JPH0322835Y2 - - Google Patents

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JPH0322835Y2
JPH0322835Y2 JP15455185U JP15455185U JPH0322835Y2 JP H0322835 Y2 JPH0322835 Y2 JP H0322835Y2 JP 15455185 U JP15455185 U JP 15455185U JP 15455185 U JP15455185 U JP 15455185U JP H0322835 Y2 JPH0322835 Y2 JP H0322835Y2
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base
contact
leaf spring
resin
excitation coil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種の電気回路を開閉する電磁リレ
ーに関し、特に詳しくは電磁リレーの構造の改良
に関するものである。
(従来の技術) 従来の電磁リレーは、第4図に示す如く、樹脂
製の基部1の一側に一対の入力端子2と一対の固
定接点3a,3bを設けると共に、基部1の中央
部に励磁コイル4を巻装して、該励磁コイル4を
上記各入力端子2に半田付けで接続している。
又、励磁コイル4を巻装する基部1の内部に貫
通孔5を形成し、該孔5内にコ字形状のヨーク6
a,6bの下部を夫々逆方向から挿入すると共
に、アーマチユア7を有する可動接点部材8を内
設し、且つ該可動接点部材8の基端部8aを一方
のヨーク6aにかしめて固定すると共に、可動接
点部材8の自由端に形成されている可動接点8b
を上記固定接点3a,3b間に位置させる構成と
なつている。
そして、実際の動作は、励磁コイル4に接続さ
れている一対の入力端子2に電圧が加わると、ヨ
ーク6a,6bに磁束が発生する。すると、該磁
束がアーマチユア7に流れて、アーマチユア7が
上方へ移動する結果、可動接点部材8がこれに追
随して同方向に移動して、自身の可動接点8bを
上方に位置する固定接点3aと接触させることに
より、リレー動作を行なうものである。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、従来の電磁リレーの構造にあつて
は、入力端子2に電流が流れて、励磁コイル4が
発熱(100〜200mW)すると、該励磁コイル4を
巻装する樹脂製基部1の温度が30deg〜60deg程
度上昇して、低沸点の物質を発生させるので、該
物質により可動接点8b及び各固定接点3a,3
b面上に有機皮膜が生成されて、接点障害を引き
起こす大きな問題点を有していた。
(問題点を解決するための手段) 而して、本考案は上記従来の問題点を有効に解
決するために開発されたもので、励磁コイルを巻
装する樹脂製基部を第一の基部と第二の基部の二
分割構成とし、該各基部の内面夫々に固定接点を
設けると共に、両基部間に各固定接点と接離する
可動接点を有する板ばねを設け、第一の基部には
基部の内壁を覆い、外部に端子が延出された遮断
片部を設け、第一の基部と対向するように配置さ
れた第二の基部の内面にはヨーク部材を位置さ
せ、作動時に上記第一の基部の遮断片部と、第二
の基部のヨーク部材により基部の低沸点樹脂の蒸
発を抑制するように構成している。
(作用) 依つて、本考案にあつては、例え動作中に励磁
コイルが発熱しても、第一の基部の遮断片部と第
二の基部のヨーク部材により、接点内部の樹脂の
露出を抑えるようにしているので、該樹脂製分割
基部から低沸点の物質が蒸発することが有効に防
止できることとなり、この結果分割基部間の可動
接点及び各固定接点面上に、接点障害の原因とな
る有機皮膜が生成される心配が全くなくなる。
又、基部に巻装された励磁コイルに磁束が発生
すると、板ばねの可動接点が他方の分割基部側の
固定接点に切り換つて、リレー動作を行なうこと
となる。
(実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る電磁リレーは、第1
図、第2図に示す如く、励磁コイルを巻装する樹
脂製の基部を略中央から二分割して、該分割基部
11A,11B同士を、後述する接点部を介在し
て、一方の分割基部11Aに形成されている孔1
2に、他方の分割基部11Bに形成される突起1
3を強嵌合することにより、合体できる構成とす
る。
又、上記一方の分割基部11Aには、板ばね接
続端子14と固定接点端子15と一対のコイル端
子16,16を、夫々インサート成形により設
け、他方の分割基部11Bには、上記固定接点端
子15と対応する固定接点端子17と、ヒンジ部
18aを有する上部ヨーク18と、吸引部19a
を有する下部ヨーク19を、夫々インサート成形
等により設け、且つ特に該上下のヨーク18,1
9に対しては、組立終了過程でコ字形状を呈する
リターンパス20を外嵌するものとする。尚、上
記上下のヨーク18,19については、上下方向
から分割基部11Bの取付個所に挿入して固定す
ることも、実施に応じ任意である。
更に、上記板ばね接続端子14は、特に第3図
にも示す如く、上端に接続端部14aを有すると
共に、中央部に巾広の遮断片部14bを有する構
成となして、上記一方の分割基部11Aに対して
インサート成形する場合には、図示する如く、巾
広の遮断片部14bが該一方の分割基部11Aの
内面側に露出する状態に設けるものとする。従つ
て、少なくとも一方の分割基部11Aの内面側
は、遮断片部14bの存在により接点部から遮断
されることとなる。
又、分割基部11A,11B間に介在すること
となる接点部21は、板ばね22とアーマチユア
23から成り、アーマチユア23の中央部付近に
板ばね22の中央部22aをスポツト溶接等によ
り固定すると共に、該板ばね22の上端部22b
を、上記一方の分割基部11Aに設けられている
板ばね接続端子14の接続端部14aにスポツト
溶接する。又、該板ばね22の下端部には、上記
各分割基部11A,11Bに設けられている固定
接点端子15,17の各固定接点15a,17a
