JPH0210523Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0210523Y2
JPH0210523Y2 JP1984085241U JP8524184U JPH0210523Y2 JP H0210523 Y2 JPH0210523 Y2 JP H0210523Y2 JP 1984085241 U JP1984085241 U JP 1984085241U JP 8524184 U JP8524184 U JP 8524184U JP H0210523 Y2 JPH0210523 Y2 JP H0210523Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
processing liquid
processing
developing device
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984085241U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS612660U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8524184U priority Critical patent/JPS612660U/ja
Publication of JPS612660U publication Critical patent/JPS612660U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0210523Y2 publication Critical patent/JPH0210523Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は異なる種類のフイルムを処理可能な現
像装置に用いられる処理液補充装置に関する。
[背景技術] フイルムの現像、特にカラーフイルムの現像
は、一般に現像、漂白、定着、水洗、安定および
乾燥の各工程からなつており、白黒フイルムに比
べて工程が多くなるのが普通である。
このため最近では、フイルム現像の全工程をコ
ンベアシステムで自動化することが行なわれてい
る。この現像装置では供給機構によつてパトロー
ネ等の収容体から引き出されたフイルムが搬送ベ
ルトによつて現像液、漂白液、定着液、水洗水、
安定液がそれぞれ収容された各処理槽を通過した
後、乾燥機を経て所定のボツクスに集積されるよ
うになつている。
このような現像装置では、処理液、特に現像液
はその性能を常に一定範囲に保つために、現像処
理中に頻繁な補充が要求される。現像液の補充量
はフイルムの種類によつて決定されるため、現像
装置が同一種類のフイルムの処理のみに供される
場合には、処理液補充装置は常時一定量の処理液
を供給するように設定されていれば良い。
しかし、一台の現像装置で異なる種類のフイル
ムを処理する場合には、フイルムの種類に応じて
処理液の補充量を変更することが必要となる。処
理液の補充量の変更を自動化して行なうには、フ
イルムの幅を直接的に検出し、フイルムの幅に基
づいて比例的に補充量を制御する手段が考えられ
る。
ところが、各種サイズのフイルムの中には、フ
イルムの制造段階で比較的多くの潜像を含んでい
るものもあり、フイルム幅と処理液の必要補充量
とは必ずしも比例関係にはない。従つて、フイル
ムの幅を検出して処理液の補充量を制御する手段
では装置が複雑化し、現実的でない。
[考案の目的] 本考案は上記事実を考慮し、比較的簡単な装置
で処理後の補充量をフイルムの種類に適した量に
制御することができる現像装置用処理液補充装置
を得ることが目的である。
[考案の構成] 本考案に係る現像装置用処理液補充装置は、フ
イルムを自動搬送して現像処理する現像装置の処
理槽へ処理液を補充するための現像装置用処理液
補充装置であつて、フイルムの種類に応じて面積
を異ならせてフイルムを収容する収容体に貼付さ
れた反射板と、前記収容体の装填時に前記光反射
板と対向され対面した反射板の面積に応じた信号
を出力する反射光電検出器と、フイルムの通過を
検出するフイルム通過検出器と、処理液を補充す
る処理液供給手段と、前記反射光電検出器からの
信号に応じて予め定められた所定時間当たりの処
理液の補充量に従い前記フイルム通過検出器によ
りフイルムの通過中を検出して処理液の補充を継
続させる制御手段と、を有している。
[考案の作用] 本考案によれば、収容体が所定位置に装填され
と、収容体に設けられた光反射板と反射光電検出
器とが対応される。反射光電検出器では光反射板
の反射面の面積に応じて異なる信号を出力する。
これにより、制御手段ではフイルム種の識別する
ことができる。
制御手段では、フイルム種が識別されると、こ
