JPH08164645A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH08164645A
JPH08164645A JP33289894A JP33289894A JPH08164645A JP H08164645 A JPH08164645 A JP H08164645A JP 33289894 A JP33289894 A JP 33289894A JP 33289894 A JP33289894 A JP 33289894A JP H08164645 A JPH08164645 A JP H08164645A
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JP
Japan
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ink sheet
recording
ink
thermal transfer
cassette
Prior art date
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Pending
Application number
JP33289894A
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English (en)
Inventor
Naotaka Sasaki
直孝 佐々木
Shunichi Kawamata
俊一 川俣
Kenji Sugaya
謙二 菅谷
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Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Japan Servo Corp
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Publication date
Application filed by Japan Servo Corp filed Critical Japan Servo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数のインクシートを備えた熱転
写記録装置に関するもので、インクシートを収納した複
数のインクシートカセットから所望のインクシートカセ
ットを選択して記録部へ移動させ、溶融型熱転写記録や
昇華型熱転写記録など種々のインクシートの組合せによ
る熱転写記録を1台の記録装置で行なう際に採用される
インクシート交換機構の改良に関するもので、インクシ
ートの取扱いが容易であり、小さな駆動力で複数のイン
クシートを交換できる熱転写記録装置を小型に、且つ安
価に実現することを目的としている。 【構成】 本発明に成る熱転写記録装置においては、所
定の角度で位置決め可能な回転板にほぼ垂直に複数のイ
ンクシートカセットを装着し、所望の熱転写記録信号に
応じて前記回転板を回転させて該当するインクシートカ
セットを記録部へ位置決めして熱転写記録をするように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複数のインクシートを
備えた熱転写記録装置に関するもので,詳しくは,イン
クシートを収納した複数のインクシートカセットから所
望のインクシートカセットを選択して記録部へ移動さ
せ,溶融型熱転写記録や昇華型熱転写記録など種々のイ
ンクシートの組み合わせによる熱転写記録を1台の記録
装置で行う際に採用されるインクシート交換機構の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複数のインクシートを自動的に
交換可能に備えた熱転写記録装置として,(1)日本国
公開特許公報平2−155678号,(2)米国特許公
報4,569,608号,(3)米国特許公報4,89
8,484号,(4)米国特許公報5,030,969
号が開示されている。これらの従来例による熱転写記録
装置のインクシート交換方式は,それぞれ以下のように
なっている。
【0003】(1)日本国公開特許公報平2−1556
78号に開示された熱転写記録装置は,該公報の第1図
に示されるように,サーマルヘッドおよびプラテンロー
ラで構成された記録部に対して記録搬送方向の上流側ま
たは下流側の一方に,複数の単色インクシートの供給ロ
ールと巻取りロールをシートストック部に懸架格納し,
所望の色による熱転写記録動作で該当色のインクシート
を巻取りロール回転軸の端部保持部を含めて把持し,前
記記録部を越えて展張して所定の記録動作を行い,記録
動作終了後にインクシートの巻取りロールをシートスト
ック部へ再格納する。インクシートの選択は,インクシ
ートストック部を上下方向に移動させて所望のインクシ
ートをシート選択機構によってピックアップする方式と
なっている。
【0004】(2)米国特許公報4,569,608号
で開示された印刷装置は,イエロ,マゼンタ,シアン,
ブラックの各色インクを略記録面積に相当する面積で面
順次に備えたインクシートを収納した複数のインクシー
トカセットを,サーマルヘッドおよびプラテンローラで
構成された記録部の横に,インクシートの巻心軸が記録
部と平行になるように設けられたカセットホールディン
