JPH0197592A - 刃物 - Google Patents

刃物

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JPH0197592A
JPH0197592A JP25218787A JP25218787A JPH0197592A JP H0197592 A JPH0197592 A JP H0197592A JP 25218787 A JP25218787 A JP 25218787A JP 25218787 A JP25218787 A JP 25218787A JP H0197592 A JPH0197592 A JP H0197592A
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cutting edge
edge
cutting
maximum surface
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Tekisui Komura
小村 滴水
Ryoji Inoue
良二 井上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、布、紙、繊維等の切断に広く一般的に用いら
れる刃物に関し、さらに詳しくはセラミックスからなる
刃先を有する刃物に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、布、紙、繊維等の切断に用いられる刃物のほとん
どは、鋼製の刃物であった。ところが、年々、被切断材
の寸法精度、切り口のきれいさ等要求が大きくなり、被
切断材自体が難切断材化すゝるに伴い、切味、耐久性共
に、より優れた刃物の要求が各分野で出てきている。
現在では、刃物の材質としては、鋼に加えて超硬合金、
セラミックス等の硬さ、耐摩耗性に優れた材料が用いら
れるようになってきた。特にジルコニア等のセラミック
スは、刃物材料として数多くの利点があることは、今ま
で報告されている(特開昭58−71095号、特開昭
59−118395号等)。
特開昭58−71095号は、正方晶ジルコニアを50
モル%以上含んだジルコニアを用いることにより、セラ
ミックスを刃物に応用可能とした技術であるが、セラミ
ックス製の刃物の場合には刃先の欠け(チッピング)が
生じやすく、単に刃物部材をジルコニアにしただけでは
、刃先の耐チッピング性、切味の両者と十分に満足でき
ない、また、特開昭59−118395号に示されるよ
うに、ジルコニアセラ、ミックス刃物において、刃先角
度θを20−80@に規定してもかかる問題を完全にな
くすことはできない。
ジルコニア系セラミックス以外、すなわち、より強度、
靭性の劣るセラミックスを刃物に応用した例として特開
昭59−108585号、特開昭61−79594号が
あるが、これらは刃先に10〜aOμmの厚みをもたせ
、耐チッピング性、耐久性等を向上させようとするもの
であるが、刃先が厚くなるために切味を犠牲にせざるを
得ない欠点がある。
刃先強度と切味の両者を向上させる技術としては、特開
昭59−502135号に示されるように、刃先近傍の
刃厚を厚くし、刃先より離れるに従って刃厚を薄くする
技術があるが、刃先形状の検討だけではセラミックスの
脆さを十分カバーし、かつ切味の十分な刃物を提供する
には不十分である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のセラミックス製刃物は、脆いため、切味を向上さ
せると耐久性が低下するという問題点があった。すなわ
ち、切味を向上させるために、刃先を鋭利にすると、チ
ッピング等が生じやすく、また刃先強度を向上させるた
めに、刃先角度を大きくすると切味が低下するという問
題点があり、セラミックスの持つ特性を十分活かすこと
ができなかった。
本発明の目的は、刃先の性状に検討を加えることにより
、切味、耐久性ともに優れたセラミックス製の刃物を提
供することである。
〔問題点を解決するための手段〕゛ 第3図は、刃物の刃先部を模式的に表わした図である。
ここで、切刃を構成する主な要因としては、刃先角度θ
、刃面の面粗さR1刃先先端の幅T、刃先チッピングA
が挙げられる。
本発明者らは、上記4つの要因が切味および耐久性に及
ぼす影響を調べるために、様々な検討を行なった結果、
第4図に示すように、刃先角度θは切断抵抗、すなわち
切味に大きく影響し、θ=20°付近で最も切断抵抗が
小さいことを見出した。
これは、ジルコニアセラミックスの刃物でナイロン糸を
切断した時の値である。θ= 10”の場合、刃先は最
も鋭利であるが、チッピングAが大きく。
θ=20°の場合、5μ麿程度であるのに比べ、θ=l
O°の場合、10μ踵程度のチッピングが生じ、また刃
先先端の幅Tも大きくなっているためである。
チッピングAに注目すると、刃先角θが大きいほど、チ
ッピングサイズは小さくなるが、被切断材と刃面との摩
擦力が増加するため、切味が低下するのである1次に刃
面の粗さと切味、耐久性を検討した結果、第5図に示す
ように、面粗さが大きいほど切断抵抗が小さくなること
が判明した。
しかしながら、面粗さRが大きすぎると切味がばらつき
、また耐久性は低下する結果となった。これは、面粗さ
Rを大きくするとチッピングAのサイズ、発生頻度が高
