JPH0210025Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210025Y2 JPH0210025Y2 JP1983164405U JP16440583U JPH0210025Y2 JP H0210025 Y2 JPH0210025 Y2 JP H0210025Y2 JP 1983164405 U JP1983164405 U JP 1983164405U JP 16440583 U JP16440583 U JP 16440583U JP H0210025 Y2 JPH0210025 Y2 JP H0210025Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- vehicle body
- axis
- output shaft
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 19
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両のエンジン取付装置に関するも
のである。
のである。
従来から、エンジン及びトランスミツシヨンの
結合体を、車体前部に設けられたエンジンルーム
内で車幅方向に配置し、デイフアレンシヤル及び
等速ジヨイントを介して左右の前輪に連結された
ドライブシヤフトを夫々駆動するようにしたもの
が、広く実用に供されている。今その一例を第１
図について説明すると、１０はエンジン、１２は
エンジン１０の一側（図の場合は右側）に直結さ
れたトランスミツシヨン、１４は上記トランスミ
ツシヨンに連結されたデイフアレンシヤル、１６
は自体公知のダブルオフセツトジヨイント１８を
介して上記デイフアレンシヤルの出力軸に連結さ
れた左側ドライブシヤフト、２０は同様にダブル
オフセツトジヨイント２２を介してデイフアレン
シヤルの出力軸に連結された右側ドライブシヤフ
ト、２４は等速ジヨイント２６を介して上記左側
ドライブシヤフト１６に連結された左前輪、２８
は同様に等速ジヨイント３０を介して上記右側ド
ライブシヤフト２０に連結された右前輪である。
結合体を、車体前部に設けられたエンジンルーム
内で車幅方向に配置し、デイフアレンシヤル及び
等速ジヨイントを介して左右の前輪に連結された
ドライブシヤフトを夫々駆動するようにしたもの
が、広く実用に供されている。今その一例を第１
図について説明すると、１０はエンジン、１２は
エンジン１０の一側（図の場合は右側）に直結さ
れたトランスミツシヨン、１４は上記トランスミ
ツシヨンに連結されたデイフアレンシヤル、１６
は自体公知のダブルオフセツトジヨイント１８を
介して上記デイフアレンシヤルの出力軸に連結さ
れた左側ドライブシヤフト、２０は同様にダブル
オフセツトジヨイント２２を介してデイフアレン
シヤルの出力軸に連結された右側ドライブシヤフ
ト、２４は等速ジヨイント２６を介して上記左側
ドライブシヤフト１６に連結された左前輪、２８
は同様に等速ジヨイント３０を介して上記右側ド
ライブシヤフト２０に連結された右前輪である。
そして上記エンジン１０及びトランスミツシヨ
ン１２の結合体は、従来その軸線ｅ−ｅが車体の
長手方向中心線ｏ−ｏに実質的に直交するたうに
配置されている。又、図示のようにデイフアレン
シヤル１４の出力軸の軸線ld−ldが上記軸線ｅ−
ｅと平行をなすように同出力軸が配設されるとと
もに、トランスミツシヨン１２及びデイフアレン
シヤル１４が車体中心線ｏ−ｏに対して一方に偏
り（図示の場合は右側）、左右のドライブシヤフ
ト１６，２０が不等長となるので、等速ジヨイン
ト２６，３０の折れ角θL，θRが不均等になつてい
る。上記等速ジヨイント２６，３０には、所謂ゼ
ツパ型、バーフイールド型或いはトライポード型
ジヨイント等が一般に採用されているが、何れも
上記折れ角が大きくなると耐久寿命が短かくな
り、図示の場合、右側の等速ジヨイント３０が左
側の等速ジヨイント２６よりも早期に破損するの
が通例である。又上記従来の装置では、重量軽減
のため長い方のドライブシヤフト１６を中空軸と
した場合、中実軸よりは若干外径が大きくなるの
で、エンジン１０及び同エンジンに付設され又は
その周辺に配設される各種補機類との間に十分な
