JPH02101031A - 粗グリセロールの精製方法 - Google Patents

粗グリセロールの精製方法

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JPH02101031A
JPH02101031A JP1206600A JP20660089A JPH02101031A JP H02101031 A JPH02101031 A JP H02101031A JP 1206600 A JP1206600 A JP 1206600A JP 20660089 A JP20660089 A JP 20660089A JP H02101031 A JPH02101031 A JP H02101031A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粗グリセロールの精製方法に関する。本明細書
における粗グリセロールとは、油脂からケン化、加水分
解、又はメタノリシスによって得られる粗グリセロール
を意味する。本発明は特に、油脂の高圧蒸気分解によっ
て得られた粗グリセロールである分解粗原料の精製に関
する。メタノールとトリグリセリド油脂との反応によっ
て得られるメタノリシス粗原料を使用することもできる
が、この原料は本発明の方法で処理できるようにづ°る
ためには水性溶液に希釈する必要がある。
場合によっては、分解相原料、メタノリシス粗原料及び
/又はセッケン廃液粗原料の混合物も本発明の方法で処
理づ゛ることができ、よい結果を与える。セッケン廃液
粗原料と分解粗原料は多量の水、脂肪酸、脂肪酸グリセ
リド、リン脂質、セッケン類、窒素含有物質、着色体な
どの精製時に除かなくてはならない不純物を含んでいる
。セッケン廃液粗原料は大:41の塩化ナトリウムをも
含んでいる。
メタノリシス粗原料は水は含んでいないかもしれないが
、上記の他の不純物を含んでいる。
粗グリセ[1−ルを精製するために、化学的処理、従来
の浦過、有機ポリマーメンプランを用いた限外濾過、イ
オン交換樹脂による処理、電気透析、蒸溜などの工程を
含む数多くの技術が用いられてきた。多くの場合、これ
らの方法の二つ又はそれ以上を組合せて食用又は高品質
のグリセロールを得ている。より詳細には、欧州特許公
開第141358号[ヘンケル(Hcnkel) Jか
ら、アルカリ処理と蒸溜を組合せて食用グリセロールを
得ることに関−4“る粗グリセロールの精製方法が公知
である。特開昭58−144333号公報(日本油脂株
式会社)にはアルカリ処理とぞの後の陰イオン交換樹脂
及び陽イオン交換樹脂の使用を組合せることが記載され
ている。ソ連特許第1216176号[シンセテイツク
ラバー リザーチ(Synth、 Rubber Re
s、) ]には、分解粗原料からの「限外濾過」による
分解の後に蒸溜によって水を除去して工業用グリセロー
ルを得ることが記載されている。この文献には粗グリセ
ロールを酢mvtルロース、フッ素樹脂、ポリスルホン
アミドから成るsonm未満(すなわち45nm)の細
孔径の一連の管状メンプランに、副18℃、圧力0.3
乃至0.4HPaで、ポンプを用いて通ずことが記載さ
れている。
高品質のグリセロールを得るためには、これらの公知方
法は化学的処理の費用が高くつき、またグリセロールの
損失がかなりの和となるためにあまり満足できるもので
はない。さらには、スラッジの処理と廃液処理は最近−
層管用がかかるようになってきてもいる。またソ連特許
第1216176号の方法は、低いグリセロール濃度(
9,6乃至14%)で圧力を0,3乃至0.4HPaに
増加させても処理量が低い(約151/時/m)という
欠点がある。
本発明は、グリセロールの精製方法にして、セラミック
担体(カーボン担体も含まれる)上のフィルター材ri
上でのミクロ濾過の工程を含む方法を供するが、この方
法は上記の欠点の幾つかを解消する。セラミック材料は
高い機械抵抗を有する利点を有し、広いml範囲とpH
範囲で使用することができ、洗浄し易く、さらには耐用
年数が長い。ざらには、例えば、アルミナ担体上のジル