グユニットに格納し,所望のインクシートカセットをサ
ーマルヘッドの発熱素子の列び方向およびプラテンロー
ラ軸と平行にスライドさせて記録部へ移送して記録を行
う。また,必要に応じて記録部に移送したインクシート
カセットを前記カセットホールディングユニットへ再格
納可能な構成となっている。
【0005】(3)米国特許公報4,898,484号
で開示された熱転写プリンタは,複数のインクシートカ
セットをドラム内に格納し,格納された複数のインクシ
ートの巻取り側ロールを,ドラム軸上に回動可能に備え
られたカセットプレートと連結する方式としてカセット
プレートを回転させながらインクシートの供給ロール側
を記録部へ繰り出すようにインクシートカセットを移動
させ,記録動作後にインクシートカセットをドラム内へ
再格納する方式の構成となっている。また,この方式を
変形した例として,複数のインクシートカセットを記録
部をまたぐ1本のエンドレスベルトに係止し,このベル
トをモータで駆動することによって,所望のインクシー
トを収納したインクシートカセットを記録部へ移動させ
る方式が開示されている。さらに,インクシートの供給
ロール側と巻取りロール側のインクシートカセットを分
割して構成したインクシートカセットを,記録部に対し
て記録搬送方向の下流側に備えられたストッカへ段積み
し,従来例(1)と同様にストッカを上下動させて所望
のインクシートカセットの分割された巻取りロール側を
記録部を越えて引き出し,インクシートを展張する方式
も開示されている。
【0006】(4)米国特許公報5,030,969号
で開示された熱転写記録装置は,従来例(1)で示した
熱転写記録装置のインクシートストック部の構成で,イ
ンクシートのローラ端部保持軸の把持形態を改良し,そ
の受け渡しに関係する運動機構の簡略化を図ったもので
あり,インクシートストック部のインクシート供給ロー
ルおよび巻取りロール把持機構が円線状に循環する構造
となっている。所望の色のインクシートの巻取りロール
を,記録部を越えて展張して所定の記録動作を行い,記
録動作終了後にインクシートの巻取りロールをシートス
トック部へ再格納する機能は,前述の従来例(1)と同
様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱転
写記録装置では,(1)の例では,複数のインクシート
を格納したインクシートストック部を上下動させて選択
するため,インクシートストック部の上下部に該ストッ
ク部を移動させるための余分な空間を必要として装置が
大型化し,また,該当色のインクシートを巻取りロール
回転軸の端部保持部を含めて把持しながら記録部へ展張
することから,インクシート選択機構に必要とされる駆
動力が大きくなって高価な高出力駆動源が必要となり,
さらにインクシートの選択展張操作に多くの時間を要す
る欠点があった。さらに,インクシートカセットを使用
していないため,インクシートストック部へインクシー
トをローディングする際のインクシートの取扱が困難で
ある。(2)の例では,インクシートを収納した複数の
インクシートカセットを,サーマルヘッドおよびプラテ
ンローラで構成された記録部の横に,インクシートの巻
心軸が記録部と平行になるように設けられたカセットホ
ールディングユニットに格納し,インクシートカセット
を記録部へ平行移動して交換することから,(1)の例
で必要とされた上下方向の空間を削減する改善が行われ
ているが,カセットホールディングユニットを記録部の
横に配置しているため,大きな記録幅が要求される記録
装置では,装置の横幅が大きくなり,結果として記録装
置の大型化が欠点となっていた。(3)の例では,ドラ
ム内に格納した複数のインクシートの巻取り側ロール
を,ドラム軸上に回動可能に備えられたカセットプレー
トと連結する方式のために機構が複雑化し,且つインク
シートのローディング作業に難点があり,また開示され
たインクシートカセット移動方式では,複数のインクシ
ートカセットを記録部をまたぐ1本のエンドレスベルト
に係止し,このベルトをモータで駆動することによっ
て,所望のインクシートを収納したインクシートカセッ
トを記録部へ移動させる方式のため,同時に移動すべき
インクシートカセットの数が多く,ベルトの駆動に高価
な高出力駆動源を必要とし,また,供給ロール側と巻取
りロール側を分割したインクシートカセットを段積みし
た方式は,(1)の例と同様にインクシートの取扱いに
難点があり,また,(1)と同様にインクシート格納部
を上下動させることから装置が大型化する欠点があっ
た。(4)の例は(1)の例と同一の発明者が改良して
行った発明であるが,(1)の例で欠点となっていたイ
ンクシート選択機構の駆動力を軽減する改良が為されて
いるものの,前記指摘の他の欠点は依然として残された
課題であった。従って本発明は,以上のような従来例で
みられた欠点を排除し,インクシートの取扱いが容易で
あり,高速に複数のインクシートを交換できる熱転写記
録装置を小型に,且つ安価に実現することを目的として
いる。
【0008】
【問題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明では,複数のインクシートを備えた熱転写
記録装置において,直線状に複数の発熱素子を備えたサ
ーマルヘッドと,該サーマルヘッドを選択的に押圧する
プラテンローラとの間にインクシートと記録紙を挟み前
記発熱素子への通電で発生する熱エネルギによってイン
クシート上のインクを記録紙へ転写記録する記録部と,
所定の回転角で位置決め可能な回転板とを備え,該回転
板に対してほぼ垂直に前記インクシートを収納した複数
のインクシートカセットを装着して該回転板を回転位置
決めすることによって所望のインクシートが収納された
インクシートカセットを前記記録部へ選択的に搬送して
熱転写記録を行うことが可能な構成となっている。
【0009】
【作用】この結果,取扱いが容易なインクシートカセッ
トを,所定の回転角で位置決め可能な回転板に対してほ
ぼ垂直に複数装着し,回転板の回転位置決め操作で所望
のインクシートが収納されたインクシートカセットを記
録部に搬送できるから,インクシートのローディング作
業性の向上と,装置の小型化と,インクシートカセット
の自動選択操作の高速化が図れる。
【0010】
【実施例】図8は,熱転写記録装置の基本構成を示す図
である。同図で,直線状に複数の発熱素子を記録幅方向
に備えたサーマルヘッド1と所定のシーケンスに従って
CW方向およびCCW方向に回転されるプラテンローラ
2の間に,記録紙5と,この記録紙5にインク層を対面
させるようにインクシート8とを通過させ,テンション
バー26および27でインクシート8の皺を伸ばし,図
示しない制御部からの記録指令に応じてサーマルヘッド
1をプラテンローラ2に押圧して且つ記録搬送方向にプ
ラテンローラ2を回転しながら,発熱素子への選択的な
通電で発生する熱エネルギによってインクシート8上の
インクを記録紙5へ転写する構成となっている。
【0011】熱転写記録に使用されるインクシート8
は,図6に示すようにイエロY,マゼンタM,シアン
C,ブラックBKの各色インクをそれぞれ略1ページの
記録面積を持って面順次に備えており,記録紙5をペー
ジ単位で往復させる移動を繰り返して各色インクを重ね
合わせ,最終的なカラー記録を得るようになっている。
このインクシート8に備えられるインク層の構成には,
記録紙5として普通紙が使用できるため運用コストが安
いが画質が劣る溶融型熱転写記録用と,昇華染料の受容
層を持つ専用記録紙が必要となるために運用コストが高
くなるが高画質を得られる昇華型熱転写記録用がある。
【0012】従って運用コストの経済性を考慮して,記
録すべき画像のテスト用記録を行う時は溶融型熱転写記
録用インクシートと普通紙を使用して記録し,最終仕上
げ記録を行うときは昇華型熱転写記録用インクシートと
専用記録紙を使用した記録を1台の熱転写記録装置で行
うように構成してある。尚,インクシートには,図6に
示した多色リボンの他に,単色,プリコート用,ポスト
コート用などの種類もあり,これら複数のインクシート
を1台の熱転写記録装置で組み合わせながら使用する
と,インクシート価格の削減などの利点も得られ,複数
のインクシートを備えた熱転写記録装置の有益性が発揮
される。
【0013】図1から図5および図7が,本発明の一実
施例を説明する図である。図1で,直線状に記録幅全体
に渡って構成された発熱素子33を備えたサーマルヘッ
ド1が,ヘッド支持アーム22に固定されており,ヘッ
ド支持アーム22の一部がヘッド上下カム21側へヘッ
ドバネ20で付勢されている。従って,偏心軸に支持さ
れたヘッド上下カム21を回転することによってサーマ
ルヘッド1の上下動作が実行される。また,ヘッドバネ
20の一端はヘッド機構体のヘッド支持部材11で支持
されており,このヘッド支持部材11も独立に上下でき
る構成としてあるので,前記ヘッド上下カム21による
ヘッド上下動作と組み合わせ,サーマルヘッド1の下方
を大きく解放できるようになっている。
【0014】一方,インクシートを収納するインクシー
トカセットの形状は,例えば第一インクシートカセット
6の場合を図7に示している。同図で,第一インクシー
トとしてインクシート8の一端が供給側巻心7に巻かれ
他端が巻取り側巻心9に巻かれた状態で,各巻心の端部
が第一インクシートカセット6の外に飛び出すように収
納されており,これらの巻心が記録装置のインクシート
搬送機構(図示せず)と連結するようになっている。こ
のようにインクシート8がカセット式で収納されている
ので,インクシート8の交換が必要な時は,記録装置に
対して第一インクシートカセット6の出し入れを行うこ
とになるので,インクシート8に手を触れることもなく
交換作業が容易である。第一インクシートカセット6の
底部には,サーマルヘッド1がインクシート8を記録部
へ押し出すための窓30が備えられている。さらに底部
の一部には,図5に示すように第一カセット支持板14
に設けられている固定穴32と嵌合して第一インクシー
トカセット6を固定支持する小さな固定突起31が備え
られている。尚,第二インクシートカセット10の構造
は第一インクシートカセット6と全く同一である。
【0015】図5で示すように,第一カセット支持板1
4および15のカセット支持面が,回転板13の平面に
対してほぼ垂直となるように固定されており,これらの
第一カセット支持板14および15に挟まれるように第
一インクシートカセット6を装着すると,第一インクシ
ート8の供給側巻心7および巻取り側巻心9の軸心が,
回転板13の平面に対してほぼ垂直になるように装着さ
れる。第二インクシートカセット10についても同様の
装着となるように第二カセット支持板16および17が
回転板13に固定されている。
【0016】回転板13の一部には,外周に所定ピッチ
の歯を有するプーリ25が一体に設けられており,この
プーリに懸架されたタイミングベルト24を介して回転
板駆動モータ23の回転が回転板13へ伝達されて所定
の回転角で回転および停止が可能となっている。この回
転板駆動モータ23としては基本ステップ角1.8度の
分解度を有するステップモータの採用が可能である。従
って,図1に示す状態から回転板駆動モータ23を反時
計回り方向へ所定の角度だけ回転させると,図3の状態
となり,第二インクシートカセット10が記録部へ搬送
されて位置決めされる。この後,第二インクシート12
の供給側巻心28と巻取り側巻心29に対してインクシ
ート搬送機構(図示せず)を連結するようになってい
る。次に,この状態から第二インクシート12を使用し
た熱転写記録の実行過程を説明する。
【0017】図2は,所望のインクシートによる記録が
実際に行われる様子を示すため,記録部を中心に表して
いる。例えばインクシート12すなわち第二インクシー
トカセット10を用いた記録動作を実行する場合は,最
初に第二インクシートカセット10がサーマルヘッド1
とプラテンローラ2との間を通過できるようにサーマル
ヘッド1を上方へ持ち上げ,回転板13の回転によって
第二インクシートカセット10をプラテンローラ2上に
移動し,サーマルヘッド1を下方に下降させる。ヘッド
支持アーム22と一体に設けられたテンションバー26
および27が,サーマルヘッド1の下降によって同時に
下降し,インクシート12の皺を引き延ばすようにイン
クシート12に対して張力を付与する働きをする。
【0018】この時,インクシート12の構成が図6で
示されるイエロY,マゼンタM,シアンC,ブラックB
Kの4色で構成される場合は,イエロY色の先頭がプラ
テンローラ2上に位置されるようにインクシート12の
位置決めも行われる。サーマルヘッド1の下降は,イン
クシート12とプラテンローラ2の間に僅かな隙間を維
持する位置で一旦停止される。サーマルヘッド1と対向
するプラテンローラ側の構成は,記録紙5が上流搬送路
18を経てプラテンローラ2とピンチローラ3で狭持さ
れ,インクシート12とプラテンローラ2の間に準備さ
れた隙間を通り,さらにプラテンローラ2の円周に沿っ
て巻き付けられるようピンチローラ4で狭持され,下流
搬送路19に至る経路を前進および後退するようになっ
ている。
【0019】記録紙5の先端が記録開始位置へ到達する
と,サーマルヘッド1がさらに下降され,所定の押圧を
有するヘッドバネ20でサーマルヘッド1がインクシー
ト8と記録紙5を挟むようにしてプラテンローラ2に押
しつけられる。この状態が記録開始状態であり,インク
シート12の巻取り側巻心29を巻取りモータ(図示せ
ず)で巻取り,且つプラテンローラ2を時計回り方向へ
回転しながら所望のイメージデータに対応する発熱素子
33に通電すると,記録紙に順次熱転写記録が行われ
る。1ページ分の記録が終了すると,サーマルヘッド1
が僅かに上昇され,記録紙5が最初の記録開始位置へ引
き戻され,インクシート12の次の色すなわちマゼンタ
M色の先頭がプラテンローラ2上に来るように送り出さ
れる。その後再びサーマルヘッド1の押圧が再開され,
各色毎の記録が繰り返し行われる。
【0020】第二インクシート12を使用した記録が完
了すると,サーマルヘッド1の上昇操作が行われ,再び
図3で示した最上限の位置まで上昇される。同時に,供
給側巻心28および巻取り側巻心29に連結されていた
インクシート搬送機構(図示せず)を解除する操作が行
われる。この状態から回転板13を矢印B方向,すなわ
ち円盤駆動モータ23を時計回り方向へ所定の角度だけ
回転させると,図4で示すように第一インクシートカセ
ット6が記録部へ搬送され,第一インクシート8による
熱転写記録が可能となる。第一インクシートを使用した
記録動作過程の詳細は,前述の第二インクシート12を
使用した記録動作過程と全く同一である。従って,回転
板13を矢印A方向およびB方向に回転させるだけで,
第一インクシート8を収納した第一インクシートカセッ
ト6と,第二インクシート12を収納した第二インクシ
ートカセット10を選択的に記録部へ高速に搬送可能で
ある。このように,第一インクシートとしてインクシー
ト8を収納した第一インクシートカセット6と,第二イ
ンクシートとしてインクシート12を収納した第二イン
クシートカセット10とを組み合わせて使用すると,溶
融型および昇華型熱転写記録の兼用や,様々な形態の熱
転写記録を実行できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明のように本発明による熱転写
記録装置によると,複数のインクシートを備えた熱転写
記録装置において,直線状に複数の発熱素子を備えたサ
ーマルヘッドと,該サーマルヘッドを選択的に押圧する
プラテンローラとの間にインクシートと記録紙を挟み前
記発熱素子への通電で発生する熱エネルギによってイン
クシート上のインクを記録紙へ転写記録する記録部と,
所定の回転角で位置決め可能な回転板とを備え,該回転
板に対してほぼ垂直に前記インクシートを収納した複数
のインクシートカセットを装着して該回転板を回転位置
決めすることによって所望のインクシートが収納された
