JPH11171128A - 金属帯板コイルの外周板装着装置、および外周板装着方法 - Google Patents

金属帯板コイルの外周板装着装置、および外周板装着方法

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JPH11171128A
JPH11171128A JP36251397A JP36251397A JPH11171128A JP H11171128 A JPH11171128 A JP H11171128A JP 36251397 A JP36251397 A JP 36251397A JP 36251397 A JP36251397 A JP 36251397A JP H11171128 A JPH11171128 A JP H11171128A
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JP
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outer peripheral
coil
peripheral plate
plate
metal strip
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Withdrawn
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JP36251397A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakajima
淳 中嶋
Hiroshi Fukuchi
弘 福地
Yasuhiko Anami
靖彦 阿波
Noriyuki Maekawa
紀之 前川
Hiroshi Hanaoka
博 花岡
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の操作が複雑であり、梱包作業のサイク
ルタイムを増加させていた。 【解決手段】 金属梱包ラインの一部を構成し、金属帯
板コイル2の外周面2aに金属製外周板6を供給して装
着する外周板装着装置11であり、コンベア12上でコ
イル2を回転させる回転手段13と、コイル2の斜め上
方からその外周面2aへ向けて外周板6をシュート供給
する外周板供給装置14と、これから供給される外周板
6の先端部をコイル2の外周面2aにテープ固定すると
ともに、回転手段13を回転させながらコイル2の外周
面2aに巻き付けた外周板6の終端部をテープ固定する
テーピング装置15とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属帯板コイルの
外周面に梱包用の金属製外周板を装着する金属帯板コイ
ルの外周板装着装置、および外周板装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機で所望の厚みに圧下されたストリ
ップは、テーブル上を移送され、その先に設けられた巻
取り機によって、金属帯板コイルとして順次円筒状に巻
き取られる。このコイルを製品として出荷するに際し
て、輸送中にコイルが機械的損傷等を受けるのを防止す
るため、コイルを梱包工程へと移送して、その周囲に梱
包材が装着固定されている。特に、輸出用コイルの梱包
には、金属製梱包材が採用され、厳重な梱包が施されて
いる。この金属梱包ラインにおいては、従来より、金属
帯板コイルの外周面に梱包用の金属製外周板を装着する
外周板装着装置が用いられている。
【0003】この種の外周板装着装置に関する技術とし
て、特開平5−319407号公報には、「金属梱包外
板巻付け準備装置」に係る発明が報告されている。この
発明の要旨は、「チェーンコンベアに載置したコイルに
進行してこれを昇降するリフター装置と、台車に一端を
固定しリンク機構にてコイルの外面に倣うように回動す
るアームを設け、該アーム上に設けた吸着装置によって
搬入した外板を吸着しつつアームを回動させて外板をU
字型に成形し、U字型に成形した外板をリフター装置上
のコイルの外周に位置させる外板巻き準備装置とからな
る。」ことにある。
【0004】すなわち、「金属梱包外板巻付け準備装
置」に係る発明は、チェーンコンベアのコイル受台に載
せて移送されるコイルの中心にリフター装置の支承軸を
挿入して上昇させるとともに、外板巻き準備装置の回動
アームにより外板をU字型に成形して、U字状に成形し
た外板をリフター装置に支承したコイルの外周に位置さ
せるように構成されており、既設の金属梱包ラインを変
更することなく、手作業による過酷な外板巻付け準備作
業を低コストで機械化可能とし、作業の改善を図りうる
というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の「金
属梱包外板巻付け準備装置」に係る発明にあっては、リ
フター装置に支承してコイルをチェーンコンベアから上
昇させ、支承したコイルの外周に外板巻き準備装置によ
