JPH0210635Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210635Y2 JPH0210635Y2 JP1983161745U JP16174583U JPH0210635Y2 JP H0210635 Y2 JPH0210635 Y2 JP H0210635Y2 JP 1983161745 U JP1983161745 U JP 1983161745U JP 16174583 U JP16174583 U JP 16174583U JP H0210635 Y2 JPH0210635 Y2 JP H0210635Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- operation box
- tape
- lever
- cassette insertion
- Prior art date
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Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 45
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 45
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 29
- 238000011068 loading method Methods 0.000 claims description 21
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、カセツト式テープ記録再生装置の如
く操作釦を具備する電気機器の操作ボツクス装置
に関する。
く操作釦を具備する電気機器の操作ボツクス装置
に関する。
従来、VTR等のカセツト式テープ記録再生装
置に於ては、テープカセツトの装着方式として、
装置上に昇降可能に支持されたカセツト収納体に
テープカセツトを装填し収納体を押し下げること
によつて該カセツトを駆動位置に装着する方式
と、操作パネルに開設されたカセツト挿入口にテ
ープカセツトを挿入すると該カセツトを装置内部
のテープ駆動位置まで自動搬送する所謂フロント
ローデイング方式とがある。このフロントローデ
イング方式を採用した場合、テープ記録再生装置
のパネル前面には、テープカセツト挿入口を設け
ると共に、モード切替用操作釦、エジエクト釦、
画面調整用操作部等を配置する必要がある。
置に於ては、テープカセツトの装着方式として、
装置上に昇降可能に支持されたカセツト収納体に
テープカセツトを装填し収納体を押し下げること
によつて該カセツトを駆動位置に装着する方式
と、操作パネルに開設されたカセツト挿入口にテ
ープカセツトを挿入すると該カセツトを装置内部
のテープ駆動位置まで自動搬送する所謂フロント
ローデイング方式とがある。このフロントローデ
イング方式を採用した場合、テープ記録再生装置
のパネル前面には、テープカセツト挿入口を設け
ると共に、モード切替用操作釦、エジエクト釦、
画面調整用操作部等を配置する必要がある。
テープ記録再生装置全体の形状を小形化するた
め、シリンダや駆動機構等の内部構成要素が夫々
小形化されたが操作パネルの大きさは操作性の面
から小形化は制約され、装置小形化の阻害要因と
なりつつある。又、操作釦を装置本体に装備する
方式として、リモートコントロールが可能な様に
単独の操作器にモード切替用の一群の操作釦を配
備し、該操作器を装置本体に挿脱可能に収納する
方式がある。しかし該方式に於ても、操作パネル
には操作器を収納する為の挿入口や装置本体専属
のモード切替用操作釦を配備する必要があり、操
作パネルの小形化にはならない。従つて操作パネ
ルの小形化が内部構成要素の小形化に追いつか
ず、この結果、装置内部に無駄な空間が生じ、装
置全体の小形化が進まないという問題が起きてい
る。
め、シリンダや駆動機構等の内部構成要素が夫々
小形化されたが操作パネルの大きさは操作性の面
から小形化は制約され、装置小形化の阻害要因と
なりつつある。又、操作釦を装置本体に装備する
方式として、リモートコントロールが可能な様に
単独の操作器にモード切替用の一群の操作釦を配
備し、該操作器を装置本体に挿脱可能に収納する
