JPH0484906A - 高通気性座席 - Google Patents
高通気性座席Info
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- JPH0484906A JPH0484906A JP19899690A JP19899690A JPH0484906A JP H0484906 A JPH0484906 A JP H0484906A JP 19899690 A JP19899690 A JP 19899690A JP 19899690 A JP19899690 A JP 19899690A JP H0484906 A JPH0484906 A JP H0484906A
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、主として車両用の座席(シート)として使用
するのに適している、通気性を高めた座席に関する。
するのに適している、通気性を高めた座席に関する。
従来の車両用の座席は、第2図に示すように表皮材1と
して塩化ビニルのように通気性のない素材や、通気性が
あっても10cc / cat −sec以下くフラジ
ール試験機にて測定)のポリエステル等の素材、あるい
はウールのモケット(通気性は1.10CC/cnf−
sec前後)を用いるのが一般的であり、表皮材の内側
に用いられるカバーパッド2も、普通のスラブ状ウレタ
ンフオームのような非吸湿性の素材を用いるのが一般的
である。(図中の3はカバーパッド2に接着された裏基
布を示す。)カバーパッドの内側に用いられるメインパ
ッド4としては、従来は通気性が25cc/ crl−
sec程度のウレタンフオームを用いるのが一般的であ
ったが、最近は、ポリエステル等の短繊維をウレタン系
のバインダーで結合した高通気性のクツション体を使用
することも提案されている。(特開昭62−10271
2号公報参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 車両用座席のメインパッド4に通気性の高いクツション
体を使用しても、表皮材1やカバーパッド2に従来のよ
うなものを使用している限り、全体としての通気性は低
下してしまい、高通気性クツション体の機能は十分に発
揮されない。
して塩化ビニルのように通気性のない素材や、通気性が
あっても10cc / cat −sec以下くフラジ
ール試験機にて測定)のポリエステル等の素材、あるい
はウールのモケット(通気性は1.10CC/cnf−
sec前後)を用いるのが一般的であり、表皮材の内側
に用いられるカバーパッド2も、普通のスラブ状ウレタ
ンフオームのような非吸湿性の素材を用いるのが一般的
である。(図中の3はカバーパッド2に接着された裏基
布を示す。)カバーパッドの内側に用いられるメインパ
ッド4としては、従来は通気性が25cc/ crl−
sec程度のウレタンフオームを用いるのが一般的であ
ったが、最近は、ポリエステル等の短繊維をウレタン系
のバインダーで結合した高通気性のクツション体を使用
することも提案されている。(特開昭62−10271
2号公報参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 車両用座席のメインパッド4に通気性の高いクツション
体を使用しても、表皮材1やカバーパッド2に従来のよ
うなものを使用している限り、全体としての通気性は低
下してしまい、高通気性クツション体の機能は十分に発
揮されない。
本発明は、実験を積重ねた結果、メインパッド40通気
性のみならず、表皮材10通気性やカバーパッド2の吸
湿性等が座席全体の快適性に及ぼす影響の大きさを見出
し、表皮材lやカバーパッド2の材質及び特性を改良し
て、車両用座席を更に一段と快適なものにすることを目
的とする。
性のみならず、表皮材10通気性やカバーパッド2の吸
湿性等が座席全体の快適性に及ぼす影響の大きさを見出
し、表皮材lやカバーパッド2の材質及び特性を改良し
て、車両用座席を更に一段と快適なものにすることを目
的とする。
本発明は前記の目的において、メインパッドとしてポリ
エステル等の短繊維をウレタン系のバインダーによって
結合させた高通気性のものを使用すると共に、前記メイ
ンパッドの外側に、発泡成形前の原液にイソブチレン系
吸湿剤を添加することによって高い吸放湿性を与えた発
泡ウレタンのカバーパッドを使用し、更に前記カバーパ
ッドの外側を覆う表皮材として通気度が20cc/ c
rl−sec以上の高通気性のものを使用して座席を構
成することによって、十分に満足すべき快適性を得たも
のである。表皮材としてはモケット、織物、トリコット
