JPH02103166A - インクリボン巻取装置 - Google Patents

インクリボン巻取装置

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JPH02103166A
JPH02103166A JP25808888A JP25808888A JPH02103166A JP H02103166 A JPH02103166 A JP H02103166A JP 25808888 A JP25808888 A JP 25808888A JP 25808888 A JP25808888 A JP 25808888A JP H02103166 A JPH02103166 A JP H02103166A
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JP
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ink ribbon
torque
winding
torques
take
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JP25808888A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Inagaki
和幸 稲垣
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Minolta Co Ltd
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Publication of JPH02103166A publication Critical patent/JPH02103166A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はインクリボン巻取装置に関する。
すなわち、搬送される記録紙にインクリボンのインクが
熱転写されて画像が形成される熱転写プリンタにおいて
用いられ、供給部から搬送されたインクリボンを巻き取
って回収するインクリボン巻取装置に関するものである
「従来の技術」 第4図は従来例のインクリボン巻取装置を示す正断面図
である。
同図にも示すごと〈従来のインクリボン巻取装置Aは、
インクリボンRが巻かれる巻取ロールlの図面上では右
側の一端部に、巻取手段たる巻取ボス2が連結され、巻
取ロールlの図面上では左側の他端部には支え手段たる
支えボス3が連結され、両者により巻取りロール1が保
持されていた。
そして左側の支えボス3は、軸4等を介しフレ−ム5に
回動自在に保持され、右側の巻取ボス2は、軸6等を介
しフレーム5に回動自在に保持されるとともに、駆動源
たる駆動モータ7に(公達機構8を介し接続されていた
。このように従来のインクリボン巻取装置Aは、左右い
ずれかの片側駆動方式よりなっていた。
なお伝達機構8は、カップリング9.歯車1″0゜歯車
11等を有してなるとともに、ドルクリミツツタ12が
介装されていた。このトルクリミッタ12は、一定回転
の駆動モータ7に対し巻取ロールlに巻き取られるイン
クリボンRの径は次第に増加するので、インクリボンR
の搬送速度を一定に保つべく両者に角速度差を生せしめ
るものである。
[発明が解決しようとする課題」 ところでこのような従来のインクリボン巻取装置Aにあ
っては、次の問題が指摘されていた。
すなわち、駆動モータ7により伝達機構8を介し図面上
右側の巻取ボス2が回転駆動され、もってインクリボン
Rが搬送されて巻取ロールlに巻き取られていた。ここ
で図面上左側の支えボス3は、単に回動自在に巻取ロー
ルlを保持しこれに従動するに過ぎない。
そこでまず第1にこのような片側駆動方式よりなり、更
に第2にインクリボンRの左右両側には搬送に伴い各々
別々の外的負荷が加わるので、インクリボンRの左右両
側に対する張力に差が生じやすくアンバランスとなる。
つまり左右の張力が不均等となりやすい。
そこで剛体ではないこともあいまってインクリボンRは
、特に右側の駆動側たる巻取りボス2側が強く引っ張ら
れ、逆に左側の従動側たる支えボス3側に遅れやたるみ
が生じやすくなることが多々あった。もってインクリボ
