JP3086296B2 - サーマルラインプリンタ - Google Patents

サーマルラインプリンタ

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JP3086296B2
JP3086296B2 JP21211991A JP21211991A JP3086296B2 JP 3086296 B2 JP3086296 B2 JP 3086296B2 JP 21211991 A JP21211991 A JP 21211991A JP 21211991 A JP21211991 A JP 21211991A JP 3086296 B2 JP3086296 B2 JP 3086296B2
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ink sheet
speed
thermal
supply roll
thermal head
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博 吉村
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Ricoh Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度差印写機構を持つ
サーマルラインプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、昇華型サーマルラインプリンタに
おいては、インクシートと受像紙との間の摩擦係数を小
さくし、インクシートの搬送速度Viを受像紙の搬送速
度Vpより小さく(遅く)して搬送させながら印写させ
ることにより、インクシートの消費量を少なくする速度
差印写機構が、ランニングコスト低減の面から注目され
ている。
【0003】図7に速度差印写機構を持つラインサーマ
ルプリンタの概略構成を示す。まず、図示しない給紙機
構により給紙された受像紙1はプラテンドラム2面上に
巻き付けられ、先端が爪3によりクランプされる。ここ
に、プラテンドラム2は図示しない駆動機構によりドラ
ム面上の受像紙1の搬送速度が所定の速度Vpとなるよ
うに回転駆動される。一方、受像紙1に対してはインク
シート4を介してサーマルヘッド5がばね6により加圧
接触しており、サーマルヘッド5上の任意の発熱エレメ
ントを加熱することによりインクシート4上の昇華染料
が受像紙1に転写されて印写される。インクシート4は
インクシート供給ロール7とインクシート巻取ロール8
との間にガイドローラ9a,9bを介して掛け渡され
て、サーマルヘッド5による記録部で前記受像紙1に接
しながら搬送されるように設けられており、インクシー
ト供給ロール7は定回転数m〔rpm〕で駆動される。
この時、インクシート4の搬送速度Viが、Vp:Vi
=n:1(ただし、n>1)のように速度差を持つよう
に設定される。10はそのための駆動モータであり、各
々のプーリ11,12間はベルト13で連結されてい
る。インクシート巻取ロール8も駆動モータ14、プー
リ15,16、ベルト17による駆動機構により駆動さ
れるが、プーリ15・インクシート巻取ロール8間には
トルクリミッタ(図示せず)が設けられており、定トル
クでインクシート4にテンションを加えるように構成さ
れている。
【0004】このように、インクシート供給ロール7を
直接駆動し、インクシート巻取ロール8側ではテンショ
ンを加えながら巻取りを行なう構成とし、インクシート
4の搬送速度Viをインクシート供給ロール7側で管理
する方式では、図8に示すようにインクシート供給ロー
ル7の巻径r〔mm〕が変化するとインクシート4の搬
送速度Viが異なってくる。即ち、インクシート4の搬
送速度ViはVi=r・(m/60)・2π〔mm/s
ec〕で示されるため、インクシート4の使用開始時の
巻径をrmax 、インクシート供給ロール7の芯径をro
とすると、搬送速度Viはrmax/ro分変化することに
なる。この結果、速度差の比率n(=Vp/Vi)も変
化してしまうため、印写濃度も変化してしまう。
【0005】この点、特開昭60−262681号公報
によれば、巻芯7aに巻かれているインクシート4の巻
径を検出する手段を設け、検出された巻径に応じてイン
クシート4の搬送速度を所定値にするように駆動モータ
10の回転数を管理し、比率nを維持させるようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式では
回転数が可変の駆動モータ10を用いる必要があり、搬
送機構が複雑化する。
【0007】一方、特開昭63−165169号公報に
よれば、インクシートを常に定速で搬送するキャプスタ
ン駆動方式が示されている。しかし、速度差印写方式に
おいては、インクシートが受像紙やサーマルヘッドと速
度差を持って搬送される状態で印写されるため、高い滑
性を持たせる必要があり、これによりキャプスタンで滑
りが発生しやすく定速で駆動しにくいものである。或い
