JPH02103165A - インクリボン巻取装置 - Google Patents

インクリボン巻取装置

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JPH02103165A
JPH02103165A JP25808788A JP25808788A JPH02103165A JP H02103165 A JPH02103165 A JP H02103165A JP 25808788 A JP25808788 A JP 25808788A JP 25808788 A JP25808788 A JP 25808788A JP H02103165 A JPH02103165 A JP H02103165A
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ink ribbon
torque
winding
transmitted
gear
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JP25808788A
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Kazuyuki Inagaki
和幸 稲垣
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はインクリボン巻取装置に関する。
すなわち、搬送される記録紙にインクリボンのインクが
熱転写されて画像が形成される熱転写プリンタにおいて
用いられ、供給部から搬送されたインクリボンを巻き取
って回収するインクリボン巻取装置に関するものである
「従来の技術」 第5図は従来例のインクリボン巻取装置を示す正断面図
である。
同図にも示すごと〈従来のインクリボン巻取装置Aは、
インクリボンRが巻かれる巻取ロールlの図面上では右
側の一端部に、巻取手段たる巻取ボス2が連結され、巻
取ロールlの図面上では左側の他端部には支え手段たる
支えボス3が連結され、両者により巻取りロール1が保
持されていた。
そして左側の支えボス3は、軸4等を介しフレーム5に
回動自在に保持され、右側の巻取ボス2は、軸6等を介
しフレーム5に回動自在に保持されるとともに、駆動源
たる駆動モータ7に伝達機構8を介し接続されていた。
このように従来のインクリボン巻取装置Aは、左右いず
れかの片側駆動方式よりなっていた。
なお伝達機構8は、カップリング9.歯車10゜歯車1
1等を有してなるとともに、ドルクリミツツタ12が介
装されていた。このトルクリミッタ12は、一定回転の
駆動モータ7に対し巻取ロール1に巻き取られるインク
リボンRの径は次第に増加するので、インクリボンRの
搬送速度を一定に保つべく両者に角速度差を生ぜしめる
ものである。
「発明が解決しようとする課題」 ところでこのような従来のインクリボン巻取装置Aにあ
っては、次の問題が指摘されていた。
すなわち、駆動モータ7により伝達機構8′を介し図面
上右側の巻取ボス2が回転駆動され、もってインクリボ
ンRが搬送されて巻取ロール1に巻き取られていた。こ
こで図面上左側の支えボス3は、単に回動自在に巻取ロ
ールlを保持しこれに従動するに過ぎない。
そこでまず第1にこのような片側駆動方式よりなり、8
更に第2にインクリボンRの左右両側には搬送に伴い各
々別々の外的負荷が加わるので、インクリボンRの左右
両側に対する張力に差が生じやすくアンバランスとなる
。つまり左右の張力が不均等となりやすい。
そこで剛体ではないこともあいまってインクリボンRは
、特に右側の駆動側たる巻取りボス2側が強く引っ張ら
れ、逆に左側の従動側たる支えボス3側に遅れやたるみ
が生じやすくなることが多′々あった。もってインクリ
ボンRは斜めに引っ張られる等その搬送が不安定化し、
しわや片寄り等が発生し、記録紙に形成される画像にむ
らが生じる等の悪影響を及ぼし、画像品質上問題となっ
ていた。
従来例では、このような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、巻取ロールの左右両
端部に巻取手段を各々連結し、かつ左右の巻取手段に伝
達されるトルクを別々に設定することにより、左右の張
力を均等にできインクリボンの搬送が安定化される、イ