くなり、また切刃先端の欠損単位が大きくなり、刃先先
端の幅Tが大きくなるためである。
以上の結果をまとめたものが第1表である。
第  1  表 第1表かられかるように、第3図に示す形状の刃物では
切味、耐久性を共に向上させるための各要因を設定する
ことが非常に困難である。以上の問題点を解、決すべく
検討を行なった結果、第1図に示すように、切刃先端近
傍と後方のそれぞれの刃面状態を独立に設定すれば良好
な切味、耐久性が得られることを見出した。すなわち、
本発明はセラミックスからなる刃物であって、該刃物の
刃先先端部分の刃先角を01、最大表面粗さをR工、該
刃先先端部分に連なる刃先後方部の刃面構成角を02、
最大表面粗さをR1とした場合、θ□≧θ2、R1≦R
2.R1≦R3 の関係を満足することを特徴とする刃物である。
すなわち、切刃先端近傍の刃面は、θ1を大きくとり、
かつ面粗度R1を小さくすることにより。
耐久性、耐チッピング性を向上させ、かつ後方の刃面の
02を小さくし、かつ面粗度R2を大きくすることによ
り切味の低下を防げるものである。
なお、0い θ2、R1およびR8は、第1図にそれぞ
れ記載されているθ1.θ2、R□およびR2の該当箇
所をいうものであり、それぞれの絶対的な値はセラミッ
クスの材質、被切断物の材質等により適宜選択される。
また、本発明の刃物は、ハサミ等の2枚の刃物の作用に
よる剪断力で切断する刃物についても、ナイフ等の1枚
の刃物により切断する刃物についても同様の効果がある
〔実施例〕
次に実施例について説明する。
第2図は、ジルコニア系セラミックスからなる刃物であ
り、プラスチック、合成繊維、布1紙等の切断に用いら
れる。
本発明の刃物を用いて、切断テストを行なった結果を第
2表に示す。
第2図aの丸刃で紙切断を行なった場合、本発明の刃物
は、切味も良好で、寿命も従来の標準的形状の刃物を比
較例とすると2倍以上となっている。しかも比較例の刃
物のように、使用中に被切断材の紙の切断面がケバ立っ
たり、切断部近傍がしねになることがなくなった。
第2図すの直刃で背広用の布地の切断を行なった場合も
同様に、比較例として挙げた従来形状の刃物の3倍以上
の寿命であった。第2図Cの直刃でナイロンの釣糸を切
断した場合も同様で、切味が良好で初期チッピングのな
い状態で比較例の6倍程度の寿命となった。
先に述べたように、θい θ2、R,、R,の最適条件
は、セラミックスの材質、被切断物の材質により異なる
が、 15″≦01≦90°、5°≦θ2≦60゜0.05μ
■≦R1≦1μ凱、0.8μ臘≦R2≦3.5μ■の範
囲が本発明の効果を顕著に示す。
すなわち、θ1が156未満では耐チッピング性。
耐久性に効果がなく、90″ を越えると切味低下が無
視できなくなり、θ、は60°を越えると被切断材と刃
面との摩擦力増加のため切味が低下する一方、5°未満
では第4図に示すように切断抵抗が大きくなり切味が低
下するa R1は0.05μ園未満では切断抵抗が大き
く切味が低下する一方、1μ厘を越えると耐チッピング
性、耐久性の点で問題となる。また、R2は良好な切味
を確保するために0.8μ票以上が必要であるが、3.
5μ園を越えると切味がばらつき耐久性を低下させる傾
向になるからである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来、相反する特性であった切味と耐
久性の両方を大幅に向上させた刃物の設計が可能となり
、様々な切断において、長寿命で被切断材の切断状態が
良好な刃物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明刃物の刃先部を示す斜視図、第2図は
実施例に用いた刃物の形状を示す図、第3図は従来の刃
物の刃先部を示す斜視図、第4図は刃先角と切断抵抗の
関係を示すグラフ、および第5図は刃面粗さと切断抵抗
の関係を示すグラフ第1図 第 2 図 b 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミックスからなる刃物であって、該刃物の刃先
    先端部分の刃先角をθ_1、最大表面粗さをR_1、該
    刃先先端部分に連なる刃先後方部の刃面構成角をθ_2
    、最大表面粗さをR_2とした場合、θ_1≧θ_2、
    R_1≦R_2 の関係を満足することを特徴とする刃物。 2 特許請求の範囲第1項記載のθ_1、θ_2、R_
    1およびR_2の値が、 15°≦θ_1≦90°、5°≦θ_2≦60°0.0
    5μm≦R_1≦1μm、0.8μm≦R_2≦3.5
    μmを満足する特許請求の範囲第1項記載の刃物。 3 刃先先端の幅が0.5μm〜3.0μmである特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の刃物。 4 刃物が、互いに摺動する2枚の刃物の作用による剪
    断力で物体を切断する特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載の刃物。 5 刃物が、1枚の刃物の作用により物体を切断する特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の刃
    物。
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