は、必要な駆動力を得るためにキャプスタンへの巻付け
角を大きくとる必要があり、インクシートの搬送経路が
複雑になったりシワが発生しやすいという欠点を持つ。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サーマルヘッドによる記録部で接する受像紙とインクシ
ートとを、受像紙とインクシートとの搬送速度に速度差
を持たせてインクシート供給ロールを定回転数駆動の駆
動モータで駆動させながら印写させるようにしたサーマ
ルラインプリンタにおいて、前記インクシート供給ロー
ルの巻径を検出する検出手段を設け、検出された巻径
応じて前記サーマルヘッドに対する印加エネルギーを可
変制御する熱制御手段を設けた。請求項2記載の発明
は、サーマルヘッドによる記録部で接する受像紙とイン
クシートとを、受像紙とインクシートとの搬送速度に速
度差を持たせてインクシート供給ロールを定回転数駆動
の駆動モータで駆動させながら印写させるようにしたサ
ーマルラインプリンタにおいて、前記インクシートの搬
送速度を検出する検出手段を設け、検出された搬送速度
に応じて前記サーマルヘッドに対する印加エネルギーを
可変制御する熱制御手段を設けた
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、インクシート供
給ロールの巻径の変化によりインクシートの搬送速度が
変動しても、サーマルヘッドに対する印加エネルギーの
可変制御により印写濃度差を生じない印写が可能な速度
差印写機構となる。よって、インクシート供給ロールの
駆動は定回転数モータでよく、簡単な搬送機構で済むも
のとなる。請求項2記載の発明によれば、インクシート
供給ロールの搬送速度が変動しても、サーマルヘッドに
対する印加エネルギーの可変制御により印写濃度差を生
じない印写が可能な速度差印写機構となる。よって、イ
ンクシート供給ロールの駆動は定回転数モータでよく、
簡単な搬送機構で済むものとなる。
【0010】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。本実施例は、インクシート供給ロール直
接駆動方式に適用されるものであり、全体構成は図7に
示したものを用いるものとする。本実施例は、インクシ
ート4の供給状態としてインクシート供給ロール7の巻
径rx を検出するインクシート巻径検出機構18を検出
手段として設け、巻径rx の変化に応じてサーマルヘッ
ド5に対する印加エネルギーを可変制御する熱制御手段
としての熱制御回路19を設け、画像データをこの熱制
御回路19を通してサーマルヘッドドライバ20に与え
るようにしたものである。ここに、本実施例では、駆動
モータ10には定回転数駆動のものが用いられている。
よって、インクシート4の巻径rx の変化によりその搬
送速度Viが変化し、受像紙1の搬送速度Vpとの比率
nが変化しても、それに応じてサーマルヘッド5の印加
エネルギーが可変されるので、印写濃度変化は防止され
る。
【0011】ここに、インクシート巻径検出機構18は
例えば図2に示すように構成される。まず、保持部材2
1に保持されて回転自在なコロ22がインクシート搬送
に影響を及ぼさない程度の力でばね23によりインクシ
ート供給ロール7に押し付けられている。前記保持部材
21からは電極腕24が出ており、可変抵抗25上を移
動自在とされている。この可変抵抗25は同図(a)に示
すようにインクシート供給ロール7の中心にコロ22が
きた時に抵抗が0となるように調整されている。また、
同図(b)に示すように巻芯7aにコロ22が接する状態
(インクシート無し)の時の抵抗Ro は予め記憶してお
く。しかして、同図(c)に示すようにロール状のインク
シート4にコロ22が接する状態での抵抗Rx を検出す
ることにより、巻径の比rx/ro=Rx/Roが求められ
る。これにより、インクシート供給ロール7の最小径r
o での搬送速度をVio とすると、任意の巻径rx での
搬送速度Vix は、Vix=Vio・(Rx/Ro)により
検出される。よって、巻径ro での受像紙1との搬送速
度比no=Vp/Vioと、任意の巻径rx での受像紙1
との搬送速度比nx=Vp/Vix=no・(Ro/Rx)
も判る。そこで、巻径rx の状態においては、no 倍モ
ード印写時に比べ、サーマルヘッド5の印加エネルギー
をRo/Rx(≦1)倍に可変することにより、常にno
倍モード印写時と同等の印写濃度が得られることにな
る。なお、速度比nと濃度との間の関係に直線性がない
場合には、速度比に対する印加エネルギーに補正をかけ
る必要がある。サーマルヘッド5に対する印加エネルギ
ーを可変させる制御方式としては、印加電圧可変、駆動
パルス数可変、駆動パルス幅可変等の方式がある。ま
た、インクシート巻径検出機構18の構成としては図2
に示したようなものに限らない。
【0012】つづいて、本発明の第二の実施例を図3な
いし図6により説明する。本実施例は、インクシート巻
径検出機構18に代えて、インクシート4の搬送速度V
iを検出するインクシート搬送速度検出機構26を検出