隙間が取れないので、悪路走行時等において、エ
ンジン１０とドライブシヤフト１６とが相互に独
立に大きく変位した場合、干渉を起こす惧れがあ
り、かかる干渉を避けるためには、エンジン１０
及び（又は）その補機類の形状や取付位置に好ま
しからざる変更、修正を加えねばならない不具合
があつた。
ン１２の結合体は、従来その軸線ｅ−ｅが車体の
長手方向中心線ｏ−ｏに実質的に直交するたうに
配置されている。又、図示のようにデイフアレン
シヤル１４の出力軸の軸線ld−ldが上記軸線ｅ−
ｅと平行をなすように同出力軸が配設されるとと
もに、トランスミツシヨン１２及びデイフアレン
シヤル１４が車体中心線ｏ−ｏに対して一方に偏
り（図示の場合は右側）、左右のドライブシヤフ
ト１６，２０が不等長となるので、等速ジヨイン
ト２６，３０の折れ角θL，θRが不均等になつてい
る。上記等速ジヨイント２６，３０には、所謂ゼ
ツパ型、バーフイールド型或いはトライポード型
ジヨイント等が一般に採用されているが、何れも
上記折れ角が大きくなると耐久寿命が短かくな
り、図示の場合、右側の等速ジヨイント３０が左
側の等速ジヨイント２６よりも早期に破損するの
が通例である。又上記従来の装置では、重量軽減
のため長い方のドライブシヤフト１６を中空軸と
した場合、中実軸よりは若干外径が大きくなるの
で、エンジン１０及び同エンジンに付設され又は
その周辺に配設される各種補機類との間に十分な
隙間が取れないので、悪路走行時等において、エ
ンジン１０とドライブシヤフト１６とが相互に独
立に大きく変位した場合、干渉を起こす惧れがあ
り、かかる干渉を避けるためには、エンジン１０
及び（又は）その補機類の形状や取付位置に好ま
しからざる変更、修正を加えねばならない不具合
があつた。
本考案は、上記に鑑み創案されたもので、エン
ジン及びトランスミツシヨン結合体を車巾方向に
設置し、上記結合体の軸線に対し軸線がほぼ平行
をなす出力軸を有するデイフアレンシヤル及び等
速ジヨイントを介して長さが異なる左右のドライ
ブシヤフトを駆動すると共に上記左右ドライブシ
ヤフトの軸線が上記出力軸の軸線に対し平面視に
関し傾きを有するように配設されたものにおい
て、上記左右ドライブシヤフトの軸線と上記出力
軸の軸線とが夫々なす角度が略等しくなるよう
に、上記エンジン及びトランスミツシヨン結合体
が車体の長手方向中心線に対して直交せず、エン
ジン側が車体前方に又トランスミツシヨン側が車
体後方になるように傾斜して配設されたことを特
徴とする車両のエンジン取付装置を要旨とするも
のである。
ジン及びトランスミツシヨン結合体を車巾方向に
設置し、上記結合体の軸線に対し軸線がほぼ平行
をなす出力軸を有するデイフアレンシヤル及び等
速ジヨイントを介して長さが異なる左右のドライ
ブシヤフトを駆動すると共に上記左右ドライブシ
ヤフトの軸線が上記出力軸の軸線に対し平面視に
関し傾きを有するように配設されたものにおい
て、上記左右ドライブシヤフトの軸線と上記出力
軸の軸線とが夫々なす角度が略等しくなるよう
に、上記エンジン及びトランスミツシヨン結合体
が車体の長手方向中心線に対して直交せず、エン
ジン側が車体前方に又トランスミツシヨン側が車
体後方になるように傾斜して配設されたことを特
徴とする車両のエンジン取付装置を要旨とするも
のである。
以下本考案の一実施例を第２図について具体的
に説明する。（なお、第１図の装置と同一又は実
質的に同一の部材、部分については同一の符号を
用いる）図より明らかなように、本考案に係る装
置では、エンジン１０及びトランスミツシヨン１
２の結合体の中心線ｅ−ｅが車体長手方向中心線
ｏ−ｏに対して直交せず、同中心線ｏ−ｏに直交
する車幅方向の線o′−o′に対して角度αをなして
配設されている。そして、この場合角度αを第１
図におけるドライブシヤフト１６，２０の折れ角
θL，θRに対して、α＝θR−θL／２とすることにより
、 第２図におけるドライブシヤフト１６，２０の軸
線ld−ldに対する折れ角θL′とθR′とを実質的に等
しくすることができる。勿論この場合、エンジン
１０やトランスミツシヨン１２の配置の都合上、
角度αは必ずしも正しく上記式のとおりの値でな
くてもよく、折れ角θL′とθR′とがなるべく等しく
なるように、エンジン１０を車体前方に、トラン