ンRは斜めに引っ張られる等その搬送が不安定化し、し
わや片寄り等が発生し、記録紙に形成される画像にむら
が生じる等の悪影響を及ぼし、画像品質上問題となって
いた。
従来例では、このような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、巻取ロールの左右両
端部に巻取手段を各々連結し、かつ常時自動的に左右の
張力を均等にできインクリボンの搬送が安定化される、
インクリボン巻取装置を!是案することを目的とする。
[課題を解決゛するための手段J この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
インクリボン巻取装置は、搬送される記録紙とインクリ
ボンを介しプラテンローラにサーヤルヘッドが加熱圧接
され、記録紙にインクリボンのインクが熱転写されて画
像が形成される熱転写プリンタにおいて用いられる。そ
して供給部から搬送された該インクリボンを、巻き取っ
て回収するものである。
このインクリボン巻取装置は、該インクリボンが巻かれ
る巻取ロールと、該巻取ロールの両端部に各々連結され
る左右の巻取手段と、更に次の駆動手段、検出手段、制
御Il1手段等を有してなっている。
駆動手段は、左右の巻取手段に対してそれぞれ別々に設
定変更可能なトルクを伝達し巻取手段を回転駆動させる
ものである。
検出手段は、左右の該巻取手段に伝達されるトルクをそ
れぞれ検出する。
制御手段は、該検出手段の検出値を比較し、その比較結
果に応じ左右のトルクの相対値を変更せしめる制御を行
うものである。
「作  用」 本発明は、このような手段よりなるので次のごとく作用
する。
インクリボンは、インクリボン巻取装置にて巻き取られ
ることにより、供給部から搬送され回収される。
ここでこのインクリボン巻取装置は、第1に、巻取ロー
ルの左右両端部に巻取手段を各々連結した、両側駆動方
式よりなっている。第2に、左右の巻取手段に伝達され
るトルクは、それぞれ別々に設定変更可能である。
第3に、しかも事後外的負荷に変動があった場合には、
左右の巻取手段に各々実際に伝達されるトルクの検出、
比較に基づき、制御手段により左右のトルクが負荷の変
動に対応して随時設定変更され、その相対値が適正に変
更される。
そこでインクリボンの左右両側に対する張力を、常時か
つ―動的に均等にでき、もってその搬送は安定的に行わ
れることになる。
さて熱転写プリンタでは、このように搬送されるインク
リボンと記録紙を介し、プラテンローラにサーマルヘッ
ドが加熱圧接される。そして記録紙に、インクリボンの
インクが熱転写されて画像が形成される。
「実 施 例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
まずその構成等について、熱転写プリンタ、そのカセッ
ト等、インクリボン巻取装置の概要、トルク調整手段、
検出手段および制御手段の順に説明する。
熱転写プリンタについては次のとおり。
第6図は熱転写プリンタの全体を示す側断面図である。
熱転写プリンタでは、同一方向に等速度で搬送される記
録紙PとインクリボンRを介し、プラテンローラ13に
サーマルヘッド14が加熱圧接される。そして記録紙P
に、インクリボンRのインクが熱転写されて画像が形成
される。
これらについて述べると、まずインクリボンRは、記録
紙Pとほぼ同幅のシート状をなすインクフィルムよりな
り、顔料系の熱溶融性又は染料系の熱昇華性のソリッド
インクが塗布されている。
図示例にあっては所定長さ毎に、イエロー、マゼンタ、
シアンの3色のインクが順に塗布されている。このイン
クリボンRは、供給部Bの供給ロール15に未使用状態
のものが巻かれ、供給部Bから張られた状態でプラテン
ローラ13およびサーマルヘッド14間へと順次搬送さ
れる。そしてインクリボンRは、記録紙Pと密接され、
熱転写後はこれと剥離されて、回転駆動される後述のイ
ンクリボン巻取装置Cの巻取ロール16に、使用済のも
のが巻き取られて回収される。
サーマルヘッド14は、記録紙P等とほぼ同幅を備え、
プラテンローラ13に向かって順次所定のタイミングに
て圧接されるべく、圧接手段に保持されている。その頂
部には多数の発熱素子がライン状に設けられ、ドツト単
位で選択的に通電加熱される0発熱素子の通電加熱は、
