JPH0327317Y2 - - Google Patents

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JPH0327317Y2
JPH0327317Y2 JP1984136413U JP13641384U JPH0327317Y2 JP H0327317 Y2 JPH0327317 Y2 JP H0327317Y2 JP 1984136413 U JP1984136413 U JP 1984136413U JP 13641384 U JP13641384 U JP 13641384U JP H0327317 Y2 JPH0327317 Y2 JP H0327317Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁スイツチに関し、更に詳細には電
磁スイツチの接点構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、電磁スイツチの接点構造としては実公昭
57−14347号公報に開示されたものが知られてい
る。この従来の電磁スイツチ接点構造を第2図お
よび第3図によつて説明する。
第2図および第3図において、1は橋絡型の可
動接触子、2はこの可動接触子1に対向して配置
されている固定接触子、3は押しばねを示してい
る。
このような従来の電磁スイツチ接点構造による
と、可動接触子1がソレノイド装置によつて移動
されて一対の固定接触子2に可動接触子1の接触
点1aが当接し、これにより第3図に示す矢印方
向に接点電流が流れる。この接触点1aは全部で
3ケ所有り、当接時の安定性が良く、接点電流に
よる反発力で可動接触子1の振動発生が防止され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一般に、電磁スイツチなどの接点構造において
は、例えば1つの固定接点からこれに接触する可
動接点に向つて電流が流れる場合、電子が可動接
点から固定接点に向つて飛び、固定接点に衝突す
る。この電子の衝突によつて固定接点は加熱し、
表面金属が蒸発してこの蒸発金属が可動接点に付
着する。このような状態を転移と称している。
そのため、電磁スイツチを長期間使用した場
合、上述したような転移により接点の一方が次第
にへこみ、また他方の接点への蒸発金属の付着も
不規則で、従つて両者の接触は次第に不安定とな
つて接点機能が損なわれる。
このような現象が前述した従来の電磁スイツチ
における接点構造においても発生し、その場合、
第2図から明らかなように可動接点の両接触部に
は僅ずかに突出した接触点1aが形成されている
ため、この接触点1aが転移により消耗するとす
るとここの接触部は次第に平坦化し、他方これに
対応する平坦面の固定接点は蒸発金属が広範囲に
且つ不規則に付着してその表面が凹凸面となつて
両者の接触面積が確保されず接点機能に障害を与
えることになる。
従つて、本考案の目的は長期間の使用において
も接触点の変化による接点機能の毀損を生じるこ
とのない電磁スイツチを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、2つの固定接点を短絡すべく該各固
定接点に同時に接触する2つの接点部を有する可
動接点を備える電磁スイツチにおいて、2つの前
記固定接点と前記可動接点の2つの前記接点部と
が電流の流れる方向からみて接点母材の転移方向
側に突起を有し、且つこれに対応する接触部に前
記突起が嵌合する凹部を形成したことを特徴とす
る。
〔作用〕
このような構成の本考案によると、可動接点が
移動されてその接触部分が固定接点の対応する接
触部分に当接する時それぞれ突起が凹部に嵌合す
るように接触する。その時、電流の流れる方向か
らみて接点母材の転移方向に突起が設けられてい
るため、長期間安定して正常に動作する。
〔実施例〕
以下、本考案の電磁スイツチについて添付図面
に示された実施例を参照して更に詳細に説明す
る。
第1図には、本考案の一実施例に係る電磁スイ
ツチ10が示されている。
この電磁スイツチ10は、円筒状の継鉄から構
成されたソレノイドケース11を含み、その内部
にソレノイド12および固定鉄心13が配置され
ている。この固定鉄心13にはそのセンターに貫
通孔14が形成され、この貫通孔14にプランジ
ヤシヤフト15の主部が摺動可能に挿入されてい
る。ソレノイドケース11の一端側には樹脂モー
ルド製のキヤツプ16が固定鉄心13の端面に当
接されケース11である継鉄によつて加締められ
て固着されている。その際、キヤツプ16の固定
鉄心との当接面内周部には溝が形成され、該溝に
はパツキン17が配置されて密閉構造とされてい
る。
このキヤツプ16の内部において、プランジヤ
シヤフト15の端部には可動接点18が支持され
ている。この可動接点18はプランジヤシヤフト
15に遊嵌された絶縁ブツシユ19の周囲面に嵌
合装着され、プランジヤシヤフト15の端部から
嵌入された絶縁ワツシヤ20および止め輪21に
よつて当該シヤフト15上に保持されている。こ
の絶縁ブツシユ19とそれより固定鉄心側のプラ
ンジヤシヤフト15に形成された鍔部22との間
のシヤフト15の軸周りにはコイルスプリング2
3が配置され、可動接点18に対して絶縁ブツシ
ユ19を介して接触時に押圧力を付与する。
更に、キヤツプ16の内部において、プランジ
ヤシヤフト15の端部とキヤツプ16の対向壁と
の間に復帰用のバネ24が縮設配置され、ソレノ
イド12に通電されていない時にプランジヤシヤ
フトを押し戻し可動接点18の固定接点に対する
接触を解除する。
ところで、その固定接点25a,25bは、キ
