JPH06312568A - 転写式プリンタ - Google Patents

転写式プリンタ

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Publication number
JPH06312568A
JPH06312568A JP10477193A JP10477193A JPH06312568A JP H06312568 A JPH06312568 A JP H06312568A JP 10477193 A JP10477193 A JP 10477193A JP 10477193 A JP10477193 A JP 10477193A JP H06312568 A JPH06312568 A JP H06312568A
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JP
Japan
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ribbon
roller
tension
winding
ink ribbon
Prior art date
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Application number
JP10477193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Furuya
一寿 古屋
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06312568A publication Critical patent/JPH06312568A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印字ヘッドへのインクリボンにかかるテンショ
ンを一定に制御して、インクリボンが原因で生じる印字
の乱れを防止する。 【構成】リボン送りローラにインクリボンの搬送方向の
逆方向にトルクをかけるテンション側DCモータ43
と、リボン巻取りローラを回転駆動させる巻取側DCモ
ータ53と、リボン送りローラ及びリボン巻取りローラ
の各回転数をそれぞれ検出するテンション側及び巻取側
のスリット付きスリットギア及びセンサと、印字スピー
ド及びインクリボンの幅毎に、リボン送りローラの回転
数に対応したテンション側DCモータ43の印加電圧及
びリボン巻取ローラの回転数に対応した巻取側DCモー
タ53の印加電圧が、それぞれ設定されたテンション側
テーブル12a及び巻取側テーブル12bとを設けたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクリボンを使用
して用紙に印字を行う転写式プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】転写式プリンタ例えばサーマルプリンタ
において、インクリボンを使用するものでは、ロール状
に巻回された未使用のインクリボンをセットするリボン
送りローラと、サーマルヘッドで印字に使用された部分
のインクリボンを巻取るリボン巻取りローラとを備えて
いる。
【0003】リボン送りローラにセットされたインクリ
ボンのロール部分からインクリボンを引き出し、このイ
ンクリボンの引き出された部分は、サーマルヘッドの印
字面を介してリボン巻取りローラへと張架させ、このリ
ボン巻取りローラを回転駆動して、インクリボンの使用
済み部分を巻取るようになっている。
【0004】サーマルプリンタでは、サーマルヘッドと
このサーマルヘッドに対向配置されたプラテンとの間に
用紙をはさみ込み、サーマルヘッドの印字面に張架され
たインクリボンのインクを熱により溶かして用紙に転写
して、印字を行っていた。従って、基本的にプラテンに
より、用紙の搬送に伴ってインクリボンも搬送されてい
た。
【0005】従来のサーマルプリンタにおいては、リボ
ン巻取りローラを回転駆動させるためのリボンモータを
設け、プラテンによるインクリボンの搬送に同期して使
用済みインクリボンをリボン巻取りローラに巻取るた
め、リボンモータを回転駆動するようになっていた。
【0006】例えば、特願平3年314397号出願に
記載されているように、リボン送りローラとリボン巻取
りローラとの回転速度の比から、リボン巻取りローラの
最適な回転速度を算出して、リボンモータの回転を制御
するものがある。
【0007】従って上述した出願の転写式プリンタは、
印字ヘッドからリボン巻取ローラにより巻取られるイン
クリボンにかかるテンション(リボン巻取ローラの回転
トルク)を、リボン巻取ローラ及びリボン送りローラに
巻回されたそれぞれのインクリボンの径に対応して、一
定に制御することができるので、リボン巻取ローラと印
字ヘッドとの間のインクリボンにおける弛みや切断等を
防止することができる。
【0008】一方、リボン送りローラには、このリボン
送りローラの回転に一定の摩擦力等の負荷をかけるバッ
クテンション機構が設けられ、このリボン送りローラか
