JPH069102U - 電気機器の端子接続構造 - Google Patents
電気機器の端子接続構造Info
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- JPH069102U JPH069102U JP4733892U JP4733892U JPH069102U JP H069102 U JPH069102 U JP H069102U JP 4733892 U JP4733892 U JP 4733892U JP 4733892 U JP4733892 U JP 4733892U JP H069102 U JPH069102 U JP H069102U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の接触圧を維持しつつ、外部端子と電気
接続を図る中継端子にがたつきが生じない電気機器の端
子接続構造を提供することである。 【構成】 中継端子20の両側対向部21,21を、内
部構成部品4の凹部14内面に圧接する固定片部23
と、該固定片部23と独立して板厚方向に弾性変形し、
ベース1に固定した外部端子2の電気接続部2aを挾圧
する挾圧片部24とで構成したものである。
接続を図る中継端子にがたつきが生じない電気機器の端
子接続構造を提供することである。 【構成】 中継端子20の両側対向部21,21を、内
部構成部品4の凹部14内面に圧接する固定片部23
と、該固定片部23と独立して板厚方向に弾性変形し、
ベース1に固定した外部端子2の電気接続部2aを挾圧
する挾圧片部24とで構成したものである。
Description
【0001】
本考案は、電磁継電器、電気接触器等の電気機器の端子接続構造に関するもの である。
【0002】
従来、電気機器、例えば、電磁継電器としては、図5に示すものがある。 この電磁継電器では、ベース1にはコイル端子2および固定接点端子3が固定 されており、ベース1の上面には内部構成部品4が載置され、ケース5で被覆さ れている。 内部構成部品4は、積層鉄心6にスプール7を介してコイル8を巻回し、前記 鉄心6の一端部をヨーク9の垂直部にかしめ固定してなる電磁石ブロック10( 図6参照)と、可動鉄片11および可動接触片12を一体化してなり、かつ、ヨ ーク9の水平端部に回動自在に配設される可動ブロック13とで構成されている 。
【0003】 前記スプール7の一方の鍔部7aには凹部14が形成され(図6)、中継端子 15が圧入されている。前記凹部14は、図7に示すように、鍔部7aの側方お よび下方に向かって開口しており、対向する内側面の下方側には膨出部14aが 形成されて幅狭となっている。一方、前記中継端子15は導電性薄板を略U字形 に折り曲げたもので、対向部15a,15aの端部近傍は内方にそれぞれ折り曲 げられて幅狭となっている。また、一方の対向部15aの中間位置からはコイル からげ部15bが延設され、前記コイル8の一端部がからげられてはんだ付けさ れている。そして、電磁石ブロック10をベース1に載置すると、前記中継端子 15にコイル端子2の上端に位置する電気接続部2aが圧入されることになり、 両者の電気接続が図られる(図8参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前記中継端子15では、対向部15a,15aを接近するよう に折り曲げた場合、コイル端子2の電気接続部2aとの接触圧は高くすることが できるものの、スプール7に形成した凹部14の内側面との間にがたつきが生じ てコイル巻回中に脱落したり、位置ずれしてコイルからげ作業に支障を来したり することがある。
【0005】 一方、前記対向部15aを離間するように折り曲げた場合、対向部15aが前 記凹部14の内側面に圧接して中継端子15は強固に固定され、前述のような問 題は解消されるものの、今度は逆にコイル端子2の電気接続部2aとの間の接触 圧が小さくなり、電気抵抗が増大して発熱してしまう恐れがある。 本考案は前記問題点に鑑み、所望の接触圧を維持しつつ、外部端子と電気接続 を図る中継端子にがたつきが生じない電気機器の端子接続構造を提供することを 目的とする。
【0006】
本考案は、前記目的を達成するため、ベースの上面から突出する電気接続部を 備えた外部端子と、導電性を有する弾性板状体を略U字形に折曲してなり、前記 ベースに載置される内部構成部品の凹部に圧入されるとともに、該内部構成部品 に電気接続される一方、両側対向部で前記外部端子の電気接続部を挾圧する中継 端子とで構成される電気機器の端子接続構造において、前記中継端子の両側対向 部を、前記内部構成部品の凹部内面に圧接する固定片部と、該固定片部と独立し て板厚方向に弾性変形し、前記外部端子の電気接続部を挾圧する挾圧片部とで構 成したものである。
【0007】
本考案によれば、中継端子を内部構成部品の凹部に配設すれば、固定片部が凹 部内面に圧接することにより、その弾性力で中継端子を凹部内に保持する。中継 端子に外部端子を圧入すれば、中継端子の挾圧片部が外部端子の電気接続部を挾 圧することにより、挾圧片部の弾性力で両者の間に所望の接触圧が得られる。
【0008】
次に、本考案の一実施例について図1ないし図4を参照して説明する。 本考案に係る端子接続構造を備えた電磁継電器は、中継端子20の形状以外は 図5に示す従来の電磁継電器と同一の構成である。
【0009】 すなわち、この中継端子20は、図1に示すように、導電性薄板を略U字形に 折り曲げたもので、両側対向部21,21の後方側には下端部から上方に向かっ てスリット22(一方は図示せず)が形成されている。このスリット22により 、前記対向部21の前方側には挾圧片部23が形成され、後方側には固定片部2 4が形成されている。挾圧片部23,23は中間部分が接近するように折り曲げ られており、固定挾圧片部24もほぼ同様な形状となっている。ただし、挾圧片 部23,23の対向面間距離Aはコイル端子2の電気接続部2aの板厚Cよりも 狭く、固定片部24,24の外面最大距離Bはスプール7に形成した凹部14の 膨出部14a,14aの幅寸法Dよりも広くなっている(図3および図4参照) 。また、前記中継端子20の一方の対向部21(奥側)には、中間部分から側方 にコイルからげ部21aが延設されている。
【0010】 前記形状の中継端子20は、図1に示すように、スプール7の凹部14に側方 から挿入される。挿入された状態では、固定片部23が凹部14の内側面に圧接 して中継端子20を凹部14内に位置決めし、挾圧片部24は前記凹部14の内 側面から離れて内側に位置する。対向する挾圧片部24の間には、図2および図 4に示すように、下方側からコイル端子2の電気接続部2aが圧入され、中継端 子20とコイル端子2とが電気接続される。
【0011】 このように、中継端子20は固定片部23によってスプール7の凹部14内に 保持されるので、たとえスプール7を回転させてコイル8を巻回することにより 、前記中継端子20に遠心力が作用したとしても、この中継端子20は凹部14 で位置ずれしたり、凹部14から脱落したりすることがない。また、中継端子2 0は、前記固定片部23とは独立して板厚方向に弾性変形する挾圧片部24の弾 性力によってコイル端子2の電気接続部2aを挾持するので、常に一定の接触圧 で電気接続を図ることができる。 なお、前記実施例では、電気機器として電磁継電器について説明したが、コン ダクタ等の電磁接触器であってもよい。