コニアのような特定のフィルターはフィルターの如何t
【る中速洗浄も全く或いはほとんど必要としないという
利点をも有する。好ましくはセラミック担体はアルミナ
から成る。フィルター材料はセラミック素材、好ましく
はジルコニア及び/又はアルミナを含む。好ましくは、
本発明の方法は蒸溜工程及び/又はイオン交換樹脂によ
る処理を含んだ工程をも含む。イオン交換樹脂による処
理を効率的に行うためにはイオン交換樹脂とだ&Jでは
なく、陽イオン交換樹脂とも接触させる。陽イオン交換
樹脂と陰イオン交換樹脂に交互に接触させるのが推奨で
きるが、これらの樹脂の活性は強くても弱くてもよい。
好ましくは本発明の方法はミクロ濾過と限外濾過を併用
して行う。
本明細書中におけるミクロ濾過とは、1X10−6乃至
l x 10’7ytの細孔径のフィルター材料を使用
して行う濾過であると理解される。限外濾過の場合には
細孔径はlX10−6乃至1×10−8m未満である。
フィルターモジュール上で0.05乃至0.4HPa程
度の大きざの圧力降下が起こるのが好ましい。
本発明の方法によって得られる利点は以下の通りである
1 高品質のグリセロールが得られること2 化学薬品
の消費分が低下すること、及びその結果として生じるス
ラッジが少なくなること3 グリセロールの損失が少な
いこと 4 従来のくミクロ)フィルターの洗浄よりも本発明で
用いる種類のミクロフィルターの洗浄の方が容易に行え
ること 5 濾過の処理量が増大すること 6 単純な装置であること、従って連続的で、信頼性の
高い加工処理ができること 従来技術においてしばしば行われていた化学薬品を用い
た処理(化学薬品を用いる沈澱を含む)は従来の濾過(
板状フィルター及び枠状フィルター)を必要とするが、
このような濾過は操作がめんどうである。
本発明の好ましい実施態様においては、この方法はまた
限外濾過■稈を含み、これはミクロ濾過工程の直ぐ後に
行われる。限外濾過は、タンパク質及びポリグリセロー
ルを含む数種の他の有機性不純物を除去するために用い
られる。驚くべきことに、限外濾過はまた、アミノ酸が
存在していればそのかなりの部分を除去するが、これは
おそらく粗グリゼロール中である種の凝集が生じている
ためである。限外濾過装置(OFモジュール)に使用す
るために適したフィルター材料は、無機材料(例えばジ
ルコニア)及び特に高分子有機材料、例えばポリスルホ
ンを基材とするもの及び担体上の適する仙の高分子材料
である。
本発明においてM製される粗グリセロールはその由来に
よって異なるが、タンパク質、着色体、脂肪酸エステル
、水及び塩などのような不純物を含有している可能性が
ある。本発明によって処理される分解粗原料及びセッケ
ン廃液粗原料は、8乃至80重年%、好ましくは20乃
至55重量%のグリセロールを含有する。メタノリシス
粗原料は通常まず最初に同様の濃度まで水で希釈する。
分解粗原料は多くの場合、本発明の方法で精製する前に
、初めに濃縮しなければならないか、或いは例えばメタ
ノリシス粗原料及び/又は蒸溜セッケン廃液粗原料と混
合しなCノればならない。
ミクロ濾過工程を行う前に粗グリセロールのpHを9乃
至12の値、好ましくは10乃至12の値に調節するの
が好ましい。このpH調節は、水酸化物(例えばアルカ
リ金属水酸化物又はアルカリ土類水酸化物)又は鉱酸を
注意深く添加することによって行うことができる。分解
粗原料に対しては、少量の水酸化カルシウムを所望によ
りいくらかの水酸化ナトリウムとともに添加してpHを
11にすれば全く申し分がない。また、このようにして
処理された粗グリセロールをミクロ濾過及び所望により
限外濾過する前に、60乃至100℃の温度に保持する
のが好ましい。
本発明を以下の実施例を用いて説明づる。
実施例1 分解粗原料(10%グリセロール)をアルミナ製パイロ
ットプラント用MF(ミラ1コ濾過)モジュールを用い
てミクロ濾過した。このモジュールは0.2尻のフィル
ター面積を有しており、メンプランの細孔径は2 X 
1o−7mであった。グリセロールを10重量%含有す
