JPH0629897Y2 - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JPH0629897Y2
JPH0629897Y2 JP1988050227U JP5022788U JPH0629897Y2 JP H0629897 Y2 JPH0629897 Y2 JP H0629897Y2 JP 1988050227 U JP1988050227 U JP 1988050227U JP 5022788 U JP5022788 U JP 5022788U JP H0629897 Y2 JPH0629897 Y2 JP H0629897Y2
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JP
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piece
lead wire
terminal
back surface
piece portion
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JP1988050227U
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JPH01155264U (ja
Inventor
衛 勝又
Original Assignee
東京電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、リード線を電気的接続状態で抜け止め保持す
る自己鎖錠形の端子を有する端子装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 自己鎖錠形の端子を有する端子装置は、例えば放電灯安
定器等の電気機器の配線構造に用いられている。
従来、放電灯安定器に用いられている端子装置は、第4
図に示すように、コイルボビン1に一体的に形成された
端子台2に自己鎖錠形の端子3を装着し、この端子3を
覆う端子カバー4をコイルボビン1に装着するようにし
た構造がある。
この端子3は、例えば燐青銅等のばね性を有する導電材
料からなり、接続片部5と、この接続片部5の前端部か
ら下方に向かって折曲した折曲片部6と、この折曲片部
6の先端部から接続片部5の裏面に向かって折曲した鎖
錠片部7と、前記接続片部5の後端部から下方に向かっ
て折曲され端子台2に固定される固定片部8とから構成
され、前記折曲片部6には端子カバー4のリード線挿入
孔4aに臨んでリード線挿通孔6aが設けられている。
そして、リード線9の単線からなる芯線9aを端子カバー
4のリード線挿入孔4aおよび端子3のリード線挿通孔6a
を通じて端子3の接続片部5と鎖錠片部7の先端部との
間に圧入することにより、鎖錠片部7の弾性による挟持
力でカード線9の芯線9aを接続片部5の裏面に圧接して
電気的に導通すると共にリード線9を抜け止め保持す
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、端子3の鎖錠片部7の挟持力が強いほどリー
ド線9の抜け止めを確実にできると共に端子3とリード
線9の芯線9aとの接触抵抗を低減することができるが、
これには、鎖錠片部7の先端部と接続片部5の裏面との
間に生じる隙間を極力小さくしてリード線9が挿入
された際の鎖錠片部7の弾性変形を大きくすることが必
要となる。
しかし、端子3はばね性を有する導電材料から曲げ加工
によって形成されるので、例え鎖錠片部7の先端部が接
続片部5に当接する状態で曲げ加工を行なっても、加工
上生じるスプリングバックによって鎖錠片部7の先端部
が接続片部5の裏面から離反してしまい、鎖錠片部7の
先端部と接続片部5の裏面との隙間を一定限度以上
狭くするのは困難であった。そのため、鎖錠片部7によ
る挟持力はあまり強くできず、リード線9の抜け止めや
接触抵抗の低減には限度がある。
本考案は、上述のような課題に鑑みなされたもので、端
子の加工上生じるスプリングバックを考慮した上で、リ
ード線接続時の鎖錠片部による挟持力を強くし、リード
線の抜け止めを確実にすると共に接触抵抗を低減でき、
しかも、リード線の挿入に影響のない端子装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、リード線を接続する自己鎖錠形の端子を有す
る端子装置において、前記端子は、接続片部と、この接
続片部の前端部から略直角に折曲されリード線挿通孔を
幅方向中央に有する折曲片部と、この折曲片部の先端部
から前記接続片部の裏面に向かって折曲され先端部にて
前記リード線挿通孔を通じて挿入される前記リード線を
接続片部の裏面に圧接する鎖錠片部とを一体に備え、前
記鎖錠片部は、先端部を中央が凹状で両側が突出する略
V字状に設け、前記接続片部は、前記鎖錠片部の先端両
側の突出部が臨む裏面両側部に凹部を設けたものであ
る。
(作用) 本考案では、端子を一体に形成するにあたって、鎖錠片
部の先端両側の各突出部を接続片部の裏面両側の各凹部
内に進入させて例えば凹部の下面に当接した状態に曲げ
加工することにより、加工上生じるスプリングバックに
よって鎖錠片部の先端部が接続片部から離反する方向に
戻ったとしても、鎖錠片部の先端部と接続片部の裏面と
を従来に比べて近付けられる。
そして、リード線の挿入時には、鎖錠片部の先端部が接
続片部の裏面に対して大きく変位されるため、鎖錠片部
の元に戻ろうとするばね力が強く、鎖錠片部によるリー
ド線を接続片部の裏面に圧接する力すなわち挟持力が強
い。しかも、接続片部の裏面に設ける凹部は、両側部位
置にのみ設け、折曲片部の略中央のリード線挿通孔を通
じてリード線が挿入される中央位置には設けていないの
で、リード線が凹部に引っ掛かるなどの影響はない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を第1図ないし第3図を
参照して説明する。
図において、端子装置は、自己鎖錠形の端子11と、この
端子11を内部に収容して覆う端子カバー12を備えてい
る。
前記端子11は、例えば燐青銅等のばね性を有する導電材
料からなり、接続片部13と、この接続片部13の前端部か
ら下方に向かって略直角に折曲された折曲片部14と、こ