ンクリボン巻取装置を提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
インクリボン巻取装置は、搬送される記録紙とインクリ
ボンを介しプラテンローラにサーマルヘッドが加熱圧接
され、記録紙にインクリボンのインクが熱転写されて画
像が形成される熱転写プリンタにおいて用いられる。そ
して供給部から搬送された該インクリボンを、巻き取っ
て回収するも゛のである。             
    。
このインクリボン巻取装置は、該インクリボンが巻かれ
る巻取ロールと、該巻取ロール′の両端部−に各々連結
される左右の巻取手段と、該巻取手段を回転駆動させる
駆動源と、次のトルク調整手段とを有してなっている。
トルク調整手段は、左右の該巻取手段と該駆動源間の伝
達機構に介装され、左右−の巻取手段に伝達されるトル
クをそれぞれ別々に設定するものである。
「作  用」 本発明は、このような手段よりなるので次のごと(作用
する。
インクリボンは、インクリボン巻取装置にて巻き取られ
ることにより、供給部から搬送され回収される。
ここでこのインクリボン巻取装置は、まず第1に、巻取
ロールの左右両端部に巻取手段を各々連結した、両側駆
動方式よりなっている。しかも第2に、駆動源から伝達
機構を介し左右の巻取手段に伝達されるトルクは、イン
クリ・ボンの搬送に伴ってインクリボンの左右両側に各
々別々に加わる外的負荷に対応して、トルク調整手段に
より別々に設定されている。
そこでインクリボンの左右両側に対する張力を均等にで
き、もってその搬送は安定的に行われることになる。
さて熱転写プリンタでは、このように搬送されるインク
リボンと記録紙を介し、プラテンローラにサーマルヘッ
ドが加熱圧接される。そして記録紙に、インクリボンの
インクが熱転写されて画像が形成される。
「実 施 例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
まずその構成等について、熱転写プリンタ、そのカセッ
ト等、インクリボン巻取装置の概要、その第1トルクリ
ミツタ、トルク調整手段たる第2トルクリミツタ、その
機能の順に説明する。
熱転写プリンタについては次のとおり。
第7図は熱転写プリンタの全体を示す側断面図である。
熱転写プリンタでは、同一方向に等速度で搬送される記
録紙PとインクリボンRを介し、プラテンローラ13に
・サーマルヘッド14が加熱圧接される。そして記録紙
Pに、インクリボンRのインクが熱転写されて画像が形
成される。
これらについて述べると、まずインクリボンRは、記録
紙Pとほぼ同幅のシート状をなすインクフィルムよりな
り、顔料系の熱溶融性又は染料系の熱昇華性のソリッド
インクが塗布されている。
図示例にあっては所定長さ毎に、イエロー、マゼンタ、
シアンの3色のインクが順に塗布されている。このイン
クリボンRは、供給部Bの供給ロール15に未使用状態
のものが巻かれ、供給部Bから張られた状態でプラテン
ローラ13およびサーマルヘッド14間へと順次搬送さ
れる。そしてイン、クリボンRは、記録紙Pと密接され
、熱転写後はこれと剥離されて、回転駆動される後述の
インクリボン巻取装置Cの巻取ロール16に、使用済の
ものが巻き取られて回収される。
サーマルヘッド14は、記録紙P等とほぼ同幅を備え、
プラテンローラ13に向かって順次所定のタイミングに
て圧接されるべく、圧接手段に保持されている。その頂
部には多数の発熱素子がライン状に設けられ、ドツト単
位で選択的に通電加熱される。発熱素子の通電加熱は、
搬送されるインクリボンRのインクの色毎に、対応する
色相画像情報たる単色成分データに基づき行われる。
記録紙Pは、先端整位が行われた後プラテンローラ13
に供給され巻きついた状態となり、その回転により搬送
されつつサーマルヘッド14の加熱圧接により、密接さ
れたインクリボンRのインクの熱転写される。図示例に
あっては記録紙Pとしてファンフォールド紙が使用され
、その両、側縁のパーフォレーションにトラクタフィー
ダ17のピンが順次係合移動することにより、精密に搬
送されるようになっている。
すなわちこの記録紙Pは、まず転写開始位置からトラク
タフィーダ17により図中実線表示の順方向に、所定距
離搬送される。1色分の熱転写が終了すると、次に、記
録紙Pは一旦停止後、トラクタフィーダ17により図中