りU字状に成形した外板を移動して位置させるように構
成されている。したがって、既設の金属梱包ラインの改
造には適しているが、コイルの上昇工程、外板の曲げ工
程、外板の移動工程およびコイルの下降工程の4工程を
必要とするので、各装置の操作が複雑になり、装置の設
備費が高く梱包作業のサイクルタイムを増加させるとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、金属梱包材を使用して金属帯板コイル
の梱包作業を行う金属梱包ラインにおいて、金属帯板コ
イルの外周面に梱包用の金属製外周板を自動供給すると
ともに、外周板を簡易な操作で装着することができ、か
つ設備費を安価に抑え、梱包作業のサイクルタイムを短
縮することができる金属帯板コイルの外周板装着装置、
および外周板装着方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る金属帯板コイルの外周板装着装置は、コン
ベア上を連続的に搬送されてくる円筒状の金属帯板コイ
ルに金属製梱包材を装着してフープ結束する金属梱包ラ
インの一部を構成し、コイルの外周面に金属製外周板を
供給して装着する金属帯板コイルの外周板装着装置にお
いて、上記コンベア上でコイルを回転させる回転手段
と、コイルの斜め上方からその外周面へ向けて外周板を
シュート供給する外周板供給装置と、この外周板供給装
置から供給される外周板の先端部をコイルの外周面にテ
ープ固定するとともに、上記回転手段を回転させながら
コイルの外周面に巻き付けた外周板の終端部をテープ固
定するテーピング装置とを備えているものである。
【0008】上記外周板装着装置において、好ましく
は、上記回転手段が、コンベアにその移送方向に対して
直交するように等間隔で配置された複数対のターニング
ローラにより形成されているものである。
【0009】また好ましくは、上記外周板供給装置が、
コイルの斜め上方からその外周面へ向けて延出されるシ
ュート台と、シュート台上に外周板を供給する板供給ロ
ールと、シュート台上を送給される外周板の幅方向移動
を規制するサイドガイドとを備えているものである。
【0010】さらに好ましくは、上記外周板供給装置の
シュート台に、搬送されてくるコイルの外径に合わせて
その傾斜度を調整するためのシュート台昇降手段が備え
られているものである。
【0011】そして好ましくは、上記外周板供給装置の
シュート台の先端部に、コイルの外周面に外周板を押さ
え付けるとともに、外周板に適度なテンションを付与す
る押えロールが備えられているものである。或いは、上
記外周板供給装置のシュート台の先端部に、外周板に曲
げ癖を付けるためのベンディング装置が備えられている
ものである。
【0012】また好ましくは、上記外周板供給装置のシ
ュート台に、シュート長さ調整機構およびシュート幅調
整機構が備えられているものである。
【0013】さらに好ましくは、上記外周板供給装置の
シュート台に、コイル幅にシュート台の先端部を位置決
めするとともに、コイルの位置ずれを規制するためのコ
イルサイド倣いロールが備えられているものである。
【0014】そして好ましくは、上記テーピング装置
が、少なくとも2軸方向に移動可能な複軸ロボットアー
ムの先端部に備えられているものである。
【0015】また、本発明に係る金属帯板コイルの外周
板装着方法は、コンベア上を連続的に搬送されてくる円
筒状の金属帯板コイルに金属製梱包材を装着してフープ
結束する金属梱包ラインにおいて、コイルの外周面に金
属製外周板を供給して装着する金属帯板コイルの外周板
装着方法であって、コンベア上の回転手段に回転自在に
載置されたコイルの外周面へその斜め上方から外周板を
シュート供給し、テ−ピング装置により外周板の先端部
をコイルの外周面にテープ固定した後、上記回転手段に
よりコイルを回転させながらその外周面を覆うように外
周板を巻き付け、テ−ピング装置によりその外周板の終
端部をテープ固定して、コイルの外周面に外周板を装着
するようにしたものである。
【0016】上記外周板装着方法において、好ましく
は、上記コイルの外周面に外周板をシュート供給するに
際して、シュート台の下端部に設けた押えロールにより
外周板を押さえ付けるとともに、外周板に適度なテンシ
ョンを付与するようにしたものである。或いは、上記コ
イルの外周面に外周板をシュート供給するに際して、シ
ュート台の下端部でベンディング装置により外周板に曲
げ癖を付けて、外周板をコイルの外周面に密着させるよ
うにしたものである。
【0017】本発明によれば、コンベアに等間隔で配置
された複数の回転手段上に、金属帯板コイルがそれぞれ
載置されて、連続的に搬送されてくる。搬送されてきた
コイルの外周面には、その斜め上方から外周板がシュー
ト供給され、その外周板の先端部が、テーピング装置に
よりコイルの外周面にテープ固定される。その後、上記
回転手段を用いて、コイルを外周板の送給方向に回転さ
せると、その回転に伴ってコイルの外周面を覆うように