と接離する可動接点22cを形成する。
従つて、上記構成の電磁リレーにあつては、上
記板ばね22とアーマチユア23から成る接点部
21を介在させて、分割基部11A,11Bを孔
12と突起13を介して合体した後、合体基部1
1A,11Bの中央部に励磁コイル24を巻装
し、次いで他方の分割基部11B側の上部ヨーク
18と下部ヨーク19にコ字形状のリターンパス
20を外嵌すれば、第2図に示す状態に容易に組
み立てられることとなる。
又、上記各部の材料としては、上記分割基部1
1A,11Bを、ポリエチレンテレフタレート
(PET)・ポリブチレンテレフタレート(PBT)
或いはポリフエニレンサルフアイド(PPS)等で
成形し、上下のヨーク18,19及びリターンパ
ス20を鉄・鉄ニツケル合金等で成形し、アーマ
チユア23をパーマイロ・鉄等で成形し、可動接
点22cと固定接点15a,17aを金を被覆し
た銀合金クラツド等で成形するものとする。
次に、斯る構成の電磁リレーの動作を説明する
と、まずコイル端子16から電流が流れると、励
磁コイル24に磁束が発生する。すると、該磁束
はリターンパス20から上部ヨーク18に流れ
て、次いでアーマチユア23から下部ヨーク19
に流れることにより、アーマチユア23が下部ヨ
ーク19の吸引部19aに接触して、これに伴い
板ばね22も追随するので、該板ばね22の可動
接点22cが他方の分割基部11B側の固定接点
17aに切り換つて、リレー動作を行なうことと
なる。
又、斯る動作中に、励磁コイル24が発熱し
て、該励磁コイル24を巻装する樹脂製の分割基
部11Aの温度が上昇したとしても、該分割基部
11Aの内面は、既述した如く、板ばね接続端子
14の遮断片部14bで遮断されて、接点部21
側には該遮断片部14bのみが露出しているだけ
であるから、分割基部11Aから低沸点の物質が
蒸発することが有効に防止できることとなる。従
つて、従来の如く、斯る低沸点の物質により板ば
ね22の可動接点22c及び各固定接点15a,
17aに接点障害の原因となる有機皮膜が生成さ
れる心配が全くなくなる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案は励磁コイルを巻装する樹
脂製基部を第一の基部と第二の基部の二分割構成
とし、該各基部の内面夫々に固定接点を設けると
共に、両基部間に各固定接点と接離する可動接点
を有する板ばねを設け、第一の基部には基部の内
壁を覆い、外部に端子が延出された遮断片部を設
け、第一の基部と対向するように配置された第二
の基部の内面にはヨーク部材を位置させ、作動時
に上記第一の基部の遮断片部と、第二の基部のヨ
ーク部材により基部の低沸点樹脂の蒸発を抑制す
るように構成するため、例え動作中に励磁コイル
が発熱しても、一方の樹脂製分割基部の内面側に
は板ばね接続端子の遮断片部が露出して、分割基
部の内面を遮断しているので、該樹脂製分割基部
から低沸点の物質が蒸発することが有効に防止で
きることとなる。従つて、本考案にあつては、分
割基部間の可動接点及び各固定接点面上に、接点
障害の原因となる有機皮膜が生成される心配が全
くなくなり、信頼性の高い電磁リレーを提供でき
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る電磁リレーを分
解して示す斜視図、第2図は同組立状態を示す断
面図、第3図は実施例に供される板ばね接続端子
を示す正面図、第4図は従来の電磁リレーを示す
断面図である。 11A……一方の樹脂製分割基部、11B……
他方の樹脂製分割基部、14……板ばね接続端
子、14b……遮断片部、15a,17a……固
定接点、22……板ばね、22c……可動接点、
24……励磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 励磁コイルを巻装する樹脂製基部を第一の基部
    と第二の基部の二分割構成とし、該各基部の内面
    夫々に固定接点を設けると共に、両基部間に各固
    定接点と接離する可動接点を有する板ばねを設
    け、第一の基部には基部の内壁を覆い、外部に端
    子が延出された遮断片部を設け、第一の基部と対
    向するように配置された第二の基部の内面にはヨ
    ーク部材を位置させ、作動時に上記第一の基部の
    遮断片部と、第二の基部のヨーク部材により基部
    の低沸点樹脂の蒸発を抑制するように構成したこ
    とを特徴とする電磁リレー。
JP15455185U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0322835Y2 (ja)

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JP15455185U JPH0322835Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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Publication Number Publication Date
JPS6264943U JPS6264943U (ja) 1987-04-22
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JP15455185U Expired JPH0322835Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JPH0755793Y2 (ja) * 1989-04-12 1995-12-20 オムロン株式会社 電磁継電器
JP4088338B2 (ja) * 1998-03-26 2008-05-21 有限会社ハイテック 車両スタータ用通電スイッチの非常保護方法

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JPS6264943U (ja) 1987-04-22

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