方式がある。しかし該方式に於ても、操作パネル
には操作器を収納する為の挿入口や装置本体専属
のモード切替用操作釦を配備する必要があり、操
作パネルの小形化にはならない。従つて操作パネ
ルの小形化が内部構成要素の小形化に追いつか
ず、この結果、装置内部に無駄な空間が生じ、装
置全体の小形化が進まないという問題が起きてい
る。
本考案は、フロントローデイング方式を採用す
るカセツト式テープ記録再生装置の操作パネル面
積を縮減出来る操作ボツクス装置を提供すること
を目的とする。
るカセツト式テープ記録再生装置の操作パネル面
積を縮減出来る操作ボツクス装置を提供すること
を目的とする。
本考案の構成は、フロントローデイング機構を
具備するテープ記録再生装置の操作ボツクス装置
に於て、操作ボツクス1はカセツト挿入口14と
略同一形状の操作面を有し、該操作面に一群の操
作釦を具備している。操作ボツクス1はテープ記
録再生装置の内部にてカセツト挿入口付近に移動
可能に支持され、一方の移動端にてカセツト移行
通路15に進出して操作釦をカセツト挿入口14
に臨ませ、他方の移動端にてカセツト移行通路1
5から退去する。又、該操作ボツクス1には前記
フロントローデイング機構と連動する操作ボツク
ス駆動機構が連繋し、テープカセツトがテープ記
録再生装置内に挿入されていないときには操作ボ
ツクス1をカセツト移行通路15から退去せし
め、又テープカセツトがカセツト挿入口14を通
過して装置内に進入した後に操作ボツクス1の操
作釦2をカセツト挿入口14に臨ませる位置に移
動せしめる。
具備するテープ記録再生装置の操作ボツクス装置
に於て、操作ボツクス1はカセツト挿入口14と
略同一形状の操作面を有し、該操作面に一群の操
作釦を具備している。操作ボツクス1はテープ記
録再生装置の内部にてカセツト挿入口付近に移動
可能に支持され、一方の移動端にてカセツト移行
通路15に進出して操作釦をカセツト挿入口14
に臨ませ、他方の移動端にてカセツト移行通路1
5から退去する。又、該操作ボツクス1には前記
フロントローデイング機構と連動する操作ボツク
ス駆動機構が連繋し、テープカセツトがテープ記
録再生装置内に挿入されていないときには操作ボ
ツクス1をカセツト移行通路15から退去せし
め、又テープカセツトがカセツト挿入口14を通
過して装置内に進入した後に操作ボツクス1の操
作釦2をカセツト挿入口14に臨ませる位置に移
動せしめる。
テープカセツトが装置に挿入されていないと
き、操作ボツクス駆動機構はフロントローデイン
グ機構に連動して、操作ボツクス1をカセツト移
行通路15から退去せしめており、従つてテープ
カセツトをカセツト挿入口14へ挿入することが
出来る。
き、操作ボツクス駆動機構はフロントローデイン
グ機構に連動して、操作ボツクス1をカセツト移
行通路15から退去せしめており、従つてテープ
カセツトをカセツト挿入口14へ挿入することが
出来る。
テープカセツトをカセツト挿入口14に挿入し
た後は、該カセツトはフロントローデイング機構
の駆動によつてテープ駆動位置まで搬送される。
テープカセツトがカセツト挿入口付近を通過した
後、操作ボツクス駆動機構はフロントローデイン
グ機構に連動して操作ボツクス1をカセツト移行
通路内に進出せしめ、操作釦2をカセツト挿入口
14に臨ませる。このとき操作釦2はカセツト挿
入口14から操作可能となる。
た後は、該カセツトはフロントローデイング機構
の駆動によつてテープ駆動位置まで搬送される。
テープカセツトがカセツト挿入口付近を通過した
後、操作ボツクス駆動機構はフロントローデイン
グ機構に連動して操作ボツクス1をカセツト移行
通路内に進出せしめ、操作釦2をカセツト挿入口
14に臨ませる。このとき操作釦2はカセツト挿
入口14から操作可能となる。
フロントローデイング機構にカセツト取出し指
令を送ると、該機構はテープカセツトをテープ駆
動位置から離脱せしめると共に、操作ボツクス駆
動機構を上記とは逆方向に連動せしめる。
令を送ると、該機構はテープカセツトをテープ駆
動位置から離脱せしめると共に、操作ボツクス駆
動機構を上記とは逆方向に連動せしめる。
これによつて操作ボツクス1はカセツト移行通
路15の外方に退去し、この直後テープカセツト
はフロントローデイング機構の駆動によつてカセ
ツト挿入口14付近まで搬送され、装置外へ取出
し可能となる。
路15の外方に退去し、この直後テープカセツト
