JPS61141386A - 刃物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はナイフ、包丁等の刃物単品やはさみ、ヘアーカ
ッター、刈込機等の互いに摺接する一対の刃物に関する
ものである。

〔背景技術〕

従来の刃物は硬度がＨｖ　ｅｏｏ程度の工具鋼やステン
レス鋼などの刃物鋼でできており、ナイフにあっては木
材、包丁にあっては果物、はさみにあっテハ紙、ヘアー
カッターにあっては毛髪やひげ、刈込機にあっては木の
枝等の被切断材を数多く切断すると、切刃のエッヂが摩
耗あるいは欠けて切゛味が悪くなり切味寿命が短かいと
いう問題点があった。この問題点を解決するために刃物
鋼にセラミックス層を被覆したものが提案されたが、こ
の刃物にあっては被切断材の切断時、被切断材との衝撃
力及び摺動抵抗がセラミックス層に加わりセラミックス
層が剥離すると、切味が悪くなるという問題点があった
。

〔発明の目的〕

本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、セ
ラミックス層が剥離せず切味寿命が長いとともに摺動負
荷が低い刃物を提供することにある。

〔発明の開示〕

（実施例） 以下本発明の第１の実施例について刈込機を例にして第
１図乃至第３図を参照して説明する。本体ケー７１は合
成樹脂材でできており、一端にはくし状で長尺状の固定
刃２が固定されており、他端には取手３が一体的に形成
されている。固定刃２は刃物鋼でできた刃物素材４と刃
物素材４に爆発溶射、プラズマ溶射等により１０ミクロ
ン乃至田ミクロンの厚さで被覆された硬度がＨＶ　２０
００のセラミックス層５とで構成されている。固定刃２
には両側に傾斜面６が形成された断面略台形形状の切刃
７が刃溝８を介して複数個形成されており、くし状で長
尺状の可動刃９が摺接されている。可動刃９は刃物鋼で
できた刃物素材ｌＯと刃物素材１０に爆発溶射、プラズ
マ溶射等により１０ミクロン乃至田ミクロンの厚さで被
覆された硬度がＨｖ　２０００のセラミックス層Ｕとで
構成されている。可動刃９には両側に煩斜面認が形成さ
れた断面略台形形状の切刃１３が刃溝１４を介して複数
個形成されており、モータ（図示せずンに可動刃９が連
結されている。固定刃２と可動刃９とは対面した状態に
ねじ６により複数箇所で支持されている。固定刃２のセ
ラミックス層５及び可動刃９のセラミックス層Ｕはｈｅ
！Ｏ１，Ｓｉｎ、　、　Ｃｒ２Ｏ３、１’ｉ０．等の酸
化物系とＳｉＣ、ｉ”ｉｃ　、　Ｗｃなどの炭化物系及
びＳｉ、千Ｎ３゜ＴｉＮなとのチッ化物系があるが、Ｗ
ｃ　−Ｃｏ合金を採用すると、ＣＯが接合剤の役割りを
し刃物素材４、ｌＯに溶着するため剥離強度が高くなる
。固定刃２の摺動面１６と対面する刃物素材４の面であ
って刃物素材４の端縁から（至）ミクロン乃至ωミクロ
ン離れた位置には直径ｄが□□□ミクロン乃至ｗミクロ
ンで深さｈがｍミクロン乃至９ミクロンの凹部１７がプ
レス加工又はエツチング加工により複数個形成されてお
９、セラミ、クス層５の表面にも凹部Ｕと対応した凹部
迅が形成されている。凹部Ｕを形成する方法としてプレ
ス加工やエツチング加工を採用すると切刃７のエッヂを
殺すことなく凹部１７を形成することができグフヌト加
工に比し切味を良くすることができる。可動刃９の摺動
面１９１と対面する刃物素材ｌＯの面であって刃物素材
１０の端縁から艶ミクロン乃至団ミクロン離れた位置に
は直径ｄがＩミクロン乃至９ミクロンで深さｈがおミク
ロン乃至ωミクロンの凹部加が複数個形成されており、
セラミックス層１１の表面にも凹部りと対応した凹部２
１が形成されている。このように相互に摺接する固定刃
及び可動刃を刃物とする刈込機やヘアーカッターにあっ
ては、凹部により摺動面積が少なくな抄摺動負荷を低減
させることができる。

尚、実施ψ１はセラミックス層５で固定刃２の切刃７の
傾斜面６及び摺動面１６を構成するとともにセラミック
ス層１１で可動刃９の切刃詔の傾斜面ソ及び摺動面１９
を構成したが、第４図に示すように固定刃２の切刃７の
摺動面１６をセラミックス層５で構成するとともに可動
刃９の切刃１３の摺動面１９をセラミックス層Ｕで構成
しても良い。

次に本発明の他の実施例について、ナイフを例にして第
５図を参照して説明する。刃物鋼でくさび形に形成した
刃物素材Ｉの両面に直径ｄ１が３）ミクロン乃至団ミク
ロンで高さｈ！がＪミクロン乃至団ミクロンの凹部田を
複数個形成するとともに、刃物素材４０表面にセラミッ
クス層詞を被覆してセラミックス層ツの表面に刃物素材
四の凹部田と対応した凹部６を形成している。

〔発明の効果〕

このように、本発明に係る刃物は１表面に凹部を形成し
た刃物鋼でできた刃物素材と、前記刃物鋼に被覆されて
表面に前記刃物素材の凹部と対応した凹部を形成したセ
ラミ、クス層とを備えたことを特徴とするものであるか
ら、セラミックス、ｙが刃物素材に強固に被覆され被切
断材の切断時、被切断材との衝撃力及び摺動抵抗がセラ
ミックス層に加わるが、セラミックス層が剥離すること
がなく切味寿命が長いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の刃物を備えだ刈込機の外観斜視図、第
２図は同上の刈込機の固定刃と可動刃との拡大図、第３
図は第２図におけるＰ−Ｐ断面図、第４図は本発明の刃
物の第２実施例における第３４　、１０　、η・・・刃
物素材、５　、１１　、２４・・・セラミックス層、１
７　、２０　、２３・・・刃物素材の凹部、１８　、２
］　。 ゐ・・・セフミックス層の凹部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表面に凹部を形成した刃物鋼でできた刃物素材と、
   前記刃物鋼に被覆されて表面に前記刃物素材の凹部と対
   応した凹部を形成したセラミックス層とを備えたことを
   特徴とする刃物。 ２、セラミックス層はタングステンコバルトとカーバイ
   トの合金でできていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の刃物。 ３、刃物素材の表面に形成された凹部は直径及び深さが
   ３０ミクロン乃至５０ミクロンであることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の刃物。