のフイルムに応じて予め定められた所定時間当た
りの処理液の補充量を決定し、処理液供給手段を
作動させる。処理液供給手段の作動は、フイルム
通過検出器によりフイルムの通過中を検出して行
われ、これにより、処理液はフイルム処理量に対
応して補充される。
このように、簡単な構造で、フイルム種を検出
し、かつフイルムの存在を検出することができ、
適正な処理液の補充量を得ることができる。
[考案の実施例] 第3図には本考案に係る処理液補充装置が組み
込まれた現像装置12が示されている。この現像
装置12ではその外側がフレーム14によつて被
覆され、外界の光が全て遮断されるようになつて
いる。また、フレーム14の下方は複数の支持脚
16によつて床18上に支持されている。
フレーム14には、仕切り壁33により上下方
向に伸びる複数の処理槽20,22,24,2
6,28,30,32が整列状態で形成されてい
る。処理槽20には現像液、処理槽22には漂白
液、処理槽24には定着液、処理槽26、処理槽
28には水洗水、処理槽30には安定液が充填さ
れ、処理槽32の下方にはヒータ34とフアン3
5が配置されて上方へ温風が送られるようになつ
ている。
また、各処理槽20乃至32の下方と各仕切り
壁33上にはガイドローラ36が設けられ、ガイ
ドローラ36には所定の隙間をおいてガイド37
が対応している。更に、各処理槽20乃至32の
上下には各々スプロケツト38が設置され、フイ
ルム搬送用のベルト40が懸架されている。
ベルト40はエンドレス形状でその内面に多数
の突起(図示省略)が形成され、図示しないモー
タがスプロケツト38を回転させると、反時計方
向へ周回する。このため、上方のスプロケツト3
8は1本のエンドレスチエーン(図示せず)にて
連結され、各スプロケツト38へモータの動力が
同時に伝達されるようになつている。また、ベル
ト40の外面にも所定間隔をおいて複数の突起5
2が形成されている。
一方、フイルム42は、135タイプのフイルム
では第4図に示すようにスプール44へ巻取られ
た状態で収容体であるパトローネ46へ収容され
ている。この実施例ではスプール44から引出さ
れた2本のフイルム42の先端が1枚のリーダ4
8へ固着され、2本のフイルム42が同時に搬送
できるようになつている。
リーダ48はフイルム42よりもやや剛性の高
い可撓性合成樹脂シートで、中央の長手方向に沿
つて複数の角孔50を具備しており、これらの角
孔50がベルト40の突起52へ係合することに
より、フイルム42が搬送される。
また、110タイプのフイルム(42相当:図示せ
ず)と、126タイプのフイルム(42相当:図示せ
ず)は、カセツトケース等から取り出されて第5
図に示される収容体であるマガジン74へロール
状に収容されている。これらのタイプのフイルム
も前記タイプのフイルムと同様にマガジン74か
ら引き出された2本のフイルム42の先端が1枚
のリーダ48へ固着され、2本のフイルム42が
同時に搬送できるようになつている。
マガジン74は一面が開口した筐体76に、筐
体の開口を覆う蓋体78が取り付けられていて、
蓋体78は一端が筐体76に揺動自在に軸支され
て開閉自在となつている。また、蓋体78の開放
端側には、蓋体が閉じられた状態で、蓋体78と
筐体76との間に細幅の開口が形成されるように
なつている。さらにこの開口を埋めるようにして
蓋体78および筐体76の両方に黒色のビロード
80が貼設されている。なお、筐体76と蓋体7
8とは引張ばね82で連結されていて、蓋体が閉
じられた状態では、蓋体78と筐体76とは緊密
に接触してマガジン内部は光密に保される。
筐体76は、内面全面に黒色のビロード(図示
せず)が貼設されており、外面底部に第6図に示
されるように2個の位置決め用突起84A,84
bが形成されている。筐体76および蓋体78は
いずれも合成樹脂で一体成形されていて、黒色と
なつている。
上記のように構成されたマガジン74には、筐
体76の外面底部に光反射板86が貼設されてい
る。光反射板86は光沢を有する白色プラスチツ
ク板で、110タイプのフイルム42が収容される
マガジン74には第6図Aに示されるように略正
方形のものが貼設されている。また、126タイプ
のフイルム42が収容されるマガジンには、第6
図Bに示されるように、前記の略正方形のものを
中央で2分した大きさ、形状の長方形の光反射板
86が貼設されている。
すなわち、光反射板86はマガジン74に収容
されているフイルム種に応じて異なる面積の反射
面とされている。
なお、マガジン74に収容された110または126
タイプのフイルム42は、蓋体78を閉じられた
状態で形成される前記細幅の開口から先端が引き
出し可能となつている。
現像装置12の上方入口側(第3図左方)に
は、フイルム供給装置54が設置され、その上方