外周板が巻き付けられる。1枚の外周板でコイルの外周
面を覆うことができない場合には、複数の外周板が順次
継ぎ足され、その外周板の終端部が、上記テ−ピング装
置によりテープ固定されることにより、コイルの外周面
への外周板の装着が完了することになる。
【0018】したがって、梱包用の金属製外周板が、金
属帯板コイルの外周面に自動供給され、簡易な操作で外
周板の装着が完了することになる。また、コイルの外周
面へ外周板を供給しながら装着することができるので、
梱包作業のサイクルタイムを短縮することができるもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。本発明に係る金
属帯板コイルの外周板装着装置は、金属梱包ラインの一
部を構成しており、この金属梱包ラインは、コンベア上
を連続的に搬送されてくる円筒状の金属帯板コイルに金
属製梱包材を装着してフープ結束するまでの一連の梱包
工程を司っている。
【0020】すなわち、図1に示すように、金属製梱包
材1は、例えば金属帯板コイル2のリング状平面に装着
される金属製側板3と、その内周縁部に沿って装着され
る金属製内周当金4と、その外周縁部に沿って装着され
る金属製外周当金5と、その外周面に巻き付けるように
装着される金属製外周板6とから成っている。このよう
な金属製梱包材1をコイル2の周囲に装着した後、金属
梱包ラインの最終工程において、図2に示すようにフー
プ7が結束され、輸出用梱包として金属製梱包材1が厳
重に固定される。
【0021】本発明に係る金属帯板コイルの外周板装着
装置は、この金属梱包ラインにおいて、コイル2の外周
面aに外周板6を供給して装着する工程を担っている。
図3は、本発明に係る金属帯板コイルの外周板装着装置
の第1の実施形態を示す概略図である。図示するよう
に、本実施形態の外周板装着装置11には、コンベア1
2上でコイル2を回転させる回転手段13と、コイル2
の斜め上方からその外周面へ向けて外周板6をシュート
供給する外周板供給装置14と、この外周板供給装置1
4から供給される外周板6の先端部をコイル2の外周面
2aにテープ固定するとともに、上記回転手段13を回
転させながらコイル2の外周面2aに巻き付けた外周板
6の終端部をテープ固定するテーピング装置15とが備
えられている。
【0022】本実施形態では、上記回転手段13は、コ
ンベアラインに沿って等間隔で配置された複数対のター
ニングローラにより形成されており、各対のターニング
ローラ13は、コンベア12の移送方向に対して直交す
るように配置されている。このターニングローラ13
は、ローラ13a,13b上にコイル2の外周面2aを
載置する受台の役目を有するとともに、ローラ13a,
13bを同一方向に回転させて載置したコイル2を回転
させることができるように成っている。したがって、タ
ーニングローラ13には、サーボモータ等の図示しない
駆動装置が装備されている。
【0023】このコンベアラインの直上には、これに沿
って上部架台16が構築されている。上部架台16に
は、外周板供給装置14が設けられている。図4は、本
実施形態の外周板装着装置の一部を構成する外周板供給
装置を示す斜視図である。図示するように、この外周板
供給装置14には、コイル2の斜め上方からその外周面
2aへ向けて延出されるシュート台17と、シュート台
17上に外周板6を供給する板供給ロール18と、シュ
ート台17上を送給される外周板6の幅方向移動を規制
するサイドガイド19とが備えられている。
【0024】すなわち、シュート台17は、外周板装着
位置よりも後方に位置する上部架台16上からコイル2
の外周面2aに臨むように傾斜して設けられている。こ
のシュート台17には、コイル2の外径に合わせてシュ
ート長さを調整するためのシュート長さ調整機構20
と、コイル幅に合わせてシュート幅を調整するためのシ
ュート幅調整機構21とが備えられている。シュート長
さ調整機構20は、例えばシュート台17の台構成部材
を長手方向に重ね合わせて形成するとともに、これら台
構成部材の間にシリンダ装置20aを掛け渡すことによ
り構成されている。また、シュート幅調整機構21は、
例えばシュート台17の台構成部材を幅方向に重ね合わ
せて形成するとともに、これら台構成部材の間にシリン
ダ装置21aを掛け渡すことにより構成されている。し
たがって、シュート台17の下部には、台構成部材およ
びサイドガイド19の幅方向移動を支承するためのスラ
イドガイド22が配置されている。
【0025】また、このシュート17台には、搬送され
てくるコイル2の外径に合わせてその傾斜度を調整する
ためのシュート台昇降手段23が備えられている。シュ
ート台昇降手段23は、上部架台16からシュート台1
7を吊り下げるように形成されており、これを昇降操作
することによりシュート台17の傾斜度を調整してコイ
ル2の外径の変化に対応させ、コイル径に規制されるこ
となくコイル中心から略同角度付近で外周板6を供給し
うるように成っている。このシュート台昇降手段23