らサーマルヘッドに供給されるインクリボンにテンショ
ン(張力)をかけて、インクリボンに生じる弛み等を防
止するようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のサーマルプリンタでは、リボン巻取ローラにおいて
は、インクリボンの巻取り量に応じてテンションを一定
に保つ制御を行っていたが、リボン送りローラにおいて
は、そのようなテンションを一定に保つ制御は行われて
いなかった。
【0010】リボン送りローラに設けられたバックテン
ション機構が、リボン送りローラに一定の摩擦力等の負
荷をかけて、インクリボンに生じる弛み等を防止するよ
うになっていたが、インクリボンの巻き始めと巻き終わ
りとでは、インクリボンのロール部分の径が異なる。す
なわち、リボン送りローラにセットされたインクリボン
のロール部分の慣性モーメントが異なり、そのため、イ
ンクリボンを引き出すのに必要な引張力も異なる。
【0011】しかし、サーマルヘッドに対向して設けら
れたプラテンが、用紙と共にインクリボンを搬送する搬
送力は同じであるため、インクリボンのロール部分の慣
性モーメントの差に応じて、サーマルヘッドに供給され
るインクリボンにかかるテンションにも差が生じる。従
って、そのサーマルヘッドに供給されるテンションの差
が、印字に影響を与えて、印字に乱れが生じるという問
題があった。
【0012】上述したことは、サーマルプリンタに限ら
ず、インクリボンを使用した一般的な転写式プリンタに
も該当する問題である。
【0013】そこでこの発明は、リボン送りローラから
印字ヘッドに供給されるインクリボンにかかるテンショ
ンを一定に制御することができ、従ってインクリボンが
原因で生じる印字の乱れを防止することができる転写式
プリンタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、リボン送り
ローラとリボン巻取りローラとを備え、リボン送りロー
ラから印字ヘッドの印字面を介してリボン巻取りローラ
へ張架されたインクリボンを使用し、印字ヘッドにより
用紙に印字を行う転写式プリンタにおいて、リボン送り
ローラの回転を制御して印字ヘッドに供給するインクリ
ボンにテンションをかけると共にこのテンションの大き
さが調節可能な可変テンション機構と、リボン巻取りロ
ーラを回転駆動させてインクリボンを巻取る巻取用モー
タと、リボン送りローラの回転速度を検出する送り回転
速度検出手段と、リボン巻取りローラの回転速度を検出
する巻取り回転速度検出手段と、送り回転速度検出手段
により検出された回転速度に応じて、可変テンション機
構によりインクリボンにかかるテンションの大きさを調
節するテンション調節手段と、巻取り回転速度検出手段
により検出された回転速度に応じて巻取用モータを制御
する巻取制御手段とを設けたものである。
【0015】
【作用】このような構成の本発明において、送り回転速
度検出手段により検出された回転速度に応じて、テンシ
ョン調節手段により、可変テンション機構により印字ヘ
ッドに供給するインクリボンにかかるテンションの大き
さが調節される。巻取り速度検出手段により検出された
回転速度に応じて、巻取制御手段により、巻取用モータ
が制御される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この実施例においては本発明をサーマ
ルプリンタに適用したものであり、図1に、このサーマ
ルプリンタの概略の要部構成図を示す。
【0017】1は、印字ヘッドとしてのサーマルヘッド
であり、このサーマルヘッド1に対向してプラテン2が
配置されており、前記サーマルヘッド1と前記プラテン
2との間に用紙を供給すると共に前記サーマルヘッド1
で印字された用紙を排出するための搬送路3が形成され
ている。なお、この図1では、用紙は前記搬送路3を右
から左へ搬送されるようになっている。
【0018】4は、印字に使用されていないインクリボ
ンのロール部分がセットされるリボン送りローラであ
り、5は、インクリボンの印字に使用された部分が巻き
取られるリボン巻取りローラである。
【0019】前記リボン送りローラ4から引き出された
インクリボン6は、順番に第1の補助ローラ7、前記サ
ーマルヘッド1の印字面、第2の補助ローラ8を介し
て、前記リボン巻取りローラ5に張架されるようになっ
ている。
【0020】図2に、前記リボン送りローラ4(及び前
記リボン巻取りローラ5)を回転駆動させる回転機構を
示す。
【0021】前記リボン送りローラ4(前記リボン巻取
りローラ5)には、このリボン送りローラ4(リボン巻
取りローラ5)を回転軸としてスリットギア41(5
1)が固定されている。このスリットギア41(51)
の外周に沿って周辺部に、複数のスリット41a(51
a)が形成されている。なお、このスリット41a(5
1a)の長さ(外周に沿った回転方向の長さ)は、スリ
ット41a(51a)間の非スリット部分の長さと等し
く形成されている。
【0022】このスリットギア41(51)は、ギア4
2(52)を介して、可変テンション機構としてのテン
ション側DCモータ43(巻取用モータとしての巻取側
