JPS6130907Y2 - - Google Patents

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JPS6130907Y2
JPS6130907Y2 JP1980068729U JP6872980U JPS6130907Y2 JP S6130907 Y2 JPS6130907 Y2 JP S6130907Y2 JP 1980068729 U JP1980068729 U JP 1980068729U JP 6872980 U JP6872980 U JP 6872980U JP S6130907 Y2 JPS6130907 Y2 JP S6130907Y2
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JP
Japan
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drive
moment
shafts
offset
joint
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JP1980068729U
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JPS56170032U (ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、不等長ドライブシヤフトを有する前
輪駆動車に係り、特に左右のキングピン軸回りの
回転モーメントを等しくする駆動機構に関する。
第1図,第2図は不等長ドライブシヤフトを有
する前輪駆動車の駆動系を示すもので、左右のド
ライブシヤフト1,2はその内端がデイフアレン
シヤルギヤ3の出力軸4,5にインボードジヨイ
ント6,7を介して接続され、外端が左右の駆動
輪8,9の車軸10,11にアウトボードジヨイ
ント12,13を介して接続されている。しかし
てドライブシヤフト1,2の長さが左右で異なる
と、これらの正面角θL,θR、つまり車軸10,
11に対するドライブシヤフト1,2の傾斜角も
異なるため、ドライブシヤフト1,2の駆動トル
クによつて車輪8,9に生ずるキングピン軸1
4,15(アウトボードジヨイント12,13)
回りの回転モーメント(2次モーメント)ML
Rにも差を生じる。この回転モーメントは上記
正面角が大なる程度であるから、長いドライブシ
ヤフト側にハンドルを取られる現象(トルクステ
ア)が生じていた。
従来この現象を防止し、キングピン軸回りの回
転モーメントを等しくするため、種々の技術が提
案され実行されているが、本考案はこれら従来技
術とは異なる着想の技術により同一の目的を達成
するものである。
本考案は、上記不平衡モーメントは左右のアウ
トボードジヨイントのジヨイント中心を中心とし
て生じるものである点に着目し、例えばキングピ
ン軸の位置は左右対称としたまま、車軸上のキン
グピン軸からこのアウトボードジヨイントのジヨ
イント中心迄の距離(オフセツト量)に左右で差
を設けることにより、車輪に生ずるキングピン軸
回りのモーメントが左右で平衡するようにしたこ
とを特徴としている。
図示実施例について説明すると、第3図は左右
のアウトボードジヨイント12,13の中心を、
左右対称位置にあるキングピン軸14,15と車
軸10,11との交点からずらせて、これらの間
にそれぞれオフセツト量eL,eRを設定した例を
示す。前述のようにアウトボードジヨイント1
2,13回りに生ずる回転モーメントML,MR
は、ドライブシヤフト1,2の正面角θL,θR
大小によつて変化し、θL>θRのときML>MR
あるが、上記オフセツト量eL,eRはこのML
Rの大きさ、つまりθL,θRの大きさを考慮
し、ML,MRによつて生ずる、キングピン軸1
4,15と車軸10,11との交点を通る垂線1
6,17回りに回転モーメントML′,MR′が等し
くなるように定めるものである。垂線16,17
は車軸10,11上の左右対称位置にある。すな
わち第3,4図の実施例では大きいモーメントM
Lの生ずる左方のジヨイント12側においては、
上記垂線16回りのモーメントML′を小さくする
ため垂線16の内側にジヨイント12を設け、他
方小さいモーメントMRの生ずる右方のジヨイン
ト13側では、上記垂線17回りのモーメントM
R′を上記ML′と見合う大きさにする(MRより大
きくする)ため垂線17の外側にジヨイント13
を設けている。
いまキングピン軸と車軸との交点を通る垂線よ
り内側にアウトボードジヨイントが設けられる場
合(第4図左方)をマイナスオフセツト、その逆
(同右方)をプラスオフセツトとすると、いずれ
か一方のオフセツトの設定だけで上記不平衡モー
メントをなくすことが可能である。第5図,第6
図はその実施例を示すもので、第5図では右方の
オフセツト量eR=0とし、左方のオフセツト量
Lを垂線16回りのモーメントML′がMRに等し
くなるように、つまりML′がMLより小さくなる
ようにマイナスオフセツトとしている。逆に第6
図では右方の垂線17回りのモーメントMR′をM
Rより大として左方のオフセツトeL=0のモーメ
ントMLに等しくするようにプラスオフセツトeR
を設定している。
さらに第7図は左右両方にマイナスオフセツト
を設定した例を示す。この例では左右のオフセツ
トeL,eRの量を、大きいモーメントMLを生ず
る左方を大、右方を小として垂線16,17回り
のモーメントML′,MR′を等しくすることが理解
されよう。
以上要するに本考案は、左右不等長のドライブ
シヤフトを有し、左右のドライブシヤフトの正面
角に差の生ずる前輪駆動車において、アウトボー
ドジヨイントのジヨイント中心を車軸上のキング
ピン軸から適当にオフセツトすることにより、加
速時にキングピン軸回りに生ずる回転モーメント
を左右等しくすることができるものである。した
がつて加速時のトルクステアの発生を防止し、走
行安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の前輪駆動車の前輪部駆動系の平
面図、第2図はその正面図、第3図は本考案の実
施例を示す平面図、第4図はその正面図、第5
図,第6図,第7図はそれぞれ本考案の他の実施
例を示す正面図である。 1,2……ドライブシヤフト、8,9……駆動
輪、10,11……車軸、12,13……アウト
ボードジヨイント、14,15……キングピン
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右の駆動輪軸と、左右で長さの異なるドライ
    ブシヤフトとをそれぞれアウトボードジヨイント
    で接続した前輪駆動車において、上記駆動輪軸上
    の左右のキングピン軸から、上記左右のアウトボ
    ードジヨイントのジヨイント中心迄のオセツト量
    を、上記左右のキングピン軸回りの回転モーメン
    トが等しくなるように、左右で異ならせたことを
    特徴とする前輪駆動車の駆動機構。
JP1980068729U 1980-05-21 1980-05-21 Expired JPS6130907Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980068729U JPS6130907Y2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21

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JP1980068729U JPS6130907Y2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56170032U JPS56170032U (ja) 1981-12-16
JPS6130907Y2 true JPS6130907Y2 (ja) 1986-09-09

Family

ID=29662655

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JP1980068729U Expired JPS6130907Y2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138235A (en) * 1978-04-20 1979-10-26 Nissan Motor Co Ltd Side mount type power unit for automobile

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138235A (en) * 1978-04-20 1979-10-26 Nissan Motor Co Ltd Side mount type power unit for automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56170032U (ja) 1981-12-16

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