は、例えばサーボモータ等の駆動装置を備えたボールネ
ジや、シリンダ装置等により構成されている。
【0026】さらに、シュート台17の両側に起立した
サイドガイドには、コイル2の帯板幅にシュート台17
の先端部を位置決めするとともに、コイル2の位置ずれ
に対してサイドガイドを追従させるためのコイルサイド
倣いロール24が備えられている。コイルサイド倣いロ
ール24は、シュート台17から前方に延出されてコイ
ル2のリング状平面2bに接触するが、その接触部分は
ロールであるため、上記回転手段13によるコイル2の
回転に伴って従動することになり、コイル2の回転動作
を妨げない。
【0027】そして、第1の実施形態の外周板装着装置
11にあっては、外周板供給装置14のシュート台17
の先端部に、コイル2の外周面2aに外周板6を押さえ
付けるとともに、外周板6に適度なテンションを付与す
るための押えロール25が備えられている。この押えロ
ール25には、コイル2の外径の変化に対応させるとと
もに、コイル2の外周面2aに適度なテンションを付与
するためのシリンダ装置25aが備えられている。適度
なテンションとは、コイル2の外周面2aからの外周板
6の浮上を防止しうるとともに、外周板6に皺が発生す
るのを防止しうる程度の張力をいう。
【0028】また、上部架台16上には、外周板供給装
置14に供給する外周板6が待機するように成ってお
り、上部架台16上において板供給ロール18まで外周
板6を搬送するための吸着搬送装26や搬送ロール等が
配置されている。
【0029】さらに、この外周板供給装置14の前方に
は、上記テーピング装置15が配置されている。図7に
示すように、テーピング装置15には、粘着テープ15
aが回転自在に支承されており、この粘着テープ15a
を自動切断装置15b内に導入して自動切断しうるよう
に構成されている。また、このテーピング装置15は、
少なくとも2軸方向に移動可能な複軸ロボットアーム2
7の先端部に備えられており、コイル2の外周面2aに
想定したテーピングゾーン28に臨ませてテーピング装
置15を移動操作しうるように成っている。本実施形態
では、粘着テープ15aを自動切断装置15bにより自
動切断しうるように構成したが、これに限るものではな
く、作業員が手動切断するように構成してもよい。
【0030】なお、図示していないが、テーピングゾー
ン28の上方には、外周板6の先端部または終端部を検
出するためのセンサが配置されている。このセンサに
は、例えば光透過型センサーを採用する。
【0031】このように構成された外周板装着装置1を
使用して、本発明に係る金属帯板コイルの外周板装着方
法は以下のように実施される。上部架台16上には、予
め金属梱包材1の一構成要素である外周板6が準備され
ている。この外周板6は、定形サイズの平板の幅を梱包
対象となるコイル2の帯板幅に合わせて切断して調整さ
れたものである。
【0032】コイル2は、コンベア12の回転手段13
上に回転自在に載置されて、コンベアラインに沿って連
続的に搬送されてくる。そして、コイル2が外周板装着
位置に到達するとコンベア12は一時停止する。する
と、図5に示すように、停止したコイル2の外周面2a
には、その後方の上部架台16から外周板供給装置14
のシュート台17が先端部が降下される。このシュート
台17の傾斜角は、シュート台昇降手段23によって調
整される。また、シュート台17のシュート長さはシュ
ート長さ調整機構20により調整され、そのシュート幅
はシュート幅調整機構21により調整される。このよう
にシュート台17を調整することにより、コイル2の外
径寸法および帯板幅寸法にシュート台17を対応させる
ことができる。
【0033】次に、上部架台16上に待機している外周
板6を吸着装置26により搬送し、その先端部を板供給
ロール18内に導入する。この板供給ロール18を駆動
することにより、図6に示すように、外周板6はシュー
ト台17上へと送給される。送給される外周板6の幅方
向振れは、サイドガイド19により規制される。また、
コイルサイド倣いロール24により、シュート台17が
コイル幅に位置決めされるとともに、コイル2の位置ず
れに対応してサイドガイドの追従が可能となる。
【0034】そして、図7に示すように、ロボットアー
ム27を操作してテ−ピング装置15により、シュート
台17から繰り出された外周板6の先端部をコイル2の
外周面2aのテーピングゾーン28に粘着テープ15a
で固定する。この粘着テープ15aの長さは、例えば2
00mmとし、外周板6の幅方向における複数箇所を固
定する。
【0035】その後、外周板6の先端部は、シュート台
17の前方に位置する押えロール25の下へと導入さ
れ、回転手段13であるターニングローラにより、コイ
ル2を回転させながらその外周面2aを覆うように外周
板6を巻き付ける。コイル2の外周面の全周を1枚の外
周板6で覆いきれない場合には、2枚目、3枚目の外周
板6を同様の方法でシュート台17から供給し、粘着テ