【0012】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る電気機器の端子接続構造によれ ば、中継端子の両側対向部を、独立して板厚方向に弾性変形する挾圧片部および 固定片部で形成するようにしたので、固定片部が内部構成部品の凹部内面に圧接 して、組立途中に於ける中継端子の位置ずれ,脱落を防止する一方、挾圧片部が 外部端子の電気接続部を挾圧して、所望の接触圧を確保するので、電気抵抗が高 くなって発熱するといった不具合が解消される。
【図1】 本実施例に係る中継端子と、この中継端子を
圧入するための凹部を示す斜視図である。
圧入するための凹部を示す斜視図である。
【図2】 中継端子と外部端子とを電気接続した状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】 中継端子の側面図である。
【図4】 凹部に配設した中継端子に外部端子の電気接
続部を圧入した状態を示す側面断面図である。
続部を圧入した状態を示す側面断面図である。
【図5】 従来例に係る電磁継電器の正面断面図であ
る。
る。
【図6】 図5の電磁石ブロックの分解斜視図である。
【図7】 図6の部分拡大斜視図である。
【図8】 図7の中継端子に外部端子を圧入した状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
2…コイル端子(外部端子)、2a…電気接続部、4…
内部構成部品、7…スプール、14…凹部、20…中継
端子、21…対向部、23…固定片部、24…挾圧片
部。
内部構成部品、7…スプール、14…凹部、20…中継
端子、21…対向部、23…固定片部、24…挾圧片
部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースの上面から突出する電気接続部を
備えた外部端子と、導電性を有する弾性板状体を略U字
形に折曲してなり、前記ベースに載置される内部構成部
品の凹部に圧入されるとともに、該内部構成部品に電気
接続される一方、両側対向部で前記外部端子の電気接続
部を挾圧する中継端子とで構成される電気機器の端子接
続構造において、 前記中継端子の両側対向部を、前記内部構成部品の凹部
内面に圧接する固定片部と、該固定片部と独立して板厚
方向に弾性変形し、前記外部端子の電気接続部を挾圧す
る挾圧片部とで構成したことを特徴とする電気機器の端
子接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047338U JP2578291Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 電気機器の端子接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047338U JP2578291Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 電気機器の端子接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069102U true JPH069102U (ja) | 1994-02-04 |
JP2578291Y2 JP2578291Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12772410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992047338U Expired - Fee Related JP2578291Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 電気機器の端子接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578291Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10170260B2 (en) | 2014-12-05 | 2019-01-01 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
US10176952B2 (en) | 2014-12-05 | 2019-01-08 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
US10269519B2 (en) | 2014-12-05 | 2019-04-23 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844216U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-09 | ||
JPS6380827U (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-27 | ||
JPH0216567U (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-02 | ||
JPH0233422U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-02 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP1992047338U patent/JP2578291Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS4844216U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-09 | ||
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JPH0216567U (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-02 | ||
JPH0233422U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-02 |
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US10176952B2 (en) | 2014-12-05 | 2019-01-08 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
US10269519B2 (en) | 2014-12-05 | 2019-04-23 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
US10312044B2 (en) | 2014-12-05 | 2019-06-04 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2578291Y2 (ja) | 1998-08-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |