JPH0217544Y2 - - Google Patents

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JPH0217544Y2
JPH0217544Y2 JP1983168600U JP16860083U JPH0217544Y2 JP H0217544 Y2 JPH0217544 Y2 JP H0217544Y2 JP 1983168600 U JP1983168600 U JP 1983168600U JP 16860083 U JP16860083 U JP 16860083U JP H0217544 Y2 JPH0217544 Y2 JP H0217544Y2
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JP
Japan
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cutting edge
blade
inner cutter
unevenness
deposits
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JP1983168600U
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JPS6077567U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、内刃表面での付着物の生長を防止で
きるようにした電気かみそりの内刃に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
第1図は振動式電気かみそりの刃の一部を示
し、同図中1は内刃、2は外刃、3は外刃2の孔
である。そして、内刃1がその刃先面を外刃2の
内面に接して往復動されることにより、孔3に導
入されるひげ4が切断される。ところで、このひ
げそり時において、内刃1の両側面に顔の皮脂お
よびひげくず等が付着することは下可避である。
しかし、従来の内刃1は、第1図に示したよう
に刃先面に連なる両側面が平坦であるため、皮脂
等の付着物5が、第1図に示すようにひげそりの
度毎に次第に重なつて生長する不具合がある。そ
して、この現象は回転式電気かみそりの内刃でも
同様である。
このようになると、付着物5によつて切れ味が
悪くなるとともに、内刃1の駆動力に対する負荷
が大きくなる。特に、振動式電気かみそりの内刃
1にあつては、付着物5の生長の結果、隣接する
内刃1,1同志の間が付着物5で埋まるから、こ
の状態になると、切れ味低下および負荷の増加は
著しくなることは勿論のこと、ひげくずが内刃
1,1間を通り抜けることができなくなるから、
ひげくずが孔3を通つて外刃2外へ飛散し易くな
る。
そこで、本考案者は第2図に示したように内刃
1の刃先部両側面に可成り深い凹溝1aを設けた
ものを試作して、これを実際に使用した。しか
し、この内刃1においても、付着物5の生長が確
かめられ、従来の内刃と同じ問題を生じることが
分かつた。
〔考案の目的〕
したがつて本考案の目的は、付着物による切れ
味の低下および負荷の増大を防止できるととも
に、掃除も簡単にできるようにした電気かみそり
の内刃を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案に係る電気かみそりの内刃は、少なくと
も刃先部の両側面に、刃先面から刃元側にわたつ
て連続する多数の微細な凹凸を設けるとともに、
これら凹凸の凹み面における上記刃元側部分を、
上記凹凸の凸端に向かうにつれて上記刃元側に傾
けたことを特徴とする。
この特徴を有した電気かみそりの内刃によれ
ば、ひげそりに伴つて内刃の刃先に付着する皮脂
等の付着物を、その補充につれて微細な凹凸の凹
み面に沿わせて押し動かすことができる。しか
も、凹凸の凹み面における刃元側部分は、凹凸の
凸端に向かうにつれて刃元側に傾けられていて、
付着物の押し動かしによる移動を妨げるストツパ
部位が無いから、付着物が凹部に溜まることがな
くなつて、凹み面に沿う付着物の移動を極めて円
滑に行なわせることができる。このため、付着物
は、凹み面により方向付けられて凹み面同志の境
をなす凸端より、内刃側面から離れるように生長
する。そして、付着物は上記凸端より一定の長さ
に生長すると、この生長分の少なくとも先端側が
自然に外れ落ちる。このことにより、付着物の生
長を防止でき、上記本考案の所期の目的を達成で
きる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の第1実施例を第3図および第4
図を参照して説明する。
第3図中11は振動式電気かみそりの外刃、同
じく12は外刃11の孔である。第3図および第
4図中13は一定間隔毎に平行に配設した内刃で
あり、これら内刃13は、その刃先面14を外刃
11の内面に接して第3図中矢印方向に往復動さ
れるようになつている。そして、内刃13はその
少なくとも刃先部15の両側面に、夫々刃先面1
4から刃元側にわたつて連続する多数の微細な凹
凸を設けている。これら凹凸は、例えば互に連続
した形に設けられ、かつ、ガラス球や鋼球等を、
内刃13に対して圧縮空気又は遠心力等で吹付け
るブラスト加工により形成される。そして、凹凸
の凹み面における上記刃元側部分16aは、上記
凹凸の凸端17に向かうにつれて上記刃元側に傾
けられている。なお、第4図中16は凹部、17
は凸端を夫々示している。そして、凹部16は例
えば約5μの半径rに沿う凹み面から形成されて
いる。なお、上記構造の内刃13は、凹凸を形成
した後に、刃先を得る加工が施されるものであ
る。
上記構造の内刃13を使用してひげそりを行つ
た場合にも、内刃13の刃先には皮脂等の付着物
Aが付着する。しかし、付着物Aは次々に補充さ
れるから、この補充につれて内刃13に既に付着
されている付着物Aは押され、凹凸における凹部
16の凹み面に沿つて移動される。しかも、凹凸
の凹み面における刃元側部分16aは、凹凸の凸
端17に向かうにつれて刃元側に傾いていて、付
着物Aの押し動かしによる移動を妨げるストツパ
部位が無いから、付着物Aが凹部に溜まることが
なくなつて、凹み面に沿う付着物Aの移動を極め
て円滑に行なわせることができる。このような付
着物Aの移動によつて、凹部16,16同志の境