搬送されるインクリボンRのインクの色毎に、対応する
色相画像情報たる単色成分データに基づき行われる。
記録紙Pは、先端整位が行われた後プラテンローラ13
に供給され巻きついた状態となり、その回転により搬送
されつつサーマルヘッド14の加熱圧接により、密接さ
れたインクリボンRのインクの熱転写される0図示例に
あっては記録紙Pとしてファンフォールド紙が使用され
、その両側縁のパーフォレージ目ンにトラクタフィーダ
17のピンが順次係合移動することにより、精密に搬送
されるようになっている。
すなわちこの記録紙Pは、まず転写開始位置からトラク
タフィーダ17により図中実線表示の順方向に、所定距
離搬送される。1色分の熱転写が終了すると、次に記録
紙Pは一旦停止後、トラクタフィーダ17により図中破
線表示の逆方向に上記所定距離分逆搬送されて、再び転
写開始位置に戻る。そして記録紙Pは、再び上述に準じ
順方向に搬送されることにより、転写開始位置から今度
は他の色の熱転写が行われる。このようにして各原色の
インクが、個々に分けて熱転写されつつ順次重ね合わせ
られることにより、記録紙Pに所望のカラー画像が形成
される。
熱転写プリンタは、このようになっている。
次のそのカセット18等について述べる。
熱転写プリンタ内には、ケース状のカセット18′が取
り出し自在に装填されている。すなわちこのカセット1
8は、熱転写プリンタのボディ19の底板上に形成され
た装填部20に装填される。
カセット18内には、インクリボンR1供給部Bの供給
ロール15. インクリボン巻取装置Cの巻取ロール1
6等が収納され、更に図示例ではサーマルヘッド14が
配されている。なお第6図中21は、ボディ19に対し
開閉可能なカバーであり、22はボディ19に付設され
た記録紙Pのガイド板である。
第5図は、カセット18内等を分解して示す斜視図であ
る。同図にも示すごとく、カセット1Bが熱転写プリン
タの装填部20に装填された状態では、次のようになる
すなわち、まず供給部Bの供給ロール15は、その左右
両端部が装填部20に付設された断面路V字状の軸受溝
23上に、回動自在に位置決め保持される。他方インク
リボン巻取装置C側にあっては、後で詳述するごとくそ
の巻取ロール16の左右両端部が、フランジ部24を介
しそれぞれ巻取ボス25に、圧接および保合により連結
保持される。巻取ボス25は、前進後退動可能に装填部
20に軸支されている。
又カセット18を熱転写プリンタの装填部20から取り
出す際には、供給ロール15は軸受溝23による位置決
め保持を容易に解かれ、又巻取ロール16も巻取ボス2
5の左右への後退により圧接、係合による連結保持を解
かれて、インクリボンRとともにカセット18内に収納
されたまま取り出される。そしてこれに代え、別の新た
なインクリボンR等を収納したカセット18が、熱転写
プリンタの装填部20に装填されることになる。
このように左右の巻取ボス25間にはシャフト等は介在
せず、いわゆるカセッ)18交換方式により、簡単容易
にインクリボンRの取り替えが行われる。
カセット18等は、このようになっている。
次にインクリボン巻取装置Cの概要について述べる。
第1図は本発明の実施例を示す正断面図である。
このインクリボン巻取装置Cは、供給部Bから搬送され
たインクリボンRを巻き取って回収する。
そしてインクリボン巻取装置Cは、インクリボンRが巻
かれる巻取ロール16と、巻取ロール16の両端部に各
々連結される左右の巻取手段たる巻取ボス25と、この
巻取ボス25を回転駆動させる駆動源たる駆動モータ2
6と、巻取ボス25と駆動モータ26間の伝達機構27
と、この伝達機構27に介装された後述のトルク調整手
段、検出手段および制御手段等を、有している。
これらについて詳述すると、まず巻取ロール16は例え
ば紙管よりなり、インクリボンRが先端をテープ等によ
り止着されて次第に径を増加させつつ巻き取られる。こ
の巻取ロール16の左右両端部には、それぞれフランジ
部24が嵌着固定されている。このフランジ部24には
、第5図に示すごとく外側に向は複数のテーパ片241
が同心円に突設され、テーパ片241間には各々係合溝
24□が形成されている。これらに対応して巻取ボス2
5には、テーパ面25+が形成されるとともに、テーパ
面25+に係合用の爪25.が突設されている。
