JPH10281A - 刃 物 - Google Patents

刃 物

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Publication number
JPH10281A
JPH10281A JP17555096A JP17555096A JPH10281A JP H10281 A JPH10281 A JP H10281A JP 17555096 A JP17555096 A JP 17555096A JP 17555096 A JP17555096 A JP 17555096A JP H10281 A JPH10281 A JP H10281A
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
edge
cutting
reach
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP17555096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kitano
克巳 北野
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Individual
Original Assignee
Individual
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Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP17555096A priority Critical patent/JPH10281A/ja
Publication of JPH10281A publication Critical patent/JPH10281A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被削材を削る際に、被削材に喰い
込むことがなく、また、刃先が欠ける恐れが極めて少な
く、かつ、真つ直ぐに抵抗なく安全に削ることができる
刃物を提供するものである。 【解決手段】 一方の刃面1Cが凸曲面的に刃先に至る
ように形成され、他方の刃面2Cが平面的に刃先に至る
ように形成されたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃物に関し、特
に、一方の刃面と他方の刃面とが異なる形状の刃物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、刃物は、その刃面の形状により、
図8に示すように、片刃A、フラツト・グラインド刃
B、ホロー・グラインド刃C、蛤刃Dと呼ばれるものが
あるが、それぞれ、長所と短所を持つている。片刃Aの
場合、エツジ角が鋭角になるため刃先の食い込みによる
刃物コントロールが難しく、刃欠けが起きやすい。フラ
ツト・グラインド刃Bの場合、断面を完全二等辺三角形
にグラインドした刃物は、切れ味はシヤープだが、切削
の時の支点付近が薄肉になつているので、特に重負荷の
切削には刃元が弱い。刃先寿命の長い刃物が得られ難
く、切れ味が落ちた場合は刃物全体を研ぎ直さなければ
ならない。ホロー・グラインド刃Cの場合、切削の時の
支点付近が薄肉になつているので、特に重負荷の切削に
は、刃元が折れるおそれがある。また、刃先付近が平面
なので、片刃と同じように、食い込みが生じる傾向があ
つて、この場合も、刃欠けが起きやすい。従つて、ハイ
スや、最近、普及が進んでいる高硬度の粉末合金の刃物
が作り難く、寿命の長い刃物が得られ難い。蛤刃Dの場
合、刃元が肉厚で、かつ、刃の両面とも同程度の曲面を
有しているので、片刃Aやホロー・グラインド刃Cのよ
うなトラブルは起きないが、手で木等を削るような時に
は、刃が逃げるような動きが生じて、ナイフ扱いが困難
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、労働時間の短
縮、休日増の進展により、余暇時間が増え、これ迄の画
一的な余暇の過ごし方から、ダイビング、キヤンピン
グ、登山等の多様なアウトドアレジヤー志向が著しく、
そのための施設も整備されつつある。一方、ナイフ等の
刃物類は、アウトドアレジヤーを豊かにする必需品にな
つて来ており、ナイフ等の刃物を使う機会が増えている
が、誰もが安全に使え、耐久性が優れた刃物が見当たら
ないと言つてよい。本発明者は、ハンドメイドナイフメ
ーカとして、長年にわたつてナイフ作りを行いながら、
切れ味を追及し続けて、刃物材料、刃物形状等を吟味し
て、誰もが安全に使え、耐久性に優れた刃物を作ること
ができた。すなわち、本発明は、被削材を削る際に、被
削材に喰い込むことがなく、また、刃先が欠ける恐れが
極めて少なく、かつ、真つ直ぐに抵抗なく安全に削るこ
とができる刃物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の刃物は、一方の刃面が凸曲面的に刃先に至
るように形成され、他方の刃面が平面的に刃先に至るよ
うに形成されたものである。また、本発明の刃物は、一
方の刃面が凸曲面的に刃先に至るように形成され、他方
の刃面が凹曲面的に刃先に至るように形成されたもので
ある。更に、本発明の刃物は、一方の刃面が凸曲面的に
刃先に至るように形成され、他方の刃面が複数の平面に
より刃先に至るように形成されたものである。
【0005】
【発明の実施の形態1及び実施例】本発明の実施の形態
1の刃物を、図1乃至図3によつて例示的に説明する。