破線表示の逆方向に上記所定距離分逆搬送されて、再び
転写開始位置に戻る。そして記録紙Pは、再び上述に準
じ順方向に搬送されることにより、、転写開始位置から
今度は他の色の熱転写が行われる。このようにして各原
色のインクが、個々に分けて熱転写されつつ順次重ね合
わせられることにより、記録紙Pに所望のカラー画像が
形成される。
熱転写プリンタは、このようになっている。
次のそのカセット18等について述べる。
熱転写プリンタ内には、ケース状のカセット18が取り
出し自在に装填されている。すなわちこのカセット18
は、熱転写プリンタのボディ19の底板上に、形成され
た装填部20に装填される。
カセット18内には、インクリボンR9供給部Bの供給
ロール15.インクリボン巻取装置Cの巻取ロール16
等が収納され、更に図示例ではサーマルヘッド14が配
されている。なお第7図中21は、ボディ19に対し開
閉可能なカバーであり、22はボディ19に付設された
記録紙Pのガイド板である。
第6図は、カセッ)18内等を分解して示す斜視図であ
る。同図にも示すごとく、カセット18が熱転写プリン
タの装填部20に装填された状態では、次のようになる
すなわち、まず供給部Bの供給ロール15は、その左右
両端部が装填部20に付設された断面路V字状の軸受溝
23上に、回動自在に位置決め保持される。“他方イン
クリボン巻取装置c側にあっては、後で詳述するごと(
その巻取ロール16の左右両端部が、フランジ部24を
介しそれぞれ巻取ボス25に、圧接および係合により連
結保持される。巻取ボス25は、前進後退動可能に装填
部20に軸支されている。
又カセット18を熱転写プリンタの装填部20から取り
出す際には、供給ロール15は軸受溝23による位置決
め保持を容易に解かれ、又巻取ロール16も巻取ボス2
5の左右への後退により圧接、係合による連結保持を解
かれて、インクリボンRとともにカセット18内に収納
されたまま取り出される。そしてこれに代え、別の新た
なインクリボンR等を収納したカセット18が、熱転写
プリンタの装填部20に装填されることになる。
こめように左右の巻取ボス25間にはシャフト等は介在
せず、いわゆるカセット18交換方式により、間車容易
にインクリボンRの取り替えが行われる。
カセット18等は、このようになっている。
次にインクリボン巻取装置Cの概要について述べる。
第1図は本発明の実施例を示す正断面図である。
このインクリボン巻取装置Cは、供給部Bから搬送され
たインクリボンRを巻き取って回収する。
そしてインクリボンRが巻かれる巻取ロール16と、巻
取ロール16の両端部に各々連結される左右の巻取手段
たる巻取ボス25と、この巻取ボス25を回転駆動させ
る駆動源たる駆動モータ26と、巻取ボス25と駆動モ
ータ26間の伝達機構27と、この伝達機構27に介装
された後述のトルク調整手段とを有している。
これらについて詳述すると、まず巻取ロール16は例え
ば紙管よりなり、インクリボンRが先端をテープ等によ
り止着されて次第に径を増加させつつ巻き取られる。こ
の巻取ロール16の左右両端部には、それぞれフランジ
部24が嵌着固定されている。このフランジ部24には
、第6図に示すごとく外側に向は複数のテーパ片24.
が同心円に突設され、テーパ片241間には各々係合溝
24□が形成されている。これらに対応して巻取ボス2
5には、テーパ面25.が形成されるとともに、テーパ
面251に係合用の爪25□が突設されている。
この左右の巻取ボス25は、それぞれ軸28等を介し装
填部20の左右のフレーム5に回動自在に保持されると
ともに、介装されたスプリング(図示せず)により軸2
8方向に、左右対称に前進後退動可能となっている。そ
して巻取ボス25は、カセット18の装填時には第1図
に示すごとく前進位置を取り、そのテーパ面25.がフ
ランジ部24の各テーパ片241に圧接されるとともに
、その爪25つが各テーバ片245間の保合溝24□と
噛み合って係合する。もって巻取ロール16は、左右の
フランジ部24等を介し左右のフレーム5に回動自在に
保持されるとともに、後述のごとくトルクの伝達が行わ
れる。
左右の巻取ボス25と、フレーム5に固定されたDCギ
ャードモータたる駆動モータ26間には、伝達機構27
が設けられている。すなわち、駆動モータ26はカップ
リング29および後述の第1トルクリミツタ30を介し
、出力歯車31に同軸に連結されている。出力歯車31
は、図示上右側の軸28に固定された歯車32と、駆動
軸33の右端に固定された歯車34とに、上下でそれぞ
れ噛み合っている。
駆動軸33は、軸受(図示せず)により左右に架設され
、左端には後述の第2トルクリミツタ35が取り付けら
れ、この第2トルクリミツタ35と同軸にスリップギヤ
たる歯車36が設けられている。歯車36は、左側のフ
レーム”5に保持されたタイミングギヤたる歯車37と
噛み合い、歯車37は左側の軸28に固定された歯車3
8と噛み合っている。
なお前述のカセット18交換方式のため、左右の巻取・
ボス25は前進後退動可能となっているので、同じ軸2
8に固定された歯車32および歯車38もこれとともに
前進後退動する。そこでそれぞれ出力歯車31および歯
車37との噛み合い関係を維持すべく、歯車32および
歯車38の歯幅は、係る移動距離に見合って設定されて
いる。
インクリボン巻取装置Cの概要は、このようになってい
る。
次に第1トルクリミツタ30について述べておく。
図示の第1トルクリミツタ30はマグネット式のものが
用いられ、その中子がカップリング29を介し駆動モー
タ26に連結されるとともに、その外装が出力歯車31
に連結されている。この中子と外装間には、周知のごと
く強力なマグネットパウダたる磁性粉体が配され、磁性
粉体を媒体としてその設定磁力により両者が連結されて
おり、これによりトルクは中子から外装へ規制されて外
装に固定された出力歯車31へ伝達される。例えば駆動
モータ26の駆動トルクを5kgcmとし、この第1ト
ルクリミツタ30の設定トルクを3kgClとする。す
るとこの第1トルクリミツタ30は、その中子へは5k
gcmのトルクが伝達されるかくその外装へは3kgc
mのトルクしか伝達されず、差の2kgcmのトルク分
の滑りが磁性粉体で生じることになる。
そこで図示例では、駆動モータ26から左右の巻取ボス
25に伝達される合算トルクがこれにより規制され、両
者間には角速度差が生じることになる。つまり後述のご
とく左右の巻取ボス25により巻取ロール16の両端部
に伝達されるトルクの合計つまりその上限が、まずこの
第1トルクリミツタ30にて設定される。
このように左右の合算トルクが規制される為、駆動モー
タ26にてインクリボンRが必要以上に張力がかかった
状態で巻き取られることはない。
そこでその巻き取り負荷によりインクリボンRの搬送速
度が変化したり、巻取ロール16に巻き取られて径、が
次第に増加するインクリボンRの搬送速度が大きく変化
したりすることが防止され、更に場合によってはインク
リボンRの破損発生も回避されるという利点がある。
なお第1トルクリミツタ30として、図示例ではマグネ
ット式のものが用いられているが、これ以外にもメカ式
のものその他各種のトルクリミッタの採用も可能である
第1トルクリミツタ30は、このようになっている。
次にトルク調整手段について述べる。
トルク調整手段たる第2トルクリミツタ35は、左右の
巻取ボス25と駆動モータ26間の伝達機構27に介装
され、左右の巻取ボス25に伝達されるトルクをそれぞ
れ別々に設定する。
第2図はこの第2トルクリミツタ35を示し、(1)図
は正面図、(2)図は正断面図である0図示の第2トル
クリミツタ35はメカ式のものが用いられ、駆動軸33
の左端側から内側に向かって、止めねじ353.止めリ
ング35t、受板351.スプリング354.スリップ
板352.対をなす摩擦板35..35?が、順に配さ
れている。
まず止めねじ351は、駆動軸33の左端に螺合により
止着され、回動により軸方向に進退動可能であり、この
止めねじ35.には止めリング35□が固着されている
。止めリング35□には受板35.が当接され、この受
板353およびスリップ板35.は軸方向にフリーで移
動自在であるが駆動軸33の回転には同期して追従し、
両者間にはスプリング354が弾発状態で介装されてい
る。スリップ板35.の他端面には鍔状の摩擦板35、
が固定され、この摩擦板356は歯車36のリム等に固
定された摩擦板35.に圧接されている。
なお歯車36はスリップギヤよりなり、駆動軸33が回
動可能に挿通され、かつ歯車36のリム等の他端面ば駆
動軸33に形成された段部39に圧接されている。
そこで駆動軸33から歯車36に伝達されるトルクは、