この左右の巻取ボス25は、それぞれ軸28等を介し装
填部20の左右のフレーム5に回動自在に保持されると
ともに、介装されたスプリング(図示せず)により軸2
8方向に、左右対称に前進後退動可能となっている。そ
して巻取ボス25は、カセット18の装填時には第1図
に示すごとく前進位置を取り、そのテーパ面25.がフ
ランジ部24の各テーパ片24.に圧接されるとともに
、その爪25!が各テーバ片241間の係合溝24□と
噛み合って係合する。もって巻取ロール16は、左右の
フランジ部24等を介し左右のフレーム5に回動自在に
保持されるとともに、後述のごとくトルクの伝達が行わ
れる。
左右の巻取ボス25と、右側のフレーム5に固定された
1個のDCギャードモータたる駆動モータ26間には、
伝達機構27が設けられている。
すなわち、駆動モータ26は歯車29およびカップリン
グ30を介し、後述のトルク調整手段たる第1トルクリ
ミツタ31に同軸に連結され、更にこの第1トルクリミ
ツタ31と同軸に連結された歯車32が、図面上右側の
軸28に固定された歯車33と噛み合っている。
これとともに、上記歯車29が駆動軸34の右端に固定
された歯車35と噛み合い、この駆動軸34は軸受(図
示せず)により左右のフレーム5間に架設されている。
駆動軸34の左端には歯車36が固定され、この歯車3
6は左側のフレーム5に保持された歯車37と噛み合っ
ている。そしてこの歯車37と同軸に、後述のトルク調
整手段たる第2トルクリミツタ38が取り付けられると
ともに歯車39が固定され、この歯車39が左側の軸2
8に固定された歯車40と噛み合っている。
なお前述のカセット18交換方弐のため、左右の巻取ボ
ス25は前進後退動可能となっているので、同じ軸28
に固定された歯車33および歯車40もこれとともに前
進後退動する。そこでそれぞれ歯車32および歯車39
との噛み合い関係を維持すべく、歯車33および歯車4
0の歯幅は、係る移動距離に見合って設定されている。
インクリボン巻取装置Cの概要は、このようになってい
る。
次にトルク調整手段について述べる。
まずこのトルク調整手段と前述の駆動源たる駆動モータ
26が、駆動手段を構成している。
トルク調整手段たる第1トルクリミツタ31および第2
トルクリミジタ38は、左右の巻取ボス25と駆動モー
タ26間の伝達機構27の左右にそれぞれ介装され、左
右の巻取ボス25に伝達されるトルクを、それぞれ別々
に規制して設定する。
図示の第1トルクリミツタ31および第2トルクリミツ
タ38としては、マグネット式のものが用いられている
。すなわち、その内部の中子がカップリング30を介し
駆動モータ26に軸により連結固定されるとともに、そ
の外側の外装が歯車32に連結固定されている。中子に
は永久磁石が外装には電磁石がそれぞれ用いられ、両者
間には周知のごとく強力なマグネットパウダたる磁性粉
体が配され、この磁性粉体を媒体としてその設定磁力に
より両者が連結されており、これによりトルクは中子か
ら外装へと規制されて伝達される。
設定磁力以上のトルクは、磁性粉体に滑りが発生して伝
達されない。
更に図示の第1トルクリミツタ31および第2トルクリ
ミツタ38は、可変式となっている。すなわち、その電
流又は電圧を可変とすることにより、外装たる電磁石の
磁束が変わり磁性粉体の設定磁力つまりその滑りが変化
して、トルクの設定値も可変となる。つまり伝達される
トルクそして伝達されないトルクの値が変更可能となっ
ている。
さてこのように、左右にそれぞれ専用のトルク調整手段
たる第1トルクリミツタ31および第2トルクリミツタ
38を設けてなり、左右の巻取ボス25つまり巻取ロー
ル16の左右両端部に伝達されるトルクが、別々にかつ
可変に設定される。
なお第1トルクリミツタ31および第2トルクリミツタ
38として、図示例ではマグネット式のものが用いられ
ているが、これ以外にもメカ式のものその他各種のトル
クリミッタの採用も可能である。
トルク調整手段は、このようになっている。
次に検出手段および制御手段について述べる。
検出手段たる第1トルク検出器41および第2トルク検
出器42は、左右の巻取手段たる巻取ボス25に実際に
伝達され、インクリボンRを巻き取っているトルクをそ
れぞれ検出する。