の折曲片部14の下端部から接続片部13の裏面に向かって
折曲された鎖錠片部15と、前記接続片部13の後端部から
下方に向けて略直角に折曲された固定片部16とを一体に
備えている。
そして、前記接続片部13には中央部側を支点として後部
中央域が切り起こされて前方に向かって屈曲された端子
片17が設けられ、折曲片部14にはリード線挿通孔18が幅
方向中央に設けられ、鎖錠片部15には折曲片部14の下側
から上方に向かって彎曲する曲げ部19およびこの曲げ部
19の先端から斜め後方に向く圧接片20が設けられ、固定
片部16には両側部に斜め上方に向けて後方に切り起こさ
れた係止片21が設けられている。
また、鎖錠片部15の圧接片20の先端形状は中央が凹状で
両側が突出する略V字形に設けられ、さらに、この圧接
片20の先端両側の突出部がそれぞれ臨む接続片部13の裏
面に、つぶし加工によって接続片部13の板厚を薄くして
なる凹部22が設けられている。なお、凹部22つぶし加工
によって設けるため、接続片部13の表面は平面の状態に
なっており、例えば端子片17のような別の切り起こしを
設けることができる。
一方、前記端子カバー12は、電気絶縁性を有する合成樹
脂材料からなり、前面にリード線挿入孔23が設けられ、
このリード線挿入孔23に連通すると共に後面に開口して
端子11を収納する収納部24が設けられている。
また、端子装置を組付ける電磁機器のコイルボビン31
は、コイル32を巻回する巻胴部33の両端のフランジ部34
に端子台35を一体に設け、この端子台35に上方に開口す
る固定溝36が設けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。
前記端子11を形成するにあたって、鎖錠片部15の圧接片
20の先端両側の各突出部を接続片部13の凹部22内に進入
させて例えば凹部22の下面に当接した状態に曲げ加工す
ることにより、加工上生じるスプリングバックによって
鎖錠片部15の圧接片20の先端部が下方に戻ったとして
も、圧接片20の先端部と接続片部13の裏面とは従来に比
べて近付けることができる。
そして、端子11の固定片部16をコイルボビン31の端子台
35の固定溝36に圧入して取付けると共に、端子11の前方
から端子カバー12を被せてコイルボビン31に取付ける。
そして、リード線41の単線からなる芯線42を端子カバー
12のリード線挿入孔23に挿入すると、このリード線41の
芯線42は、端子11のリード線挿通孔18を通じて接続片部
13の裏面中央域に進入し、鎖錠片部15の圧接片20を斜め
後方に押しやりながらこの圧接片20と接続片部13の間に
圧入され、端子11と電気的に導通する。このとき、接続
片部13の裏面に設けられた凹部22は、両側部位位置にの
み設け、リード線41が挿入される中央位置には設けてい
ないので、リード線41が凹部22に引っ掛かることなく挿
入される。
リード線41の挿入状態では、鎖錠片部15の圧接片20の先
端部が接続片部13の裏面に対して下方に大きく変位され
るため、従来の場合に比べて鎖錠片部15の元に戻ろうと
する上方へのばね力が強く、鎖錠片部15によるリード線
41の芯線42を接続片部13の裏面に圧着する力すなわち挟
持力が強くなり、リード線41を確実に抜け止めできると
共に、リード線41の芯線42と接続片部13および鎖錠片部
15との接触抵抗を低減できる。
なお、前記実施例では端子装置を電磁機器に適応した例
を示したが、その他の配線構造を必要とする電気機器お
よび各種用途に適応できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、鎖錠片部の先端両側の各突出部を接続
片部の裏面両側に設けた各凹部内に進入させた状態で曲
げ加工することにより、加工上生じるスプリングバック
によって鎖錠片部の先端部が接続片部から離反する方向
に戻ったとしても、鎖錠片部の先端部と接続片部の裏面
とを従来に比べて近付けることができる。そのため、リ
ード線挿入時において鎖錠片部の先端部が接続片部の裏
面に対して大きく変位し、鎖錠片部の元に戻ろうとする
ばね力が強く、鎖錠片部によるリード線を接続片部の裏
面に圧接する力すなわち挟持力が強くなり、リード線を
確実に抜け止めできると共に、リード線と接続片部およ
び鎖錠片部との接触抵抗を低減できる。しかも、接続片
部の裏面に設ける凹部は、両側部位置にのみ設け、折曲
片部のリード線挿通孔を通じてリード線が挿入される中
央位置には設けていないので、リード線が凹部に引っ掛
かるなどの影響を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の端子装置の一実施例を示す断面図、第
2図はその端子の斜視図、第3図はその端子の平面図、
第4図は従来の端子装置の断面図である。 11……端子、13……接続片部、14……折曲片部、15……
鎖錠片部、18……リード線挿通孔、22……凹部、41……
リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード線を接続する自己鎖錠形の端子を有
    する端子装置において、 前記端子は、接続片部と、この接続片部の前端部から略
    直角に折曲されリード線挿通孔を幅方向中央に有する折
    曲片部と、この折曲片部の先端部から前記接続片部の裏
    面に向かって折曲され先端部にて前記リード線挿通孔を
    通じて挿入される前記リード線を接続片部の裏面に圧接
    する鎖錠片部とを一体に備え、 前記鎖錠片部は、先端部を中央が凹状で両側が突出する
    略V字状に設け、 前記接続片部は、前記鎖錠片部の先端両側の突出部が臨
    む裏面両側部に凹部を設けた ことを特徴とする端子装置。
JP1988050227U 1988-04-14 1988-04-14 端子装置 Expired - Lifetime JPH0629897Y2 (ja)

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JPH01155264U JPH01155264U (ja) 1989-10-25
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