介在する第2トルクリミツタ35により規制される。す
なわち、摩擦板35..35.を介し歯車36は、スプ
リング354つまりスリップ板35sにて、駆動軸33
の段部39に押し付けられている。そしてこのスプリン
グ354の押付力に基づ<)!!擦板35.,35?間
のFJ擦力に応じ、駆動軸33から歯車36に伝達され
るトルクが設定される。設定値以上のトルクは、摩擦板
35、.35.間の滑りつまりスリップ板35゜のスリ
クプにより、伝達されないよう規制される。
そこで第2トルクリミツタ35による伝達トルクMt(
kgcm)は、次式で示される。
ここでμは摩擦板35−.35yの摩擦係数、Tはスプ
リング354による面押付力(kg) 、Dは摩擦板3
5..35.の外径(C11)、αは摩擦板35h、3
5yの内径(C1l)とする、ここに摩擦板35..3
5?どうしの面圧は一定とする。
このように第2トルクリミツタ35の伝達トルクMtは
、スプリング354の面押付力Tにより変更設定可能で
ある。そして面押付力Tは、前記止めねじ35.を回動
操作して進退動させて、受板353とスリップ板353
間のスプリング354の介装長さを変えることにより、
適宜変更される。
つまり第2トルクリミツタ35は、止めねじ35゜の操
作によりスプリング35.を介し、その伝達するトルク
を適宜変更設定可能である。
なおトルク調整手段たる第2トルクリミツタ35として
、図示例ではメカ式のものが用いられているが、これ以
外にもマグネット式のものその他各種のトルクリミッタ
の採用も可能である。
トルク調整手段は、このようになっている。
次にこのトルク調整手段の機能について述べる。
そこでトルク調整手段たる第2トルクリミツタ35は、
次の2つの機能を果たす。
第1に、左右の巻取手段たる巻取ボス25に伝達される
トルクを、それぞれ別々に設定する。
すなわち、まず第1トルクリミツタ30により前述のご
とく、左右の巻取ボス25に伝達されるトルクの合計が
設定されるが、更にこれは第2トルクリミツタ35によ
り左右に振り分けられることになる。例えば第1トルク
リミツタ30の設定トルクを3.0kgcmとした場合
、第2トルクリミツタ35の設定トルクを1.5kgc
u+とすると、左右の巻取ボス25には均等に1.5k
gcmずつのトルクが伝達される。他方この場合、第2
トルクリミツタ35の設定トルクを2kgcmとすると
、左側の巻取ボス25には2kgcmのトルクが伝達さ
れ、右側の巻取ボス25には残りの1kgcmのトルク
が伝達される。
このように振り分けられ左右別々に設定されるトルクは
、勿論第2トルクリミツタ35の設定トルクを変更する
ことにより、適宜自由に変更される。
第2に、左右の巻取手段たる巻取ボス25の爪25□の
同期を可能ならしめる。
すなわち、第2トルクリミッタ35.は出力歯車31か
らの回動トルクを歯車37へより大きくして伝達できな
いから、左の歯車36として、右の歯車34より歯数が
1歯少ないものを用い、歯車34より僅かに早く回転さ
せるようにし、かつその差を第2トルクリミツタ35に
より補う、これにより、左右の巻取ボス25にそれぞれ
確実にトルクを伝達できるとともに、左右の爪25!が
それぞれ左右のフランジ部24の保合溝24□に対し、
確実に同期して係合するようになる。
ζ・第3図は、巻取ボス25等の作動モデルの説明図で
ある。同図に示すごと(、いずれか−左側例えば左側の
爪25□が左側の保合溝24□に対して浮いたまま、右
側の爪25□と右側の係合溝24、の係合つまり右側の
巻取ボス25とフランジ部24のみにより、巻取ロール
16が片側駆動されてしまう事態が、これにより確実に
回避されることになる。
例えばもし第2トルクリミツタ35を設けない場合には
、トルクは左右同時に伝達されてしまい左右の爪25g
の同期が取れず、他方もしも左右の歯車34および歯車
36の歯数を同数とした場合には、第2トルクリミツタ
35が働かず同様に同期はとれず、外部力が作用した時
のみ僅かにスリップするにとどまる。これに対し上述の
ごとく、歯車36の歯数を1歯少なくし、かつ第2トル
クリミツタ35をその少ない歯数となる歯車36側に設
けてなることにより、左右の爪25□の係合溝24−に
対する同期が確実に取れ、もって巻取ロール16が片側
駆動されてしまう事態は確実に回避されることになる。
トルク調整手段の機能は、このようになっている。
以上がインクリボン巻取装置Cの構成等の説明である。
以下その動作等について説明する。
インクリボンRは、インクリボン巻取装置ff1Cにて
搬送され巻き取られる。すなわぢ第7図に示すごとくイ
ンクリボンRは、供給部Bの供給ロール15から供給さ
れて搬送され、熱転写後は使用済のものがインクリボン
巻取装置Cの巻取ロール16に巻き取られて回収される
そして第1図に示すごと(、インクリボン巻取装置Cで
は、駆動源たる駆動モータ26が駆動されると、以下の
ごとく伝達機構27により、左右の巻取手段たる巻取ボ
ス25にそれぞれトルクが伝達される。
すなわち、駆動モータ26の駆動はカップリング29を
介し第1トルクリミツタ30に伝達され、まず第1トル
クリミツタ30により左右に伝達されるトルクの合計が
規制される。
しかる後、一方では第1トルクリミツタ30から出力歯
車31.歯車32.右側の軸28等を介し、トルクが右
側の巻取ボス25に伝達される。
なおこの右側の巻取ボス25に伝達されたトルクは、第
1トルクリミツタ30からのトルクが、第2トルクリミ
ツタ35により結果的に左右に振り分けられたものより
なる。
他方これとともに第1トルクリミツタ30から出力歯車
31を介し、歯車34により分岐された駆動は、駆動軸
33により右側から左側に伝達される。そして第2トル
クリミツタ35にて規制された後、歯車36.歯車37
.歯車38.左側の軸28等を介し、トルクが左側の巻
取ボス25に伝達される。
そこで左右の巻取ボス25には各々別々に設定されたト
ルクが伝達され、更にテーパ面251とテーバ片24.
の圧接および爪251と係合溝24□の係合により、左
右の巻取ボス25からそれぞれ左右フランジ部24へと
伝達されることにより、巻取ロール16の左右両端部が
各々回転駆動される。このようにしてインクリボン巻取
装置Cにより、インクリボンRが巻取ロール16に巻き
取られて行く。
さてここでこのインクリボン巻取装置Cは、まず第1に
、巻取ロール16の左右両端部に駆動モータ26に接続
された巻取ボス25を各々連結した、両側駆動方式より
なっている。しかも第2に、左右の巻取ボス25に伝達
されるトルクは、インクリボンRの搬送に伴ってインク
リボン養の左右両側に各々別々に加わる外的負荷に対応
して、第2トルクリミツタ35により別々に設定された
ものである。
従って、負荷の大小に応じ左右のトルクを別々に増M調
整することにより、インクリボンRの両側に対する左右
の巻き取りによる張力差は解消される。すなわち、イン
クリボンRの左右両側における巻き取りによる張力を確
実に均等にでき、もってインクリボンRの搬送は極めて
安定的に行われることになる。
さて熱転写プリシタでは第7図に示すごとく、このよう
に搬送されるインクリボンRと記録紙Pを介し、プラテ
ンローラ13にサーマルヘッド14が加熱圧接される。
そして記録紙Pに、インクリボンRのインクが熱転写さ
れて、画像が形成されるに至る。
以上が動作等の説明である。
ところで図示実施例は次の各利点を備えている。
第1に、この熱転写プリンタは前述のごとくカセット1
8交換方式により、簡単容易にインクリボンRの取り替
えが行われるようになっている(第6図、第7図参照)
、さてここで図示実施例のごとく、インクリボン巻取装
置Cに巻取ロール16め両側駆動方式を採用しても、こ
のカセット18交換方式は何ら損なわれない。
すなわち、左右の巻取ボス25と、巻取ロール16の左
右両端部のフランジ部24との関係等は、従来よりのカ
セット18交換方式におけると同様に維持される。そし
て係る左右の巻取ボス25が、図示実施例においては、
それぞれ伝達機構27により駆動モータ26に接続され
てなり、左右の巻取ボス25間に直接シャフト等が介在
するような構成は取られておらず、カセッ)18交換に
支障はない。
第2に、図示実施例では伝達機構27に駆動軸33を備
えてなることにより、駆動源たる駆動モータ26が1個
となっている、。
すなわち、このような駆動軸33を採用しない方式の場
合には、左右に各々駆動モータ26を配し、それぞれの
伝達機構27を介し左右の巻取ボス25に接続する構成
となる。そこで係る駆動軸33を用いない方式にあって
は、第1に駆動モータ26の数が増え、又第2に左右の
駆動モータ26について角速度差とトルク差とをそれぞ
れ調整する手段も必要となる等、コストアップが著しい
これに対し駆動軸33を用いる図示実施例では、駆動モ
ータ26が1個で済み、父上記のような調整手段も必要
としない等、コスト面に優れるという利点がある。
第3に、このように図示実施例では、駆動軸33により
駆動モータ26の駆動を、左右間で伝達する。そこでト
ルク調整手段たる第2トルクリミツタ35を、図示のご
とく左側等いずれか側に1個配するだけで、左右の巻取
ボス25に伝達されるトルクをそれぞれ別々に設定でき
るようになるという利点もある。
第4に、図示実施例のトルク調整手段たる第2トルクリ
ミツタ35は、例えばその止めねじ35゜等の操作によ
りスプリング354を介し、適宜その伝達するトルクを
変更設定可能となっている。
そこで事後、インクリボンRの左右両側に搬送に伴い各
々加わる外的負荷が変動した場合には、これに対応して
第2トルクリミツタ35の設定を変更して、左右の巻取
ボス25に伝達されるトルクを適切に増減変更すること
が可能である。このように図示実施例では、事後負荷の
変動があっても、容易にインクリボンRの左右両側に対
する張力を、均等に維持することができるという利点が
ある。
第5に、しかもこれらの各利点が、図示実施例では簡単
な構成によりコスト面に優れて実現される。
「他の実施例」 次に他の実施例について述べる。
第4図は、本発明に係るインクリボン巻取装置Cの他の
実施例を示す正断面図である。
この第4図の実施例にあっては、左右の巻取手段たる巻
取ボス25と、駆動源たる駆動モータ26間の伝達機構
40が、次のごとく構成されている。
すなわち、駆動モータ26は歯車41.およびカップリ
ング42を介し、トルク調整手段たる右トルクリミッタ
43に同軸に連結され、更にこの右トルクリミッタ43
と同軸に設けられた歯車44が歯車32と噛み合い、右
側の軸28を介し右側の巻取手段たる巻取ボス25に接
続されている。
これとともに、上記歯車41が駆動軸33の右端に固定
された歯車45と噛み合い、駆動軸33の左端には左ト
ルクリミッタ46が取り付けられ、この左トルクリミッ
タ46と同軸にスリップギヤたる歯車36が設けられて
いる。歯車36は、歯車37.歯車38.左側の軸28
等を介し、左側の巻取手段たる巻取ボス25に接続され
ている。
なお右トルクリミッタ43は、前述の第1図の実施例に
おける第1トルクリミツタ30と、又左トルクリミッタ
46は、同第1図の実施例における第2トルクリミツタ
35と、それぞれ同様の構成よりなっている。
伝達機構40は、このように構成されている。
そして駆動モータ26が駆動されると、歯車41を介し
右トルクリミッタ43で規制されたトルクが、歯車44
.歯車32、右側の軸28等により、右側の巻取ボス2
5に伝達される。他方これとともに、歯車41と噛み合
う歯車45.駆動軸33を介し、左トルクリミッタ46
で規制されたトルクが、歯車36.歯車37.左側の軸
28等により、左側の巻取ボス25に伝達される。
第4図の実施例にあっては、このようにトルク調整手段
として右トルクリミッタ43と左トルクリミッタ46と
を、左右専用として設けてなっている。すなわちこのト
ルク調整手段は、駆動モータ26から左右の巻取ボス2
5に伝達されるトルクを、それぞれ全く独立して規制す
ることによって、左右別々に設定する。
つまり第1図の実施例では、トルク調整手段は第2トル
クリミツタ35′の1個のみであり、この第2トルクリ
ミツタ35が左右のトルクを振り分けて別々に設定して
いた。なお第1図の実施例で用いられている第1トルク
リミツタ30は、この左右のトルクの合計たる上限を予
め規制するものであり、トルクの左右の振り分けを行う
ものではなく、ここに言うトルク調整手段ではない。
これに対しこの第4図の実施例では、左右2個のトルク
調整手段たる右トルクリミッタ43と左トルクリミッタ
46により、左右について全く独立してトルクの規制を
行うようになっている。そこで左右の巻取ボス25つま
り巻取ロール16の左右両端部に伝達されるトルクにつ
いて、左右別々にその上限設定が可能となる。そこでこ
の第4図の実施例は、左右のトルク差をより大きく設定
することができるという利点を有している。
なおこの第4図の実施例において、その他の各部材の構
成および機能、作動その他は、前述の第1図の実施例に
ついて説明したところに準じるので、同符号を付しその
説明は省略する。
他の実施例はこのようになっている。
ところで本発明は、以上説明した第1図および第4図の
実施例に限定されるものではなく、例えば次のごとく構
成することも考えられる。すなわち駆動軸33を用いず
駆動源たる駆動モータ26を左右に2個配し、各々専用
のトルク調整手段等を介し左右の巻取手段たる巻取ボス
25に、それぞれ設定されたトルクを伝達するようにす
ることも勿論可能である。
「発明の効果」 本発明に係るインクリボン巻取装置は、以上説明したご
とく、巻取ロールの左右両端部に各々巻取手段を連結す
る両側駆動方式とし、かつ左右の巻取手段に伝達される
トルクをトルク調整手段により別々に設定することによ
り、次の効果を発揮する。
すなわち、インクリボンの左右両側に対する張力をバラ
ンスよく均等にでき、インクリボンの斜め引っ張り等が
解消されてその搬送が安定し、しわや片寄り等の発生が
防止される。もって記録紙に形成される画像にむら等が
生じることはなくなり、画像品質が極めて向上すること
になる。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃される等
、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るインクリボン巻取装置の実施例
を示す、正断面図である。 第2図は、その第2トルクリミツタを示し、(1)図は
正面図、(2)図は正断面図である。第3図は、巻取ボ
ス等の作動モデルの説明図である。 第4図は、本発明に係るインクリボン巻取装置の他の実
施例を示す、正断面図である。 第5図は、従来例のインクリボン巻取装置を示す、正断
面図である。 第6図は、カセット内等を分解して示す、斜視図である
。第7図は熱転写プリンタ全体を示す、側断面図である
。 13・・・ 14・・・ 16・・・ 25・・・ 26・・・ 27・・・ 35・・・ 40・・・ 43・・・ 46・・・ B・・・ C・・・ P・・・ R・・・ プラテンローラ サーマルヘッド 巻取ロール 巻取ボス(巻取・手段) 駆動モータ(駆動源) 伝達機構 第2トルクリミツタ(トルク調整手段)伝達機構 右トルクリミッタ(トルク調整手段) 左トルクリミッタ(トルク調整手段) 供給部 インクリボン巻取装置 記録紙 インクリボン 第 図 / 第 図 / \2□ h′40 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 搬送される記録紙とインクリボンを介しプラテンローラ
    にサーマルヘッドが加熱圧接され、記録紙にインクリボ
    ンのインクが熱転写されて画像が形成される熱転写プリ
    ンタにおいて、 供給部から搬送された該インクリボンを巻き取って回収
    するインクリボン巻取装置であって、該インクリボンが
    巻かれる巻取ロールと、該巻取ロールの両端部に各々連
    結される左右の巻取手段と、該巻取手段を回転駆動させ
    る駆動源と、左右の該巻取手段と該駆動源間の伝達機構
    に介装され、左右の巻取手段に伝達されるトルクをそれ
    ぞれ別々に設定するトルク調整手段と、 を有してなることを特徴とするインクリボン巻取装置。
JP25808788A 1988-10-13 1988-10-13 インクリボン巻取装置 Pending JPH02103165A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515247A (ja) * 2008-03-26 2011-05-19 シャンドン・ニュー・ベイヤン・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド カーボンリボン回収装置及びそれを備えるプリンター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515247A (ja) * 2008-03-26 2011-05-19 シャンドン・ニュー・ベイヤン・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド カーボンリボン回収装置及びそれを備えるプリンター

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