る分解粗原料を70℃まで加熱した。この温度に45分
間維持し、HFメンプランをはさんだ圧力降下を0.I
 HPaに保ちながら、この原料を4..000.11
 /時の流速でモジュール上にV4環さけた。2時間以
内に80fJの分解粗原料が濾過された。従って、メン
プランを通過づる平均流量は200 Jl /時/TI
iであった。当初の不純物濃度は脂肪質全体に関しては
1.0重量%から0.20重εd%に、また有機不純物
に関しては2.5重量%から0.5重量%に減少した。
このようにして得られた水性の精製グリセロールをその
後蒸留して良好なIQ用グリセロールを得た。蒸留の前
にイオン交検工程を行なった場合、品質はさらに薬品用
にまで改良された。
実施例2 グリセロール含量が50重量%になるまで濃縮した分解
粗原料を実施例1のHFモジュールを用いてミクロ濾過
゛した後、限外濾過を行った。200j!の分解粗原料
を0.57に’JのCa (0旧2と混合した後70℃
まで加熱してこの温度を維持した。pHは約12であっ
た。この温度を30分間維持した後、H[メンプランを
はさんだ圧力時下を0.2)IPaに一定に保ちながら
、分解粗原料を4,000ρ/時の流速で(実施例1で
記載したように)セラミック製M[モジコール上で循環
させた。1時間以内に80fJの分解粗原料が濾過され
た。従って、メンプランを通過する平均透過流量は21
0.ll/時/ Td(100%グリセロールとして計
算して)であった。当初の不純物濃度は脂肪質全体に関
しては2.3重量%から0.40重1%に、また無機不
純物(灰分)に関しては38重量%から1.0重間%に
減少した。このようにして得られた濾液をその後パイロ
ットプラント用υFモジュールを通して限外濾過した。
このモジュールは1.6  rItのフィルター表面積
を有しており、使用されたポリスルホンメン1ランの細
孔径は5X10−9TrLであった。限外濾過した50
垂量%のグリセロールを含有する分解粗原fi+、 (
200fJ)を70℃まで加熱し、この温度で維持した
後、IIFモジュールをはさんだ圧力降下を0. IH
Paに一定に保ちながら、約4,000.0 /時の流
速で循環させた。1時間以内に40.0の分解粗原料が
濾過された。従って、メンプランを通過する平均透過流
量は13.11 /時/74 (100%グルセロール
に関して計算して)であった。不純物の除去を278n
mにおける光吸収によって測定したところ、限外濾過の
前が10.5であり、限外濾過の後が3.6であった。
その後、材料をイオン交換樹脂によって処理し、水を真
空蒸発させることによって99.7重量%まで濃縮1ノ
だ。このようにして得られたグリセロールは、薬品用及
び食品用の品質を有していた。
実施例3 水の一部を蒸発させてグリセロール含量を20重量%と
した分解相原料をミクロ濾過とそれに続く限外濾過によ
って精製した。この実験は、フィルター表面積が0.2
771であり、メンプランの細孔径が2×10−7Tr
LであるH「モジュールを用いて行った。
2001の分解粗原料を加熱し、約60℃に保ち、いく
らかのCa(OH)2と混合してpHを11.5にした
。液体をこの温度に45分間維持した後、メンプランを
はさんだ圧力降下を約0.IHPaにして、分解粗原料
を約4,0OOJ) /時の流速でHFモジュール上で
循環させた。5時間以内に1901の分解粗原料が濾過
され、メンプランを通過する濾過流量は190p/時/
77fだった。ミクロ濾過後、濾過された溶液は完全に
透明であった。このようにして得られた濾液をその後、
パイロットプラント用υF’Eジュールを用いて限外濾
過した。このモジュールは0.5Tdのフィルター表面
積を有しており、細孔径は5 x 10−6乃至1×1
0−8mであった。ミクロ濾過された20重量%のグリ
セロール含量を有する分解粗原料(110,11)をI
Fモジュールをはさんだ圧力降下を約0. IHPaと
して、最高で40℃の温度及び2.8HPaの圧力で循
環させた。1時間30分以内に8ONの分解粗原料が濾
過され、メンプランを通過する透過流間は106 j!