本例の刃物は、一方の刃面1が蛤刃のように、凸曲面的
に刃先に至るように形成され、他方の刃面2は、フラツ
ト・グラインド刃的になるように、続いて、刃面3が片
刃的になるように、すなわち、刃面2及び刃面3が複数
の平面により刃先に至るように形成されている。前記刃
物の製作は、高炭素ステンレス鋼板からワイヤーカツ
ト、放電加工、コンターマシン、プレス打抜き等の方法
で、おおまかな刃面形状を作り出し、それを研削して、
図4に示す刃先の原型aを形成する。この段階での刃先
形状は、一般的な刃先形状と同一である。続いて。図5
に示すようなに、被削材側に曲率を設けて、その反対面
は平面になるような刃bの形状に、研磨等により荒仕上
げする。その後、荒仕上げ状態の刃物に焼入れ、焼戻し
を施して、所定の硬さを得た後、研磨仕上げ、刃付け仕
上げを行つて、図3に示す最終刃先形状に作り上げる。
【0006】
【発明の実施の形態2及び実施例】本発明の実施の形態
2の刃物の断面形状が図6に例示されている。本例の刃
物は、一方の刃面1Bが蛤刃状に、凸曲面的に刃先に至
るように形成され、他方の刃面2Bがホローグラインド
刃的に、凹曲面的に刃先に至るように形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態3及び実施例】本発明の実施の形態
3の刃物の断面形状が図7に示されている。本例の刃物
は、一方の刃面1Cが、蛤刃状に、凸曲面的に刃先に至
るように形成され、他方の刃面2Cがフラット・グライ
ンド刃的に、平面的に刃先に至るように形成されてい
る。
【0008】
【発明の効果】本発明の刃物は、凸曲面的に刃先に至る
ように形成されている一方の刃面と、1又は2以上の平
面的に、或は、凹曲面的に刃先に至るように形成されて
いる他方の刃面とを有しているので、木等の被削材を削
るとき、被削材の面を前記一方の刃面に、その反対側に
前記他方の刃面をもつてゆくことにょり、削る作業の際
に、いたずらに被削材に喰い込むことが無く、従つて、
刃先が欠ける恐れが極めて少なく、しかも、真つ直ぐに
抵抗なく安全に削ることができる。また、削り屑が円滑
に分離できる。刃の仕上げは刃面をミラー面にすること
により、本発明の効果を一層発揮できる。更に、手で扱
う刃物以外に、ベニアレース等のような連続切削を行う
自動機械刃物へ適用して極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一方の刃面を示す正面図で
ある。
【図2】図1の他方の刃面を示す正面図である。
【図3】図1の刃の断面図である。
【図4】図1の刃の製作工程の説明図である。
【図5】図1の刃の製作工程の説明図である。
【図6】別の本発明の実施形態の刃の断面図である。
【図7】更に本発明の実施形態の刃の断面図である。
【図8】従来の刃物の刃の断面図である。
【符合の説明】
1、1B、1C 凸曲面 2、3、2C 平面 2B 凹曲面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の刃面が凸曲面的に刃先に至るよう
    に形成され、他方の刃面が平面的に刃先に至るように形
    成されている刃物。
  2. 【請求項2】 一方の刃面が凸曲面的に刃先に至るよう
    に形成され、他方の刃面が凹曲面的に刃先に至るように
    形成されている刃物。
  3. 【請求項3】 一方の刃面が凸曲面的に刃先に至るよう
    に形成され、他方の刃面が複数の平面により刃先に至る
    ように形成されている刃物。
JP17555096A 1996-06-15 1996-06-15 刃 物 Pending JPH10281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17555096A JPH10281A (ja) 1996-06-15 1996-06-15 刃 物

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JP17555096A JPH10281A (ja) 1996-06-15 1996-06-15 刃 物

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JPH10281A true JPH10281A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15998049

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JP17555096A Pending JPH10281A (ja) 1996-06-15 1996-06-15 刃 物

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JP (1) JPH10281A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020065873A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 株式会社レーベン 切断器具及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020065873A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 株式会社レーベン 切断器具及びその製造方法

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