はフロントローデイング機構の駆動によつてカセ
ツト挿入口14付近まで搬送され、装置外へ取出
し可能となる。
本考案に於ては、カセツト挿入口14を操作ボ
ツクス1の操作窓として兼用するので、操作ボツ
クスの操作面の広さだけ操作パネル面積の縮減が
可能となり、テープ記録再生装置の小形化に有効
である。
ツクス1の操作窓として兼用するので、操作ボツ
クスの操作面の広さだけ操作パネル面積の縮減が
可能となり、テープ記録再生装置の小形化に有効
である。
以下図示する実施例に基づいて本考案を詳述す
る。
る。
第1図は本考案に係る操作ボツクス装置を
VTRのモード切替用操作釦に実施した例を示し、
第1図aはテープカセツト装着時の操作パネル
部、第1図bはテープカセツト取出し時の操作パ
ネル部を示している。操作パネルにはテープカセ
ツト挿入口14、エジエクト釦20、画面調整用
操作部21が配備されている。
VTRのモード切替用操作釦に実施した例を示し、
第1図aはテープカセツト装着時の操作パネル
部、第1図bはテープカセツト取出し時の操作パ
ネル部を示している。操作パネルにはテープカセ
ツト挿入口14、エジエクト釦20、画面調整用
操作部21が配備されている。
第1図bに示す如く、カセツトテープが装置内
に挿入されていないときは、カセツト挿入口14
は前面カバー10によつて塞がれている。テープ
カセツトによつて該カバー10を押し開き、カセ
ツトを更に装置内に挿入すると、カセツトはフロ
ントローデイング機構によつてテープ駆動位置ま
で搬送され、カセツト挿入口14には第1図aに
示す如く、操作ボツクス1が自動的に現われてセ
ツトされ、操作釦2を臨ませる。又、エジエクト
釦20を押すと、操作ボツクス1がカセツト挿入
口から退去し、カセツト挿入口には装置内のテー
プカセツトが現われて取出し可能となる。
に挿入されていないときは、カセツト挿入口14
は前面カバー10によつて塞がれている。テープ
カセツトによつて該カバー10を押し開き、カセ
ツトを更に装置内に挿入すると、カセツトはフロ
ントローデイング機構によつてテープ駆動位置ま
で搬送され、カセツト挿入口14には第1図aに
示す如く、操作ボツクス1が自動的に現われてセ
ツトされ、操作釦2を臨ませる。又、エジエクト
釦20を押すと、操作ボツクス1がカセツト挿入
口から退去し、カセツト挿入口には装置内のテー
プカセツトが現われて取出し可能となる。
第2図は本実施例を側面から透視した図であつ
て、第2図aはテープカセツト未装着状態、第2
図bはテープカセツト装着状態を示している。
て、第2図aはテープカセツト未装着状態、第2
図bはテープカセツト装着状態を示している。
VTR装置内に操作パネルと直交して配備され
たシヤーシ9には下向きのF字状案内溝90が開
設されている。テープカセツト13を収納保持す
るカセツト搬送体3は、側板に2本の突起31,
32を有し、該突起を上記案内溝90に摺動可能
に係合すると共に、前記案内溝に沿つて移動可能
にシヤーシ上に支持されている。搬送体は第2図
aに示す如く一方の摺動端にてテープカセツト1
3の挿入に待機し、テープカセツトがカセツト挿
入口14から挿入されてカセツト搬送体3に装填
されると、搬送体内部に装備されたスイツチ30
が作動し、シヤーシ9上に配備されたローデイン
グ用モータ91を回転させる。該モータの出力軸
はベルト92を介してウオームギヤ93に連繋
し、該ギヤにはウオームホイール94が常時噛合
している。該ウオームホイールの中心軸40には
先端に原動レバー4が一体に取付けられている。
たシヤーシ9には下向きのF字状案内溝90が開
設されている。テープカセツト13を収納保持す
るカセツト搬送体3は、側板に2本の突起31,
32を有し、該突起を上記案内溝90に摺動可能
に係合すると共に、前記案内溝に沿つて移動可能
にシヤーシ上に支持されている。搬送体は第2図
aに示す如く一方の摺動端にてテープカセツト1
3の挿入に待機し、テープカセツトがカセツト挿
入口14から挿入されてカセツト搬送体3に装填
されると、搬送体内部に装備されたスイツチ30
が作動し、シヤーシ9上に配備されたローデイン
グ用モータ91を回転させる。該モータの出力軸
はベルト92を介してウオームギヤ93に連繋
し、該ギヤにはウオームホイール94が常時噛合
している。該ウオームホイールの中心軸40には
先端に原動レバー4が一体に取付けられている。
該原動レバー4の一方の先端にはスライド溝4
2が開設され、上記カセツト搬送体3の一方の突
起31と互いに摺動可能に係合しており、他端に
は押圧部41が突設されている。
2が開設され、上記カセツト搬送体3の一方の突
起31と互いに摺動可能に係合しており、他端に
は押圧部41が突設されている。
モータ91が回転すると、該回転はウオームギ
ヤとウオームホイールによつて減速され、原動レ
バー4を時計方向に回動せしめる。これによりカ
セツト搬送体3はシヤーシ9上の案内溝に沿つて
第2図bに示す如く移行し、テープカセツトをテ
ープ駆動位置に装着する。モータ91はシーケン
ス制御されてカセツト装着の直後に停止する。
ヤとウオームホイールによつて減速され、原動レ
バー4を時計方向に回動せしめる。これによりカ
セツト搬送体3はシヤーシ9上の案内溝に沿つて
第2図bに示す如く移行し、テープカセツトをテ
ープ駆動位置に装着する。モータ91はシーケン
ス制御されてカセツト装着の直後に停止する。
エジエクト釦20を押すと、モータ91は前記
とは逆方向に回転し、この結果カセツト搬送体3
は第2図aに示す元位置に戻り、これと同時にモ
ータ91はシーケンス制御されて停止する。この
ときテープカセツト13はカセツト挿入口14か
ら取り出すことが出来る。
とは逆方向に回転し、この結果カセツト搬送体3
は第2図aに示す元位置に戻り、これと同時にモ
ータ91はシーケンス制御されて停止する。この
ときテープカセツト13はカセツト挿入口14か
ら取り出すことが出来る。
操作ボツクス駆動機構は、上記の原動レバー4
に突設された押圧部41と、シヤーシ9上に枢支
され互いに係合する回動カム5及び従動レバー6
とから構成され、前記回動カム5及び従動レバー
6はシヤーシとの間に夫々復元用バネ53及び付
勢用バネ63が張設されている。回動カム5には
被動片52が突設され、上記の原動レバー4の押
圧部41と対向している。
に突設された押圧部41と、シヤーシ9上に枢支
され互いに係合する回動カム5及び従動レバー6
とから構成され、前記回動カム5及び従動レバー
6はシヤーシとの間に夫々復元用バネ53及び付
勢用バネ63が張設されている。回動カム5には
被動片52が突設され、上記の原動レバー4の押
圧部41と対向している。
又、回動カムの側面には回動カム面51が形成
され、従動レバー6の一端に設けられたカムフオ
ロワー61と摺接している。該従動レバーの他端
にはシヤーシ9上に枢支された操作ボツクス1
は、第2図a,b、第3図及び第3A図に示す如
く、カセツト挿入口14の形状に肩応じた細長い
直方体状のケーシングを具え、該ケーシングの両
側板16,16には、カセツト挿入口側の下端部
にシヤフト11を夫々突設して、これらをシヤー
シ9上に軸支し、これによつて操作ボツクス1を
垂直面内で回動自在に支持している。前記ケーシ
ングのカセツト挿入口14側の表面には、第1図
aに示すカセツト装填状態で装置奥方へ傾く操作
面22を形成している。該操作面22には、プレ
イ釦、早送り釦、ストツプ釦等、カセツト装填状
態で必要な一群のモード切替用操作釦2が配設さ
れており、各釦の接点は、公知の如くシステムコ
ントローラ(図示省略)に接続されている。更に
一方のケーシング側板16にはカム追従片12が
突設され、シヤーシ上に開設された円弧状の溝9
8と係合して約90゜の範囲で回動可能である。カ
ム追従片12は前述した従動レバー6の従動カム
面62と摺接している。
され、従動レバー6の一端に設けられたカムフオ
ロワー61と摺接している。該従動レバーの他端
にはシヤーシ9上に枢支された操作ボツクス1
は、第2図a,b、第3図及び第3A図に示す如
く、カセツト挿入口14の形状に肩応じた細長い
直方体状のケーシングを具え、該ケーシングの両
側板16,16には、カセツト挿入口側の下端部
にシヤフト11を夫々突設して、これらをシヤー
シ9上に軸支し、これによつて操作ボツクス1を
垂直面内で回動自在に支持している。前記ケーシ
ングのカセツト挿入口14側の表面には、第1図
aに示すカセツト装填状態で装置奥方へ傾く操作
面22を形成している。該操作面22には、プレ
イ釦、早送り釦、ストツプ釦等、カセツト装填状
態で必要な一群のモード切替用操作釦2が配設さ
れており、各釦の接点は、公知の如くシステムコ
ントローラ(図示省略)に接続されている。更に