 /時/TItであった。不純物の除去を、278nm
での光吸収によって測定した。限外濾過の前は15.8
であり、限外濾過の後は6.95であった。この材料を
その後陽イオン及び陰イオン交換樹脂を用いて処理し、
濃縮して99,3%の純度の高品質グリセ[■−ルを得
た。このグリセロールは米国薬局方20品質(11S 
Pharmacopoeia 20 quality)
を満足していた。
実施例4 30重量%のグリセロールを含有する分解粗原料を初め
に工業的規模でミクロ濾過した。濁った分解粗原料を8
0℃まで加熱し、ca(all)2と混合してpHを1
1にした。80℃に約1時間保持した後、分解相原料を
2 x 10−6乃至1×10−8mの細孔径のメンプ
ランを有するミクロ濾過のループへ供給し、80I/時
の流速で一連のモジコール上で循環させた。この間、各
ミクロ濾過モジコールをはさんだ圧力降下は約0、2H
Paであった。3時間以内に、15ホの分解粗原料が濾
過された。ループが約11.4Td、の表面積を有して
いたことを考慮すると、メンプランを通過する流昂は約
130.1!/時/m(100%グリセロールとして計
算して)であった。
濾液は、約005%の灰分を含有覆る澄んだ、青みがか
った黄色の液体であった。その後、ミクロ濾過ループを
鉱酸の希釈水溶液を用いて向流で洗浄したが、元の濾過
性能に再び達するまでに30乃至40分かかった。ミク
ロ滅過]二稈で得られた濾液をその後工業的規模で限外
濾過した。濾過装置は約100麓のフィルター表面積を
有しており、U[メンプランの細孔径は5 x 10−
6乃至1×10−8mであった。ミクロ濾過した溶液を
40℃まで加熱した後2.5HPaの圧力で限外濾過装
置へ供給し、約12d/時の流速で循環させたIIFメ
ンプランをはさむ圧力降下は初めは0. IHPaであ
った。濾液の流速は約3yd/時であった。メンプラン
をはさむ圧ツノ降下が0.2HPaまで上昇した時、フ
ィルターの表面が汚れていると考えて清浄した。
ミクロ濾過した溶液20ホを8時間かかつて限外濾過処
理した。有機着色体の除去を278 nmでの光吸収に
よって測定したところ、限外濾過の前が6,0であり、
限外濾過の後が4.0であった。イオン交換樹脂を用い
た処理の後、精製した希釈グリセ[1−ルを水の真空蒸
発によって99.5%まで濃縮した。このようにして得
られたグリセロールは薬品用品質のものであり、加熱時
に優れた色安定性を示した。
実施例5 グリセロール含量が50重量%になるまで濃縮しれた分
解粗原料をアルミナ上に担持されたジルコニアで製造さ
れたパイロットプラント用MF濾過メンプランを用いて
ミクロ濾過処理した。フィルター表面積は0.2謔であ
り、細孔径は5 x 10−8mであった。分解粗原料
Ca(OH)2と混合した後、加熱し、90乃至95°
Cに保った。pHは11.5であった。
この温度に30分間保った後、4.00041 /時の
流速でセラミック製H「メンプラン上(・循環させた。
この間HFメンプランをはさむ圧力降下を0.14HP
aに一定に保った。1時間以内に、140乃至150ρ
の分解粗原料が濾過された。従って、メンプランを通過
する平均透過流量は340乃至380 J) /時/T
It(100%グリセロールとして計算)であった。
当初の不純物濃度は脂肪質全体に関しては0.24%か
ら0.04%に、無機不純物に関しては0,55%から
0.20%に減少した。続いて、この材料をイオン交換
樹脂で処理し、水の真空蒸発によって99.7重量%ま
で濃縮した。このようにして得られたグリセロールは薬
品用及び食品用品質のものであった。
比較例 この例において、50重量%のグリセロールを含有する
分解粗原料は従来の前処理法で前処理してあった。第一
の段階で、グリセロールを硫酸で処理してpH2乃至2
.5とした。この硫酸処理は90℃で15分間行った。
次に石灰を(40重量%のCa(Oft)2スラリーと
して)加えてl)Hを11.5に上昇させた。この系を
90℃で0.5時間保った。次に固体を従来のフィルタ
ー上で濾過して除いた。当初の不純物濃度は脂肪質全体
に関しては0.26%から0.06%に、無機不純物に
関しては1.0%から0.42%に減少した。濾過後の
分解粗原料は、さらに精製覆るために、実施例5と同じ
方法で一連のイオン交換樹脂にかけた。イオン交換と活
性炭を用いた脱色]−程の後、分解粗原料は99.7%
グリセD −/しにまで濃縮された。
実施例5の製品とは対照的に、この比較例で得られたグ
リセロールは薬品用及び/又は食用としての品質のもの
ではなかった。さらには、イオン交換樹脂が完全に失活
づるまでにイオン交換樹脂から得られたグリセロールの
賞は、ミクロ濾過による分解粗原料の処即後にイオン交
換樹脂から得られたグリセロールの61よりも約50%
少なかった。
このことは、実施例5のミクロ濾過法によってより高度
の精製が行われ!どことを示している。
実施例6 50%グリセロールまで濃縮した粗グリセロールを、ア
ルミナで担持されたジルコニア製のO,hyl濾過面積
