JPH0199906A - 定形シート片の包装紙への連続挟み込み方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は１例えば救急絆創膏、試験紙類、アイスクリー
ム等を食する場合に使用するへら片等の定形シート片を
包装する工程において、これらの定形シート片を包装紙
に連続して挟み込む方法及び装置に関するものである。

「従来の技術」 従来、例えば救急絆創膏の製造ラインにおいて絆創膏を
包装紙に包装する工程では、−面に感圧接着剤をコーテ
ィングした長尺テープ状の包装紙を、感圧接着面を上方
に向けた状態で下方より所定の平面上に定速で繰り出し
て移送しながら、当該繰り出し位置の近傍まで一定姿勢
で間欠移送により定形シート片を供給し、先端に真空に
よる吸引面を有し、昌該吸引面が前記シート片の供給位
置と前記包装紙の所定の上面との間を往復作動するピッ
クアップ片により、前記定形シート片を吸引して前記包
装紙の上面に供給し、前記下方の包装紙の繰り出し位置
の後方において、同様な上方の包装紙を下方の包装紙と
重なる状態に経り出して移送すことにより、上下の包装
紙の間に定形シート片を一定の間隔で挟み込み、その後
定形シート片が挟まれている部分を除き上下の包装紙を
加圧接着するようになっている。

「発明が解決しようとする問題点」 前記従来の挟み込み方法及び装置は、定形シート片が下
方の包装紙の繰り出し位置の近傍へ間欠移送され、また
、該包装紙上への定形シート片の供給をピックアップ片
により行なうので、高速化に限界があり、例えば救急絆
創膏の製造ラインにおいては、絆創膏の包装紙への挟み
込み速度は２５０枚／分程度が限界である。

また、定形シート片の移送装置やピックアップ片の駆動
には、複雑なカム機構を使用しなければならないので、
運転中の機械的騒音が極めて激しく、部品類の損耗が著
しい欠点があった。

本発明の目的は、定形シート片の包装紙への挟み込みを
はるかに高速化することができ、しかも機械的騒音等が
より少ない定形シート片の包装紙への連続挟み込み方法
及び装置を提供することにある。

「問題点を解決するための手段」 本発明方法は前述の目的を達成するため、平面輪郭が同
一な定形シート片を、一定姿勢に並べて定速で順次移送
する工程と、該定形シート片の移送方向延長上に上下方
向より繰り出されつつ重なる状態で前記定形シート片の
移送速度より高速で連続移送されている長尺の包装紙の
間に、前記移送中の定形シート片を、移送方向先頭から
昌該定形シート片の移送速度より高速で順次繰り込む工
程とを採択している。

また１本発明装置は前述の目的を達成するため、定形シ
ート片を一定姿勢に並べて移送する移送装置と、該移送
装置の延長上に上下方向より長尺の包装紙を繰り出しつ
つ重ねた状態で引っ張る僅り出し移送装置とを近接して
設け、この繰り出し移送装この移送速度を前記移送装置
の移送速度より高速に設定するとともに、前記繰り出し
移送装置の始端部に、前記移送装置で移送された定形シ
ー１片を前記の繰り出される包装紙の間に定形シート片
の移送速度より高速で繰り込む繰り込み手段を設けたも
のである。

「作用」 定形シート片は、一定姿勢に並べられた状態で連続的に
移送されながら、当該移送装置の終端に達する順に、そ
の移送方向の延長上に上下方向から構成される装紙の間
に一定姿勢かつほぼ等間隔で挟み込まれる。

定形シート片の挟み込み間隔は、主として定形シート片
の移送速度と包装紙の繰り出し移送速度との差の大小に
よって決まり、後者が前者より高速であればあるほど挟
み込み間隔は大きくなる。

「実施例−１」 この実施例の定形シート片ａは第２図のような平面輪郭
に形成した救急絆創膏であり、横長の粘着フィルムａｌ
の粘着面の中央部にパッドｄ２を貼付し、その上から前
記パッドａ２の上で一部重なる状態に瀾敲紙ａ３　、　
ａ４を粘着している。この救急絆創膏は、図示しない長
尺テープ状の粘着フィルムの粘着面へ定寸のパッドａ２
を一定間隔に連続貼付し、その上から長尺の剥離紙を繰
出して粘着し、その後図示しないロータリープレスカッ
ターにより、長さＬ　７２ｍ肩、＠ＷＩ９層麿の第２図
のような平面輪郭に切抜いたものである。

１は定形シート片ａを横長状に密に並べた状態で連続移
送する移送装置で、ベルトコンベヤで構成し、ベルト１
３の上部移送面に下方より真空ボックス１１を密接して
臨ませ、ベルト１３に前記真空ボックスに通ずる多数の
吸引孔１５を形成し、各定形シート片ａを吸引して、第
１図右方向へ例えば１９ｍ／分の速度で連続移送する。