一方のケーシング側板16にはカム追従片12が
突設され、シヤーシ上に開設された円弧状の溝9
8と係合して約90゜の範囲で回動可能である。カ
ム追従片12は前述した従動レバー6の従動カム
面62と摺接している。
尚、操作ボツクス1は必ずしも箱状に形成する
必要はなく、例えば操作面22を具えた板体に一
対の側板を突設したもの等、操作パネルとして機
能するものであれば種々の形状が採用可能であ
る。
必要はなく、例えば操作面22を具えた板体に一
対の側板を突設したもの等、操作パネルとして機
能するものであれば種々の形状が採用可能であ
る。
又、シヤーシ9上には第2図に示す如く回動カ
ム5の回転を規制する止め片96と、従動レバー
6の揺動を規制するストツパー95が突設されて
いる。
ム5の回転を規制する止め片96と、従動レバー
6の揺動を規制するストツパー95が突設されて
いる。
第2図aに示すカセツト未装着状態に於ては、
原動レバー4は反時計方向の回動端にあり、押圧
部41は回動カム5の被動片52から離間してい
る。該カムは復元用バネ53によつて枢軸50を
中心に時計方向に回転付勢され、止め片96に当
接している。付勢用バネ63は従動レバー6を枢
軸60を中心に時計方向に回転付勢し、カムフオ
ロワー61によつて回動カム5の回動カム面51
を押圧して該カムを反時計方向に回転させる様に
作用するが、復元用バネ53による時計方向の回
転付勢力の方が大きいので、回転カム5は止め片
96に当接した位置を維持している。従つて従動
レバー6はカムフオロワー91を回動カム面51
によつて押されて反時計方向に回動し、ストツパ
ー95に当接している。操作ボツクス1は自重に
よりシヤフト11を中心として時計方向に回動し
てテープカセツト13の移行通路15の外方に退
去し、カム追従片12が従動レバー6のカム面6
2に規制されて止まつている。
原動レバー4は反時計方向の回動端にあり、押圧
部41は回動カム5の被動片52から離間してい
る。該カムは復元用バネ53によつて枢軸50を
中心に時計方向に回転付勢され、止め片96に当
接している。付勢用バネ63は従動レバー6を枢
軸60を中心に時計方向に回転付勢し、カムフオ
ロワー61によつて回動カム5の回動カム面51
を押圧して該カムを反時計方向に回転させる様に
作用するが、復元用バネ53による時計方向の回
転付勢力の方が大きいので、回転カム5は止め片
96に当接した位置を維持している。従つて従動
レバー6はカムフオロワー91を回動カム面51
によつて押されて反時計方向に回動し、ストツパ
ー95に当接している。操作ボツクス1は自重に
よりシヤフト11を中心として時計方向に回動し
てテープカセツト13の移行通路15の外方に退
去し、カム追従片12が従動レバー6のカム面6
2に規制されて止まつている。
テープカセツト13がカセツト挿入口14より
装置内に挿入され、カセツト搬送体3に装填され
ると、前述の如く原動レバー4が時計方向に回動
を始め、カセツト搬送体3を移行せしめる。該搬
送体がカセツト挿入口14から充分に離間した
時、原動レバー4の押圧部41は回動カム5の被
動片52を押し、該カムを復元用バネ53に抗し
て反時計方向に回転せしめる。従動レバー6は付
勢バネ63によつて時計方向に回転付勢されてい
るので、回動カム面51の移動に伴つてカムフオ
ロワー61が該カム面上を摺動し、該レバー6は
時計方向に回動する。
装置内に挿入され、カセツト搬送体3に装填され
ると、前述の如く原動レバー4が時計方向に回動
を始め、カセツト搬送体3を移行せしめる。該搬
送体がカセツト挿入口14から充分に離間した
時、原動レバー4の押圧部41は回動カム5の被
動片52を押し、該カムを復元用バネ53に抗し
て反時計方向に回転せしめる。従動レバー6は付
勢バネ63によつて時計方向に回転付勢されてい
るので、回動カム面51の移動に伴つてカムフオ
ロワー61が該カム面上を摺動し、該レバー6は
時計方向に回動する。
操作ボツクス1はカム追従片12を従動レバー
6によりシヤーシ9上の円弧状溝98に沿つて押
し上げられ、第2図bに示す如くカセツト搬送体
3がテープ駆動位置まで移行した時に約90度回転
し、操作釦2をカセツト挿入口14に臨ませる。
6によりシヤーシ9上の円弧状溝98に沿つて押
し上げられ、第2図bに示す如くカセツト搬送体
3がテープ駆動位置まで移行した時に約90度回転