をなす凸端17に至つた後には、凹み面により方
向付けられて、付着物Aは第4図中矢印B方向に
押出されながら生長する。なお、このような生長
は刃先面14に最も近い凹部16だけでなく、こ
れに次々に連なつて刃先面14から遠ざかつて位
置した凹部16においてもなされる。そうする
と、以上のようにして内刃13の側面から離れる
ように生長した付着物Aは、上記凸端17より一
定長さに生長した時点で、この生長分の少なくと
も先端側が自然に外れ落ちる。
すなわち、付着物Aの生長を防止できる。
したがつて、付着物Aによる切れ味の低下およ
び駆動力に対する負荷の増大も抑制できる。そし
て、本実施例の場合には、付着物Aが内刃13,
13間に詰まることも防止できるから、ひげくず
が外刃11の孔12を通つて飛散することも防止
できる。また、内刃13への付着物Aの付着量が
減少されることから、内刃13の掃除も簡単にで
きる。勿論、凹凸は微細であるから、内刃13の
掃除には実質上影響を及ぼさない。
また、本考案は第5図に示した第2実施例のよ
うに、刃先に略平行な線条をなして凹凸を設けて
もよい。なお、この第2実施例の場合、凸端1
7,17の間隔Pは約20μに定めてあるととも
に、凹凸はプレス加工によつて形成してある。勿
論、以上の点以外は第1実施例と同じ構成であ
り、この第2実施例でも本考案の所期の目的を達
成できる。また、この第2実施例の内刃は、第6
図のように内刃素材Cにプレス加工により凹凸を
形成した後、実に凹凸形成部Dを第6図中点線で
示す部位をプレス打抜きし、次で打抜き品に刃先
を設ける加工を施して製造される。
さらに、本考案は振動式電気かみそりの内刃に
限らず、第7図に示したように回転式電気かみそ
りの内刃13において実施してもよい。なお、こ
の内刃13において凹凸をブラスト加工によらず
に得る場合には、第8図のように内刃素材Cにプ
レス加工により直線状の凹凸線条Eを形成した
後、第8図中点線で示す部位をプレス打抜きし、
次で打抜き品に刃先を設ける加工をすればよい。
そうすると、線条からなる凹凸は第2実施例と同
じく刃先に略平行となる。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案は上記実用新案登録請求の
範囲に記載の構成を要旨とするから、内刃表面で
の付着物の生長を防止できる。したがつて、付着
物による切れ味の低下および駆動力に対する負荷
の増大を防止できるとともに、内刃の掃除も簡単
にできる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の振動式電気かみそりの刃部の一
部を示す断面図、第2図は、他の内刃の一部の断
面図である。第3図および第4図は本考案の第1
実施例を示し、第3図は振動式電気かみそりの刃
部の一部を示す断面図、第4図は内刃の一部の拡
大断面図である。第5図は本考案の第2実施例に
係る内刃の一部を示す断面図、第6図は第2実施
例に係る内刃の製造方法を説明するための図であ
る。第7図は回転式電気かみそりの内刃の一部を
示す断面図、第8図は第7図に示した内刃の製造
方法を説明するための図である。 13……内刃、14……刃先面、15……刃先
部、16……凹部、16a……凹み面の刃元側部
分、17……凸端、A……付着物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも刃先部の両側面に、刃先面から刃
    元側にわたつて連続する多数の微細な凹凸を設
    けるとともに、これら凹凸の凹み面における上
    記刃元側部分を、上記凹凸の凸端に向かうにつ
    れて上記刃元側に傾けたことを特徴とする電気
    かみそりの内刃。 (2) 上記凹凸が刃先面に略平行な線条をなしてい
    ることを特徴とする上記実用新案登録請求の範
    囲第(1)項に記載の電気かみそりの内刃。
JP16860083U 1983-10-31 1983-10-31 電気かみそりの内刃 Granted JPS6077567U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16860083U JPS6077567U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 電気かみそりの内刃

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JP16860083U JPS6077567U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 電気かみそりの内刃

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Publication Number Publication Date
JPS6077567U JPS6077567U (ja) 1985-05-30
JPH0217544Y2 true JPH0217544Y2 (ja) 1990-05-16

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ID=30368546

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JP16860083U Granted JPS6077567U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 電気かみそりの内刃

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4739638B2 (ja) * 2002-06-17 2011-08-03 パナソニック電工株式会社 電気カミソリの内刃の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5096363A (ja) * 1973-12-25 1975-07-31

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JPS5096363A (ja) * 1973-12-25 1975-07-31

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