この実施例の移送装置１は、終端のローラー１２の上部
にベルト１３を介して接するピンチローラ−１４により
、移送装置ｌの終端に達した各シート片ａを後述の移送
装置２の方向へ順次繰り出すように構成している。

前記移送装置ｌの延長上には、上下方向より長尺の包装
紙す、ｃを繰り出しながら移送する繰り出し移送装ぼ２
を近接して設けている。

両包装紙す、ｃは、原反＠８５＋ｓｍであって、その相
対する面を感圧接着面に形成してあり、それぞれ図示し
ないリールに巻かれた状態から図示しないローラー群を
経て移送装置１の延長上に繰り出される。

この実施例の繰り出し移送装置２は、移送装置ｌの延長
面とそ、の上面レベルをほぼ一致させたガイドプレート
２０、下方の包装紙ｂｔ−繰り出すガイドローラー２１
．そのやや後方位置で上方の包装紙Ｃを繰り出すガイド
ローラー２２、及び包装紙す。

Ｃの繰り出し位置の後方に設けたピンチローラ−２３，
２４から構成し、繰り出された包装紙す、ｃを重ねた状
態で、ピンチローラ−２３，２４によす２９ｍ／分の速
度で引っ張って移送する。

繰り出し移送装置２の始端部には、移送装置ｌの終端に
繰り出される定形シート片ａを、包装紙す、ｃの間に繰
込むピンローラー３１．２１よりなる繰り込み手段３を
設け、該手段３により定形シート片ａを２９ｍ／分の速
度で包装紙す、ｃの間に繰り込むようにしている。

この実施例では、下方の包装紙すを繰り出すガイドロー
ラー２１が繰り込み手段３を構成する一方ピンチローラ
ーを兼ねており、ガイドローラー２１を包装紙すの繰り
出し方向へ２９ｍ／分の周速で回転させている。

繰り込み手段３を構成する上方のローラー３１の周面に
は、対称な二箇所に大径部３ａが形成されており、ロー
ラー３１が半回転する毎に定形シート片ａが包装紙す、
ｃの間に繰り込まれるようになっている。

この実施例では、ローラー３１の回転数を５００回転／
分に（ローラー３１の大径部３ａの周速を２９ｍ／分に
）設定している。

以上の実施例によれば、１９ｍ／分の速度で移送されて
くる定形シート片ａを、毎分１０００枚９間隔Ｗ（第３
図）　１０ｍｍで、原反輻幅８５ｍｍの長尺の包装紙す
、ｃの間に連続して挟み込むことができる。

シート片ａの挟み込み間隔は、移送装置１による定形シ
ート片ａの移送速度と、繰り出し移送装置２及び繰り込
み手段３の速度との差、及びシート片ａの幅と移送装置
ｌｌにおけるシート片ａの移送間隔との相対関係により
適宜設定することができる。

したがって、この実施例のように移送装置ｌにより１９
＋ｓ＋＠Ｗの定形シート片ａを害に並べて１９ｍ／分の
速度で移送し、シート片ａの包装紙す、ｃへの挟み込み
間隔Ｗを１２＋ｗｍに設定する場合は、包装紙す、ｃの
繰り出し移送速度と、繰り込み手段３によるシート片ａ
の繰り込み速度とを３１ｍ　７分に設定する。また、例
えば同様な幅Ｗの定形シート片ａを、移送装置１により
３■間隔に並べた状態で２２ｍ／分の速度で連続移送し
、包装紙す、ｃの繰り出し移送速度及びシート片ａの繰
り込み速度を２９ｍ／分に設定すると、前記実施例と同
様に挟み込み間隔ｗ　１０１１１１で毎分１０００枚の
シート片ａを包装紙す、ｃの間に挟み込むことができる
。

この実施例においては、ガイドローラー２１とピンチロ
ーラ−２３、又はガイドローラー２２とピンチローラ−
２４に図示しないベルトを掛けてベルトコンベヤに構成
しても実施することができる。この場合は、ベルトの周
速が繰り出し移送装置２の移送速度となる。

また、ガイドローラー２１　、２２は自転せずに遊転す
る状態に構成しても実施することができる。

第３図のように救急絆創膏よりなる定形シート片ａが包
装紙す、ｃの間へ一定間隔に挟み込まれた複合シートｄ
は、第１図右方向へ更に連続移送されながら、第６図の
ように、ゴムロールのような弾性ロール５に圧接したロ
ータリープレス４により、挟まれているシート片ａが当
る部分（第３１二点鎖線ｅで囲まれる部分）を除き、包
装紙す、Ｃ相互を加圧接着する。

ロータリープレス４には、第６図及び第７図のように、
円周面に定形シート片ａの平面輪郭よりやや広い横長状
の凹没部４１を、隣接の凹没部４１相互の中心間が同じ
間隔（この例では２９ｍ覆間隔）となるように形成して
おり、複合シートｄにおけるシート片ａが凹没部４１内
に収まる状態にして、複合シートｄを対称的に回転する
ロータリープレス４と弾性ロール５との間に通過させる
ことにより、前記の状態に包装紙す、ｃを加圧接着させ
る。