スミツシヨンを車体後方に、即ち中心線ｅ−ｅを
傾斜させればよい。
に説明する。（なお、第１図の装置と同一又は実
質的に同一の部材、部分については同一の符号を
用いる）図より明らかなように、本考案に係る装
置では、エンジン１０及びトランスミツシヨン１
２の結合体の中心線ｅ−ｅが車体長手方向中心線
ｏ−ｏに対して直交せず、同中心線ｏ−ｏに直交
する車幅方向の線o′−o′に対して角度αをなして
配設されている。そして、この場合角度αを第１
図におけるドライブシヤフト１６，２０の折れ角
θL，θRに対して、α＝θR−θL／２とすることにより
、 第２図におけるドライブシヤフト１６，２０の軸
線ld−ldに対する折れ角θL′とθR′とを実質的に等
しくすることができる。勿論この場合、エンジン
１０やトランスミツシヨン１２の配置の都合上、
角度αは必ずしも正しく上記式のとおりの値でな
くてもよく、折れ角θL′とθR′とがなるべく等しく
なるように、エンジン１０を車体前方に、トラン
スミツシヨンを車体後方に、即ち中心線ｅ−ｅを
傾斜させればよい。
上記本考案に係る装置によれば、左右の等速ジ
ヨイント２６，３０の折れ角を実質的に同一又は
少なくとも従来装置より角度差を小さくすること
ができ、従つて両者の耐用寿命を実質的に等しく
し、信頼性を増し、又ジヨイントの小型軽量化を
計ることができる。なお又、エンジン車幅方向の
線o′−o′に対し車体前方に位置するので、長い方
のドライブシヤフト１６を大径の中空軸とし軽量
化を計る際に、エンジン１０及び（又は）その補
機類の変更を行なわず、又は変更の程度を小さい
範囲で済ませることができるので、極めて有利で
ある。
ヨイント２６，３０の折れ角を実質的に同一又は
少なくとも従来装置より角度差を小さくすること
ができ、従つて両者の耐用寿命を実質的に等しく
し、信頼性を増し、又ジヨイントの小型軽量化を
計ることができる。なお又、エンジン車幅方向の
線o′−o′に対し車体前方に位置するので、長い方
のドライブシヤフト１６を大径の中空軸とし軽量
化を計る際に、エンジン１０及び（又は）その補
機類の変更を行なわず、又は変更の程度を小さい
範囲で済ませることができるので、極めて有利で
ある。
叙上のように、本考案に係る車両のエンジン取
付装置は、エンジン及びトランスミツシヨン結合
体を車巾方向に設置し、上記結合体の軸線に対し
軸線がほぼ平行をなす出力軸を有するデイフアレ
ンシヤル及び等速ジヨイントを介して長さが異な
る左右のドライブシヤフトを駆動すると共に上記
左右ドライブシヤフトの軸線が上記出力軸の軸線
に対し平面視に関し傾きを有するように配設され
たものにおいて、上記左右ドライブシヤフトの軸
線と上記出力軸の軸線とが夫々なす角度が略等し
くなるように、上記エンジン及びトランスミツシ
ヨン結合体が車体の長手方向中心線に対して直交
せず、エンジン側が車体前方に又トランスミツシ
ヨン側が車体後方になるように傾斜して配設され
たことを特徴とし、簡単な構造によつて前輪駆動
車における左右等速ジヨイントの耐久寿命を実質
的に等しくし、その信頼性を増し、小型軽量化を
計ることができると共に、ドライブシヤフトの中
空化を容易に実現し得る効果を奏するものであ
る。
付装置は、エンジン及びトランスミツシヨン結合
体を車巾方向に設置し、上記結合体の軸線に対し
軸線がほぼ平行をなす出力軸を有するデイフアレ
ンシヤル及び等速ジヨイントを介して長さが異な
る左右のドライブシヤフトを駆動すると共に上記
左右ドライブシヤフトの軸線が上記出力軸の軸線
に対し平面視に関し傾きを有するように配設され
たものにおいて、上記左右ドライブシヤフトの軸
線と上記出力軸の軸線とが夫々なす角度が略等し
くなるように、上記エンジン及びトランスミツシ
ヨン結合体が車体の長手方向中心線に対して直交
せず、エンジン側が車体前方に又トランスミツシ
ヨン側が車体後方になるように傾斜して配設され
たことを特徴とし、簡単な構造によつて前輪駆動
車における左右等速ジヨイントの耐久寿命を実質
的に等しくし、その信頼性を増し、小型軽量化を
計ることができると共に、ドライブシヤフトの中
空化を容易に実現し得る効果を奏するものであ
る。
第１図は従来の前輪駆動車における駆動系の概
略構成を示す平面図、第２図は本考案の一実施例