すなわち、第1トルク検出器41は第1トルクリミツタ
31に、第2トルク検出器42は第2トルクリミツタ3
8にそれぞれ付設されてなり、それぞれ電磁誘導式のも
の又は軸のねじれを歪ゲージ等で出力に変換するスリッ
プリング式のもの等が用いられる。なお第1トルク検出
器41および第2トルク検出器42は、左右の巻取ボス
25にそれぞれ付設してもよく、その他第1トルクリミ
ッタ31と右側の巻取ボス25間、および第2トルクリ
ミツタ38と左側の巻取ボス25間の適宜箇所にそれぞ
れ設けてもよい。
制御手段たるマイクロコンピュータ43は、第1トルク
検出器41および第2トルク検出器−i2の検出値を比
較し、その比較結果に応じ左右のトルクの相対値を変更
せしめる制御信号を出力する。
すなわちマイクロコンピュータ43には、第1トルク検
出器41および第2トルク検出器42から、左右の実際
のトルクがそれぞれ検出されて入力される。そして左右
のトルクがデータ比較され、その差の算出結果に基づき
、図示例では第1トルクリミツタ31又は第2トルクリ
ミツタ38に対し制御信号が出力される。もってその電
磁石の電流又は電圧が変化して、適宜左右のトルクが設
定変更される。
検出手段および制御手段はこのようになっている。
以上がインクリボン巻取装置Cの構成等の説明である。
以下その動作等について説明する。
インクリボンRは、インクリボン巻取装置Cにて搬送さ
れ巻き取られる。すなわち第6図に示すごとくインクリ
ボンRは、供給部Bの供給ロール15から供給されて搬
送され、熱転写後は使用済のものがインクリボン巻取装
置Cの巻取ロール16に巻き取られて回収される。そし
て第1図に示すごとく、インクリボン巻取装置Cでは、
駆動源たる駆動モータ26が駆動されると、以下のごと
く伝達機構27により、左右の巻取手段たる巻取ボス2
5にそれぞれトルクが伝達される。
すなわち、駆動モータ26の駆動はτ方では、歯車29
.カップリング30を介し第1トルクリミツタ31に伝
達されてトルクが規制された後、歯車32.歯車33.
右側の軸28等を介し、トルクが右側の巻取ボス25に
伝達される。他方これとともに、歯車29から歯車35
へと分岐された駆動は、駆動軸34により右側から左側
に伝達される。そして歯車36.歯車37を介し第2ト
ルクリミツタ38に伝達されてトルクが規制された後、
歯車39.歯車40.左側の軸28等を介し、トルクが
左側の巻取ボス25に伝達される。
そこで左右の巻取ボス25には各々別々に設定されたト
ルクが伝達され、更にテーバ面25.とテーパ片24.
の圧接および爪25□と係合溝24tの係合により、左
右の巻取ボス25からそれぞれ左右のフランジ部24へ
と伝達されることにより、巻取ロール16の左右両端部
が各々回転駆動される。このようにしてインクリボン巻
取装置Cにより、インクリボンRが巻取ロール16に巻
き取られて行く。
さてここでこのインクリボン巻取装置Cは、第1に、巻
取ロール16の左右両端部に駆動モータ26に接続され
た巻取ボス2−5を各々連結した、両側駆動方式よりな
っている。第2に、左右の巻取ボス25に伝達されるト
ルクは、インクリボンRの左右両側に搬送に伴い各々別
々に加わる外的負荷に対応して、第1トルクリミツタ3
1および第2トルクリミツタ38により別々に設定され
たものである。
第3に、事後このような外的負荷がインクリボンRの搬
送に伴い変動した場合には、左右の巻取ボス25におけ
る実際にインクリボンRを巻き取っているトルクも変化
する。ところがこの左右のトルクは、第1トルク検出器
41および第2トルク検出器42にて各々検出されて、
マイクロコンピュータ43に人力され、データ処理され
ている。
そこでその差の比較結果に基づき、第1トルクリミツタ
31又は第2トルクリミツタ38に対し制御信号が出力
されて、左右のトルクが上記負荷の変動に対応して随時
設定変更され、その相対値が適正に変更される。
上述の第1.第2.第3により、常時かつ自動的に、負
荷の大小に応じ左右のトルクが増減調整されて、インク
リボンRの両側に対する左右の張力差は解消される。す
なわち、インクリボンRの左右両側における張力を確実
に均等にでき、もってインクリボンRの搬送は極めて安
定的に行われることになる。
さて熱転写プリンタでは第6図に示すごとく、このよう