、シンカーパイル等のいずれの形態でもよい。
エステル等の短繊維をウレタン系のバインダーによって
結合させた高通気性のものを使用すると共に、前記メイ
ンパッドの外側に、発泡成形前の原液にイソブチレン系
吸湿剤を添加することによって高い吸放湿性を与えた発
泡ウレタンのカバーパッドを使用し、更に前記カバーパ
ッドの外側を覆う表皮材として通気度が20cc/ c
rl−sec以上の高通気性のものを使用して座席を構
成することによって、十分に満足すべき快適性を得たも
のである。表皮材としてはモケット、織物、トリコット
、シンカーパイル等のいずれの形態でもよい。
座席の快適性は、夏等の暑熱時には座席に接する体表や
衣服に熱がたまり、温度が上って汗ばみを生じることに
より著しく低下するので、メインパッドの通気性を高め
て空気の流通を良くし、座席表面の熱の放散を促進する
ことによって成る程度は改善される。そのための高通気
性のメインパッドは既に提案されているものの、これを
通気性あるいは吸放湿性が殆どない普通のウレタンのカ
バーパッドと、ポリエステルやウールモケットのような
通気性の低い表皮材で覆ったのでは、メインパッドの通
気性が十分に活かされず、暑熱時などに高い快適性を得
ることはできない。
衣服に熱がたまり、温度が上って汗ばみを生じることに
より著しく低下するので、メインパッドの通気性を高め
て空気の流通を良くし、座席表面の熱の放散を促進する
ことによって成る程度は改善される。そのための高通気
性のメインパッドは既に提案されているものの、これを
通気性あるいは吸放湿性が殆どない普通のウレタンのカ
バーパッドと、ポリエステルやウールモケットのような
通気性の低い表皮材で覆ったのでは、メインパッドの通
気性が十分に活かされず、暑熱時などに高い快適性を得
ることはできない。
そこで本発明の座席においては、カバーパッド用のウレ
タンにイソブチレン系吸湿剤を添加して高い吸放湿性を
与えることにより、通気性の高い表皮材を介し、車両の
乗員の体表から蒸発する汗などの水分を熱と共にカバー
パッドの一面から絶えず吸収させる。このようにして衣
服や座席の表面に液状の水分が残らないようにすると共
に、カバーパッドの他面から高通気性のメインパッドを
通して大気中に水分と熱をもつ湿った空気を放散させる
ことによって、カバーパッドの吸湿性を維持し、座席表
面や乗員の衣服の湿度と温度を下げて汗ばみを防止し、
暑熱時にも快適さを保つことができる。
タンにイソブチレン系吸湿剤を添加して高い吸放湿性を
与えることにより、通気性の高い表皮材を介し、車両の
乗員の体表から蒸発する汗などの水分を熱と共にカバー
パッドの一面から絶えず吸収させる。このようにして衣
服や座席の表面に液状の水分が残らないようにすると共
に、カバーパッドの他面から高通気性のメインパッドを
通して大気中に水分と熱をもつ湿った空気を放散させる
ことによって、カバーパッドの吸湿性を維持し、座席表
面や乗員の衣服の湿度と温度を下げて汗ばみを防止し、
暑熱時にも快適さを保つことができる。
本発明によって好ましい結果を得ることができた座席の
断面構造を第1図に示す。表皮材1は従来のウールモケ
ット等よりも高い通気性を得るために、組織を変えてウ
ールのWラッセルとした。
断面構造を第1図に示す。表皮材1は従来のウールモケ
ット等よりも高い通気性を得るために、組織を変えてウ
ールのWラッセルとした。
その通気度は28.2cc/ caf−secである。
これによって、人体から放出される汗の蒸気を含む空気
が熱を担持して容易に表皮材1を通過し、カバーパッド
2へ吸収されることができる。
が熱を担持して容易に表皮材1を通過し、カバーパッド
2へ吸収されることができる。
カバーパッド2は本発明の座席においてもっとも特徴の
ある部分であって、本来吸放湿性あるいは通気性に乏し
いスラブ状ウレタンに、発泡前の原液においてイソブチ
レン系吸湿剤を0.00236%添加することによって
、すぐれた吸放湿性を与えたものである。このカバーパ
ッド2は、高通気性のウールWラッセルの表皮材1を通
して熱をもった空気と共に汗の水分を一方の面から絶え
ず吸収し続け、座席の表面や、それに接している衣服の
中に水分を停滞させることがない。裏基布3はカバーパ
ッド2を補強するために接着されたもので従来のものと
変わらないが、この種の布には目の粗い網状のものを用
いるから、空気や水分(蒸気)の通過を阻げることはな
い。
ある部分であって、本来吸放湿性あるいは通気性に乏し
いスラブ状ウレタンに、発泡前の原液においてイソブチ
レン系吸湿剤を0.00236%添加することによって
、すぐれた吸放湿性を与えたものである。このカバーパ
ッド2は、高通気性のウールWラッセルの表皮材1を通
