍、実施例2でも従来品の約2.5倍の吸湿量を
示し、長時間にわたって吸湿効果の大きいことがわかる
なお、表皮11.12に吸湿能力の高い材料を用いても
吸湿量をある程度増やすことができるが、実施例1.2
のように表皮11.12とワディング13.14との間
に吸水性樹脂等を配置すれば、蒸れを防ぐ上で更に大き
な効果がある。しかも実施例1,2の座席は放湿性にも
優れているので繰返し使用しても快適な座り心地を維持
できる。
第6図は、人工的に湿気を発生できるようにしたマネキ
ン装置を用いて、皮膚近傍に相当する部位での湿度変化
を測定した結果である。この発汗試験は人間が多量に汗
をかいている状態から発汗が減少した状態を想定し、湿
気の発生を大から小に変化させて行なった。同第6図に
示されるように、実施例1は従来品に比べて約20%R
H程度低い湿度を示している。また、経時変化では、特
に初期の20分程度での湿度の減少が大きく、多量の発
汗に対して有効であることがわかる。
なお、吸水性樹脂22が充分に吸水すると膨潤してゼリ
ー状になるが、シート状吸湿体20は表皮11.12の
下に配置されているので、コツプ1杯程度0水をこぼし
ても、水が吸水性樹脂22に移行する量は少量であり膨
潤するには至らない。
[発明の効果] 本発明によれば、着座状態において一時的に多量の汗を
かいても吸湿能力が高いので早く蒸れ感を解消できる。
また長時間座っていても蒸れない。
そして繊維形態のシート状吸湿体を用いるため、吸水材
の固定が容易であり、吸水材が脱落したり位置ずれを生
じないとともに、異物感がないため座り心地′に悪影響
を全く与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された自動車用座席の一実施例を
一部断面で示す斜視図、第2図はシート状吸湿体の一例
を模式的に示す拡大図、第3図は発汗時の座席各部と湿
度との関係を示す図、第4図は空気中での相対湿度と吸
水率との関係を示す吸湿平衡曲線図、第5図は本発明の
実施例品と従来品の吸湿・放湿特性を比較した図、第6
図は発汗時間と湿度との関係を示す図である。 1・・・座席、8,9・・・パッド、11.12・・・
表皮、13.14・・・ワディング、20・・・シート
状吸湿体、21・・・基材繊維、22・・・高吸水性樹
脂。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 8バ・ノシ= 第1図 第3図 第2図 第 図 第 ズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パッドと、このパッドの外側を覆う表皮と、上記パッド
    と表皮との間に介在されたシート状物であって基材繊維
    表面に吸水性樹脂を付着させるかあるいは繊維表面を改
    質して吸湿能力をもたせた吸湿体とを具備したことを特
    徴とする座席。
JP63260548A 1988-10-18 1988-10-18 座 席 Expired - Lifetime JPH07114736B2 (ja)

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JP63260548A JPH07114736B2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 座 席

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JPH02107208A true JPH02107208A (ja) 1990-04-19
JPH07114736B2 JPH07114736B2 (ja) 1995-12-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145178A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 美津濃株式会社 車両用座席

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176649U (ja) * 1984-05-01 1985-11-22 渥美 能光 自動車シ−ト用背当て具
JPS62197949U (ja) * 1986-06-07 1987-12-16

Patent Citations (2)

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JP2015145178A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 美津濃株式会社 車両用座席

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