を示す第１図同様の平面図である。 １０……エンジン、２０……右側ドライブシヤ
フト、１２……トランスミツシヨン、２２……ダ
ブルオフセツトジヨイント、１４……デイフアレ
ンシヤル、２６……等速ジヨイント、１６……左
側ドライブシヤフト、３０……等速ジヨイント、
１８……ダブルオフセツトジヨイント。
略構成を示す平面図、第２図は本考案の一実施例
を示す第１図同様の平面図である。 １０……エンジン、２０……右側ドライブシヤ
フト、１２……トランスミツシヨン、２２……ダ
ブルオフセツトジヨイント、１４……デイフアレ
ンシヤル、２６……等速ジヨイント、１６……左
側ドライブシヤフト、３０……等速ジヨイント、
１８……ダブルオフセツトジヨイント。
Claims (1)
- エンジン及びトランスミツシヨン結合体を車巾
方向に設置し、上記結合体の軸線に対し軸線がほ
ぼ平行をなす出力軸を有するデイフアレンシヤル
及び等速ジヨイントを介して長さが異なる左右の
ドライブシヤフトを駆動すると共に上記左右ドラ
イブシヤフトの軸線が上記出力軸の軸線に対し平
面視に関し傾きを有するように配設されたものに
おいて、上記左右ドライブシヤフトの軸線と上記
出力軸の軸線とが夫々なす角度が略等しくなるよ
うに、上記エンジン及びトランスミツシヨン結合
体が車体の長手方向中心線に対して直交せず、エ
ンジン側が車体前方に又トランスミツシヨン側が
車体後方になるように傾斜して配設されたことを
特徴とする車両のエンジン取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16440583U JPS6070423U (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 車両のエンジン取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16440583U JPS6070423U (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 車両のエンジン取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6070423U JPS6070423U (ja) | 1985-05-18 |
| JPH0210025Y2 true JPH0210025Y2 (ja) | 1990-03-13 |
Family
ID=30360452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16440583U Granted JPS6070423U (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 車両のエンジン取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6070423U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0721640Y2 (ja) * | 1988-04-28 | 1995-05-17 | 株式会社小松製作所 | 建設用車両 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58221720A (ja) * | 1982-06-17 | 1983-12-23 | Honda Motor Co Ltd | 自動車におけるエンジンの配置構造 |
-
1983
- 1983-10-24 JP JP16440583U patent/JPS6070423U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58221720A (ja) * | 1982-06-17 | 1983-12-23 | Honda Motor Co Ltd | 自動車におけるエンジンの配置構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6070423U (ja) | 1985-05-18 |
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