JPH0192422A - 気相成長炭素繊維の製造方法 - Google Patents

気相成長炭素繊維の製造方法

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JPH0192422A
JPH0192422A JP24617387A JP24617387A JPH0192422A JP H0192422 A JPH0192422 A JP H0192422A JP 24617387 A JP24617387 A JP 24617387A JP 24617387 A JP24617387 A JP 24617387A JP H0192422 A JPH0192422 A JP H0192422A
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守信 遠藤
Munehiro Ishioka
宗浩 石岡
Koji Nakazato
浩二 中里
Toshihiko Okada
敏彦 岡田
Yasuo Okuyama
奥山 泰男
Kenji Matsubara
健次 松原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気相成長炭素繊維の製造方法に関する。
[従来の技術とその問題点] 気相成長炭素繊維は、PAN系、ピッチ系、レーヨン系
等の有機繊維を焼成して得られる炭素繊維に比べて、機
械的性質に優れている。特に、これを黒鉛化した黒鉛繊
維は、引張強度とじて700K(7/zya”、引張弾
性率として70t/靜!という極めて高い値を有してい
る。さらに気相成長炭素lll1lは、生体適合性に優
れているだけでなく、高い結晶配向性のために高電気伝
導性を有している等の特徴を有している。従って、その
用途は、構造材料をはじめとして電気・電子材料、生体
材料など幅が広い。このため気相成長炭素繊維は注目す
べき材料と言える。
かかる気相成長炭素tJAMは、固定方式あるいは流動
床方式と呼ばれる方法で製造されている。特に最近では
、特開昭60−54998号に記載された連続製造が可
能であり、生産性の高い流動床方式による製造が主流を
なしている。この方法として、メタン、アセチレン、ベ
ンゼン等の炭素化合物のガスとフェロセンとの有機遷移
金属化合物のガスとキャリヤーガスとの混合ガスを加熱
帯に導入し、600〜1300℃、好ましくは1050
〜1200℃で加熱反応させることにより、気相中で金
属触媒を生成し連続的に炭素繊維を製゛造するものがあ
る。ここでキャリヤーガスとしては、水素100%ある
いは80%以上の水素とアルゴン、ヘリウム、窒素等と
の混合ガスを使用している。
このような従来の気相成長炭素m紐製造方法では、水素
ガスは少なくともキャリヤーガス成分中80%以上必要
であり、安価な製造方法とは言い難い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、気相
成長炭素繊維の安価な製造方法を提供するものである。
C問題点を解決するための手段〕 本発明は、炭素繊維原料の炭素供給源としての炭素化合
物を、一酸化炭基ガスと二酸化炭素ガスと水素ガスから
なる混合キャリヤーガスと共に加熱帯に導入し、有機遷
移金属化合物から生成した金属触媒の存在下で600〜
1300℃の温度範囲で加熱反応させることを特徴とす
る気相成長炭素WANの製造方法である。
本発明は、これまで製鉄業界でせいぜい燃料として用ら
れているにすぎなっか転炉ガスに着目し、この転炉ガス
を気相成長炭素繊維の製造時にキャリヤーガスとして使
用することによって、安価な気相成長炭素l!雑の製造
方法を開発したものである。なお、吹錬安定時の転炉ガ
スの主組成はおおよそ一酸化炭素ガスフ0〜80%、一
酸化炭毒ガス10〜20%、窒素ガス10%以下である
すなわち、本発明方法では、炭素化合物のガスを一酸化
炭素ガスと二酸化炭素ガスと水素ガスを混合したキャリ
ヤーガスと共に有機遷移金属化合物から生成した金属触
媒の存在する加熱帯に導入し、600〜1300℃、更
に好ましくは1050〜1200℃で加熱反応させ、気
相中で金属触媒と炭素iMi’ltを連続的に成長させ
るものである。
ここで、本発明にて使用するキャリヤーガスは、一酸化
炭素ガスを主体とした二酸化炭素ガス、水素ガスとの混
合ガスである。この混合ガスの組成は、一酸化炭素ガス
は、60〜95容闇%、更に好適には70〜b 0.1〜40容揚%、更に好適には1〜30容苧%、水
素ガスは、0.1〜40容量%、更に好適には1〜20
容ω%である。更にこのキャリヤーガスは、窒素ガス、
アルゴンガス等の不活性ガスを含んでいても良い。また
、この有機遷移金属化合物が炭素化合物中に占める割合
は、好ましくは0.01〜40重a%、更に好ましくは
0.05〜10重儂%である。
また、本発明における炭素繊維原料の炭素供給源として
の炭素化合物は、炭化水素、芳香族炭化水素が望ましい
。特にコークス炉からの副産物である粗軽油類、ナフタ
リン、中油、アナトラセン油、重油、ピッチ及びコール
タールならびにこれらの水素化物、及びこれらの混合物
は、安価で大量に供給が可能であるため有用である。さ
らにヘテ0原了を有するものも使用可能であり、特に硫
黄を含有するチオフェン類、チオール類及びチオフェノ
ール類を用いると、生成速度が速くなり有用である。
また、本発明における金属触媒の生成に用いる有機遷移
金属化合物としては、チタン、バナジウム、クロム、マ
ンガン、鉄、コバルト、ニッケル。
ルビジウム、ロジウム、タングステン、パラジウム及び
白金を含有する有機遷移金属化合物を指すものであり、
その内で特に鉄、ニッケル、コバルトを含有する有機遷
移金属化合物が好適であって、鉄を含有する有ll遷移
金属化合物が最も好ましい。
[作用] 本発明にかかる気相成長炭素繊維の製造方法によれば、
キャリヤーガスとして一酸化炭素ガスを主体とした二酸
化炭素ガス、水素ガスとの混合ガスを使用することによ
り、従来の技術よりも水素ガスの使用量を格段に少なく
することができ、安価な気相成長炭素繊維の製造方法を
提供できる。
特に、一酸化炭素ガスを主体とした二酸化炭素ガス、窒
素ガスとの混合ガスである転炉ガスをキャリヤーガスと
して使用することにより、更に安価な気相成長炭素i1
Mの製造方法を提供できる。
[実施例] 実施例1 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は、本発明方法を実施するための装置の概略構成
を示す説明である。 図中11.12.13は、ガスボ
ンベであり、ボンベ11には、アルゴンガス、ガスボン
ベ12には、高純度一酸化炭素ガスと高純度の二酸化炭
素ガスの混合ガス、ガスボンベ13には、高純度純度水
素ガスが夫々充填されている。ガスボンベ11.12.