インクシートカセットを前記記録部へ選択的に搬送して
熱転写記録を行うことが可能な構成としているので,イ
ンクシートの取扱いが容易であり,高速に複数のインク
シートを交換でき,小型で操作性の優れた熱転写記録装
置を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱転写記録装置の全体構成図であ
る。
【図2】本発明による熱転写記録装置の記録部を示す図
である。
【図3】本発明による熱転写記録装置で,第二インクシ
ートカセットを記録部へ搬送完了した状態を示す図であ
る。
【図4】本発明による熱転写記録装置で,第一インクシ
ートカセットを記録部へ搬送完了した状態を示す図であ
る。
【図5】本発明による熱転写記録装置で,第一インクシ
ートカセットを第一ストック部へ装着する様子を示す図
である。
【図6】本発明による熱転写記録装置に使用される多色
インクシートの一例を示す図である。
【図7】本発明による熱転写記録装置に使用されるイン
クシートカセットを示す図である。
【図8】熱転写記録装置の基本構成を示す図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 プラテンローラ 3,4 ピンチローラ 5 記録紙 6 第一インクシートカセット 10 第二インクシートカセット 8 第一インクシート 12 第二インクシート 11 ヘッド支持部材 13 回転板 14,15 第一カセット支持板 16,17 第二カセット支持板 18 上流搬送路 19 下流搬送路 20 ヘッドバネ 21 ヘッド上下カム 22 ヘッド支持アーム 23 回転板駆動モータ 24 タイミングベルト 25 プーリ 26,27 テンションバー 30 窓 31 固定突起 33 発熱素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインクシートを備えた熱転写記録
    装置において,直線状に複数の発熱素子を備えたサーマ
    ルヘッドと,該サーマルヘッドを選択的に押圧するプラ
    テンローラとの間にインクシートと記録紙を挟み前記発
    熱素子への通電で発生する熱エネルギによってインクシ
    ート上のインクを記録紙へ転写記録する記録部と,所定
    の回転角で位置決め可能な回転板とを備え,該回転板に
    対してほぼ垂直に前記インクシートを収納した複数のイ
    ンクシートカセットを装着して該回転板を回転位置決め
    することによって所望のインクシートが収納されたイン
    クシートカセットを前記記録部へ選択的に搬送して熱転
    写記録を行うことを特徴とした熱転写記録装置。
JP33289894A 1994-12-15 1994-12-15 熱転写記録装置 Pending JPH08164645A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33289894A JPH08164645A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 熱転写記録装置
US08/571,438 US5690439A (en) 1994-12-15 1995-12-13 Thermal transfer printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33289894A JPH08164645A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 熱転写記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08164645A true JPH08164645A (ja) 1996-06-25

Family

ID=18260038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33289894A Pending JPH08164645A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 熱転写記録装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH08164645A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7161707B1 (en) 1999-05-21 2007-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital printer
JP2011156700A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Fujifilm Corp プリント装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7161707B1 (en) 1999-05-21 2007-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital printer
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