ープ15aにより順次つなぎ合わせて巻き付ける。
【0036】このように、コイル2の外周面2aに外周
板6をシュート供給するに際して、シュート台17の下
端部に設けた押えロール25により外周板6を押さえ付
けるとともに、外周板6に適度なテンションを付与する
ようにしたので、コイル2の外周面2aから外周板6が
浮き上がるのが防止され、かつ外周板6に皺が発生する
のが防止される。
【0037】そして、図8に示すように、テ−ピング装
置15により最後の外周板6の終端部を粘着テープ15
aで固定して、コイル2の外周面2aへの外周板6の装
着が完了することになる。
【0038】かくして第1の実施形態によれば、金属帯
板コイル2の外周面2aに梱包用の金属製外周板6を自
動供給することができ、簡易な操作で外周板6の装着を
完了することができる。また、コイル2の外周面2aへ
外周板6を供給しながら装着することができるので、梱
包作業のサイクルタイムを大幅に短縮することができる
ものである。
【0039】また、図9は、本発明に係る金属帯板コイ
ルの外周板装着装置の第2の実施形態を示す斜視図であ
る。図示するように、第2の実施形態の外周板装着装置
31は、上記外周板供給装置14のシュート台17の先
端部に、外周板6に曲げ癖を付けるためのベンディング
装置35が備えられている点で、第1の実施形態と相違
する。このベンディング装置35は、3本の隣接したロ
ールによって構成されており、これに外周板6が導入さ
れると、通過する際に外周板6に一定の曲げ癖が付くよ
うに成っている。
【0040】第2の実施形態は、第1の実施形態と基本
的には同様の作用効果を奏するが、特に第2の実施形態
にあっては、ベンディング装置35を外周板6が通過す
る際に曲げ癖がつけられるので、コイル2の外周面2a
への密着性を向上させることができるとともに、粘着テ
−プ15aが剥離脱落するのを防止することができるも
のである。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る金属帯
板コイルの外周板装着装置、および外周板装着方法によ
れば、金属帯板コイルの外周面に梱包用の金属製外周板
を自動供給して、簡易な操作で外周板の装着を完了する
ことができ、かつコイルの外周面への外周板の供給と装
着とを同時に行うことができるので、安価な設備費で梱
包作業のサイクルタイムを大幅に短縮することができる
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属梱包ラインにおいて使用する金属製梱包材
を示す概略図である。
【図2】金属帯板コイルに金属梱包材を装着しフープ結
束した状態を示す概略図である。
【図3】本発明に係る金属帯板コイルの外周板装着装置
の第1の実施形態を示す概略図である。
【図4】本実施形態の外周板装着装置の一部を構成する
外周板供給装置を示す斜視図である。
【図5】本実施形態の外周板装着装置における動作開始
状況を示す斜視図である。
【図6】本実施形態の外周板装着装置における外周板の
先端部のテープ固定状況を示す斜視図である。
【図7】本実施形態の外周板装着装置におけるテーピン
グ装置のテープ固定動作を示す要部斜視図である。
【図8】本実施形態の外周板装着装置における巻き終わ
った外周板の終端部のテープ固定状況を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る金属帯板コイルの外周板装着装置
の第2の実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 金属製梱包材 2 金属帯板コイル 2a 外周面 6 外周板 11 外周板装着装置 12 コンベア 13 回転手段 14 外周板供給装置 15 テーピング装置 17 シュート台 18 板供給ロール 19 サイドガイド 20 シュート長さ調整機構 21 シュート幅調整機構 23 シュート台昇降手段 24 コイルサイド倣いロール 25 押えロール 27 ロボットアーム 35 ベンディング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 紀之 姫路市広畑区富士町1番地 新日本製鐵株 式会社広畑製鐵所内 (72)発明者 花岡 博 姫路市広畑区富士町1番地 新日本製鐵株 式会社広畑製鐵所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア上を連続的に搬送されてくる円
    筒状の金属帯板コイルに金属製梱包材を装着してフープ
    結束する金属梱包ラインの一部を構成し、コイルの外周
    面に金属製外周板を供給して装着する金属帯板コイルの
    外周板装着装置において、 上記コンベア上でコイルを回転させる回転手段と、コイ
    ルの斜め上方からその外周面へ向けて外周板をシュート
    供給する外周板供給装置と、該外周板供給装置から供給
    される外周板の先端部をコイルの外周面にテープ固定す
    るとともに、上記回転手段を回転させながらコイルの外