が開閉可能なカバー56によつて被覆されてい
る。このフイルム供給装置54では並列した2台
の受台58が設けられ、先端がリーダ48に連結
された2本のフイルムを夫々収容する各パトロー
ネ46または各マガジンが夫々載置できるように
なつている。
受台58とガイドローラ36間には一対の搬送
ローラ60が設けられ、この搬送ローラ60はリ
ーダ48及びフイルム42とコンベアラインへ搬
送する作用を行なう。受台58と搬送ローラ60
間にはカツタ62が配置されている。
現像装置12の上方出口側(第3図右方)には
フイルム集積装置64が設置されている。このフ
イルム集積装置64では、ガイド66がフレーム
14の端部へ連結され、ガイド66の下面に搬送
ローラ68が設けられている。ガイド66の先端
には所定の隙間をおいて集積プレート70が配置
され、集積プレート70の上方内面にはフツク7
2が突出している。
第1図および第2図には本考案に係る現像装置
用処理液補充装置10の実施例が示されている。
この実施例では反射光電検出器88A,88Bは
投・受光器が一体となつたタイプのもので、第2
図に示されるように、フイルム供給装置54(第
3図参照)に設けられた受台58の一方に配設さ
れている。即ち、受台58には開口58Aが形成
されていて、この開口より受台上方を指向するよ
うに、受台の裏面に2個の反射光電検出器88
A,88Bが隣接して配置されている。この反射
光電検出器88A,88Bは、いずれも投光器か
らの投光を反射光として受光器で受光し、物体の
存在を検出する機能を有している。なお、受台5
8には開口58Aが形成されている面に2個の凹
部90A,90Bが形成されている。
処理液供給手段92は、第1図に示されるよう
に、処理液である現像液を貯留する貯留槽94
と、貯留槽94と処理槽20とを連結する供給パ
イプ96と、供給パイプ96の中間に設けられた
ポンプ98とから構成されている。オーバーフロ
ー樋100は処理槽20の外壁に設けられ、処理
槽20の液面レベルに形成された開口20Aと連
通している。
反射光電検出器88A,88Bと、処理液供給
手段92とは、第1図に示されるように、制御手
段102を介して電気的に接続されている。2台
の反射光電検出器88A,88Bは、いずれもデ
コーダ104と接続されている。デコーダ104
は反射光電検出器88A,88Bからの電気信号
に基いて、3種類の電気信号を発生する。レート
回路106はデコーダ104および処理液供給手
段92と接続されている。レート回路106はタ
イマ(図示せず)を備え、前記デコーダ104で
発生した3種類の信号にそれぞれ対応したレート
信号を発生可能となつている。
投光器108および受光器110は、この2個
で一対をなし、現像装置のフイルム搬送経路中
に、該経路を挟んで上方および下方に夫々配設さ
れている。投光器108および受光器110はレ
ート回路106に電気的に接続され、投光器10
8から受光器110に至る投光が遮断された時
に、前記3種類のレート信号のうちいずれか1つ
の信号が処理液供給手段92に発信されるように
なつている。即ち、レート回路106はポンプ9
8を駆動する電気回路に設けられたリレー(図示
せず)と接続されていて、このリレーにレート信
号が発信されるようになつている。
レート回路106で発生するレート信号は、10
秒を1周期としたもので、3種類のレート信号は
第7図に示されるような波形となつている。即
ち、反射光電検出器88Aのみが物体の存在を検
出した時は、第7図Aに示されるようなすべて
ONの信号を発生する。反射光電検出器88A,
88Bがともに物体の存在を検出した時は、第7
図Bに示されるように5.3秒がONで4.7秒がOFF
の信号を発生する。反射光電検出器88A,88
Bがともに物体の存在を検出しない時は、第7図
Cに示されるように6.8秒がONで3.2秒がOFFの
信号を発生する。
すなわち、レート回路106は、識別されたフ
イルム種の所定時間当たりの処理液の補充量に応
じた処理液供給手段92の作動信号を出力してい
る。
この実施例の現像装置では、前述したような
135タイプ、110タイプおよび126タイプの3種類
のフイルム42の処理を目的としている。従つてこ
れらのフイルムのうち、最も多く処理液の補充を
必要とする126タイプのフイルム42を基準とし
て、単位時間当りのポンプによる汲み上げ流量が
設定されている。即ち、ポンプ98を連続運転し
た時に126タイプのフイルム42に必要とされる
補充量の処理液が汲み上げられるポンプ能力に設
定されている。
次に本実施例の作用を説明する。110タイプお
よび126タイプのフイルム42は前述のようにマ
ガジン74に収容される。110タイプのフイルム
42が収容されたマガジン74には、第6図Aに
示されるように、筐体76の外面底部に略正方形