手段として設け、検出された搬送速度Viに応じて熱制
御回路19によりサーマルヘッド5に対する印加エネル
ギーを可変制御し、印写濃度が変化しないようにしたも
のである。
【0013】インクシート搬送速度検出機構26は例え
ば図4に示すように構成される。これは、インクシート
4の搬送途中に設けられているガイドローラ9aの回転
数を検出することにより搬送速度Viを検出するように
したものであり、ガイドローラ9aの端部に設けたエン
コーダ機構27(スリット板27aとフォトエンコーダ
27bとよりなる)から得られるパルス間隔を計測する
構成とされている。ここに、図5(a)に示すような最小
径ro の時に得られる同図(b)のエンコーダ出力のパル
ス間隔to は予め記憶させておく。そして、印写開始の
インクシート頭出し時等において、図6(b)のように得
られるエンコーダ出力のパルス間隔txを計測する。す
ると、この時の搬送速度Vix はVix=(to/tx)
・Vioであり、受像紙1との搬送速度比nx はnx=
(tx/to)・noとなる。よって、前記実施例と同様
に、no 倍モード印写時に比べサーマルヘッド5に対す
る印加エネルギーをtx/to(≦1)倍することによ
り、常にno 倍モード印写時と同等の印写濃度の印写と
なる。なお、インクシート搬送速度検出機構26として
は図4に示したようなものに限らない。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上述したように、速度差印写
方式のサーマルラインプリンタにおいて、インクシート
供給ロールの巻径や、インクシートの搬送速度を検出す
る検出手段を設け、検出された巻径や搬送速度に応じて
サーマルヘッドに対する印加エネルギーを可変制御する
熱制御手段を設けたので、インクシート供給ロールの巻
や搬送速度が変動し、受像紙との速度差比率が変動し
ても、サーマルヘッドに対する印加エネルギーの可変制
御により印写濃度差を生じない印写が可能となり、よっ
て、インクシート供給ロールの駆動は定回転数モータで
あり、簡単な搬送機構で済むものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】インクシート巻径検出機構を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の第二の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】インクシート搬送速度検出機構を示すもので、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図5】インクシート搬送速度検出機構の動作を示す説
明図である。
【図6】インクシート搬送速度検出機構の動作を示す説
明図である。
【図7】速度差印写方式の基本構成を示す概略正面図で
ある。
【図8】その搬送速度Vi変動を説明するための正面図
である。
【符号の説明】
1 受像紙 4 インクシート 5 サーマルヘッド 7 インクシート供給ロール 18 検出手段 19 熱制御手段 26 検出手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 - 2/36 B41J 17/06,33/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドによる記録部で接する受
    像紙とインクシートとを、受像紙とインクシートとの搬
    送速度に速度差を持たせてインクシート供給ロールを
    回転数駆動の駆動モータで駆動させながら印写させるよ
    うにしたサーマルラインプリンタにおいて、前記インク
    シート供給ロールの巻径を検出する検出手段を設け、検
    出された巻径に応じて前記サーマルヘッドに対する印加
    エネルギーを可変制御する熱制御手段を設けたことを特
    徴とするサーマルラインプリンタ。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドによる記録部で接する受
    像紙とインクシートとを、受像紙とインクシートとの搬
    送速度に速度差を持たせてインクシート供給ロールを定
    回転数駆動の駆動モータで駆動させながら印写させるよ
    うにしたサーマルラインプリンタにおいて、前記インク
    シートの搬送速度を検出する検出手段を設け、検出され
    た搬送速度に応じて前記サーマルヘッドに対する印加エ
    ネルギーを可変制御する熱制御手段を設けたことを特徴
    とするサーマルラインプリンタ。
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GB0105067D0 (en) * 2001-03-01 2001-04-18 Zipher Ltd Improvements in printing
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