DCモータ53)の回転軸に固定されたモータギア44
(54)に連結されている。
【0023】なお、前記テンション側DCモータ43
は、図1に示すように、インクリボン6の搬送方向の逆
方向Rにリボン送りローラ4を回転させ、前記巻取側D
Cモータ53はインクリボン6の搬送方向Pにリボン巻
取りローラ5を回転させる。
【0024】前記スリットギア41(51)の回転によ
り複数のスリット41a(51a)が回転する軌道上
に、発光部と受光部からなる透過形光学式のセンサ45
(55)が設けられており、このセンサ45(55)の
発光部から受光部への光路は前記スリット41a(51
a)において貫通し、前記スリット41a(51a)間
において遮断される。
【0025】なお、前記スリットギア41及び前記セン
サ45により送り回転速度検出手段が構成され、前記ス
リットギア51及び前記センサ55により巻取り回転速
度検出手段が構成されている。
【0026】図3に、このサーマルプリンタの要部回路
構成のブロック図を示す。
【0027】11は、制御部本体を構成するCPU(ce
ntral processing unit )である。このCPU11が行
う処理のプログラムデータが記憶されたROM(read o
nlymemory)12、前記CPU11が処理を行うときに
使用する各種メモリのエリアが形成されたRAM(rand
om access memory)13、前記センサ45(55)や用
紙を検出するセンサ等からなる各種センサ14から出力
された検出信号が入力されるI/O(input/output)ポ
ート15、コマンドやデータを送信するホストコンピュ
ータと回線を介して接続されたRS−232Cドライバ
16は、それぞれシステムバス17を介して前記CPU
11と接続されている。
【0028】また前記サーマルヘッド1を制御するヘッ
ドコントローラ18、用紙を搬送するためのステッピン
グモータ19及び前記巻取側DCモータ53並びに前記
テンション側DCモータ43をそれぞれ駆動するモータ
ドライバ20は、それぞれ前記システムバス17を介し
て前記CPU11と接続されている。
【0029】前記ROM12にはさらに、前記テンショ
ン側DCモータ43を制御するためのテンション側テー
ブル12a及び前記巻取側DCモータ53を制御するた
めの巻取側テーブル12bが設けられている。
【0030】前記テンション側テーブル12a及び前記
巻取側テーブル12bはそれぞれ同一のメモリ構成とな
っており、前記テンション側テーブル12aは、図4に
示すように、各印字スピード毎に印字スピードエリア1
21が形成されており、各印字スピードエリア121に
は、図5に示すように、リボン幅及びリボン送りローラ
4の回転数(回転速度)に応じてテンション側DCモー
タ43に印加する電圧値が設定されている。前記巻取側
テーブル12bも図示しないが、各印字スピード毎に印
字スピードエリアが形成されており、各印字スピードエ
リアには、リボン幅及びリボン巻取りローラ5の回転数
(回転速度)に応じて巻取側DCモータ53に印加する
電圧値が設定されている。
【0031】前記RAM13にはさらに、図6に示すよ
うに、テンション側処理フラグ13a、テンション側ス
リットフラグ13b、テンション側カウンタ13c、巻
取側処理フラグ13d、巻取側スリットフラグ13e、
巻取側カウンタ13fが形成されている。
【0032】図7に、前記CPU11が行うリボン制御
割込処理の流れを示す。なお、ここではテンション側の
リボン制御割込処理の流れを説明する。
【0033】まず、テンション側処理フラグ13aに0
が設定されているか否かを判断する。
【0034】ここで、テンション側処理フラグ13aに
0が設定されていれば、テンション側のセンサ45から
出力された検出信号により、スリット41aが検出され
ているか否かを判断する。スリット41aが検出されて
いる場合には、テンション側スリットフラグ13bに1
を設定し、スリット41aが検出されていない場合に
は、テンション側スリットフラグ13bに0を設定す
る。次に、テンション側処理フラグ13aに1を設定し
て、このリボン制御割込処理を終了するようになってい
る。
【0035】また、テンション側処理フラグ13aに0
が設定されていなければ、ステップ1(ST1)の処理
として、テンション側処理フラグ13aに1が設定され
ているか、又は2が設定されているかを判断する。
【0036】ここで、テンション側処理フラグ13aに
1が設定されていれば、ステップ2(ST2)の処理と
して、テンション側スリットフラグ13bに1が設定さ
れているか否かを判断する。
【0037】テンション側スリットフラグ13bに1が
設定されていれば、テンション側のセンサ45から出力
された検出信号により、スリット41aが検出されてい
るか否かを判断して、スリット41aが検出されている
場合には、このリボン制御割込処理を終了するようにな
っている。
【0038】また、スリット41aが検出されていない
場合には、ステップ3(ST3)の処理として、テンシ
ョン側カウンタ13cに初期値1を設定し、テンション