の光反射板86が貼設されている。また126タイ
プのフイルム42が収容されたマガジン74に
は、第6図に示されるように、長方形の光反射板
86が貼設されている。
135タイプのフイルム42が処理される際には、
最初に2本のフイルム42の先端を各パトローネ
46から引出し、第2図に示すようにリーダ48
の後端へ固着する。次いで、フイルム供給装置5
4(第3図)のカバー56を開放して各パトロー
ネ46を各受台58へセツトし、リーダ48を下
方の搬送ローラ60上へ載置する。なお、図示は
省略されているが、パトローネ46は受台58に
拘速された黒色のケース内にセツトされ、受台5
8に支持される。
この状態でカバー56を閉鎖するとリーダ48
は両搬送ローラ60間に挟持され、所定のスイツ
チを入れるとリーダ48及びフイルム42はガイ
ドローラ36、ガイド37間へ送り出される。
リーダ48及びフイルム42は上方のガイド3
7にて下方へ方向転換され、リーダ48の角孔5
0がベルト40の突起52へ嵌合する。したがつ
て、フイルム42の末端が搬送ローラ60からは
ずれても、リーダ48及びフイルム42はベルト
40によつて処理槽20内の現像液に浸漬され
る。
一方、前記のように所定のスイツチが入れられ
ると、処理液補充装置10の電気回路も閉とな
る。パトローネ46がセツトされている前記ケー
スは、黒色で受台58との当接部に光反射部が存
在しないため、反射光電検出器88A,88Bは
いずれも物体の存在を検出せず、デコーダ104
はその旨の電気信号をレート回路106に発信
し、それに応じてレート回路106では第7図C
に示されるレート信号を発生する。投光器108
および受光器110が搬送されてきたフイルム4
2を検出すると、前記レート信号はポンプ98の
リレーへ発信され、ポンプ38は6.8秒運転され
た後、3.2秒間休止し、ポンプ運転中に処理液が
貯留槽94から処理槽20へ補充され、以後この
周期で補充が繰り返えされる。
フイルム42の全量がパトローネ46から引出
されると、図示しない制御手段によつてカツタ6
2が作動してフイルム42の末端が切断され、パ
トローネ46から切離される。
リーダ48及びフイルム42は処理槽20内を
一旦降下し、下方のガイドローラ36とガイド3
7間を通過した後、反転して上方へと搬送され
る。仕切り壁33の上方にもガイドローラ36及
びガイド37が設けられているから、リーダ48
及びフイルム42は再び下方へ反転して次の処理
槽22へと送られる。
フイルム42Aの末端が投光器108及び受光
器110を通過すると、ポンプ98のリレーへの
前記レート信号の発信が停止され、ポンプ98が
停止して処理液の補充が停止する。
このようにしてリーダ48及びフイルム42は
各処理槽20乃至32を通過し、フイルム42の
発色現象、漂白、定着、水洗、安定及び乾燥処理
がおこなわれる。各工程を経たフイルム42及び
リーダ48は搬送ローラ68によつて引出された
後、ガイド66の下面及び集積プレート70の内
面に沿つて上方へ移動し、リーダ48の角孔50
(第4図参照)がフツク72へ係合して吊下げら
れる。
110タイプのフイルム42が処理される際には、
最初に2本のフイルム42の先端を各マガジン7
4から引出し、前記同様にリーダ48の後端へ固
着する。次いで前記同様に各マガジン74を各受
台58へセツトし、リーダ48を下方の搬送ロー
ラ60上へ載置する。なお、マガジン74の受台
58へのセツトは、マガジン74の筐体底部に形
成された突起84A,84Bを受台58に形成さ
れた凹部90A,90Bに夫々嵌合して行なわ
れ、図示されていない拘束手段によつて受台58
に支持される。
以下の操作は前記同様に行なわれ、前記同様に
フイルム42が搬送される。一方、前記同様に所
定のスイツチが入れられると処理液補充装置10
の電気回路も閉となる。マガジン74には前記の
ように筐体76の底部に略正方形の光反射板86
が貼設されており、この光反射板86は受台58
に形成された開口58A内に位置し、受台に配設
されている反射光電検出器88A,88Bの上方
に位置している。従つて、反射光電検出器88
A,88Bはいずれも物体の存在を検出し、デコ
ーダ104はその旨の電気信号をレート回路10
6に発信し、それに応じてレート回路106では
第7図Bに示されるレート信号を発生する。
投光器108および受光器110が搬送されて
きたフイルム42を検出すると、前記レート信号
はポンプ98のリレーに発信され、ポンプ98は
5.3秒間運転された後4.7秒間休止し、この周期で
処理液の補充が繰り返えされる。フイルム42の
末端が投光器108および受光器110を通過す
ると、ポンプ98のリレーへの前記レート信号の
発信が停止され、ポンプ98が停止して処理液の
補充が停止する。
126タイプのフイルム42が処理される際には、
前記110タイプのフイルム42と同様に操作され