し、操作釦2をカセツト挿入口14に臨ませる。
第2図bの状態からエジエクト釦を押すと、モ
ータ91は原動レバー4を反時計方向に回動させ
る方向に回転する。この結果、回動カム5は時計
方向に回転し、これに伴つて従動レバー6は反時
計方向に回動するので、操作ボツクス1は自重に
よつて時計方向に回転してカセツト移行通路15
の外に退去する。その直後にカセツト搬送体3は
カセツト挿入口寄りの摺動端に復帰する。
ータ91は原動レバー4を反時計方向に回動させ
る方向に回転する。この結果、回動カム5は時計
方向に回転し、これに伴つて従動レバー6は反時
計方向に回動するので、操作ボツクス1は自重に
よつて時計方向に回転してカセツト移行通路15
の外に退去する。その直後にカセツト搬送体3は
カセツト挿入口寄りの摺動端に復帰する。
本実施例に於ては、カセツト挿入口14に前面
カバー10が装備されており、該カバーはテープ
カセツト13が装置内にあるときは開状態に保持
され、テープカセツトが装置外に取り出された後
は自動的に閉状態に戻る。以下この開閉機構につ
いて第4図に基づき説明する。第4図aは該機構
の平面図、bは側面図である。(尚、第2図には
該機構が省略されている。) 前面カバー10はその上端に固定されたピン1
8の両端をカセツト挿入口上方のシヤーシ端部に
枢支され、該挿入口を開閉自在に塞いでいる。更
に該ピンの一端にはトーシヨンバネ17が取付け
られ、前面カバー10を閉状態に付勢している。
カバー10が装備されており、該カバーはテープ
カセツト13が装置内にあるときは開状態に保持
され、テープカセツトが装置外に取り出された後
は自動的に閉状態に戻る。以下この開閉機構につ
いて第4図に基づき説明する。第4図aは該機構
の平面図、bは側面図である。(尚、第2図には
該機構が省略されている。) 前面カバー10はその上端に固定されたピン1
8の両端をカセツト挿入口上方のシヤーシ端部に
枢支され、該挿入口を開閉自在に塞いでいる。更
に該ピンの一端にはトーシヨンバネ17が取付け
られ、前面カバー10を閉状態に付勢している。
一方、カセツト挿入口付近のシヤーシ9上に
は、長孔70を有する摺動レバー7が左右に摺動
可能に支持されており、シヤーシ上に設けられた
突出片97を長孔70へ嵌めて摺動範囲を規制さ
れている。該レバーにはシヤーシ上の案内溝90
の端部と形状を合わせて凹部72が開設されてい
る。又、該レバーにはアーム71が突設され、該
アームとシヤーシ9との間にスプリング33が張
設されている。カセツト移行通路15の上面シヤ
ーシ99には第4図aに示す如く、回動レバー8
が枢軸80を中心として回動可能に支持されてい
る。回動レバー8と上面シヤーシ99との間には
比較的バネ定数の小さいコイルバネ81が張設さ
れ、該レバーを時計方向に回転付勢して該レバー
の一端を上記摺動レバーのアーム71に常時当接
せしめている。
は、長孔70を有する摺動レバー7が左右に摺動
可能に支持されており、シヤーシ上に設けられた
突出片97を長孔70へ嵌めて摺動範囲を規制さ
れている。該レバーにはシヤーシ上の案内溝90
の端部と形状を合わせて凹部72が開設されてい
る。又、該レバーにはアーム71が突設され、該
アームとシヤーシ9との間にスプリング33が張
設されている。カセツト移行通路15の上面シヤ
ーシ99には第4図aに示す如く、回動レバー8
が枢軸80を中心として回動可能に支持されてい
る。回動レバー8と上面シヤーシ99との間には
比較的バネ定数の小さいコイルバネ81が張設さ
れ、該レバーを時計方向に回転付勢して該レバー
の一端を上記摺動レバーのアーム71に常時当接
せしめている。
テープカセツト13が装置内に挿入されていな
いときは、原動レバー4は第4図bに示す如く反
時計方向の回動端にあつて、カセツト搬送体3の
突起31はシヤーシ上の案内溝90のカセツト挿
入口寄りの終端にある。このとき該突起は摺動レ
バー7の凹部72を押し、該レバーは左方向の摺
動端にある。この為、回動レバー8は時計方向に
回転し、第4図aに示す如く前面カバー10の係
止を解放しており、該カバーはトーシヨンバネ1
7の付勢によつて閉状態にある。
いときは、原動レバー4は第4図bに示す如く反
時計方向の回動端にあつて、カセツト搬送体3の
突起31はシヤーシ上の案内溝90のカセツト挿
入口寄りの終端にある。このとき該突起は摺動レ