    周面に巻き付けた外周板の終端部をテープ固定するテー
    ピング装置とを備えていることを特徴とする金属帯板コ
    イルの外周板装着装置。
  2. 【請求項2】 前記回転手段が、コンベアにその移送方
    向に対して直交するように等間隔で配置された複数対の
    ターニングローラにより形成されている請求項1に記載
    の金属帯板コイルの外周板装着装置。
  3. 【請求項3】 前記外周板供給装置が、コイルの斜め上
    方からその外周面へ向けて延出されるシュート台と、該
    シュート台上に外周板を供給する板供給ロールと、シュ
    ート台上を送給される外周板の幅方向移動を規制するサ
    イドガイドとを備えている請求項1または請求項2に記
    載の金属帯板コイルの外周板装着装置。
  4. 【請求項4】 前記外周板供給装置のシュート台に、搬
    送されてくるコイルの外径に合わせてその傾斜度を調整
    するためのシュート台昇降手段が備えられている請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の金属帯板コイルの
    外周板装着装置。
  5. 【請求項5】 前記外周板供給装置のシュート台の先端
    部に、コイルの外周面に外周板を押さえ付けるととも
    に、外周板に適度なテンションを付与する押えロールが
    備えられている請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の金属帯板コイルの外周板装着装置。
  6. 【請求項6】 前記外周板供給装置のシュート台の先端
    部に、外周板に曲げ癖を付けるためのベンディング装置
    が備えられている請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載の金属帯板コイルの外周板装着装置。
  7. 【請求項7】 前記外周板供給装置のシュート台に、シ
    ュート長さ調整機構およびシュート幅調整機構が備えら
    れている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の金
    属帯板コイルの外周板装着装置。
  8. 【請求項8】 前記外周板供給装置のシュート台に、コ
    イル幅にシュート台の先端部を位置決めするとともに、
    コイルの位置ずれを規制するためのコイルサイド倣いロ
    ールが備えられている請求項1ないし請求項7のいずれ
    かに記載の金属帯板コイルの外周板装着装置。
  9. 【請求項9】 前記テーピング装置が、少なくとも2軸
    方向に移動可能な複軸ロボットアームの先端部に備えら
    れている請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の金
    属帯板コイルの外周板装着装置。
  10. 【請求項10】 コンベア上を連続的に搬送されてくる
    円筒状の金属帯板コイルに金属製梱包材を装着してフー
    プ結束する金属梱包ラインにおいて、コイルの外周部に
    金属製外周板を供給して装着する金属帯板コイルの外周
    板装着方法であって、 コンベア上の回転手段に回転自在に載置されたコイルの
    外周面へその斜め上方から外周板をシュート供給し、テ
    −ピング装置により外周板の先端部をコイルの外周面に
    テープ固定した後、上記回転手段によりコイルを回転さ
    せながらその外周面を覆うように外周板を巻き付け、テ
    −ピング装置によりその外周板の終端部をテープ固定し
    て、コイルの外周面に外周板を装着するようにしたこと
    を特徴とする金属帯板コイルの外周板装着方法。
  11. 【請求項11】 前記コイルの外周面に外周板をシュー
    ト供給するに際して、シュート台の下端部に設けた押え
    ロールにより外周板を押さえ付けるとともに、外周板に
    適度なテンションを付与するようにした請求項10に記
    載の金属帯板コイルの外周板装着方法。
  12. 【請求項12】 前記コイルの外周面に外周板をシュー
    ト供給するに際して、シュート台の下端部に設けたベン
    ディング装置により外周板に曲げ癖を付けて、外周板を
    コイルの外周面に密着させるようにした請求項10に記
    載の金属帯板コイルの外周板装着方法。
JP36251397A 1997-12-15 1997-12-15 金属帯板コイルの外周板装着装置、および外周板装着方法 Withdrawn JPH11171128A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101314040B1 (ko) * 2011-12-22 2013-10-01 주식회사 삼정제이피에스 래핑장치

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