13には、流量計14.15.16を接続し、これによ
り流量制御するようになっている。ガスボンベ12の一
酸化炭素ガスと二酸化炭素ガスの混合割合は、一酸化炭
素ガス二酸化炭素ガス=4=1である。一方、原料タン
ク17には、原料油として、フェロセンとチオフェンを
溶解させたベンゼンを入れるようになっている。原料油
の重量組成は、例えばベンゼン:フェロセン:チオフェ
ン−100:0.5:0.2に設定されている。原料油
は、ガスボンベ11.12.13からのキャリヤーガス
と共に反応管20に供給されるようになっている。反応
管20は、例えば内径94mm。
長さ1300mmのアルミナ管であり、その内の長さ約
1ooommに亘る部分を電気炉23内に設置している
。電気炉23の温度は、熱雷対24で検知して温度制御
器25で一定湿度に制御されるようになっている。電気
炉23の運転中の温度は、例えば1150℃に設定され
ている。
而して、このような装置において運転に際して、ガスボ
ンベ11から供給されるアルゴンガスで予め装置内を置
換しておく。次いで、キャリヤーガスとして一酸化炭素
ガス、二酸化炭素ガス、水素ガスの混合ガスを縮流11
000sccmにしてステンレスパイプ18を通して反
応管20内に導入した。キャリヤーガスの混合割合は、
一酸化炭素ガス二二酸化炭素ガス:水素ガス=76:1
9:5とした。更に原料油をケミカルポンプ22を使っ
て1.Oml/分の割合でステンレスバイブ19を通し
て反応管20内に供給した。反応管20内では、原料油
が熱分解し連続的に気相成長炭素I1Mが生成する。生
成した気相成長炭素amは、捕集器21で捕集した。
このような運転を20分間行なった。得られた気相成長
炭素1iurtの重量は、4.22gであり、収率は、
24.0%であった。また、気相成長炭素ml11の繊
維径と繊維長さを走査電子顕微鏡で観察したところ、気
相成長炭素繊維の径は、1〜2μmであり、繊維長さは
350μm以上であった。
実施例2 実施例1で用いた装置を使用し、キャリヤーガスの混合
割合を一酸化炭素ガス二二酸化炭素ガス=7:3に変化
させた以外は実施例1と同じ条件で装置の運転を行なっ
た。この場合に得られた気相成長炭素繊維の収率は、1
8.2%であり、気相成長炭M繊帷の径及びl!維長さ
は実施例1のものと同じで値であった。
実施例3 実施例1で用いた装置を使用し、キャリヤーガスの混合
割合を一酸化炭素ガス:二酸化炭素ガス=9:1に変化
させた以外は実施例1と同じ条件で装置の運転を行なっ
た。この場合に得られた気相成長炭素繊維の収率は、2
1.5%であり、気相成長炭素11雑の径及び41維長
さは実施例1のものと同じで値であった。
ガスボンベ12には実転炉の吹錬時に採取した排気ガス
を入れて、実施例1で用いた装置を使用して実施例1と
同じ条件で運転を行なった。20分間の運転で得られた
気相成長炭素m維の重量は、4.080であり、炭素m
維の収率は、23.2%であった。また、この気相成長
炭素l!雑の径及びm1lli長さは実施例1〜3の場
合と同じであった。
[発明の効果] 以上説明した如く、本発明にかかる気相成長炭素繊維の
製造方法によれば、連続製造が可能で生産性の高い流動
床方式により、しかも、一酸化炭素ガスを主体とした二
酸化炭素ガス、水素ガスとの混合ガスをキャリヤーガス
として用いるので、従来の製造方法よりも安価な気相成
長炭素繊維の製造方法を提供できるものである。特に、
一酸化炭素ガスを主体とした二酸化炭素ガスと窒素ガス
の混合ガスである転炉ガスを利用することにより、更に
安価な気相成長炭素繊維の製造方法を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施するための装置の概略構成
を示す説明である。 11.12.13・・・ガスボンベ、14.15.16
・・・流糧計、17・・・原料タンク、18.19・・
・ステンレスバイブ、20・・・反応管、21・・・捕
集器、22・・・ケミカルポンプ、23・・・電気炉、
24・・・熱電対、25・・・温度制御ll鼎。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭素繊維原料の炭素供給源としての炭素化合物を、一酸
    化炭素ガスと二酸化炭素ガスと水素ガスからなる混合キ
    ャリヤーガスと共に加熱帯に導入し、有機遷移金属化合
    物から生成した金属触媒の存在下で600〜1300℃
    の温度範囲で加熱反応させることを特徴とする気相成長
    炭素繊維の製造方法。
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