に搬送されるインクリボンRと記録紙Pを介し、プラテ
ンローラ13にサーマルヘッド14が加熱圧接される。
そして記録紙Pに、インクリボンRのインクが熱転写さ
れて、画像が形成されるに至る。
さて第3図は、マイクロコンピュータ43の制御例を示
すフローチャートである。この制御例について述べてお
く。
インクリボン巻取装置Cの駆動モータ26が駆動され、
巻取ロール16によるインクリボンRの巻き取りが開始
されると、ステップ■では、右側の第1トルク検出器4
1で検出された右側の巻取ボス25の実際のトルクが、
マイクロコンビュータ43にデータとして読み込まれる
そしてステップ■で、そのトルクが予め定められた上限
トルク値例えば2,0kgcmを越えたか否かが判定さ
れる。越えていない場合には次のステップ■で、その−
トルクが予め定められた下限トルク値例えば1.3kg
cmを・下まわったか否かが判定される。下まわってい
ない場合には次のステップ■へと進む。
ステップ■で、そのトルクが上限トルク値2゜Qkgc
mを越えたと判定された場合、およびステップ■で、そ
のトルクが下限トルク値1.3kgcmを下まわったと
判定された場合には、ステップ■でそのトルクを予め定
められた基準値例えば1.5kg cmに戻すセットが
行われる。すなわち、マイクロコンピュータ43からは
可変式の第1トルクリミツタ31に対し制御信号が出力
され、右のトルクがその基準値1.5kgcm+に設定
変更された後、フローはステップ■へと進む。
ステップ■、■、■、■で”は、左側のトルクについて
、上述の右側のトルクについてのステップ■、■、■、
■に準じた処理が行われる。
すなわちステップ■では、左側の第2トルク検出器42
で検出された左側の巻取ボス25の実際のトルクが、マ
イクロコンピュータ43にデータとして読み込まれる。
そしてステップ■で、そのトルクが予め定められた上限
トルク値を越えたか否かが判定される。
越えていない場合には次のステップ■で、予め定められ
た下限トルク値を下廻ったか否かが判定される。下まわ
っていない場合には次のステップ■へと進む。
ステップ■で、そのトルクが上限トルク値を越えたと判
定された場合、およびステップ■で、そのトルクが下限
トルク値を下まわったと判定された場合には、ステップ
■でそのトルクを予め定められた基準値に戻すセットが
行われる。すなわち、マイクロコンピュータ43からは
可変式の第2トルクリミツタ38に対し制御信号が出力
され、左のトルクがその基準値に設定変更された後、フ
ローはステップ■へと進む・。
このようにまずステップ■に戻るまでのフローで、左右
のトルクはそれぞれその上限トルク値と下限トルク値の
範囲内に収められる。
次にステップ■では、上述により読み込まれ又は設定変
更された左右のトルクが比較され、その差が算出される
。そしてステップ[相]で、算出された差が予め定めら
れた規定値例えば0.2kgcmより大きいか否かが判
定される。否の場合つまり差が規定値より小さい場合に
は、可としてフローはそのままステップ■ヘリターンす
る。
ステップ[相]で差が規定値より大きいと判定されると
、ステップ■に進み、・次に左右のトルクについて先の
基準値1.5kgcmより共に高いか否かが判定される
否の場合にはステップ@で、左右のトルクのうち低い方
を上げるセットが行われる。すなわち、マイクロコンピ
ュータ43からは第1トルクリミツタ31又は第2トル
クリミツタ38に対し制御信号が出力され左右のトルク
のうち低い方を上げる設定変更が行われて左右のトルク
差は先の規定値より小さくなる。そしてフローはステッ
プ■にリターンする。
ステップ■で左右のトルクが基準値より共に高いと判定
されると、ステップ@で、左右のトルクのうち高い方を
下げるセットが行われる。すなわち、第1トルクリミツ
タ31又は第1トルクリミツタ31に制御信号が出力さ
れ高い方を下げる設定変更が行われて左右のトルク差は
先の規定値より小さくなる。そしてフローはステップ■
にリターンする。
さてこのようにステップ■以下のフローで、左右のトル
ク差が規定値より小さく保たれることになる。しかもス
テップ@、oで、左右のトルクは基準値に近づいて行く
例えばこのようなデータ処理により、外的負荷の変動に
対応しインクリボンRの巻取ロール16両端部における
それぞれの回転トルク値が変化するので、それぞれ第1