バー7の凹部72を押し、該レバーは左方向の摺
動端にある。この為、回動レバー8は時計方向に
回転し、第4図aに示す如く前面カバー10の係
止を解放しており、該カバーはトーシヨンバネ1
7の付勢によつて閉状態にある。
テープカセツト13によつて前面カバー10を
押し開き、該カセツトをカセツト搬送体3に装填
すると、原動レバー4は時計方向に回転を始め
る。カセツト搬送体の突起31が摺動レバー7の
凹部72から離脱することによつて、該レバーは
スプリング33の付勢により右方向の摺動端に移
動し、回動レバー8はバネ81に抗して反時計方
向に回動する。このとき、前面カバー10はテー
プカセツト13の上面によつて押し上げられて開
状態にあるので、回動レバー8の先端が前面カバ
ー10の先端を図示の如く係止し、テープカセツ
トが更に装置内部に送り込まれた後も、該カバー
を開状態に維持する。
押し開き、該カセツトをカセツト搬送体3に装填
すると、原動レバー4は時計方向に回転を始め
る。カセツト搬送体の突起31が摺動レバー7の
凹部72から離脱することによつて、該レバーは
スプリング33の付勢により右方向の摺動端に移
動し、回動レバー8はバネ81に抗して反時計方
向に回動する。このとき、前面カバー10はテー
プカセツト13の上面によつて押し上げられて開
状態にあるので、回動レバー8の先端が前面カバ
ー10の先端を図示の如く係止し、テープカセツ
トが更に装置内部に送り込まれた後も、該カバー
を開状態に維持する。
エジエクト釦20を押してカセツト搬送体3を
再びカセツト挿入口寄りの端部に戻すと、該搬送
体の突起31は摺動レバー7を左方向に摺動せし
め、この結果回動レバー8は前面カバの係止を解
放する。従つてテープカセツト3を装置外に取り
出せば、該カバーはトーシヨンバネ7の付勢によ
つて閉止する。
再びカセツト挿入口寄りの端部に戻すと、該搬送
体の突起31は摺動レバー7を左方向に摺動せし
め、この結果回動レバー8は前面カバの係止を解
放する。従つてテープカセツト3を装置外に取り
出せば、該カバーはトーシヨンバネ7の付勢によ
つて閉止する。
本実施例に於ては、操作ボツクス駆動機構の動
力源としてローデイング機構の原動レバー4の回
動力を利用しているが、カセツト搬送体の動きに
よつてシーケンス制御されるソレノイド等を用い
ることも可能である。又、本実施例に於ては、操
作ボツクス1はシヤーシ上に回動可能に枢支され
ているが、摺動可能に支持することも可能で、こ
の場合はシヤーシの円弧状溝98を直線状溝と
し、従動レバー6のカム面62の形状を適当に変
更すれば良い。
力源としてローデイング機構の原動レバー4の回
動力を利用しているが、カセツト搬送体の動きに
よつてシーケンス制御されるソレノイド等を用い
ることも可能である。又、本実施例に於ては、操
作ボツクス1はシヤーシ上に回動可能に枢支され
ているが、摺動可能に支持することも可能で、こ
の場合はシヤーシの円弧状溝98を直線状溝と
し、従動レバー6のカム面62の形状を適当に変
更すれば良い。
第1図a及びbは本考案に係る操作ボツクス装
置を具備するVTRの操作パネル部の斜視図、第
2図a及びbは該操作ボツクス装置の構造をその
作用と共に示す側面図、第3図は操作ボツクスの
側面図、第3A図は操作ボツクスの斜面図、第4
図a及びbは前面カバー開閉機構部の平面図及び
側面図である。 1……操作ボツクス、14……カセツト挿入
口、15……カセツト移行通路、2……操作釦、
3……カセツト搬送体、30……スイツチ、4…
…原動レバー、5……回動カム、6……従動レバ
ー、91……モータ。
置を具備するVTRの操作パネル部の斜視図、第
2図a及びbは該操作ボツクス装置の構造をその
作用と共に示す側面図、第3図は操作ボツクスの
側面図、第3A図は操作ボツクスの斜面図、第4
図a及びbは前面カバー開閉機構部の平面図及び
側面図である。 1……操作ボツクス、14……カセツト挿入
口、15……カセツト移行通路、2……操作釦、
3……カセツト搬送体、30……スイツチ、4…
…原動レバー、5……回動カム、6……従動レバ
ー、91……モータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 操作パネルに開設したカセツト挿入口14か
らテープ駆動位置へ至るカセツト移行通路15
を有し、カセツト挿入口14に挿入されたテー