るが、このフイルム42を収容しているマガジン
74には前記のように筐体76の底部に長方形の
光反射板86が貼設されている。この光反射板8
6はマガジン74が受台58にセツトされた時に
は反射光電検出器88Aの上方にのみ位置してい
る。従つて、反射光電検出器88Aは物体の存在
を検出し、反射光電検出器88Bは物体の存在を
検出しない。デコーダ104はその旨の電気信号
をレート回路106に発信し、それに応じてレー
ト回路106では第7図Aに示されるレート信号
を発生する。
投光器108および受光器110が搬送されて
きたフイルム42を検出すると、前記レート信号
はポンプ98のリレーに発信されポンプ98が運
転されて処理液が補充される。このレート信号は
すべてONとなつているので、フイルム42の末
端が投光器108および受光器110を通過する
までポンプ98は連続運転される。
このように本実施例では、2個の反射光電検出
器と2枚の面積の異なる光反射板とでタイプの異
なる3種類のフイルムを非接触で識別して、処理
液の補充量をフイルムの種類に適した量に制御す
ることができる。
特に本実施例では、パトローネに収容されてい
てマガジンに移しかえる必要がなく、かつ最も需
要の多い135タイプのフイルムには識別手段を与
える必要がないため極めて合理的である。また、
マガジンは識別のために特別に用意されたもので
はなく、110タイプや126タイプ等のフイルムを現
像装置に供するために不可欠のものであり、これ
を有効に利用しているにすぎない。従つて光反射
板のみが識別のために製作され、貼設されている
だけなのでコストは低いものとなる。
また、本実施例では光反射板の一方を略正方形
とし、他方を半分の面積の長方形としているの
で、面積の相異および形状の相異から視覚的に両
者の識別が容易となつている。従つて、フイルム
を光反射板が貼設されたマガジンに移しかえる際
に、見誤つて他のタイプ用のマガジンに収容して
しまう恐れが少なく、識別に煩わしさを伴なうこ
ともない。なお、略正方形となつている一方の光
反射板を中央で分離して2枚の長方形の光反射板
が並ぶようにすることで、個数の相異として視覚
的な識別を容易にすることもできる。また、2個
の反射光電検出器を離隔して配設し、光反射板を
これに対応した位置でマガジンに貼設すること
で、位置の相異、個数の相異として視覚的な識別
を容易にすることもできる。
処理液供給手段の一部を構成するポンプ98は
省略することも可能で、この場合には貯留槽94
を処理槽20の上方に配設し、開閉弁を設けて重
力式の供給態様とすることができる。
制御手段では処理液の補充流量を一定としてタ
イマで時間的に制御する他に、ポンプ98の汲み
上げ量を可変として流量を制御したり、開閉弁の
開度を可変として流量を制御したりすることも可
能である。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る現像装置用処理
液補充装置では、フイルムの収容体の識別手段を
検出する検出手段によりフイルムの種類を識別す
るので、比較的簡単な装置で処理液の補充量を適
切に制御することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る現像装置用処理液補充装
置の実施例を示す概略図、第2図は現像装置の受
台に配設された本考案実施例における検出手段を
示す斜視図、第3図は本考案に係る現像装置用処
理液補充装置が組み込まれた現像装置を示す概略
側面図、第4図はリーダに連結された状態の135
タイプのフイルムを示す平面図、第5図は135タ
イプ以外の他のフイルムが収容されるマガジンの
斜視図、第6図はマガジンの筐体の底面図、第7
図はレート回路で発生するレート信号の波形を示
す図である。 10……現像装置用処理液補充装置、12……
現像装置、20……処理槽、42……フイルム、
46……パトローネ、58……受台、74……マ
ガジン、86……光反射板、88A,88B……
反射光電検出器、92……処理液供給手段、98
……ポンプ、102……制御手段、104……デ
コーダ、106……レート回路、108……投光
器、110……受光器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルムを自動搬送して現像処理する現像装置
    の処理槽へ処理液を補充するための現像装置用処
    理液補充装置であつて、フイルムの種類に応じて
    面積を異ならせてフイルムを収容する収容体に貼
    付された光反射板と、前記収容体の装填時に前記
    光反射板と対向され前記面積に応じた信号を出力
    する反射光電検出器と、フイルムの通過を検出す
    るフイルム通過検出器と、処理液を補充する処理
    液供給手段と、前記反射光電検出器からの信号に