.第2トルクリミツタ31゜38への各トルク値が設定
変更される。
第3図の制御例はこのようになっている。
以上が動作等の説明である。
なおここで、次の第1.第2.第3の各点について述べ
ておく。
第1に、更にインクリボンRの巻取径を検出し、これに
も対応すべくトルクを設定することが考えられる。
すなわち、インクリボン巻取装置CでインクリボンRを
巻き取って行くと、巻取ロール16に巻き取られるイン
クリボンRの径は次第に増加する。
そして一定のトルクで巻き取ったとすると、インクリボ
ンRに対する張力は巻取径の増加に反比例する関係とな
り、巻取径が小のうちは張力は大きく、巻取径が増加す
るに従い張力は小さくなる。
そこで巻取ロール16に巻取径検出手段を付設してイン
クリボンRの巻取径を検出し、これにも対応してトルク
を設定変更するようにすると、インクリボンRに対する
張力はより確実に一定となる。
つまり前述の図示実施例では、インクリボンRの両側に
対する張力を左右均等にすべく左右のトルクの設定変更
が行われていたが、これに加え係る左右の張力をそれぞ
れ常時一定とすべく、巻取径をも勘案して左右のトルク
を設定変更する0例えば前述の第3図の制御例にあって
は、ステップ■およびステップ■等の基準値を定める際
、巻取径検出手段の検出値をも勘案して、経時的に基準
値が定められることになる。
なお巻取径検出手段の例としては、一端を巻取ロール1
6に巻き取られるインクリボンRに当接させ、支点を介
し他端を可変抵抗に当接させて、巻取径の増減を電気抵
抗の変化として読み取る方式が考えられる。又このよう
な巻取径に応じた制御を行わない場合には、巻取径に関
しては一般にその最大を基準としてトルクが定められる
巻取径については以上のとおり。
第2に、この熱転写プリンタは前述のごとくカセット1
8交換方式により、簡単容易にインクリボンRの取り替
えが行われるようになっている(第5図、第6図参照)
、さてここで図示実施例のごとく、インクリボン巻取装
置Cに巻取ロール16の両側駆動方式を採用しても、こ
のカセッ)1日交換方式は何ら損なわれない。
すなわち、左右の巻取ボス25と、巻取ロール16の左
右両端部のフランジ部24との関係等は、従来よりのカ
セット18交換方式におけると同様に維持される。そし
て係る左右の巻取ボス25が、図示実施例においては、
それぞれ伝達機構27により駆動モータ26に接続され
てなり、左右の巻取ボス25間に直接シャフト等が介在
するような構成は取られておらず、カセット18交換に
支障はない。
「他の実施例」 次に他の実施例について述べる。
第2図は、本発明に係るインクリボン巻取装置Cの他の
実施例を示す正断面図である。
この第2図の実施例にあっては、第1図の実施例のごと
く駆動軸34は用いず、駆動源たる駆動モータ26を左
右専用に2個配し、かつ制御手段たるマイクロコンピュ
ータ43からは、この左右の駆動モータ26に対し制御
信号が出力されるようになっている。
すなわち、左右のフレーム5にはそれぞれ駆動モータ2
6が固定され、左右の巻取ボス25とこの左右の駆動モ
ータ26間には、それぞれ伝達機構27が設けられてい
る。右側の伝達機構27は、駆動モータ26と同軸にカ
ップリン°グ30.第1トルクリミッタ31.歯車32
が順に設けられ、歯車32が右側の軸28に固定された
歯車33と噛み合っている。左側の伝達機構27もこれ
と同様に、駆動モータ26と同軸にカップリング30゜
第2トルクリミッタ38.歯車39が順に設けられ、歯
車39が左側の軸28に固定された歯車40と噛み合っ
ている。なおこの第1トルクリミツタ31および第2ト
ルクリミツタ38は、第1図の実施例のごとく可変式と
するを要しない。というのは、これらの第1.第2トル
クリミツタ31゜38は、インクリボンRの巻き取りに
おけるトルクの上限値を決めるものであってインクリボ
ンRに過剰なトルクがかかることを防止するためのもの
である。
又第1トルク検出器41および第2トルク検出器42が
、それぞれ左右の第1トルクリミツタ31および第2ト
ルクリミツタ38に付設されている。そしてマイクロコ
ンピュータ43には、第1トルク検出器41および第2
トルク検出器42から、左右の実際のトルクがデータ入
力される。そして左右のトルクの差の比較結果に基づき