プカセツトをカセツト移行通路15に沿つて往
復動させるフロントローデイング機構を具えた
テープ記録再生装置に於いて、装置内部には、
カセツト挿入口14に対応した形状の操作面2
2を有する操作ボツクス1が、カセツト挿入口
14に対して接近離間可能に支持され、該操作
ボツクス1は、操作面22上にテープカセツト
装填状態でテープ操作に必要な操作釦2を配設
すると共に、駆動機構を介してフロントローデ
イング機構に連繋しており、操作ボツクス1
は、カセツト挿入口14に最も接近して操作面
22をカセツト挿入口に臨ませて操作釦2がカ
セツト挿入口から操作可能な第1移動端と、カ
セツト挿入口14から最も離間して操作ボツク
ス全体がカセツト移行通路15から退避した第
2移動端との間を移動可能であり、前記駆動機
構は、カセツトが装置内に装填されていない状
態では操作ボツクス1を前記第2移動端に保持
し、フロントローデイング機構のローデイング
動作に連動して操作ボツクス1を駆動して、テ
ープカセツト通過直後のカセツト移行通路内へ
進入せしめ、ローデイング完了状態で操作ボツ
クス1を前記第1移動端に保持することを特徴
とする操作ボツクス装置。 カセツト挿入口14には、テープカセツトの
ローデイング及びアンローデイング動作に連動
して開閉する前面カバー10が配備され、該前
面カバー10は、カセツトを装填しない状態で
閉じ位置に、カセツト装填状態で開き位置に保
持される実用新案登録請求の範囲第1項に記載
の操作ボツクス装置。 フロントローデイング機構は、テープカセツ
トを収納保持してカセツト移行通路を往復動す
るカセツト搬送体3と、該搬送体に係合してこ
れを駆動する原動レバー4と、該レバーに連繋
して動力を伝えるモータ91と、テープカセツ
トのカセツト搬送体3への装填状態を検知して
前記モータ91への通電を制御するスイツチ3
0とから構成され、操作ボツクス駆動機構は、
前記原動レバー4と操作ボツクス1との間に介
装され、原動レバー4の回転変位を操作ボツク
ス1に伝えるリンク機構である実用新案登録請
求の範囲第1項に記載の操作ボツクス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16174583U JPS6070995U (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 操作ボツクス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16174583U JPS6070995U (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 操作ボツクス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6070995U JPS6070995U (ja) | 1985-05-20 |
JPH0210635Y2 true JPH0210635Y2 (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=30355375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16174583U Granted JPS6070995U (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 操作ボツクス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6070995U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58144605U (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-29 | 株式会社日立製作所 | 磁気記録再生装置 |
-
1983
- 1983-10-18 JP JP16174583U patent/JPS6070995U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6070995U (ja) | 1985-05-20 |
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