側処理フラグ13aに2を設定して、このリボン制御割
込処理を終了するようになっている。
【0039】前述したステップ2の処理で、テンション
側スリットフラグ13bに1が設定されていない場合、
すなわちテンション側スリットフラグ13bに0が設定
されていれば、テンション側のセンサ45から出力され
た検出信号により、スリット41aが検出されているか
否かを判断して、スリット41aが検出されていない場
合には、このリボン制御割込処理を終了するようになっ
ている。
【0040】また、スリット41aが検出されている場
合には、前述のステップ2の処理に移行するようになっ
ている。
【0041】また、前述したステップ1の処理で、テン
ション側処理フラグ13aに2が設定されていれば、ス
テップ4(ST4)の処理として、テンション側スリッ
トフラグ13bに1が設定されいるか否かを判断する。
【0042】テンション側スリットフラグ13bに1が
設定されていれば、テンション側のセンサ45から出力
された検出信号により、スリット41aが検出されてい
るか否かを判断する。スリット41aが検出されている
場合には、テンション側カウンタ13cのカウント値に
対して+1の加算処理を行い、このリボン制御割込処理
を終了するようになっている。
【0043】また、スリット41aが検出されていない
場合には、ステップ5(ST5)の処理として、テンシ
ョン側カウンタ13cのカウンタ値に基づいて、リボン
送りローラ4の回転数(回転速度)を算出し、印字スピ
ード及びリボン送りローラ4にセットされているインク
リボン6の幅と算出した回転数に基づいて、テンション
側DCモータ43に印加する電圧、すなわちリボン送り
ローラ4のトルクを決定する(テンション調節手段)。
【0044】リボン送りローラ4のトルクが決定される
と、テンション側処理フラグ13a、テンション側スリ
ットフラグ13b及びテンション側カウンタ13cに共
に0を設定するクリア処理を行い、このクリア処理が終
了するとこのリボン制御処理を終了するようになってい
る。
【0045】また、前述したステップ4の処理で、テン
ション側スリットフラグ13bに1が設定されていなけ
れば、テンション側センサ45から出力された検出信号
により、スリット41aが検出されているか否かを判断
する。スリット41aが検出されている場合には、テン
ション側カウンタ13cのカウント値に対して+1の加
算処理を行い、このリボン制御割込処理を終了するよう
になっている。
【0046】また、スリット41aが検出されていない
場合には、前述したステップ5の処理に移行するように
なっている。
【0047】なお、図示しないが、巻取側のリボン制御
割込処理も同様な処理が行われるようになっており、最
終的に巻取り側カウンタ13fのカウンタ値に基づい
て、リボン巻取りローラ5の回転数(回転速度)を算出
し、印字スピード及びリボン送りローラ4にセットされ
ているインクリボン6の幅と算出した回転数に基づい
て、巻取側DCモータ53に印加する電圧、すなわちリ
ボン巻取りローラ5のトルクを決定する(巻取制御手
段)ようになっている。
【0048】このような構成の本実施例においては、印
字時において、サーマルヘッド1とプラテン2との間に
供給される用紙、及びリボン送りローラ4から第1の補
助ローラ、サーマルヘッド1の印字面、第2の補助ロー
ラを介してリボン巻取りローラ5に張架されたインクリ
ボン6は、プラテン3の回転により同期して搬送され
る。
【0049】このとき、リボン送りローラ4は、テンシ
ョン側DCモータ43によりインクリボン6の搬送方向
の逆方向にトルクがかけられるので、サーマルヘッド1
に供給するインクリボン6にテンションがかかる。一
方、リボン巻取りローラ5は、巻取側DCモータ53に
より回転駆動されるので、インクリボン6の印字に使用
された部分を巻取る。
【0050】ところで、リボン送りローラ4及びリボン
巻取りローラ5の回転数は、スリットギア41,51の
スリット41a,51aの先端の検出からこのスリット
41a,51aの後端の検出までの間、又はスリット4
1a,51aの後端の検出から次のスリット41a,5
1aの先端の検出までの間のカウント値に基づいて算出
される。
【0051】リボン送りローラ4及びリボン巻取りロー
ラ5にかけるトルクは、印字スピードと、算出された回
転数とインクリボン6の幅に基づいて、テンション側テ
ーブル12a及び巻取側テーブル12bに設定されてい
る印加電圧の中から選択して決定される。
【0052】この決定された各印加電圧が、テンション
側DCモータ43及び巻取側DCモータ53に印加され
て、それぞれリボン送りローラ4及びリボン巻取りロー
ラ5には、決定されたトルクがかけられる。
【0053】このように本実施例によれば、ロール状の
インクリボン6がセットされるリボン送りローラ4にイ
ンクリボン6の搬送方向の逆方向Rにトルクをかけるテ
ンション側DCモータ43と、サーマルヘッド1で印字
に使用されたインクリボン6を巻取るリボン巻取りロー
ラ5を回転駆動させる巻取側DCモータ53と、リボン
送りローラ4の回転数を計数するためのスリット41a
が形成されたスリットギア41及びテンション側のセン
サ45と、リボン巻取りローラ5の回転数を検出するた
めのスリット51aが形成されたスリットギア51及び
巻取側のセンサ55と、印字スピード、インクリボンの
幅及びリボン送りローラ4の回転数毎にテンション側D
Cモータ43への印加電圧が設定されたテンション側テ
ーブル12aと、印字スピード、インクリボンの幅及び
リボン巻取ローラ5の回転数毎に巻取側DCモータ53
への印加電圧が設定された巻取側テーブル12bとを設
けたことにより、リボン送りローラ4及びリボン巻取り
ローラ5の各回転数を計数することができ、各回転数に
対応してリボン送りローラ4及びリボン巻取ローラ5の
各トルクをそれぞれ決定することができる。従って、リ
ボン送りローラ4にセットされたインクリボン6のロー
ル部分の慣性モーメントが変化しても、リボン送りロー
ラ4からサーマルヘッド1に供給されるインクリボン6
にかかるテンションを一定に制御することができ、イン
クリボン6が原因で生じる印字の乱れを防止することが
できる。
【0054】さらに、この実施例においては、インクリ
ボン6の幅に対応してテンション側DCモータ43及び
巻取側DCモータ53に印加する電圧を制御することが
でき、リボン巻取りローラ5及びリボン送りローラ4の
トルクを制御できるので、インクリボン6の幅に対応し
て、より最適なテンションをインクリボン6にかけるこ
とができる。
【0055】なおこの実施例においては、リボン送りロ
ーラ4をテンション側DCモータ43によりインクリボ
ン6の搬送方向の逆方向に回転させて、サーマルヘッド
1に供給するインクリボン6にテンションをかけるよう
になっていたが、この発明はこれに限定されるものでは
なく、単にリボン送りローラに作用して、印字ヘッドに
供給するインクリボン6にテンションをかけるもので、
そのテンションの大きさが調整できるものであれば適用
できるものである。例えば、リボン送りローラ4の回転
に摩擦抵抗をかけるようなもので、さらにその摩擦力の
大きさが調節できるものならば適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
リボン送りローラから印字ヘッドに供給されるインクリ
ボンにかかるテンションを一定に制御することができ、
従ってインクリボンが原因で生じる印字の乱れを防止す
ることができる転写式プリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略の要部構成を示す
図。
【図2】同実施例のリボン送り(巻取り)ローラの回転
機構を示す図。
【図3】同実施例の要部回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施例のテンション側(巻取側)テーブルの
要部構成を示す図。
【図5】同実施例の図4中の各印字スピードエリアの構
成を示す図。
【図6】同実施例のRAM13の要部構成を示す図。
【図7】同実施例のリボン制御割込処理の流れを示す
図。
【符号の説明】
1…サーマルヘッド、2…プラテン、4…リボン送りロ
ーラ、5…リボン巻取ローラ、11…CPU、12a…
テンション側テーブル、12b…巻取側テーブル、13
c…テンション側カウンタ、13f…巻取側カウンタ、
41,51…スリットギア、43…テンション側DCモ
ータ、53…巻取側DCモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボン送りローラとリボン巻取りローラ
    とを備え、前記リボン送りローラから印字ヘッドの印字
    面を介して前記リボン巻取りローラへ張架されたインク
    リボンを使用し、前記印字ヘッドにより用紙に印字を行
    う転写式プリンタにおいて、前記リボン送りローラの回
    転を制御して前記印字ヘッドに供給するインクリボンに
    テンションをかけると共にこのテンションの大きさが調
    節可能な可変テンション機構と、前記リボン巻取りロー
    ラを回転駆動させて前記インクリボンを巻取る巻取用モ
    ータと、前記リボン送りローラの回転速度を検出する送
    り回転速度検出手段と、前記リボン巻取りローラの回転
    速度を検出する巻取り回転速度検出手段と、前記送り回
    転速度検出手段により検出された回転速度に応じて、前
    記可変テンション機構により前記インクリボンにかかる
    テンションの大きさを調節するテンション調節手段と、
    前記巻取り回転速度検出手段により検出された回転速度
    に応じて前記巻取用モータを制御する巻取制御手段とを
    設けたことを特徴とする転写式プリンタ。
JP10477193A 1993-04-30 1993-04-30 転写式プリンタ Pending JPH06312568A (ja)

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Cited By (11)

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