と5×10−8mの細孔径を有するパイロットプラント
用H「メンプランを用いたミクロ濾過に66時間連続し
てかけた。
pH4,5の濃縮した分解相グリセロールをフィルター
供給用タンクに連続的に送り込んだ。このフィルター供
給用タンクには石灰を(40重量%のCa (O旧2ス
ラリーどして)連続的に送り込みpHを11.5に導き
かつ保った。
供給用タンク内に温痕及びミクロ濾過の間の渇痕は90
乃至95℃に鞘持した。ミクロ濾過の間、石灰で処即し
た分解粗原料は、HFメンプランをはさんだ圧力時下を
0.12HPaに保らながら4,0OOJ) /時の流
速でH「メンプラン上ぐ循環させた。
濾過は66時間続け、その間の平均濾過流化は310.
0 /時/Td、(100%グリセロールとして81粋
)であった。この濾過期間内でメンプランのよごれは全
く観察されず、従−)で、メンプランの洗浄も必要なか
った。透過したグリセロールは続いて一連のイオン交換
ベツドにかけ、そこでさらに精製された。脱色の最終的
な蒸留の後、99.7%の薬品用及び食用としての品質
を右するグリセ1コールが得られた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗グリセロールの精製方法にして、セラミック担
    体上のフィルター材料上でのミクロ濾過(1×10^−
    ^6乃至1×10^−^8mの細孔径のフィルター材料
    を使用して行う濾過)の工程を含むことを特徴とする方
    法。
  2. (2)請求項1記載の方法において、前記セラミック担
    体の材料がアルミナを含むことを特徴とする方法。
  3. (3)請求項1記載の方法において、前記フィルター材
    料がセラミック素材を含むことを特徴とする方法。
  4. (4)請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の方法
    において、ミクロ濾過と限外濾過(1×10^−^8m
    未満の細孔径のフィルター材料を使用して行う濾過)を
    併用して粗グリセロールの精製を行うことを特徴とする
    方法。
  5. (5)請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の方法
    にして、さらにイオン交換樹脂を用いた処理工程及び/
    又は蒸溜工程を含むことを特徴とする方法。
  6. (6)請求項4記載の方法において、前記限外濾過の工
    程を有機ポリマー素材から成るフィルター材料上におい
    て行うことを特徴とする方法。
  7. (7)請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の方法
    において、粗グリセロール出発原料が8乃至80重量%
    のグリセロールを含む水溶液であつて、かつ油脂のケン
    化、加水分解、又はメタノリシスによって得られたもの
    であることを特徴とする方法。
  8. (8)請求項7記載の方法において、粗グリセロール出
    発原料が20乃至55重量%のグリセロールを含む水溶
    液であることを特徴とする方法。
  9. (9)請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の方法
    において、粗グリセロール出発原料のpHを如何なる濾
    過にも先立って60乃至100℃でpH9乃至12に調
    整することを特徴とする方法。
  10. (10)請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の方
    法において、ミクロ濾過を5×10^−^8乃至20×
    10^−^8mの細孔径を有するフィルター材料上にお
    いて行うことを特徴とする方法。
JP20660089A 1988-08-09 1989-08-09 粗グリセロールの精製方法 Expired - Lifetime JPH068259B2 (ja)

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EP88201702.3 1988-08-09
EP88201702 1988-08-09

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EP (1) EP0358255B1 (ja)
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AU (1) AU617506B2 (ja)
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CA (1) CA1329782C (ja)
DE (1) DE68911239T2 (ja)
ES (1) ES2047106T3 (ja)
IN (1) IN170612B (ja)
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