JPH0718118Y2 - 電磁スイッチ - Google Patents

電磁スイッチ

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JPH0718118Y2
JPH0718118Y2 JP1987138030U JP13803087U JPH0718118Y2 JP H0718118 Y2 JPH0718118 Y2 JP H0718118Y2 JP 1987138030 U JP1987138030 U JP 1987138030U JP 13803087 U JP13803087 U JP 13803087U JP H0718118 Y2 JPH0718118 Y2 JP H0718118Y2
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JP
Japan
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contact member
movable contact
plunger
electromagnetic switch
exciting coil
Prior art date
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JP1987138030U
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JPS6443534U (ja
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義照 中竹
満 上原
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両に装着され、スタータ回路作動用とし
て用いられる電磁スイッチに関する。
(従来の技術とその問題点) 従来より、この種の電磁スイッチとしては、例えば本願
出願人による実開昭61−18556号公報に記載されている
ようなものが知られている。
これによると、取付母体(車体)に固定され導電性磁性
体から成る筐体内に励磁コイルを巻装したコイルボビン
を収納し、前記励磁コイルへの通電制御による接点部の
接離を行うべくプランジャを前記コイルボビン内に進退
自在に装着する一方、該コイルボビンの軸方向両端には
前記筐体と当接するヨークを設け、さらに、前記プラン
ジャの端部には接点部と対向するように絶縁体を固着し
たものが開示されている。
しかしながら、かかる従来の構成では、プランジャと接
点部との間に絶縁体を介在させているが、これは、接点
部が通常銅材にて成形されており、接離時の摩耗により
相当量の切り粉(銅粉)が生成されるので、この切り粉
の飛散堆積により、特に励磁コイルへの通電時であるプ
ランジャの後退(コイルボビン内への吸引)による接点
部のオン作動時に、該接点部からプランジャ、ヨーク、
筐体を介して取付母体(車体)に漏洩電流が流れるのを
防止するためであるものの、部品点数及び組み付け工数
が増えてしまうという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる従来技術の問題点を解決すべくなされ
たものであり、磁性体から成るヨーク内に収納されたコ
イルボビンに励磁コイルを巻装し、該励磁コイルの付勢
時にプランジャが吸引されて可動接点部材から離間する
ことにより、可動接点部材が固定接点部材に当接すると
共に、励磁コイルの消勢時にプランジャがばねの付勢力
によって可動接点部材を押圧変位させることにより、可
動接点部材が固定接点部材から離間するように構成され
た電磁スイッチにおいて、前記ヨークを収納するケース
が絶縁体で形成されており、前記プランジャの前記可動
接点部材の下端面との当接部の周囲に第1の凹部が設け
られており、且つ前記ケースの開口端に取付けられた蓋
体の前記可動接点部材の上端面との当接部の周囲に第2
の凹部が設けられていることを特徴とし、部品点数及び
組み付け工数の削減を図った電磁スイッチを提供するこ
とを目的とする。
(作用) 上記電磁スイッチでは、可動接点部材と固定接点部材の
接離により発生する切粉が第1の凹部内に堆積するの
で、励磁コイルの付勢時にプランジャと可動接点部材と
が切粉を介して導通するのが防止される。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図に示すように、取付母体である車体に
取付けられ、絶縁体である樹脂材から成り、上方が開口
された四角形状のケース(筐体)1の底部には、略コ字
状に折曲されたヨーク2が装着されており、このヨーク
2内には四角形状の上下の鍔部3A、3Bを有するコイルボ
ビン3が収納されている。そして、このコイルボビン3
の軸部外周には励磁コイル4が巻装されており、この軸
部の内部にはリターンスプリング5により第1図で上方
に付勢されたプランジャ6が軸方向に進退自在に配設さ
れている。
第1図に示すように、プランジャ6の上面には環状の第
1の凹部6aが形成されており、該プランジャ6の上方に
は逆ハット状の可動接点部材7が配置されている。この
可動接点部材7と上蓋(蓋体)8との間にスプリング9
が介装されており、これによって可動接点部材7は第1
図で下方に付勢されてその下面がプランジャ6の上面に
当接している。前記第1の凹部6aは、プランジャ6の可
動接点部材7との当接部の周囲に形成されている。該可
動接点部材7は、断面略コ字状を呈し前記上蓋8と係合
して取付けられる二つの固定接点部材(第1図及び第4
図を参照)10a、10bと共に接点部11を構成する。また、
可動接点部材7の上端面が当接する上蓋8の内面には、
環状の第2の凹部8aが形成され、さらに、この上蓋8に
は、接点部11と励磁コイル4の端末4a、4bとの間を仕切
る隔壁8bが形成されている。この隔壁8bの下端部は、コ
イルボビン3の上鍔3Aと上蓋8との間に介在する平板状
のヨーク12の上端まで延在している。なお、このヨーク
12にはプランジャ6が摺動自在に挿通されている。
前記励磁コイル4の両端末4a、4bは、上方の鍔部3A(第
2図において手前側)端縁に形成された切欠き5a、5bに
沿って引き出されている。また、この鍔部3Aには該切欠
き5a、5bの形成位置に対応して嵌合穴7a、7bが形成され
ており、の嵌合穴7a、7bには外部端子13a、13bの基端
(下端)が圧入されている。そして、この外部端子13
a、13bの各基端には前記端末4a、4bがそれぞれ半田によ
り接続される。なお、前記ヨーク2には、前記切欠き5
a、5bの形成位置に対応して、前記端末4a、4bとの接触
防止用の逃げ穴2a、2bが形成されている。
第1図及び第3図に示すように、上蓋8の上部には仕切
部8cを挟んで一対の端子穴14a、14bが形成されており、
この両端子穴14a、14bにはそれぞれ四角板状のナット15
a、15bが嵌装されている。このナット15a、15b(ナット
15a、15bはボルト28b(ナット15aに対応するボルトは図
示省略)と螺合する)の上方には前記二つの固定接点部
材10a、10bの端部が配される。なお、ヨーク2は上蓋8
にカシメ止めされ、ヒューズホルダ19はその側方に形成
された係止爪19a、19bをケース1の上端に弾性係合させ
る。
第5図は上記電磁スイッチの各構成部分と車両用電気回
路との関係の一例を示すものであり、メインスイッチ21
を投入すると、車両負荷22にブレードヒューズ17、接続
端子部20bを介してバッテリ23から電源が供給される。
次いで、スタータスイッチ24が閉じられると、励磁コイ
ル4が通電されてプランジャ6がリターンスプリング5
の付勢力に抗して引き込まれ、スプリング9により付勢
されている可動接点部材7が下動し、可動接点部材7と
二つの固定接点部材10a、10bとの接続が図られる。この
接続によりスタータモータ25にもバッテリ23から電源が
供給される。なお、接続端子部20aには整流器26を介し
て交流発電機27が接続され、交流発電機27の出力による
バッテリ23の充電が行われる。
以下、上記構成を有する電磁スイッチの作動を説明す
る。
励磁コイル4に通電されると(励磁コイル4の付勢
時)、プランジャ6、ヨーク2及びヨーク12により形成
される磁気回路によって吸引力が発生し、この吸引力に
よってプランジャ6が第1図の位置から下方へ変位す
る。この変位によって可動接点部材7がばね9の付勢力
により下方へ変位して固定接点部材10a、10bに当接し、
接点部11が閉じる。このとき、プランジャ6の上面は可
動接点部材7の下面から離れている。
一方、励磁コイル4への通電が解除されると(励磁コイ
ル4の消勢時)、前記吸引力がなくなるので、プランジ
ャ6はリターンスプリング5によって上方へ変位して可
動接点部材7を上方へ押す。これによって、可動接点部
材7は固定接点部材10a、10bから離間し、接点部11が開
く。
このように、可動接点部材7と固定接点部材10a、10bの
接離により接点部11が開閉する。この接離により発生す
る切粉は、プランジャ6の第1の凹部6a内に堆積するの
で、励磁コイル4の付勢時にプランジャ6の上面と可動
接点部材7の下面とが切粉を介して導通するのが防止さ
れる。
なお、切粉がプランジャ6と可動接点部材7との間に入
り込み、この両者が切粉を介して導通したとしても、ケ
ース1を絶縁体に形成してあるので、車体側に漏洩電流
が流れることはない。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、磁性体から成るヨーク
内に収納されたコイルボビンに励磁コイルを巻装し、該
励磁コイルの付勢時にプランジャが吸引されて可動接点
部材から離間することにより、可動接点部材が固定接点
部材に当接すると共に、励磁コイルの消勢時にプランジ
ャがばねの付勢力によって可動接点部材を押圧変位させ
ることにより、可動接点部材が固定接点部材から離間す
るように構成された電磁スイッチにおいて、前記ヨーク
を収納するケースが絶縁体で形成されており、前記プラ
ンジャの前記可動接点部材の下端面との当接部の周囲に
第1の凹部が設けられており、且つ前記ケースの開口端
に取付けられた蓋体の前記可動接点部材の上端面との当
接部の周囲に第2の凹部が設けられている構成により、
可動接点部材と固定接点部材の接離により発生する切粉
が第1の凹部内に堆積するので、励磁コイルの付勢時に
プランジャと可動接点部材とが切粉を介して導通するの
が防止される。従って、プランジャと可動接点部材との
間に絶縁部材を設ける必要がなく、これによって部品点
数及び組み付け工数を削減することができる。また、可
動接点部材の下端面と当接するプランジャの当接部の周
囲に第1の凹部が、その上端面と当接する蓋体の当接部
の周囲に第2の凹部が夫々設けられているので、プラン
ジャが上になり、蓋体が下になるよう上下逆に電磁スイ
ッチと取付けた場合でも、前記切粉を第2の凹部内に堆
積させることができ、可動接点部が本来の位置から変位
することがなく、電磁スイッチを上下逆に取付けること
ができ、電磁スイッチの取付けの自由度が増す。
さらに、ケースが絶縁体で形成されているので、切粉が
凹部に堆積しきれなくなっても車体側に漏洩電流が流れ
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電磁スイッチの縦断面図であっ
て第3図のI−I線に添う図、第2図は第1図のII−II
線に沿う断面図、第3図は第1図の上面図、第4図は固
定接点部材と端子板等との関係を示す分解斜視図、第5
図は本考案に係る電磁スイッチが適用される電気回路の
一例を示す回路図である。 2、12…ヨーク、4…励磁コイル、6…プランジャ、7
…可動接点部材、10a、10b…固定接点部材、1…ケー
ス、6a…第1の凹部、8…蓋体、8a…第2の凹部。
フロントページの続き (72)考案者 上原 満 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭60−98250(JP,U) 実開 昭61−18556(JP,U) 実開 昭61−57442(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体から成るヨーク内に収納されたコイ
    ルボビンに励磁コイルを巻装し、該励磁コイルの付勢時
    にプランジャが吸引されて可動接点部材から離間するこ
    とにより、可動接点部材が固定接点部材に当接すると共
    に、励磁コイルの消勢時にプランジャがばねの付勢力に
    よって可動接点部材を押圧変位させることにより、可動
    接点部材が固定接点部材から離間するように構成された
    電磁スイッチにおいて、前記ヨークを収納するケースが
    絶縁体で形成されており、前記プランジャの前記可動接
    点部材の下端面との当接部の周囲に第1の凹部が設けら
    れており、且つ前記ケースの開口端に取付けられた蓋体
    の前記可動接点部材の上端面との当接部の周囲に第2の
    凹部が設けられていることを特徴とする電磁スイッチ。
JP1987138030U 1987-09-09 1987-09-09 電磁スイッチ Expired - Lifetime JPH0718118Y2 (ja)

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JP1987138030U JPH0718118Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09 電磁スイッチ
DE19883830817 DE3830817A1 (de) 1987-09-09 1988-09-09 Elektromagnetischer schalter
US07/449,146 US5132653A (en) 1987-09-09 1989-12-14 Electromagnetic switch

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987138030U JPH0718118Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09 電磁スイッチ

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JPS6443534U JPS6443534U (ja) 1989-03-15
JPH0718118Y2 true JPH0718118Y2 (ja) 1995-04-26

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ID=31399993

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JP1987138030U Expired - Lifetime JPH0718118Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09 電磁スイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6098250U (ja) * 1983-12-12 1985-07-04 株式会社 本田ロツク 電磁スイツチ

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JPS6443534U (ja) 1989-03-15

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