JPH019697Y2 - - Google Patents

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JPH019697Y2
JPH019697Y2 JP1981028076U JP2807681U JPH019697Y2 JP H019697 Y2 JPH019697 Y2 JP H019697Y2 JP 1981028076 U JP1981028076 U JP 1981028076U JP 2807681 U JP2807681 U JP 2807681U JP H019697 Y2 JPH019697 Y2 JP H019697Y2
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JP
Japan
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propulsion shaft
outer cylinder
joint yoke
shaft
inner cylinder
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JP1981028076U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は自動車用推進軸に関するものである。
〈従来の技術〉 自動車の推進軸にはエンジン、トランスミツシ
ヨン或は終減速装置等からの、例えばギヤの噛合
いを加振源とする振動が伝達されるが、これらの
振動が中空の円筒軸からなる推進軸で増幅されて
放射音として発せられ、このうち600〜400OHz程
度の周波数或における放射音が自動車騒音の一要
素として問題となつている。
上記の如き推進軸の騒音を減少させる手段とし
ては、実公昭49−10573号公報に示される如く、
推進軸の中空部に発泡プラスチツクの礎材を挿入
した上これを加熱発泡せしめ、中空部にプラスチ
ツクの多数の小空洞を形成し、かつ発泡膨脹作用
により推進軸内に初期内部高圧力を保持してシヤ
フトの剛性を上げ、前記小空洞により音波を乱反
射し、推進軸を通る音を吸収、減衰させるととも
に、推進軸の共振点を上げ、常用回転数範囲内で
の音の共鳴を避け、かつ危険回転数を常用回転数
範囲から上昇せしめるものがある。
また、実公昭50−2425号公報に示された自動車
の推進軸のように、径の大きい円筒形の外筒と径
の小さい正多角形の内筒に2分割し、外筒内に内
径が内筒外径より小さいゴム弾性環を焼付装着し
て該弾性環に内筒を圧入して構成し、弾性環に剪
断力以外に圧縮力を与えるようにして非線形バネ
特性を得、また滑りをなくしてユニバーサルジヨ
イントから発生する振動をなくし、防振効果を上
げたものもある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記両者とも前記構成によりアンバラ
ンスが生じ易く、このためこのような推進軸を自
動車に使用した場合、高速時にいわゆるコモリ音
を発生し、また安全性に欠ける。
なお、実公昭39−1504号公報に示される推進軸
の如く、中空推進軸のジヨイントヨーク中空軸部
への嵌合部のみを密着嵌合したものでは、前記嵌
合部以外の部分は単体の円筒軸となり、振動、放
射音の問題は全く解消されないものである。
そこで本考案は上記従来手段の欠点を除き、前
記周波数域において振動しレベルを下げることが
でき、且つ構造簡単でアンバランスの生じること
の少なく、更に剛性の増大した推進軸を提供する
ことを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案の構成は、略
全長にわたつて密着嵌合した内、外筒からなる金
属製円筒軸の端部にジヨイントヨークを取付けて
なるものである。
〈作用〉 そして本考案は前記の手段により、推進軸にエ
ンジン、トランスミツシヨン等からの振動がジヨ
イントヨークを介して伝達されるときも、金属接
触する内筒、外筒間で生ずる摩擦ダンピングによ
り振動を効果的に減衰することができる。
〈実施例〉 第1図において、1は金属製の円筒軸で、金属
製の外筒11と、外筒11と等長の金属製の内筒
12とからなり、前記内筒12は外筒11の内面
に密着して嵌合するよう圧入し、又は装入後拡管
し、或いは外筒11、内筒12に相当する2枚の
板を重ねて丸めて端部を溶接して構成される。
そして、これら外筒11、内筒12の端部をと
もにジヨイントヨーク21に溶接等によつて取付
けて推進軸が構成される。
このような構成になる推進軸では、エンジン、
トランスミツシヨン或は終減速装置からジヨイン
トヨーク21を介して円筒軸1に伝達される振動
は、内外両筒間に生ずる次の如き摩擦ダンピング
作用によつて大幅に減衰され、推進軸からの放射
音を低減することができる。
即ち、摩擦ダンピング作用は、内筒12外面と
外筒11内面には微視的に凹凸が存在し、これが
互いに圧接しているが、この凹凸が両筒11,1
2に伝達する振動によつて相対変位を行なつて摩
擦し合い、これが熱エネルギに変換されることに
よつて、前記振動の減衰を生ぜしめる作用であ
る。
また第1図の例では外筒11、内筒12を等長
とし、その端部をともにジヨイントヨーク21に
溶接したので伝達トルク許容値を大としうる。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、内
筒12をジヨイントヨーク21への取付部まで至
らない程度にやゝ短かく構成して外筒11内に密
に嵌合し、外筒11のみをジヨイントヨーク21
に溶接したものである。これにより前記摩擦ダン
ピング効果の外、経年変化により内筒12が移動
しても安全である。
第3図は本考案の更に他の実施例を示すもの
で、外筒11をジヨイントヨーク21への取付部
まで至らない程度にやゝ短く構成して内筒12に
密に嵌合し、内筒12のみをジヨイントヨーク2
1に溶接したもので、これにより前記の実施例の
ものと同様に、外筒11、内筒12の両筒間に生
ずる摩擦ダンピング作用によつて振動を減衰する
ことができるほか、製作が容易となる利点があ
る。
〈考案の効果〉 本考案自動車用推進軸は上記の如く、略全長に
わたつて密着嵌合した内、外筒からなる金属製円
筒軸の端部にジヨイントヨークを取付けたので、
略全長にわたつて密着して嵌合した外筒、内筒間
の摩擦ダンピング作用によつて振動レベルを大巾
に低下させ、放射音の低減を図ることができる。
また、推進軸の前記回転時のアンバランス及びこ
れより生ずるコモリ音などの発生がなく、構造も
簡単となる効果がある。
更に、推進軸を内、外筒により二重にすること
によつて、その剛性が増大するので、推進軸の耐
久性、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による推進軸の一実施例の要部
断面図、第2図は本考案推進軸の他の実施例の要
部断面図、第3図は本考案推進軸の更に他の実施
例の要部断面図である。 1;金属製円筒軸、11;外筒、12;内筒、
21;ジヨイントヨーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略全長にわたつて密着嵌合した内、外筒からな
    る金属製円筒軸の端部にジヨイントヨークを取付
    けてなる自動車用推進軸。
JP1981028076U 1981-02-27 1981-02-27 Expired JPH019697Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981028076U JPH019697Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981028076U JPH019697Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57141124U JPS57141124U (ja) 1982-09-04
JPH019697Y2 true JPH019697Y2 (ja) 1989-03-17

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ID=29825752

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JP1981028076U Expired JPH019697Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5573180A (en) * 1978-11-28 1980-06-02 Nippon Abionikusu Kk Picture tracking system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5573180A (en) * 1978-11-28 1980-06-02 Nippon Abionikusu Kk Picture tracking system

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JPS57141124U (ja) 1982-09-04

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