して熱をもった空気と共に汗の水分を一方の面から絶え
ず吸収し続け、座席の表面や、それに接している衣服の
中に水分を停滞させることがない。裏基布3はカバーパ
ッド2を補強するために接着されたもので従来のものと
変わらないが、この種の布には目の粗い網状のものを用
いるから、空気や水分(蒸気)の通過を阻げることはな
い。
そしてメインパッド4には、ポリエステルの短繊維をウ
レタン系バインダーで水蒸気硬化させたネオカール(登
録商標)を使用した。通気度は221.9cc/ cu
t −secの高通気性のものである。
レタン系バインダーで水蒸気硬化させたネオカール(登
録商標)を使用した。通気度は221.9cc/ cu
t −secの高通気性のものである。
次に上記のような構造を有する試料の特性について、第
3図に示すような試験装置5によって、従来のものとの
比較試験を行なった。第3図において、試験装置5はヒ
ーター6と熱板7を有し、消費電力Whを調整、計測し
得る電源装置8から給電を受けて発熱する。消費電力を
調節することによって表面温度が35℃に保持される熱
板7の上には、薄いポリエステル(PET)のシート9
を貼って下方への水の蒸発を防止し、その上に一定量の
水を含ませたポリビニルアルコール(PVA) 10の
層を載せて発汗する人体に凝する。PVA 10を覆う
試料11は、本実施例のものく第1図)も、従来のもの
(第2図)も、共に表皮材1、カバーバッド2、及びメ
インパッド4からなる3層構成である。
3図に示すような試験装置5によって、従来のものとの
比較試験を行なった。第3図において、試験装置5はヒ
ーター6と熱板7を有し、消費電力Whを調整、計測し
得る電源装置8から給電を受けて発熱する。消費電力を
調節することによって表面温度が35℃に保持される熱
板7の上には、薄いポリエステル(PET)のシート9
を貼って下方への水の蒸発を防止し、その上に一定量の
水を含ませたポリビニルアルコール(PVA) 10の
層を載せて発汗する人体に凝する。PVA 10を覆う
試料11は、本実施例のものく第1図)も、従来のもの
(第2図)も、共に表皮材1、カバーバッド2、及びメ
インパッド4からなる3層構成である。
試験方法は、第3図の試験装置5において、消費電力を
調節して熱板の表面温度を35℃に保ち、PVA 10
に含まれている水を蒸発させて、試料11を透過して大
気中に放散させるというものである。
調節して熱板の表面温度を35℃に保ち、PVA 10
に含まれている水を蒸発させて、試料11を透過して大
気中に放散させるというものである。
その際にPVA 10の重量の減少によって、それぞれ
の試料11を透過した水の量を知り得るし、消費電力に
よってPVA 10に与えられた熱量を知り得る。
の試料11を透過した水の量を知り得るし、消費電力に
よってPVA 10に与えられた熱量を知り得る。
この試験に供された試料の諸元と試験結果を第1表に示
す。この結果から、従来型の試料と本実施例の試料との
間には、熱及び水分の移動特性に著しい差のあることが
認められた。この差は主として表皮材1とメインパッド
4の通気性の差によるものと考えられる。
す。この結果から、従来型の試料と本実施例の試料との
間には、熱及び水分の移動特性に著しい差のあることが
認められた。この差は主として表皮材1とメインパッド
4の通気性の差によるものと考えられる。
そこで更に、実際の車両における特性を知るために、密
閉された換気及び空調装置付の小室内に、第4図に示す
ように、第1図及び第22図の試料と同じ材料によって
製作した車両用座席12を置き、実際に人を着席させて
、室内の温度を28℃、相対湿度を50%に保持した状
態で、衣服内の3個所に設けたセンサによって温湿度を
測定する実験を行なった。センサ13.14、及び15
はそれぞれ人の胸、背中、及び右脚の衣服内に設けた温
度及び湿度のセンサを示す。
閉された換気及び空調装置付の小室内に、第4図に示す
ように、第1図及び第22図の試料と同じ材料によって
製作した車両用座席12を置き、実際に人を着席させて
、室内の温度を28℃、相対湿度を50%に保持した状
態で、衣服内の3個所に設けたセンサによって温湿度を
測定する実験を行なった。センサ13.14、及び15
はそれぞれ人の胸、背中、及び右脚の衣服内に設けた温
度及び湿度のセンサを示す。
時間の測定は、安静に着座している人の胸及び背中の相
対湿度が40〜50%、右脚の相対湿度が50%前後の
定常状態になってから開始し、最初の30分間はそのま
まの状態で3点の温湿度を測定した。
対湿度が40〜50%、右脚の相対湿度が50%前後の
定常状態になってから開始し、最初の30分間はそのま
まの状態で3点の温湿度を測定した。
次の30分間は車両に入射する太陽光に見立てて、写真
撮影用のライトを人体の右側から胸及び右脚にかけて照
射し、温湿度の変化をみた。そして最後の30分間はラ
イトを消した後の状態の変化を観測した。
撮影用のライトを人体の右側から胸及び右脚にかけて照
射し、温湿度の変化をみた。そして最後の30分間はラ
イトを消した後の状態の変化を観測した。
この実験結果は、第5図〜第8図にそれぞれ示されてい
る。第5図及び第7図は従来のものについての温度及び
湿度を示し、第6図及び第8図は本発明の実施例のもの
についての温度及び湿度を示す。
る。第5図及び第7図は従来のものについての温度及び
湿度を示し、第6図及び第8図は本発明の実施例のもの
についての温度及び湿度を示す。
第5図と第6図において、いずれの場合もライトを照射
することによって胸の温度が上昇することがわかる。こ
の時の湿度は第7図(従来)の場合の特に右脚において
は著しく上昇していて、激しい発汗と、それが十分に座
席12に吸収されずに、衣服内に停滞していることを示
している。この時は実験に参加した人が汗ばみによる右
脚の不快感を訴えた。
することによって胸の温度が上昇することがわかる。こ
の時の湿度は第7図(従来)の場合の特に右脚において
は著しく上昇していて、激しい発汗と、それが十分に座
席12に吸収されずに、衣服内に停滞していることを示
している。この時は実験に参加した人が汗ばみによる右
脚の不快感を訴えた。
これに対して、実施例の材料による座席12では、ライ
トの照射によって従来のものと略同様に衣服内温度が上
昇しているが、第8図にみられるように湿度の上昇は殆
ど見られず、汗ばみを感じることもなくて、不快感の訴
えはなかった。
トの照射によって従来のものと略同様に衣服内温度が上
昇しているが、第8図にみられるように湿度の上昇は殆
ど見られず、汗ばみを感じることもなくて、不快感の訴
えはなかった。
この実験結果は、座席12の構成材料側による熱及び水
の移動特性を測定した結果と良く一致しており、本実施
例により積層された材料の総合的な通気性と、座席表層
部の吸放湿性の大きいことが、座席12に着座した時の
汗ばみ防止に顕著な効果をもたらしたものと考えること
ができる。
の移動特性を測定した結果と良く一致しており、本実施
例により積層された材料の総合的な通気性と、座席表層
部の吸放湿性の大きいことが、座席12に着座した時の
汗ばみ防止に顕著な効果をもたらしたものと考えること
ができる。
本発明の高通気性座席においては、メインパッドのみな
らず、表皮材やカバーパッドにも高い通気性が与えられ
ており、特にカバーパッドは従来のスラブウレタンとは
全く異なる程度の高い吸放湿性を具えているので、座席
表面や着座した人の衣服に汗の水分が停滞することがな
く、座席を汗の蒸気が空気と共に透過して外部へ放散し
、その時に熱も運び去るので、人体には汗ばみが感じら
れず、従来のものに比して優れた快適性が得られた。
らず、表皮材やカバーパッドにも高い通気性が与えられ
ており、特にカバーパッドは従来のスラブウレタンとは
全く異なる程度の高い吸放湿性を具えているので、座席
表面や着座した人の衣服に汗の水分が停滞することがな
く、座席を汗の蒸気が空気と共に透過して外部へ放散し
、その時に熱も運び去るので、人体には汗ばみが感じら
れず、従来のものに比して優れた快適性が得られた。
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の実施例と従来例の
座席構成材料の構造を示す断面図、第3図はそれらの座
席構成材料の熱及び水分の移動特性を調べるための試験
装置を示す概念図、第4図は座席に着いた状態での実験
の状態を示す概念図、第5図及び第6図はそれぞれ本発
明の実施例と従来例の座席構成材料を用いた座席による
実験から得られた温度の変化を示す線図、第7図及び第
8図は同じく相対湿度の変化を示す線図である。 1・・・表皮材、 2・・・カバーパッド、3
・・・裏基布、 4・・・メインパッド、5・
・・試験装置、 6・・・ヒーター7・・・熱板
、 8・・・電源装置、9・・・ポリエステル
(PBT)シート、10・・・ポリビニルアルコール(
PVA)、11・・・試料、 12・・・車両
用座席、13〜15・・・温湿度センサ。 1・・・表皮材 2・・・カバーバッド 5・・・裏基布 4・・・メインバッド 衣服内温度(従来例) 時間 第 図 第 図 第3 1・・・表皮材 2・・カバーバッド 5・・・試験装置 図 4・・・メインバット′ 7・・熱板 1Q・・・水を含んだPVA 第4 12・・圧席 図 13〜15・・温湿度センサ 衣服内湿度(従来例) 時間 衣服内湿度(実施例) 第 図
座席構成材料の構造を示す断面図、第3図はそれらの座
席構成材料の熱及び水分の移動特性を調べるための試験
装置を示す概念図、第4図は座席に着いた状態での実験
の状態を示す概念図、第5図及び第6図はそれぞれ本発
明の実施例と従来例の座席構成材料を用いた座席による
実験から得られた温度の変化を示す線図、第7図及び第
8図は同じく相対湿度の変化を示す線図である。 1・・・表皮材、 2・・・カバーパッド、3
・・・裏基布、 4・・・メインパッド、5・
・・試験装置、 6・・・ヒーター7・・・熱板
、 8・・・電源装置、9・・・ポリエステル
(PBT)シート、10・・・ポリビニルアルコール(
PVA)、11・・・試料、 12・・・車両
用座席、13〜15・・・温湿度センサ。 1・・・表皮材 2・・・カバーバッド 5・・・裏基布 4・・・メインバッド 衣服内温度(従来例) 時間 第 図 第 図 第3 1・・・表皮材 2・・カバーバッド 5・・・試験装置 図 4・・・メインバット′ 7・・熱板 1Q・・・水を含んだPVA 第4 12・・圧席 図 13〜15・・温湿度センサ 衣服内湿度(従来例) 時間 衣服内湿度(実施例) 第 図
Claims (1)
- メインパッドとしてポリエステル等の短繊維をウレタン
系のバインダーによって結合させた高通気性のものを使
用すると共に、前記メインパッドの外側に、発泡成形前
の原液にイソブチレン系吸湿剤を添加することによって
高い吸放湿性を与えた発泡ウレタンのカバーパッドを使
用し、更に前記カバーパッドの外側を覆う表皮材として
通気度が20cc/cm^3・sec以上の高通気性の
ものを使用して構成したことを特徴とする高通気性座席
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19899690A JPH0484906A (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 高通気性座席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19899690A JPH0484906A (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 高通気性座席 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484906A true JPH0484906A (ja) | 1992-03-18 |
Family
ID=16400370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19899690A Pending JPH0484906A (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | 高通気性座席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0484906A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810468A (ja) * | 1994-04-28 | 1996-01-16 | Teijin Ltd | クッション構造体および寝具用クッション材 |
JP2007315643A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Mitsubishi Electric Corp | 通風装置 |
JP2010007862A (ja) * | 2009-10-15 | 2010-01-14 | Kao Corp | パイプの連結構造 |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP19899690A patent/JPH0484906A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810468A (ja) * | 1994-04-28 | 1996-01-16 | Teijin Ltd | クッション構造体および寝具用クッション材 |
JP2007315643A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Mitsubishi Electric Corp | 通風装置 |
JP2010007862A (ja) * | 2009-10-15 | 2010-01-14 | Kao Corp | パイプの連結構造 |
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