    応じて予め定められた所定時間当たりの処理液の
    補充量に従い前記フイルム通過検出器によりフイ
    ルムの通過中を検出して処理液の補充を継続させ
    る制御手段と、を有することを特徴とする現像装
    置用処理液補充装置。
JP8524184U 1984-06-08 1984-06-08 現像装置用処理液補充装置 Granted JPS612660U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8524184U JPS612660U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 現像装置用処理液補充装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8524184U JPS612660U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 現像装置用処理液補充装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612660U JPS612660U (ja) 1986-01-09
JPH0210523Y2 true JPH0210523Y2 (ja) 1990-03-15

Family

ID=30635456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8524184U Granted JPS612660U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 現像装置用処理液補充装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS612660U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS612660U (ja) 1986-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4140383A (en) Transport mechanism for a photographic film processor
JPH0210523Y2 (ja)
JP3252242B2 (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
JP2967883B2 (ja) 自動現像機用フイルム供給装置
JP2664531B2 (ja) 写真感光材料の自動現像焼付装置
JP3334015B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
CA2185968C (en) Automatic film development apparatus
JP2670932B2 (ja) 感光材料処理装置
JP3511424B2 (ja) 感光材料処理装置
JP3432633B2 (ja) 感光材料処理装置用補充液補充装置
JP3902502B2 (ja) 感光材料処理装置
JP3252245B2 (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
US5585880A (en) Solid processing agent replenishing apparatus for processing photosensitive material
JP3335014B2 (ja) 補充液補充装置
JPH07230154A (ja) 感光材料処理装置用固体処理剤補充装置
JP2004085949A (ja) 感光材料処理装置
JPH0728219A (ja) 固形供給物の供給装置
US5559577A (en) Device for replenishing solid processing agent used in a light-sensitive material processing apparatus
JP2736712B2 (ja) フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置
JP3191195B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤キット
JPH0315054A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用小型自動現像機
JPH11223913A (ja) 写真感光材料自動現像装置
JP2896455B2 (ja) 写真処理装置
JPS61213848A (ja) 自動現像処理装置
JP3548295B2 (ja) 処理剤供給装置