、この第2図の実施例では、左右の駆動モータ26に対
し制御信号が出力されて、適宜左右のトルクが設定変更
される。
このように第2図の実施例にあっては、駆動モータ26
の電流又は電圧の変化とトルクの変化とが比例関係にあ
ることを利用して、左右の駆動トルクを設定変更する。
そこでこの第2図の実施例は、第1図の実施例のごとく
第1トルクリミツタ31および第2トルクリミツタ38
を可変式としてその伝達トルクを制御するよりも、トル
クの上下幅をより広く設定変更できるという利点がある
なおこの第2図の実施例において、その他の各部材の構
成および機能、作動その他は、前述の第1図の実施例に
ついて説明したところに準じるので、同符号を付しその
説明は省略する。
他の実施例はこのようになっている。
「発明の効果」 本発明に係るインクリボン巻取装置は、次の効果を発揮
する。
すなわち常時自動的に、インクリボンの左右両側に対す
る張力をバランスよく均等にでき、インクリボンの斜め
引っ張り等が解消されてその搬送が安定し、しわや片寄
り等の発生が防止される。
もって記録紙に形成される画像にむら等が生じることは
な(なり、画像品質が掻めて向上することになる。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃される等
、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るインクリボン巻取装置の実施例
を示す、正断面図である。第2図は、同地の実施例を示
す正断面図である。第3図は、これらの制御例を示すフ
ローチャートである。 第4図は、従来例のインクリボン巻取装置を示す、正断
面図である。 第5図は、カセット内等を分解して示す斜視図である。 第6図は、熱転写プリンタ全体を示す側断面図である。 43・・・ B・・・ C・・・ P・・・ R・・・ マイクロコンピュータ(制御手段) 供給部 インクリボン巻取装置 記録紙 インクリボン 13・・・ 14・・・ l 6・・・ 25・・・ 26・・・ 3 l・・・ 38・・・ 4 l・・・ 42・・・ プラテンローラ サーマルヘッド 巻取ロール 巻取ボス(巻取手段) 駆動モータ(駆動手段) 第1トルクリミツタ(駆動手段) 第2トルクリミツタ(駆動手段) 第1トルク検出器(検出手段) 第2トルク検出器(検出手段) 第 図 j 。−ノ 第 図 。p 第 図 第 図 し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 搬送される記録紙とインクリボンを介しプラテンローラ
    にサーマルヘッドが加熱圧接され、記録紙にインクリボ
    ンのインクが熱転写されて画像が形成される熱転写プリ
    ンタにおいて、 供給部から搬送された該インクリボンを巻き取って回収
    するインクリボン巻取装置であって、該インクリボンが
    巻かれる巻取ロールと、該巻取ロールの両端部に各々連
    結される左右の巻取手段と、左右の巻取手段に対してそ
    れぞれ別々に設定変更可能なトルクを伝達し巻取手段を
    回転駆動させる駆動手段と、 左右の該巻取手段に伝達されるトルクをそれぞれ検出す
    る検出手段と、 該検出手段の検出値を比較し、その比較結果に応じ左右
    のトルクの相対値を変更せしめる制御を行う制御手段と
    、 を有してなることを特徴とするインクリボン巻取装置。
JP25808888A 1988-10-13 1988-10-13 インクリボン巻取装置 Pending JPH02103166A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014233902A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 三菱電機株式会社 印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014233902A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 三菱電機株式会社 印刷装置

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