ヤツプ16に形成された2つの貫通孔26a,2
6bにそれぞれ挿入され、ワツシヤ27、スプリ
ングワツシヤ28および六角ナツト29によつて
該キヤツプ16に取付けられた端子ボルト34
a,34bのキヤツプ内側端面によつて構成され
ている。これら一方の端子ボルト34aにはバツ
テリのプラス端子に接続されたケーブル30が六
角ナツト31とスプリングワツシヤ32とを利用
して接続され、また他方の端子ボルト34bには
該ボルトのキヤツプ16への取付けと同時にコネ
クタ33が接続されている。なお、35は端子ボ
ルト34a,34bをキヤツプ16に取付ける時
固定接点25a,25bとボルト部との肩部に装
着されるパツキンを示している。このようにバツ
テリのプラス端子に接続されるボルト34aに形
成された固定接点25aには凹部36aが形成さ
れ、また他方の端子ボルト34bの固定接点25
bには突起36bが形成されている。そして、こ
れら固定接点25a,25bにおける凹部36a
および突起36bに対応して前述した可動接点1
8には突起37aおよび凹部37bが打出し加工
によつて形成されている。すなわち、電流は固定
接点25aから可動接点18へ、そして可動接点
18から固定接点25bへ流れるため、電流の流
れる方向からみて固定接点25aの表面金属が可
動接点18の対応する接触部に転移することより
この固定接点25aに凹部36aを形成し、これ
に対応する可動接点18の接触部には凹部36a
に整合的に嵌合する突起37aが形成される。同
様な理由から固定接点25bとこれに対応する可
動接点18の接触部にはまつたく逆にそれぞれ突
起36bと凹部37bが形成される。
叙上の如き構成の電磁スイツチの動作について
次に説明する。
ソレノイド12が通電されるとプランジヤシヤ
フト15が第1図でみて左方向へ移動される。こ
れにより可動接点18が固定接点25a,25b
に当接する。すなわち、可動接点18の突起37
aは固定接点25aの凹部36aに、また可動接
点18の凹部37bは固定接点25bの突起にそ
れぞれ嵌合状態で接触し、常開接点が閉成され
る。その結果、バツテリケーブル30の電源電圧
が端子ボルト34aに印加され、端子ボルト34
bに接続された直流電動機(図示せず)が通電付
勢される。
ソレノイド12への通電が解除されると、復帰
バネ24および接点バネ23の復帰力によつて可
動接点18が一対をなす固定接点25a,25b
から解離し、前述した通電が解除される。これに
より、例えば長期間の使用において固定接点25
aの表面金属が対応する可動接点18の接触部へ
転移するが、その場合固定接点25aには凹部3
6aが形成されているためこの凹部36aが次第
に拡大し、他方対応する可動接点18の突起37
aは突出しているが故に蒸発金属がこの突起37
aに専ら付着して大きくなるが相対的には両者の
整合的嵌合状態は変わらず、その結果常に良好な
接触状態が維持される。
なお、前述の実施例では端子ボルト34,34
bの各固定接点25a,25bには凹部36aお
よび突起36bを1つだけ設けたものであつた
が、何れか一方の凹部36aおよび突起36bを
2個配列することで、第2図で説明した従来の接
点構造と同様の3点接触機構となり、接点電流に
よる接点振動が防止できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の電磁スイツチに
よれば、2つの固定接点と可動接点の2つの接点
部とが電流の流れる方向からみて接点母材の転移
方向側に突起を有し且つこれに対応する接点部に
前記突起が嵌合する凹部を形成したことにより、
長期間の使用の間に接点母材の金属部が転移して
も接触機能を損うことがなく、動作の安定性を長
期に亘つて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁スイツチの一実施例を示
す断面図、第2図は従来の電磁スイツチの可動接
触子を示す斜視図、第3図は第2図に示された可
動接触子と固定接点との接触状態を概略的に示す
端面図である。 10……電磁スイツチ、18……可動接点、2
5a,25b……固定接点、34a,34b……
端子ボルト、36a……凹部、36b……突起、
37a……突起、37b……凹部。なお、図中同
一符号は同一部分又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの固定接点を短絡すべく該各固定接点に同
    時に接触する2つの接点部を有する可動接点を備
    える電磁スイツチにおいて、2つの前記固定接点
    と前記可動接点の2つの前記接点部とが電流の流
    れる方向からみて接点母材の転移方向側に突起を
    有し、且つこれに対応する接点部に前記突起が嵌
    合する凹部を形成したことを特徴とする電磁スイ
    ツチ。
JP1984136413U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH0327317Y2 (ja)

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JP5938745B2 (ja) * 2012-07-06 2016-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器

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JPS4330981Y1 (ja) * 1967-04-14 1968-12-17

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