JPH019079Y2 - - Google Patents

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JPH019079Y2
JPH019079Y2 JP14223284U JP14223284U JPH019079Y2 JP H019079 Y2 JPH019079 Y2 JP H019079Y2 JP 14223284 U JP14223284 U JP 14223284U JP 14223284 U JP14223284 U JP 14223284U JP H019079 Y2 JPH019079 Y2 JP H019079Y2
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plunger
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は電磁スイツチに関し、特にプランジヤ
と可動接点部材との間の絶縁を良好にした電磁ス
イツチに関する。
(従来技術) 車輌の始動回路に接続される電磁スイツチには
大電流が流れるために、スイツチの閉成、開成時
に接点部分に火花が発生し、これに伴い接点部分
が摩耗して接点粉(特に銅粉)が生成される。こ
のため、第4図に示すようにコイル20の付勢時
に吸引され、消勢時にばね21のばね力により突
出するプランジヤ22と前記ばね21との協働に
よりプランジヤ22のストローク方向に可動接点
部材23を駆動し、接点部がプランジヤ22と可
動接点部材23との間に位置し且つ当該可動接点
部材と離隔対向して配置された2つの固定接点部
材24,25に、可動接点部材23を当接又は離
隔させるように構成された電磁スイツチにおいて
は、前記接点粉30が前記プランジヤ22の端面
及びその周囲に飛散付着して蓄積され、スイツチ
の閉成時に図示のように可動接点部材23が接点
粉30−プランジヤ22−ヨーク26を介してボ
デー(ケース)27に導通すると、ボデーアース
をとつている関係上バツテリの電流が車体に流れ
るおそれがあるばかりでなく電磁スイツチも機能
しないおそれがあるという問題がある。
(考案の目的) 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、プ
ランジヤと該プランジヤにより駆動される可動接
点部材との間の絶縁を良好にすると共に、接点粉
のプランジヤ周囲への飛散を防止することを目的
とする。
(考案の概要) 上記目的を達成するために本考案においては、
コイルの消勢時にプランジヤが上動しその端面が
可動接点部材を押し上げて固定接点から離隔さ
せ、付勢時に下動して前記可動接点部材を下動さ
せて前記固定接点部材に当接させ且つ前記端面が
前記可動接点部材から離隔するタイプの電磁スイ
ツチにおいて、前記プランジヤの端面に前記可動
接点部材の対向端面よりも大径の穴を穿設し該穴
に当該穴の内径よりも小型の円柱状の絶縁部材を
同心的に配置して環状の溝を形成すると共に、そ
の下端を前記穴の底部に係止し、上端面を前記可
動接点部材の対向端面に当接可能に配置し、前記
プランジヤと前記可動接点部材とを絶縁すると共
に前記プランジヤの穴と前記絶縁部材との間に形
成される環状溝内に接点粉を落すようにした電磁
スイツチを提供するものである。
(考案の実施例) 以下本考案の一実施例を添附図面を基づいて詳
述する。
第1図は本考案を適用した電磁スイツチの断面
を示し、電磁スイツチ1のケース2は鉄等の磁性
部材で形成された略碗状をなし、該ケース2内に
はコイル3が巻回されたボビン4が収能され、該
ボビン4の一端面4bはケース2の底面2aに内
方に突出して形成された2つの半円状の突帯2
b,2b′上に載置当接されると共にこれらの突端
2b,2b′の内側に配置され且つ底面2aに当接
する円板状のヨーク6に当接している。ボビン4
の他端面4a上には円板状のヨーク5が載置さ
れ、該ヨーク5の周縁部に全周に亘り板面に略垂
直に立設して形成されたフランジ5aはケース2
の内周面に周接している。ボビン4内には復帰用
ばね7を介してプランジヤ8が入出可能に嵌挿さ
れている。
プランジヤ8の可動接点部材13の端面13a
と対向する端面8aには第2図に示すように可動
接点部材13の端面13aよりも大径の穴8bが
穿設され、該穴8bの底面には当該穴8bよりも
小径且つ浅い穴8cが同心状に穿設されている。
絶縁部材9は略円柱状をなし、その茎径はプラン
ジヤ8の穴8cよりも小径をなし、一端9aは大
径をなして穴8cに嵌合し得る大きさに設定さ
れ、肩部9bは全周に亘り面取りされて曲面をな
し、端面9cは可動接点部材13の端面13aよ
りも僅かに大径をなしている。この絶縁部材9の
高さはプランジヤ8の端面8aから穴8cの底面
までの深さよりも低く設定され、大径部9aの高
さ(厚み)は穴8cの深さと略同一又は僅かに低
く設定されいる。
絶縁部材9の大径端9aを第3図に示すように
プランジヤ8の穴8c内に嵌合させた後、穴8b
と8cとの境界段差面8dを加圧して大径部9a
の肩部9cをカシメ、プランジヤ8の穴8cに絶
縁部材9の大径部9aを固着する。尚、プランジ
ヤ8の穴8cに絶縁部材9の大径部9aを必ずし
もカシメ止めする必要はなく、穴8cに大径部9
aを嵌合させてもよい。
絶縁部材9の茎径はプランジヤ8の穴8bの内
径よりも小径をなしており、従つて、絶縁部材9
の外周面と穴8bの内周面との間には第1図及び
第3図に示すように環状の溝16が形成される。
この環状溝16は後述するように接点粉の落し溝
として使用される。
カバー10はケース2の開口端に嵌合されその
外周に設けられた環状の段差面10aとヨーク5
のフランジ5aの対向端面との間には液密用のO
リング17が介在されている。このカバー10は
ケース2にカシメ止めにより強固に固着される。
このカバー10には2つの固定接点部材11,1
2と可動接点部材13及び2つの接続端子(一個
のみ図示)15が配設されており、可動接点部材
13の胴部は所定の間隔で対峙する固定接点部材
11,12の接点部11a,12a間を遊貫し、
その端面13aは絶縁部材9の端面9cに当接
し、開口端に設けられたフランジ状の接点部13
bは固定接点部材11,12の各接点部11a,
12aの反プランジヤ側に位置し、且つこれらの
各接点部11a,12aと離隔対向している。
コイル3の各端末は前記各接続端子15(1個
のみ図示)に接続され、これらの各接続端子15
はカプラ、スタータスイツチ、メインスイツチ等
を介してバツテリ(いずれも図示せず)に接続さ
れる。2つの固定接点部材11,12のうちの一
方は前記バツテリに、他方はスタータモータ(図
示せず)に接続される。
コイル3の消勢時にはプランジヤ8がばね7に
より図中上方に押し上げられ、絶縁部材9の端面
9cが可動接点部材13の端面13aに当接して
これを押し上げ、この結果、可動接点部材13が
ばね14のばね力に抗して第1図に示すように押
し上げられ、接点部13bが各固定接点部材1
1,12の接点部11a,12aから離隔し、ス
イツチオフ(開成)となる。コイル3が付勢され
るとプランジヤ8がばね7のばね力に抗して吸引
されて図中下動し、これに伴に可動接点部材13
がばね14のばね力により下動し、接点部13b
が各固定接点部材11,12の接点部11a,1
2bに圧接してスイツチオン(閉成)となる。こ
のスイツチオン時には絶縁部材9の端面9cと可
動接点部材13の端面13aとは僅かな空隙で対
向し、可動接点部材13の接点部13bが固定接
点部材11,12の各接点部11a,12aに確
実に圧接し得るようになされている。
さて、可動接点部材13が固定接点部材11,
12に圧接又は切離する際即ち、スイツチオン,
オフ時、とりわけスイツチオフ時において発生す
るアークにより接点部11a,12a,13bが
摩耗し、接点粉(銅粉)30(第3図)が生成さ
れる。この接点粉は可動接点部材13のオン,オ
フ時の上下動、車輌の振動等により当該可動接点
部材13の前記胴部と固定接点部材11,12の
接点部11a,12aとの間の空隙から落下す
る。一方、プランジヤ8の端面8aには絶縁部材
9とにより前述したように環状溝16が形成され
ており、この結果、前記落下する接点粉はその大
部分が第3図に詳述するように環状溝16内に導
入されて当該環状溝16内に蓄積され、接点粉の
プランジヤ端面9cへの蓄積やプランジヤ8の周
囲への飛散が防止される。
斯くして、可動接点部材13とプランジヤ8、
ヨーク6及びケース2との間はプランジヤ8に設
けた絶縁部材9により極めて良好に絶縁される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、プランジ
ヤの可動接点部材との対向端面に穿設した穴内に
絶縁部材を同心的に配設し、該絶縁部材を介して
前記可動接点部材と当接させると共に、前記絶縁
部材の外周面と前記プランジヤの穴の内周面との
間に環状溝を形成し、この環状溝内にスイツチの
オン、オフにより生成される接点粉を落下蓄積さ
せるようにしたので、前記可動接点部材と前記プ
ランジヤとの間の絶縁を良好に保持することがで
きる。また、前記プランジヤ端面に穿設した穴内
に同心的に前記絶縁部材を配設するだけで良く構
成が簡単であり製造コストを安価にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁スイツチの一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図のプランジヤの
組付断面図、第3図は第2図のプランジヤの組付
状態を示す断面図、第4図は従来の電磁スイツチ
の縦断面図である。 2……ケース、3……コイル、4……ボビン、
6……ヨーク、7,15……ばね、8……プラン
ジヤ、9……絶縁部材、10……カバー、11,
12……固定接点部材、13……可動接点部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルの消勢時にプランジヤが上動しその端面
    が可動接点部材を押し上げて固定接点部材から離
    隔させ、付勢時に下動して前記可動接点部材を下
    動させて前記固定接点部材に当接させ且つ前記端
    面が前記可動接点部材から離隔するタイプの電磁
    スイツチにおいて、前記プランジヤの端面に前記
    可動接点部材の対向端面よりも大径の穴を穿設し
    該穴に当該穴の内径よりも小径の円柱状の絶縁部
    材を同心的に配置して環状の溝を形成すると共
    に、その下端を前記穴の底部に係止し、上端面を
    前記可動接点部材の対向端面に当接可能に配置す
    るようにしたことを特徴とする電磁スイツチ。
JP14223284U 1984-09-21 1984-09-21 Expired JPH019079Y2 (ja)

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