「実施例−２」 第４図のように、繰り出し移送装置２における包装紙す
、ｃの繰り出し用のガイドローラー２１゜２２を、移送
装置１の終端に近接させて上下同位置に設ける場合は、
ローラー２１又は２２を移送装置２の移送速度に合せて
繰り出し方向に自転させるとともに１両ローラーを２１
　、２２をピンチローラ−に構成し、該ローラー２１　
、２２に定形シート片＆の繰り込み手段３を兼ねさせ、
ローラー２１．２２で包装紙す、ｃの間にシート片ａを
繰り込むように構成することができる。

この実施例における他の構成、及び作用は前記実施例の
場合と同様なので説明を省略する。

「実施例−３」 第５図は、繰り出し移送装置２における繰り出し用のガ
イドローラー２１　、２２を上下同位置に設けるととも
に、このガイドローラー２１　、２２と移送装置１の終
端との間に、ピンチローラ−よりなる繰り込み手段３を
設けたものである。

実施例−１及び実施例−２においては、繰り込み手段３
の繰り込み速度と移送装置２の移送速度とを構造上一致
させているが、この例では、両者を一致させる必要はな
く、繰り込み手段３の繰り込み速度を、移送装置１の移
送速度以上で繰り出し移送装置２の速度以下に設定すれ
ばよい。

この実施例における他の構成、及び作用は前記各実施例
と同様なので説明を省略する。

「発明の効果」 本発明方法及び本発明装置によれば、定形シート片は一
定姿勢で所定の移送面を連続的に移送されながら、二枚
の包装紙の間に連続的に挟まれるから、シート片の動き
が極めて円滑で従来の方法及び装置よりはるかに高速で
シート片が挟み込まれ、包装工程をより高速化させるこ
とができるとともに、機械的騒音も極めて少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施態様を示す一部省略側り図
、第２図は第２図の装置の部分平面図、第３図はシート
片上下の包装紙に挟まれた状態の部分平面図、第４図及
び第５図はそれぞれ未発明装置の他の実施態様を示す部
分側面図、第６図はシート片を包装紙に挟んだ後に包装
紙の所要部分を相互に接着するロータリープレスの部分
断面図、第７図はロータリープレスの周面の部分展開平
面図である。 主要図中符号の説明 １は定形シート片の移送装置、１１は真空ボックス、１
２は終端のローラー、１３はベルト、１４はピンチロー
ラ−１２は繰り出し移送装置、２０はガイドプレート、
２１．２２は繰り出し用のガイドローラー、２３．２４
はピンチローラ−１ａは定形シート片である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）、平面輪郭が同一な定形シート片を、一定姿勢に
   並べて定速で順次移送する工程と、該定形シート片の移
   送方向延長上に上下方向より繰り出されつつ重なる状態
   で前記定形シート片の移送速度より高速で連続移送され
   ている長尺の包装紙の間に、前記移送中の定形シート片
   を、移送方向先頭から当該定形シート片の移送速度より
   高速で順次繰り込む工程とを含む、一定形シート片の包
   装紙への連続挟み込み方法。
2. （２）、定形シート片の両包装紙間への繰り込みがピン
   チローラーによって行なわれる、特許請求の範囲第１項
   に記載の定形シート片の包装紙への連続挟み込み方法。
3. （３）、定形シート片を一定姿勢に並べて移送する移送
   装置と、該移送装置の延長上に上下方向より長尺の包装
   紙を繰り出しつつ重ねた状態で引っ張る繰り出し移送装
   置とを近接して設け、この繰り出し移送装置の移送速度
   を前記移送装置の移送速度より高速に設定するとともに
   、前記繰り出し移送装置の始端部に、前記移送装置で移
   送された定形シート片を前記の繰り出される包装紙の間
   に定形シート片の移送速度より高速で繰り込む繰り込み
   手段を設けたことを特徴とする、定形シート片の包装紙
   への連続挟み込み装置。
4. （４）、包装紙の移送速度と繰り込み手段の繰り込み速
   度が同速である、特許請求の範囲第３項に記載の定形シ
   ート片の包装紙への連続挟み込み装置。
5. （５）、上下の包装紙がそれぞれガイドローラーを介し
   て繰り出され、繰り込み手段がピンチローラーである、
   特許請求の範囲第３項又は第４項に記載の定形シート片
   の包装紙への連続挟み込み装置。
6. （６）、上下の包装紙の繰り出し用のガイドローラーの
   一方又は両方が、繰り込み手段であるピンチローラーに
   おけるローラーを兼ねる、特許請求の範囲第５項に記載
   の定形シート片の包装紙への連続挟み込み装置。
7. （７）、包装紙の繰出し用のガイドローラーと、繰り込
   み手段であるピンチローラーとが各別に設けられた、特
   許請求の範囲第５項に記載の定形シート片の包装紙への
   連続挟み込み装置。